「VRやARコンテンツを制作・体験してみたい」「VRやARコンテンツを制作できるクリエイターを探したい」そんな方におすすめのサービスSTYLYを紹介します。
STYLYは数多くのクリエイターに利用されていて、多数の作品が公開されています。
また、初心者でもVR・ARコンテンツの制作を可能にしてくれる便利なサービスです。
この記事では、そんなSTYLYの機能や特徴、使い方を詳しく解説していきます。
最後まで読めば、STYLYについて理解できて、お気に入りのVR・ARコンテンツを見つけられたり、自分でコンテンツの制作をはじめられます。
目次
|STYLYで誰でもARやVRを制作・体験できる
STYLYはAR・VR作品を制作・体験できるプラットフォームです。
STYLYは、専門知識がなくても比較的容易にAR・VRなどのXR作品を作れるように設計されているので、誰でもクリエイターになれてしまいます。
もちろん作品を作るだけでなく、STYLYに存在するさまざまなクリエイターやアーティストの作品を体験することも可能。
STYLYは、思い通りに世界を創造して楽しめる場所です。
【XRとは】
XRは、Extended RealityもしくはCross Realityを意味する言葉で、VR(仮想現実)・AR(各超現実)・MR(複合現実)・SR(代替え現実)といったバーチャル技術の総称。
|STYLY2つのモード
STYLYには「STYLY Studio」と「STYLY Gallery」の2つの機能が搭載されています。
STYLY Studio
「STYLY Studio」は、XRコンテンツをブラウザ上で作成できるツールです。
他のユーザーがアップロードした画像、3Dモデルなどの素材やSTYLY Studio内にあるアセットを使ってXR作品を作成できます。
STYLY以外で作成した3DCGや音楽データを持ち込むことも可能なので多様な表現を実現できます。
STYLY Gallery
「STYLY Gallery」ではSTYLY内のコンテンツを体験できます。
STYLYのユーザーが作成した数々のXR作品を閲覧可能で、あなたが「STYLY Studio」で作って配信した作品も「STYLY Gallery」の機能で見られます。
VRゴーグルで本格的にXRの世界を体験できるのはもちろん、スマホやWebブラウザでも手軽に作品を体験可能です。
|STYLYで体験できる2種類のコンテンツ
STYLYでは「ロケーションコンテンツ」と「非ロケーションコンテンツ」を楽しめます。
ロケーションコンテンツ
ロケーションコンテンツとは現実世界に合わせて作るコンテンツのことです。
現実の風景に3D作品を登場させるAR作品がわかりやすい例です。
STYLYではたくさんのロケーションコンテンツが配信されています。
非ロケーションコンテンツ
非ロケーションコンテンツとは、特定の場所に紐づいていないコンテンツのことです。
現実世界の場所とは関係なく、どこで体験しても同じ3D空間が表示されます。
STYLYでは現実の空間とは関係ないVRコンテンツも多数楽しめます。
|STYLYの特徴
STYLYには以下の3つの特徴があります。
- プログラミングなしでコンテンツを作成できる
- 世界中のアーティストの作品を体験できる
- コンテンツを現実の都市に出現させられる
それぞれの特徴について解説していきます。
プログラミングなしで3Dを作成できる
AR・VRなどのXR作品を作るには、高度な3Dモデリング技術やプログラミング技術が必要なイメージがあります。しかしSTYLYを使えば、専門的なスキルがなくても比較的容易に作品を作れます。
「3D作品の制作に興味はあるけどスキルがないから諦めていた」という方にとってはありがたい特徴です。
世界中のアーティスト作品を体験可能
世界中のクリエイターやアーティストがSTYLYで作品を配信しています。
その数は実に50,000以上!個性的で魅力的な作品が多数展示されています。
またSTYLYを運営している株式会社Psychic VR Lab は企業とアーティストのマッチングを目的とした「STYLY ARTIST PROGRAM」を提供しており、アーティストの発掘と育成にも意欲的。
今後もSTYLYに参加するアーティストは増えていくでしょう。
コンテンツを現実の都市に出現させられる
STYLYで作成したコンテンツは都市空間に紐づける形で配信できます。
たとえば「ポケモン Go」を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
東京や大阪などの街中でSTYLYを利用すると、ユーザーが作成したAR・MR作品が、実際の都市の景観と重なる形で表現されます。
東京・札幌・名古屋・大阪・京都・福岡での利用が可能で、実際に現地に訪れてスマートグラスやスマホなどでSTYLYを使用すると、現実とバーチャルが融合した空間を楽しめます。
|STYLYの便利機能
STYLYには以下の便利機能が搭載されています。
- オフライン再生
- AR/VRの切り替え
- ハコスコ対応
- Modifier
それぞれの機能について説明していきます。
オフライン再生
STYLYでは作品のデータをダウンロードすることが可能です。
そのため、あらかじめデータを取得しておけば、オフラインでもSTYLYで配信されている作品を楽しめます。
WiFi環境でデータをダウンロードして出先で作品を体験すれば、通信状況やデータの使用料を気にする必要がありません。
AR/VRの切り替え可能
作品の体験方法をARとVRで切り替えられます。
作品の性質に合わせてARにするかVRにするか選んで楽しみましょう。
ハコスコ対応
STYLYは2022年6月のアップデートでハコスコに対応できるようになりました。
そのためスマホさえあれば、360°のVR体験で作品を楽しむことが可能です。
ただしAndroidでのみ利用可能な機能なので注意が必要です。
Modifier
Modifierは「STYLY Studio」をより便利にする新機能です。
STYLYには「STYLY Studio」というブラウザ上でXR作品を作れる便利な機能が搭載されています。
しかしこれまでは、アニメーションの付与などの特定の処理を行うには、Unityなどの外部ツールを使う必要がありました。
Modifierが実装されたことで、これまでは難しかったオブジェクトの動きや接触判定などをSTYLY上で簡単に実装でき、非エンジニアでも多彩な表現を実現できるようになりました。
|STYLYの使用方法
STYLYの使用方法について、Webブラウザで操作する手順を説明していきます。
アカウントの作成
STYLYを使用するために、まずアカウントを作成しておきましょう。
ブラウザからアカウントを作成する手順は以下の通りです。
- STYLYのWebページにアクセスする
- トップページ右上の「新規登録」ボタンをクリック
- ユーザーID・メールアドレス・パスワードを入力
- 利用規約・プライバシーポリシーを確認
- 「同意して新規登録」ボタンをクリック
これでアカウントの作成は完了です。
アカウントの作成が終わったら、STYLYトップページの右上の「ログイン」ボタンからログインしてSTYLYを楽しみましょう。
作品の閲覧
STYLYで作品を閲覧する方法は簡単です。
STYLYにアクセスするとトップページ左下に「作品を体験する」ボタンが現れるのでクリックします。
すると作品のサムネイルが表示されるので、クリックして作品を閲覧します。
STYLYでは作品をVRで体験するかARで体験するか選ぶことが可能です。
また、作品データのダウンロードもできるのでオフライン環境でも楽しめます。
作品の制作
作品を制作するには「STYLY Studio」を起動します。
起動できたら画面右上の「CREATE」ボタンをクリックしましょう。
モードの選択画面になるので、作品制作が初めての方はチュートリアルを選択して基本的な操作を学びましょう。
|まとめ:STYLYでVR・ARを体験しよう!
この記事ではSTYLY について主に以下の内容をお伝えしてきました。
- STYLYはAR・VR作品を制作・体験できるプラットフォーム
- たくさんのユーザーが作成したAR・VRの作品を体験できる
- プログラミングなどの専門知識がなくてもAR・VRの作品を作れる
- オフライン再生可能、ハコスコ対応など、便利な機能が搭載されている
STYLYはAR・VR作品を身近な存在にするサービスです。
バーチャル空間を使った新しい表現方法を試してみたい方は、ぜひ一度STYLYを訪れてみてください。