昨今、NFTを用いたゲームで遊ぶことでお金を稼げる「Play to Earn」が話題になっています。
こうした「ブロックチェーンゲーム」と呼ばれる中で最近話題になっているのが「Alien Worlds」です。
Alien Worldsは「TLM(トリリウム)」という独自トークンを稼いで仮想通貨に交換したり、初期投資ゼロで始められることから初心者にもおすすめです。
今回は、このAlien Worldsの特徴と始め方について解説します。
目次
|Alien Worldsとは
Alien Worldsは2020年に登場したブロックチェーンゲームで、全世界に200万人以上のプレイヤーがいる市場最大規模のゲームです。
舞台は2055年の宇宙で、舞台となる惑星を選んで、数分おきにクリックすれば自動的にゲーム内通貨のTLMを稼げます。
複雑な操作やテクニックがなくてもプレイできるので、ゲームが苦手な方でも安心してプレイできます。
主なプレイ方法は下記で説明しますが、マイニングで通貨を採掘したり、バトルで勝って報酬を得たり、土地(ランド)を貸し出すことで収益を得ることもできます。
また、ほとんどのブロックチェーンゲームが初期投資を必要とするのに対し、Alien Worldsは無課金でも遊べる点も人気の理由でしょう。
|Alien Worldsの特徴
Alien Worldsはブロックチェーンゲームが初めての方にも取っ付きやすく、プレイしやすいタイトルです。
以下では、Alien Worldsについてより詳しく知るために特徴を解説します。
3つのブロックチェーンをまたいでいる
Alien Worldsの独自トークンであるTLMは複数のブロックチェーン上で動作します。
TLMはイーサリアムブロックチェーンのトークン規格であるERC-20で構築されており、これによってWAX、BSC、イーサリアムの3つのブロックチェーン上で動作します。
それぞれのブロックチェーンには得意な領域があり、例えばWAXはNFTの取引に、BSCはSwapなどのトークンの取引に、イーサリアムはTLMの取引・アクセスといった具合です。
これらをうまく使い分けることでトランザクションを高速化したり、ガス代の節約などが行えます。
ユーザーが多い
また、Alien Worldsはリリース時から多くのプレイヤーを有しており、現時点では世界最大のNFTブロックチェーンを有するゲームになっています。
プレイヤー人口は約200万人と、同じくブロックチェーンゲームで一番有名な「Sandbox」とほぼ同じ数です。
2023年2月時点で、1日にアクセスするプレイヤーは20万人を越えるなど、そのプレイヤーの多さも大きな特徴です。
このため、知識やノウハウなどが共有されやすく、ブロックチェーンゲームを初めて試してみる方に向いていると言えます。
無料でスタートできる
また、殆どのブロックチェーンゲームは始める際に仮想通貨を購入したりと何らかの初期投資が必要ですが、Alien Worldsは無課金でも遊べます。
もちろん、惑星を探索する際に有料のアイテムを使った方がパフォーマンスが上がるので、本格的にプレイしたい方は課金した方が良いでしょう。
アイテムはNFTで個別化されており、アイテムを売買してお金を稼ぐことができるのもブロックチェーンゲームの特徴です。
ですが、これらは必ずしも必要ではなく、ゲームを始めること自体は無料で出来るので、始めた後で状況を見ながら課金していくのもアリです。
NFTに投資したお金は相場の影響を受けるため、下手すると損するかもしれないので、最初は様子見から始めるのも良いでしょう。
|Alien Worldsの稼ぎ方
では、実際にどうやってお金を稼ぐのか?この点について気になる方も多いと思います。
以下では、実際にAlien Worldsでお金を稼ぐ方法について解説します。
マイニング
最もポピュラーな稼ぎ方がマイニングです。
Alien Worldsでは数分ごとにクリックすれば簡単に稼ぐことができるので、誰でも簡単にプレイできます。
マイニングで得られるTLMは場所によって変わるので、効率よく稼げるポイントを見つけることが肝心です。
マイニングをする惑星を選ぶ際、その場所が他のプレイヤーによって所有されているかどうかをチェックしましょう。
もしその場所が既に所有されている場合、その場所で発掘したTLMの何割かが自動的に所有者に支払われます。
このため、Trillium Mining Power(TLMの埋蔵量の数値)が高く、かつ所有者のいない土地を探すことも面白さの一つです。
土地の売買
また、Alien Worldsでは土地を購入してそれを資産として保有することもできます。
それぞれの土地もNFTで固有の価値を持っているので、もしその場所でTLMが発掘されれば、その土地の所有者に手数料が払われます。
土地は非常に高額ですが、マイニングの手間が省けてクリックする手間すらなくなり、何もしなくてもTLMを稼ぐことができます。
また、Alien Worldsでは他のブロックチェーンゲームと比べて比較的安めの価格で土地が取引されています。
もしお金に余裕があるのであれば、土地を購入してみるのもいいかもしれません。
NFTの売買
NFTカードや道具などのNFTアイテムは売買することが可能です。
このため、とあるNFTアイテムをそのまま保持して価値が上がるのを待ち、価格が上がり切ったところで売って利益を出すこともできます。
Alien WorldsのNFTアイテムの中で最も価値があるのは土地のNFTで、土地は取引で稼ぎたい人にとっての主な手段になっています。
これらのNFTはOpenSeaやAtomicHUBなどのNFTマーケットプレイスにて取引が行われています。
今はまだ価値が低いNFTでも、将来的に大きな価値を持つことがあり、1つの土地に10万円以上の価値がつくことがざらにあります。
ステーキング
Alien Worldsでは、一定の間惑星にTLMを預けることで持っている通貨を増やせるステーキングが可能です。
このゲームでは引き出し・預け入れという基本的な操作のみが使えるので、初心者でも手軽に扱えます。
マイニングで稼いだTLMをステーキングで増やすというのも良いでしょう。
ステーキングとして預け入れる金額が多いほど報酬も増えますが、少なすぎると報酬が発生しないことがあるので留意が必要です。
|Alien Worldsの始め方
Alien Worldsは操作が簡単で、かつ初期投資も必要ないことからブロックチェーンゲームが初めての方にオススメです。
ですが、ブロックチェーンゲームで稼ぐには仮想通貨の口座を解説したりなど多くの手間が必要になり、以下で解説します。
WAXクラウドウォレットを作成
Alien Worldsを始めるにあたり、まずはゲーム内NFTアイテムを扱うWAXに登録して、WAXクラウドウォレットを作成する必要があります。
やり方は簡単で、WAX公式サイトにアクセスしてCREATE ACCOUNTをクリックします。
EメールアドレスかSNSアカウントでログインできるので、このどちらかでアカウント作成ができます。
必要な項目を入力したらメールが送られてくるので、ここからアカウント認証を行えばWAXクラウドウォレットの作成は完了です。
Alien Worldsのアカウント作成
WAXクラウドウォレットを作成したら、次はAlien Worldsの公式サイトでユーザー登録します。
トップ画面の左下のPLAY NOWをクリックすると別のページが開き、中央にある「Start Now」をクリックします。
Alien Worldsにログインしたら、最初にアバターを選択しますが、デフォルトのアバターは男女の二種類しかありません。
ですが、マーケットプレイスで好きなアバターNFTを購入することも可能で、アバターの変更は「Avatars」から行います。
|仮想通貨トリリウム(TLM)の購入方法
Alien Worldsで本格的に遊ぶのであれば、ゲーム内で使うTLMの購入が必須になります。
TLMは実際の金銭と同じなので、購入には口座開設や送金などが必要になります。
以下では具体的な手順を解説します。
国内仮想通貨取引所で口座を開設
TLMを購入するには、まずは仮想通貨取引所で口座を作り、ビットコインを買う必要があります。
TLMは国内では扱っている取引所がないため、他の仮想通貨を購入してそれを海外の取引所でTLMに交換します。
まずは国内の取引所で口座開設を行いますが、bitFlylerやコインチェックなど、初心者でも使いやすく扱っている通貨の種類が多い取引所を選びましょう。
口座開設には審査が必要ですが、開設できれば日本円を振り込んで、欲しい仮想通貨を選んで購入します。
仮想通貨を購入
口座を開設したら、次は仮想通貨を購入しますが、TLMを購入する為にビットコインを購入するのが最も一般的なようです。
ビットコインを買うのであればコインチェック等が使いやすくておすすめで、初心者の方でも迷わずに使うことができる取引所を選びましょう。
購入は簡単で、コインチェックであれば取引所にログインしてウォレットを選択し、購入する通貨の種類からビットコインを選びます。
あとは購入するビットコインの額とかかる金額を確認して、購入を完了します。
海外取引所へ送金
ビットコインを購入したら、次はそれを海外の取引所へ送金します。
海外の取引所の口座も、国内での口座開設と同時に行いますが、TLMを取り扱う取引所としてバイナンスなどが挙げられます。
バイナンスは日本語に対応しており、規模も世界最大級のためセキュリティ性が高く安心して使えます。
海外の取引所として、この他にバイビットを挙げる方もいますが、どの取引所を使うかについては自身でも事前にしっかり調べましょう。
海外取引所でトリリウム(TLM)を購入
海外口座へビットコインを送金したら、それでTLMを購入します。
具体的な操作は各取引所によって異なりますが、基本的には取扱通貨の中からTLMを選びます。
あとはビットコインを買うときと手順は同じで、欲しいTLMの量を選んで、金額を確認して購入するだけです。
|トリリウム(TLM)の価格動向
TLMはゲームで遊びながら稼げるため購入を考えている方もいらっしゃると思いますが、一方でTLMの通貨としての将来性も気になります。
TLMはこれまでのところ相場的には下落傾向にあり、2021年4月に高騰して以来ずっと低迷しています。
これはAlien Worldsの普及度やNFT市場の規模など様々な要因が挙げられますが、考え方によっては価格が低い今が買いのチャンスだとも言えます。
今後、メタバースや仮想通貨が普及して世間の注目を浴びたり、ゲームのアップデートなどでプレイヤーが増えればTLMの価値が上がる可能性もあります。
現時点ではTLMは最安値ですが、今後跳ね上がる可能性は大きくあります。
|Alien Worldsの将来性
TLMの価値はAlien Worldsの今後の発展性にも大きく依存しています。
ゲーム自体はすでに一般公開されており、プレイヤーは現時点で200万人以上いるなど、ブロックチェーンゲームの中ではかなり有名なタイトルです。
また、同ゲームは今後クエストやバトル、ガバナンスに関する投票などの新機能を搭載していくとの予定が明らかになっています。
プレイヤーが増えたり、世間の注目を浴びる機会がある毎に、TLMを購入するユーザーが増えるため価値も上昇すると見込まれます。
ブロックチェーンゲーム自体がまだ非常に新しく、メタバースとともに現在は普及段階にあるため、長期的な視点で見ていく必要があります。
|まとめ
Alien Worldsは宇宙空間が舞台のシミュレーションゲームで、簡単な操作で独自通貨TLMを稼げることで多くのプレイヤーがいます。
TLMはゲームで遊ぶことによって稼げる仮想通貨で、ブロックチェーンやメタバースの発展とともに今後資産価値の向上が見込まれています。
また、初期投資ゼロでプレイできるという点も多くのプレイヤーを惹きつける点で、将来性が期待されます。