仮想通貨のコア技術として注目を浴びたブロックチェーン。
仮想通貨にとどまらず近年さまざまな分野で活用され始め、その革命の波はゲーム領域にも押し寄せています。
本記事では、そんなブロックチェーンゲームの一つ「Ethermon(イーサモン)」についてご紹介します。
ポケモンを思わせるモンスター育成とバトルが楽しめるだけでなく、ブロックチェーン技術を活用したトークンエコノミーにより、遊びながら稼ぐことができるゲームです。
「Ethermon(イーサモン)ってどんなゲーム?」「どうやってプレイするの?」「どうやって稼ぐの?」という疑問に一つ一つお答えしていきます。
ゲームの遊び方や始め方、稼ぎ方まで、Ethermon(イーサモン)の魅力すべてをお伝えいたします。
あなたもゲームとブロックチェーンが融合したEthermon(イーサモン)で新たなゲーム体験をしてみませんか?
目次
|Ethermon(イーサモン)とは
Ethermon(イーサモン)は、ブロックチェーン技術を活用したモンスター育成&バトルゲームです。
プレイヤーは捕獲したモンスターのトレーナーとなり、モンスターを育成・強化し、他のプレイヤーとのバトルを楽しむゲームです。
キャラクターもポケモンを彷彿とさせ、可愛らしいモンスターや親しみやすいゲーム性により一躍人気を集めました。
ただポケモンに似ているだけでなく、このゲームの魅力はブロックチェーン技術を活用しているところです。
Ethermon(イーサモン)のモンスターは、全てイーサリアムのブロックチェーン上に存在します。
これによりゲームで得たモンスターやアイテムはプレイヤーの資産となり、プレイヤー同士で自由に売買することができます。
得たゲーム内通貨は円やドルなどの法定通貨と交換可能で、ゲームで遊びながら稼げるというのが大きな魅力です。
Ethermon(イーサモン)は、当初「Etheremon(イーサエモン)」という名前で2017年にリリースされました。
リリース当初からDappRadarというランキングサイトの中でアクティブユーザー数1位を獲得するなど人気を博していましたが、2019年に運営チームの資金難により開発が一時ストップ。
その後、一部のプレイヤーやファンから資金援助があり、Ethermon(イーサモン)として再始動したという経緯があります。
それだけ多くの人を魅了しファンから愛されているゲームだと言えるでしょう。
|Ethermon(イーサモン)の特徴
ここではEthermon(イーサモン)の特徴について詳しく解説していきます。
ゲームとしての魅力、ブロックチェーンゲームとしての魅力、両面から見ていきましょう。
モンスター育成と産卵
Ethermon(イーサモン)の魅力はモンスターの育成にあります。
モンスターはバトルを通じて経験値を積み重ね、レベルアップすることで強くなります。
特定の条件を満たすと「進化」することが可能で、新しい技を覚えたり、能力値が大きく上昇したり、見た目が変わったりします。
さらに、2体のモンスターを組み合わせて「産卵」させることで、新しいモンスターを生み出すこともできます。
この産卵システムを利用すると、時にレアな個体が誕生することもあり、育成の楽しみが広がります。
レアなモンスターは希少価値が高く、高値で売却し実際に利益を得られます。
これはブロックチェーンゲームならではの魅力と言えます。
他のプレイヤーと対戦
続いてのEthermon(イーサモン)の魅力は、他のプレイヤーとの対戦要素です。
手塩にかけて育ててきたモンスターの強さを試す晴れ舞台。
鍛え抜いたモンスターで覚えた技を駆使して勝利を目指しましょう。
バトルは3体のモンスターで編成するチームバトルです。
手持ちのモンスターと相手チームのモンスターを見ながらチームの戦略を練りましょう。
また、勝負の行方は単純に能力値の大小では決まりません。
モンスターには属性があり、属性の相性によりバトルを有利に進められます。
さらに、バトルに勝利すると報酬としてゲーム内トークン「EMON」がもらえるのも大きな魅力。
対戦を楽しみながらEMONをたくさん稼ぎましょう!
ゲーム内トークン「EMON」
Ethermon(イーサモン)ではゲーム内通貨「EMON」が使用されます。
EMONは、ゲーム内でのバトル勝利やクエストの達成、特定のイベントへの参加などを通じて得ることができます。
ゲーム内での使用用途は、モンスターの購入や育成、アイテムの取得など、さまざまな活動に使用できますが、なんと言ってもその魅力は現金化できるという点にあるでしょう。
このEMONは実際の仮想通貨としても取引されており、ゲーム内で得たEMONは現実世界のリアル通貨と交換が可能です。
これこそブロックチェーンゲームの最大の特徴であり、魅力と言えます。
育てたモンスターを貸し出す
育てたモンスターは他のプレイヤーに貸し出すこともできます。
貸し出している間はレンタル料を得ることができ、何もしなくても稼ぐことができます。
コツコツ頑張って育ててきたモンスターを手放すのはおしいですよね?
「モンスター売って稼ぎたいけど手放したくないなぁ」という人にとってはとても魅力的なシステムです。
|Ethermon(イーサモン)とブロックチェーン技術の融合
Ethermon(イーサモン)が提供する新たなゲーム体験は、ブロックチェーン技術との融合によって生み出されています。
Ethermon(イーサモン)のようなブロックチェーン上に構築されたアプリケーションのことを「DApps(分散型アプリケーション)」といい、次のような特徴を持ちます。
・中央集権的な管理者がいない:DAppsは分散型のネットワーク上で動作するため、特定の企業や個人による管理が存在しません。これにより、システムの透明性と公正性が保たれます。
・オープンソースである: DAppsのコードは公開されており、誰でも参照できます。これにより、プレイヤー自身がゲームの仕組みを理解し、信頼することが可能です。
・不変性とセキュリティ::ブロックチェーン技術により、データの改ざんが困難で、セキュリティも強化されています。プレイヤーの財産やデータは安全に保管されます。
このようなDAppsの特徴により、ゲームの透明性、公正性、信頼性、セキュリティの向上につながり、Ethermon(イーサモン)のEMONやモンスターNFTの価値が保たれています。
ブロックチェーン技術とゲームの融合により、従来のゲームとは一線を画した、新しいゲーム体験が提供されています。
|Ethermon(イーサモン)のゲームモード
Ethermon(イーサモン)は、次の6つのゲームモードがあります。
- アドベンチャーモード:モンスターを様々な場所へ冒険させ、アイテムや特別なモンスターを手に入れることができるモードです。まれにレアなモンスターもゲットできたりするので、序盤は日常的にプレイするのがおすすめです。
- ジムモード:少額のETHを支払い、イーサモンをトレーニングすることができます。トレーナーのレベルが高いと経験値も多く得られるので、戦略的にトレーナーを選ぶことが大切です。
- カジュアルマッチ:城を築き、モンスターを配置して相手の城を攻撃するモード。勝利するごとにEMONを獲得できます。
- 練習モード:オフチェーンでレベルを上げることができるモードで、普段使わないイーサモンのレベル上げに適しています。
- ランクマッチ:近いランクのプレイヤー10人の中から対戦相手を選び、ポイントを競い合うバトルモード。勝利するとEMONが手に入ります。
- トーナメントモード:最大6体のモンスターでチームを編成し、バトルを行うモード。勝利回数や対戦ラダーに応じて、EMONの報酬が変わります。
Ethermonを始めたばかりのプレイヤーは、アドベンチャーモードで着実にレベル上げし、アイテムやモンスターを集めていくのがおすすめです。
モンスターを育成したらランクマッチやトーナメントモードにチャレンジして賞金を狙っていきましょう。
|Ethermon(イーサモン)の稼ぎ方
ブロックチェーンゲームの魅力は、なんと言ってもゲームで遊んで稼げるという点です。
ここではEthermon(イーサモン)での”稼ぎ方”にフォーカスして詳しく解説します。
ゲームをプレイして稼ぐ
最もオーソドックスな稼ぎ方としては、PvPバトルで勝利することです。
ランクマッチやトーナメントモードで勝利して賞金のEMONをゲットしましょう。
ただし、序盤は仲間モンスターも弱く、対戦でなかなか勝てないので、まずはアドベンチャーモードでモンスターの育成に励むのがおすすめです。
また、もう一つの稼ぐ方法として、デイリークエストやウィークリーミッションがあります。
与えられたミッションをクリアすることでアイテムやEMONが報酬としてもらえます。
こちらも序盤は難易度高めなので、まずはモンスターのレベルアップを優先しましょう。
マーケットプレイスで取引
Ethermon(イーサモン)で稼ぐには、マーケットプレイスでNFTやアイテムを売却する方法もあります。
売買は公式のマーケットプレイス以外にもOpenSeaなどの一般のマーケットプレイスでもできます。
レアで強力なモンスターほど高値で売ることができるので、売却を目標に戦略的にモンスターを育成するとよいでしょう。
レンタル料で稼ぐ
Ethermon(イーサモン)では、自分が育てたモンスターを他のプレイヤーにレンタルすることも可能です。
モンスターを貸し出すことで自分で稼がなくても自動で収益があげられます。
つまり不労所得を得られるというわけです。
不遊所得というべきかもしれませんが(笑)
強力なモンスターほど高いレンタル料で貸し出せます。
ある程度育成を終えたモンスターで出番が減ってきたなら、いっそのこと貸し出すのも有効な活用方法です。
土地を所有して稼ぐ
アドベンチャーモードで冒険する土地はNFTとして販売されており、所有者は土地からの収益が期待できます。
自分が所有している土地で他のプレイヤーが遊んだ場合、プレイ代の一部が分配される仕組みとなっています。
人気の土地は高値で取引され分配金も多くなります。
土地の販売はすでに終了していますが、二次流通で入手することができます。
今後のアップデートで土地が追加されるのを期待して待ちましょう。
|Ethermon(イーサモン)の始め方
Ethermon(イーサモン)は仮想通貨やNFTを扱うため、ブロックチェーンゲーム初心者の方にとっては少々ハードルが高いかもしれません。
ここでは、そんな初心者の方にもわかるように、Ethermon(イーサモン)の始め方について詳しく解説します。
必要な準備
Ethermon(イーサエモン)を始めるためには、まず以下の準備が必要です。
- PCの用意::残念ながらスマートフォンには対応しておらず、プレイするにはPCが必要となります。
- ウォレットの導入:ゲームを始めるにはウォレットが必要になります。ウォレットとは仮想通貨やNFTを保管するデジタルのお財布と思ってください。ウォレットにはいくつかの種類がありますが、信頼性が高く操作も簡単な「MetaMask(メタマスク)」がおすすめです。
- 国内取引所の口座開設:イーサリアムを購入するために、国内の仮想通貨取引所で口座を開設する必要があります。取引所を選び、必要な手続きを済ませましょう。取引所はたくさんありますが、迷ったら「Coincheck」か「bitFlyer」がおすすめです。
始め方手順
ここまで準備が整ったらあとは以下の3ステップで始められます。
ステップ①:イーサリアムを購入
開設した口座に入金しイーサリアム(ETH)を購入しましょう。無課金でもプレイは可能ですが、特定のゲームモードで遊ぶために少額のイーサ(ETH)が必要になります。まずは数千円程度から購入してはどうでしょうか。
ステップ②:ウォレットへ送金
購入したイーサ(ETH)は、まだ銀行口座にあるような状態です。そのままでは使えないため、取引所の口座から自分のお財布(MetaMask)へイーサ(ETH)を送金しましょう。
ステップ③:公式HPで登録
最後に、Ethermon(イーサモン)の公式HPでアカウントを登録します。この時、MetaMaskと接続してEmailとユーザー名を登録します。入力したメールアドレスにメールが届くので、URLをクリックして登録を完了させましょう。
これで全ての準備が完了です。
Ethermon(イーサモン)の世界を堪能しましょう!
|Ethermon(イーサモン)の将来性
最後にEthermon(イーサモン)の将来性について少し考察してみたいと思います。
ブロックチェーンゲームの市場は、近年急速に拡大しており、ゲーム人口が増えれば増えるほどEthermon(イーサモン)のNFTやEMONの価値は上がっていくことが期待されます。
しかし、まだまだ市場は未成熟であり、不安定であるのも事実です。
例えば、ブロックチェーンゲームの代表格である「アクシーインフィニティ」の例を見ても明らかです。
「アクシーインフィニティ」は、世界的なコロナパンデミックとなった時期に、ゲームで稼げるとあってフィリピンなど東南アジアの国々を中心に急速なブームとなりました。
このブームによりゲーム内トークンの価格は一気に40円近くまで急上昇したものの、トークンエコノミーのバランスが崩れるや否や、わずか半年で1円代まで値を下げました。
このようにブロックチェーンゲームの市場は非常に変動が激しく、投資としての運用には慎重な判断が求められます。
懸念点はあるものの、Ethermon(イーサモン)のプロジェクトを支援する提携企業は多く、開発のロードマップも公表されていることから、比較的将来性もあるという見方もできます。
過度に期待しすぎることなく、余裕資金の中で次世代のゲームを味わうのも良い体験となるのではないでしょうか。
|まとめ
いかがだったでしょうか?
本記事では、Ethermon(イーサモン)の基本情報から、魅力、遊び方、稼ぎ方について、詳しくご紹介しました。
このゲームの魅力や稼ぐ仕組みのイメージが持てたのではないでしょうか。
Ethermon(イーサモン)は、ゲームの楽しさと投資という側面を併せ持った、次世代のエンターテイメントです。
記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひ一度プレイしてみてはいかがでしょうか。
新しいゲームの世界が、あなたを待っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。