日々多くの顧客と顔を合わせるビジネスマンにとって、一度出会った人達との名刺管理は重要な仕事となります。

一昔前まではファイルに移して管理することが主流でしたが、現在では非常に便利でスマートなサービスが登場しています。

本記事で紹介する「Wantedly People」は、個人を対象にした名刺管理アプリです。

インターネットサービスが普及した現在、企業に勤めることなく自身がもつスキルで生活する人たちは増加しています。

企業に属していない個人のスマートな管理方法として、「Wantedly People」は非常に重宝されています。

一歩進んだビジネスマンになるためにも、適切な管理アプリの利用は必須といえます。

ぜひ最後までご覧ください。

|個人向けの名刺管理アプリ「Wantedly People」

出典:https://people.wantedly.com/

Wantedly Peopleは個人を対象とした名刺管理アプリです。

利用料金は無料ですが、多くの充実した機能を持っています。

従来の管理アプリの場合、人間のオペレーターの手によって処理される部分が存在しました。

本サービスでは情報データの管理はAIによって処理されるため、記載情報の漏洩のリスクも非常に低くなっています。

さらに、データ通信は暗号化された状態でサーバーに送付されます。

そのため、第三者に情報を抜き取られるリスクも非常に低くなっているのです。

顧客の情報を守ることはビジネスマンとして必ず求められるスキルです。

膨大な情報をスマホ1台に集約できながらも、高いセキュリティを実現しているのです。

|Wantedly Peopleの特長

本サービスの特長について、以下の項目に沿って解説していきます。

  • 名刺の同時読み込み
  • 名刺交換後の関係性を構築
  • 挨拶文機能により自己アピール
  • オンラインでの名刺共有が可能

名刺の同時読み込み

スマホのカメラを経由して、アプリ内に情報を取り込んでいきます。

通常、名刺の取り込みは1枚ずつ行うアプリが多い中、本サービスでは複数枚を同時に読み取ることが可能です。

同時に読み込める数は最大10枚となっているため、登録作業を大幅に簡略化できるでしょう。

複数枚であっても数秒程度で登録が完了しますので、その日に交換した名刺を即座に登録できます。

懇親会や交流会といった場面に参加した場合、初めて会う人が10人を超えることは珍しくありません。

そのようなケースであっても、数回の撮影だけで登録出来る点は、忙しいビジネスマンにとって大きなメリットになるはずです。

名刺交換後の関係性を構築

名刺交換の目的は人脈を作る、連絡先を把握するといった内容があげられます。

しかし、実際に交換をしただけではその先の活動、関係性構築に繋げることは難しいでしょう。

本サービスであれば、交換後の関係性維持を効率的に行えるのです。

例えば、アプリ内に「話題」タブが設定されており、そこから交換した相手に関連する情報が表示されます。

一度会った相手と再び話す機会ができたとき、相手がよく知る情報、話題を共有することで一気に距離が縮まるかもしれません。

特定のニュースや業界内のニュースにまで、広くアンテナを張れますので、情報収集という意味でも大きな役割を果たすでしょう。

円滑なコミュニケーションの実現、信頼度向上といった様々な効果が期待できるのです。

挨拶文機能により自己アピール

アプリ内には「挨拶文」という機能があります。

こちらはリリース当初にはなかった、比較的新しい機能です。

自分のプロフィール上に「挨拶文」を設定すれば、交換相手の「話題」タブに表示されます。

そこから「Like」もしくは「コメント」など、アプリ上で交流を図れるのです。

初めの会話では詳しく話せなかった内容や、今後のアポイントメントの依頼など、一歩進んだコミュニケーションが実現します。

オンラインでの名刺共有が可能

名刺交換とは対面で出会った相手と、お互いの情報が記載された物理的なカードを交換する作業です。

しかし、同アプリを利用するユーザー同士であれば、オンラインでの交換が実現します。

「つながりリクエスト」を相手に送付することで、自身の情報に加えて詳しいプロフィールも共有可能です。

昨今はコロナ禍の影響もあり、オンラインでの交流も珍しくなくなっています。

そのようなケースでも、従来どおり名刺交換が可能となるのです。

|Wantedly Peopleの利用方法

本サービスの利用方法について、以下の項目にそって解説していきます。

  • アプリのダウンロードから名刺登録
  • 名刺で繋がっている人を確認、連絡できる
  • 他ツールから名刺データを取り込める

アプリのダウンロードから名刺登録

スマホアプリはiPhone、Androidの両OSに対応しています。

ダウンロードも無料ですので、誰でも気軽に利用可能。

アプリを取り込み、「今すぐはじめる」を選択するだけで即座に登録が可能になります。

名刺を撮影すれば、AIが記載情報を判断し一瞬の内に登録が完了します。

登録した人物名を「つながりに追加」と指定するだけで、登録作業は終了となります。

名刺で繋がっている人を確認、連絡できる

登録した情報は、お互いに繋がっているかどうかを一覧表示で確認可能。

「一度であっただけ」や「名刺交換をしただけ」、「あまり話せなかった」という相手であっても、アプリ上からメッセージを送付できます。

メッセージについてもアプリ内に定型文があり、自動で大枠を作成してもらえます。

メール送信の手間も削減できますので、非常に効率的な交流が実現するでしょう。

他ツールから名刺データを取り込める

「すでに他のアプリで管理している…」

「引き継ぎできないとこれまでのデータがなくなってしまう…」

上記のような不安を抱えている方でも問題ありません。

本サービスはEight、Sansan、CamCard、Evernoteの主要管理サービスとの連携に対応しています。

操作はPC上からになりますが、CSVデータをインポート/エクスポートするだけで即座にこれまでのデータを引き継ぐことが可能です。

|Wantedly Peopleで円滑な交流が実現する!

すでに多くの個人で事業を行っているフリーランス、ビジネスマンが本サービスを活用した交流を行っています。

一度会った相手と再び会う時には、移動中に「話題」タブから会話のネタ探しを即座に行えます。

商談前のアイスブレイクが円滑にいけば、その後の本題もスムーズに進むでしょう。

また、登録した情報は氏名や企業名だけではなく、電話番号、メールアドレス、役職、その他メモといったあらゆる情報から検索が可能。

万が一相手の情報を失念した場合でも、ぼんやりした情報から正確な結果を検索できるのです。

一度会った相手が、自分の細かい情報を覚えてくれていることは嬉しいものです。

このような部分でライバルと差をつければ、大きなチャンスを掴むことに繋がるでしょう。

さらに、交換後にお礼メールを即座に送ることも効果的。

名刺交換をきっかけに円滑な交流が実現すれば、これまで以上の成果、成長が期待できるのです。

|まとめ

名刺管理アプリ「Wantedly People」について基本的な概要から活用方法、さらにはビジネスチャンスに繋がる可能性までを解説してきました。

対面で名刺という物理的なツールを交換しあう文化は、一見すると古いものに感じられるかもしれません。

しかしながらIT技術が進んだ現代においても、ビジネスの現場ではコミュニケーションを円滑に行う重要な手法として残っています。

瞬間的に自身の情報を相手に提供できる名刺というツールは、今後も残り続ける可能性は高いといえます。

その時、交換した情報をどれだけスマートに管理できるかが、これから一歩進んだビジネスマンになるためには求められるでしょう。

手元にある名刺管理に悩んでいる場合、Wantedly Peopleの活用をおすすめします。