インターネット上には様々な画像が溢れていますが、自分でオリジナルの画像を作るのはなかなか難しいものですよね。
そんなときに便利なのが、画像生成AI「midjourney」です。
この生成AIは、入力したキーワードに応じて、高品質な画像を自動で生成してくれます。
SNSなどでは、このキーワードのことを「呪文」とも呼んでおり、まさに魔法のように画像を生成してくれるツールです。
しかも、操作はとても簡単で誰でも気軽に使えます。
今回の記事では、画像生成AI「midjourney」の概要や始め方、特徴や活用例、注意点などを解説していきます。
画像生成AIに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
|midjourneyとは
画像生成AI「midjourney」は、アメリカで開発された新しいサービスです。
作りたい画像のキーワードをテキストで入力するだけで、midjourneyがそのキーワードに合った画像が自動生成されます。
誰でもかんたんに精度の高い画像をつくることができるため、広く注目されています。
たとえば、「猫」と入力すれば、猫の画像が自動生成されます。
また、「海」と入力すれば、海の画像が自動生成されます。
複数のキーワードを組み合わせることもでき、「猫+海」と入力すれば、猫が海にいるような画像を作り出すことができます。
「どんな猫が海でなにをしているか」など、細かく指示できれば、オリジナリティあふれる画像ができあがるでしょう。
生成された画像は、色や明るさなどを調整したり、別の画像と合成したりすることもできます。
イメージに近い画像を作ることができるでしょう。
|midjourneyの特徴
つぎにmidjourneyがもつ特徴について紹介していきます。
midjourneyの魅力がつまっていますので、ぜひ読んでくださいね。
高度なAI技術
midjourneyは、最先端のAI技術を用いることで、テキストの指示に沿った画像を生成してくれます。
リアルな画像からアニメ風のものまで生成することができます。
そのなかでも、最先端の技術を駆使した、鮮明な画像を作成できることが特徴のひとつといえるでしょう。
掲載されている作品を見るだけでも、その鮮明さや美しさに息をのんでしまいます。
ぜひさまざまな作品に目を通してみてください。
簡単な操作
操作がとても簡単なのもmidjourneyがもつ特徴のひとつです。
画像を生成するために必要なことは、テキストで指示を出すだけです。
作りたい画像をイメージして、キーワードを入力するだけで、midjourneyが自動で画像を生成してくれます。
画像の調整や、別画像との合成もキーワードの入力だけでできるため、簡単に取り組むことができるでしょう。
コマンドやコードを覚える必要はありません。
やり直しのハードルも低いため何度もチャレンジすることができますね。
様々な種類の画像を生成できる
midjourneyでは、動物や植物、風景や建物などあらゆるものの画像を生成することができます。
また、複数のキーワードを組み合わせることで、想像力に富んだ画像を生成することもできるでしょう。
たとえば、「ドラゴン+花」と入力すれば、ドラゴンが花に囲まれたような画像ができるでしょう。
さらに、キーワードに「スタイル」を追加することで、画像のスタイルを変えることもできます。
「ドラゴン+花+スタイル:アニメ」と入力すれば、アニメ風のドラゴンと花の画像が自動生成されるでしょう。
このように、好みや目的に合わせて、様々な種類の画像を生成できるのも特徴のひとつといえるでしょう。
カスタマイズ性
カスタマイズ性が高いことも特徴のひとつです。
生成された画像は、色や明るさなどを調整したり、別の画像と合成したりすることができます。
これもキーワードの入力だけでカスタマイズすることができるので、細かい作業なしに処理することができます。
キーワードで「色:青」と指定すれば、生成された画像を青く変えることができます。
ほかにも、「合成:月」と入力すれば、生成された画像に月を加えることができるでしょう。
カスタマイズすることで、より自分好みの画像に仕上がっていきそうですね。
|midjourneyの使い方
では、具体的にmidjourneyの使い方について説明していきます。
以下の手順を参考に進めてください。
Discordに登録する
midjourneyを利用するにあたっては、Discordへの登録が必要です。
Discordには、ブラウザ版とアプリ版があります。
PC・スマートフォンのどちらからでも利用できるので、ご自身にあった方で登録を進めてください。
メールアドレスやユーザー名、パスワードなどを決めて入力すれば簡単に登録できます。
Discordへの登録ができたら、次のステップに進みましょう。
Midjourney公式サイトにアクセスする
つづいて、公式サイトにアクセスしていきましょう。
下記のURLからアクセスしてください。
公式サイトでは、midjourneyの概要や特徴、料金プランなどが紹介されています。
また、ここからmidjourneyからDiscordへの招待を受けることができます。
公式サイトには「Showcase」というページがあり、世界中のユーザーが作成した画像が掲載されています。
指示するキーワードの参考にもなるので、ぜひ覗いてみてください。
Midjourneyからの招待を受ける
つづいて、招待を受ける手順について解説していきます。
招待を受けるには以下の手順を参考にしてください。
・Midjourney公式サイトにアクセス
・「Join the Beta」をクリック。
・自動遷移した後、「招待を受ける」をクリック。
これで招待を受ける手順は完了です。
チャットルームに参加する
招待を受けることができたら、専用のチャットルームへ参加していきましょう。
チャットルームはDiscordのサーバー内にありますので、あらかじめDiscordにログインしておきましょう。
チャットルームには以下の手順を参加できます。簡単ですので参考にしてください。
・Discordを起動。
・左側のメニューからヨットの絵柄の「midjourney」を選択。
・チャンネル一覧から「newbies-〇〇」という名前のチャンネルに入る。
「newbies-〇〇」というチャンネルはいくつかありますが、どのチャンネルでも問題ありません。
これでチャットルームへの参加は完了です。
midjourneyのサーバーには1,500万人以上が参加しており、多くの作品が掲載されています。
まずは、他のユーザーの作品を見て回るのも想像力が刺激されて楽しいでしょう。
キーワードを入力し画像生成する
それでは、画像生成にチャレンジしていきましょう。
以下に手順を示しますので、参考に進めてください。
・チャットルームにあるテキスト入力箇所に「/imagine」と入力。
・「imagineprompt」と表示されたらクリック。
・「prompt」の後に生成したい画像のキーワードを入力。
・入力完了後、「Enter」をクリック。
「Enter」をクリック後、少し待つだけで画像がアップされてきます。
キーワードの入力は英語である必要がありますが、翻訳ツールを使ったりほかのユーザーのキーワードを参考にしたりすればすぐに慣れるでしょう。
1つの単語からでも画像の自動生成は可能ですが、より自分好みのものを出力するには回数を重ねる必要があります。
キーワードを少し変えたりしながらチャレンジしていきましょう。
画像を調整する
生成された画像は、色や明るさなどを調整したり、別の画像と合成したりすることができます。
その場合は、調整したい項目や合成したい画像のキーワードを入力するだけでOKです。
テキストだけで調整できるので、細かい作業はいりません。
微調整を繰り返していけば、好みの画像が出来上がるでしょう。
|midjourneyの活用例
画像生成に革命をもたらしているmidjourneyは、様々な用途に活用できます。
具体的には以下のような例が考えられます。
・アートの制作
・ウェブデザインの制作
・広告の制作
・商品の制作
ひとつずつ紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
アートの制作
まず挙げられるのが、アートの制作への活用です。
作品を制作するうえでのアイデア出しに活用すれば、表現の幅をひろげることにつながるでしょう。
スタイルや色彩など、様々なパターンを用意できるため、アート制作のサポートツールとして有用です。
「夢」や「愛」といった抽象的なキーワードでも画像を自動生成してくれるため、自分のなかにはなかった新しい表現方法の発見につながることもあるかもしれませんね。
また、AIアートというジャンルも出来てきており、自動生成された画像自体もアートとして認められるようになってきています。
ウェブデザインの制作
ウェブデザインの制作にも効果的といえるでしょう。
作りたいウェブサイトのテーマやコンセプトをキーワードとして入力すれば、イメージに合った画像を作ることができるでしょう。
たとえば、「旅行」や「ファッション」、「ビジネス」など作りたいイメージをキーワードとして入力してみましょう。
それだけで、イメージするウェブサイトの雰囲気に近い画像が自動生成されるかもしれません。
短時間で複数のデザインが出来上がるので、作業の効率化にもつながりますね。
広告の制作
広告の制作への活用も考えられます。
宣伝したい商品やサービスの特徴やメリットをキーワードとして画像生成すれば、効率的に広告を制作できそうですね。
「美容」や「健康」、「アミューズメント」など伝えたい内容に合ったキーワードを入力していきましょう。
季節ごとにイメージを変化させることや、雰囲気の調整も簡単にできます。
midjourneyのカスタマイズ性を考えると、広告制作に向いているといえるかもしれませんね。
商品の制作
最後に挙げたい活用例が、商品の制作です。
販売したい商品のイメージやコンセプトに合った画像を作ることができれば、商品開発も効率的に進むでしょう。
たとえば、「Tシャツ」や「マグカップ」の商品を作りたい場合どうでしょうか。
midjourneyを活用すれば、数多くのパターンを作成できますね。
自分では考えつかないデザインも生成されるので、商品の制作にも役立つでしょう。
|midjourneyの注意点
midjourneyは、様々な用途に活用できる便利なツールですが、注意点もあります。
以下で紹介しますで、参考にしてください。
現在無料トライアルができない
midjourneyは、現在無料トライアルができません。
商標利用したい場合は、必ず有料プランを申し込む必要があります。
ユーザーごとのニーズに応じて料金プランが設定されていますので、用途をよく検討し有料プランに申し込むようにしましょう。
プランごとの料金は以下のとおりです。
・ベーシックプラン:月額10ドル
・スタンダードプラン:月額30ドル
・プロプラン:月額60ドル
・メガプラン:月額120ドル
無料プランも用意されていますが、1アカウントにつき25枚までと生成できる枚数が制限されています。
有料プランには回数制限はありませんので、midjourneyを活用していきたいとお考えなら、有料プランへの加入をおすすめします。
画像の著作権が不明なことがある
midjourneyは、入力したキーワードに応じて、高品質な画像を自動で生成してくれます。
しかし、生成された画像の著作権は、必ずしも自分のもとに帰属するとは限りません。
生成された画像は、インターネット上にある様々な画像を参考にして作られているので、元となった画像に著作権者が存在する可能性があります。
また、生成された画像は、midjourneyのAI技術によって作られているので、midjourneyにも一定の権利がある可能性があります。
つまり、生成された画像を自由に使うことができるとは限らないということに注意が必要です。
生成された画像を商用利用したり、第三者に配布したりする場合は、十分に注意する必要があります。
著作権に関する詳細をよく確認のうえ、活用するようにしていきましょう。
|まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、画像生成AI「midjourney」の概要や始め方、特徴や活用例、注意点などを簡単に解説しました。
midjourneyは、入力したキーワードに応じて、高品質な画像を自動で生成してくれる便利なツールです。
操作はとても簡単で、誰でも気軽に使えます。
また、様々な種類の画像を生成できるだけでなく、カスタマイズ性も高いです。
midjourneyは、アートやウェブデザイン、広告や商品など様々な用途に活用でき、今後も活躍の場が広がっていくでしょう。
画像生成AIに興味がある方は、ぜひmidjourneyを試してみてくださいね。