メタバースという新たな世界が、私たちの生活に浸透しつつある昨今。

今回ご紹介するのは、メタバース上の大型商業施設『そらのうえショッピングモール』です。

この施設は、人気のキャラクターショップやおもちゃの店が大集合する、まるで本物のショッピングモールのようなバーチャル空間です。

今回はその特徴や入場方法、FORTNITEとの連携について詳しく解説します。

魅力が詰まったバーチャルモールの世界を、是非体感してみてください!

|そらのうえショッピングモールとは

出典:https://soranoue.com/

この施設は、「monoAI technology株式会社」と「ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社」の共同プロジェクトとしてオープンしました。

このメタバース・ショッピングモールは、1号館〜4号館まであり、それぞれ1〜5階建ての作りで全ショップ合わせて145店舗あり、普段行くことが出来ない有名専門店を楽しむことができます。

スマートフォン、PC、タブレット端末を使って、アバターを操作しながらショッピングモール内を自由に探索でき、ウィンドウショッピングやオンラインショッピング、さまざまなイベントに参加できます。

また、実際の商業施設では実現できない仮想空間独自のコンテンツも用意されており、バーチャルショッピングモールとしての魅力をたっぷり提供しています。

|そらのうえショッピングモールの特徴

この施設には、さまざまな特徴があります。

以下より順番に解説していきます。

館によりコンセプトが異なる

現実の大型ショッピングモールと同じように館が分かれており、それぞれ取り扱っている物が違います。

1号館(キャラクター館)

多くの人気キャラクターショップが集結してるのが1号館の特徴です。

有名な店舗も複数あり、「ジブリがいっぱい どんぐり共和国」、「ウルトラマンワールドM78」、「トミカショップ/プラレールショップ」、「エヴァンゲリオンストア」、「サンリオショップ」など、キャラクターファンの方にとって楽しい仮想空間であり、多彩なショッピング体験を提供しています。

さらに、今後も魅力的な店舗を増やす計画もあるため、新たなショップも登場し、施設内ではさまざまな商品やキャラクターに出会うことができる予定です。

2号館(サブカル館)

千代田区観光協会の秋葉原観光推進協会と連携し、秋葉原のメイドカフェや神保町の古書店街、神田のカレーショップなどを展開しています。

普段中々行きづらい、メイドカフェにもバーチャルショッピングモールだと人目を気にせずに入店をすることができます。

店内はメイドスタッフの動画や、実際の店舗のメニューなどを閲覧できるようになっています。

その他にもアニメのグッズを取り扱っている店舗やゲームグッズを扱っている店舗もあります。

3号館(ご当地館)

47都道府県のパワースポットやおすすめスポットなどの写真展を開催しています。

ご当地ショップには応援大使である「ご当地VTuber」が都道府県の観光地や名産、お土産品などの魅力を各県の方言を使って話しかけてくれます。

店内にはそれぞれの都道府県のおすすめ商品が並んでおり、気になる商品が見つかれば、画面をクリック、タップすると通販サイトでの買い物ができるシステムになっています。

3ヵ月に一度店舗の配置を変更も行っているため、新鮮な気分で入店することができます。

4号館(ゲーム館)

ボードゲーム、カードゲームなどのゲームショップが145店舗集結しており、フロアが1階〜5階まであります。

店舗へ入店すると、ショップのスタッフが音声と吹き出しでブランドの紹介や、商品について説明をしてくれたり、予約の案内などを行ってくれます。

店内の壁面にはゲームの遊び方やイベント前に発売される商品の情報などをポスターなどから確認することができます。

実際にショッピングモールを回ることができる

モール内を自由に巡回することができます。

スマートフォンやPCを使用して仮想の空間を探索し、お目当ての店舗だけではなく、知らなかった店舗や興味深い店舗にも偶然出会うことができます。

これは、通常のオンラインショッピングでは得られない「思いがけない発見」の楽しみを提供します。

アバターを通じて、ウィンドウショッピングの醍醐味を実際に体験できるのです。

普段のECサイトでは、特定の商品を検索しないと見つからないことがありますが、こちらではモール内を歩き回ることで、新しいお気に入りや意外な宝物を見つけるチャンスが広がっています。

アバターを操作して、探索する楽しさを存分に楽しむことができます。

現実のような店舗に訪れた感覚を味わうことができる

同施設では、360度カメラで撮影されたショップ内で、実際の店舗にいるかのように商品を探すことができます。

通常のECサイトとは異なり、「魅力的にディスプレイされた商品」や「おすすめのアイテム」を店内で直接見て回ることができます。

これにより、商品を直感的に選び、予期せぬ魅力的な商品との出会いを楽しむことができます。

実際の買い物体験に近い感覚で、買い物することができるでしょう。

さらに、スタッフによる商品説明が流れるギミックや、スタッフアバターがお客様に声をかけたりする演出もあり、各店の独自の魅力を感じることができます。

商品だけでなく、ショップごとの雰囲気やサービスも存分に楽しめるでしょう。

イベントも多数実施

様々なイベントが開催されていることも、特徴の一つに挙げられます。

本物の展示会さながらのホール内では、応募された多くの写真展示が行われ、来場したアバターたちは好きな写真に「いいね」の意思表示ができるようになっています。

最近では、都道府県別のご当地VTuberが登場し、「ご当地自慢トークショウ」が頻繁に行われています。

地元で自慢したい料理や観光地、方言に関するクイズなど、盛りだくさんの情報と賑やかなトークは、楽しめること間違いありません。

自分の好みに合ったアバターで参加することで、楽しさも倍増します。

|そらのうえショッピングモールへの入場方法

気軽にショッピングが楽しめる同施設への入場方法においては、難しい手順は一切必要ありません。

以下で、どのように入場できるのか詳しく説明していきます。

公式サイトからXR CLOUDを起動

まずは、「そらのうえショッピングモール」の公式サイト(https://soranoue.com/)を表示させます。

トップ画面右上に表示されている「入場する」をクリックすると、「XR CLOUD」のサイトが起動します。

「アプリ版で参加する」もしくは「ブラウザ版で参加する」のいずれかを選択し、あとはユーザー名を登録するなど、画面の指示に従って進めてください。

XR CLOUDとは

「monoAI technology株式会社」が提供する「monoAI XR CLOUD」は、国内初のカスタマイズ可能なバーチャル空間プラットフォームで、最大で10万人の同時接続を実現できます。

日本のイベント市場はデジタル化とバーチャル化へ急速に進化しており、このプラットフォームはその需要に適応しています。

企業は「XR CLOUD」を利用して、自社のバーチャル空間を構築し、展示会やイベントをカスタマイズすることができます。

既に大手企業で導入され、今後の展開も期待されています。

また、ゲームエンジンUnity向けにSDKを提供し、多くの開発者がXR CLOUDでのバーチャル空間の制作と展開を容易に行えるよう支援しています。

アプリもしくはブラウザで入場可能

入場にはアプリ版でもブラウザ版でも、どちらも変化なくお楽しみいただけます。

※ただし、ブラウザ版ではカメラ機能が装備されていません。

施設内の様子をスクリーンショットするなどしてカメラ機能を使用したい方は、アプリ版をインストールすることを推奨します。

なお、XR CLOUDアプリのインストールや、そらのうえショッピングモールにアクセスする際には、費用は発生しません。

メールアドレス連携がおすすめ

ログインに関して、バージョンアップ後にログインできない場合があります。

その際は、「そらのうえショッピングモール」公式ウェブサイトの右上にある赤いボタン「入場する」→「XR CLOUDを起動する」からログインを行います。

XR CLOUDバージョンアップごとに同じ問題が発生しないように、メールアドレス登録をお勧めしています。

メールアドレスと連携済みの場合、バージョンアップごとに再ログインが必要なく、直接XR CLOUDからログインできます。

推奨環境

同施設では、PCやタブレット、スマートフォンがあれば、特別な機器を準備しなくてもお手軽にメタバース体験ができます。

こちらでは、快適に楽しむための推奨環境を、PCおよびアプリ使用バージョン毎にご説明します。

PC(Windows/Mac)

ブラウジング体験を向上させるためにGoogle ChromeとSafariをお勧めします。

実際に動作確認が行われた環境は以下の通りです。

・MacBook Pro 13インチ 2017年モデル以上

・Intel Core i5-6400以上

・AMD Ryzen 1400 以上

※Intel Celeron / Pentium は世代によらずサポートしておりません。

※拡張命令セット「AVX」に非対応のCPUはサポートしておりません。

上記で問題なく動作しています。

これらのブラウザを使用することで、最適なパフォーマンスと安定性を実現できます。

アプリ(iOS/Android)

おすすめのiOS端末は以下の通りです。

・iPhone XS以降の端末 ※iPhone XRは除く

・iPad mini(2021年以降発売端末)

・ iPad Air(2020年以降販売端末)

・ iPad Pro(2015年以降発売端末)

Android端末については、以下よりご確認ください。

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://site-res.xrcloud.jp/res/wp-content/uploads/2024/03/terminal_20231213.pdf

|FORTNITE(フォートナイト)にそらのうえショッピングモールが出現!

あの人気ゲーム「FORTNITE」に、そらのうえショッピングモールが出現しました。

FORTNITE版では、いったいどのようなワールドが繰り広げられるのでしょうか?

参加方法も含めて、その魅力に迫ります。

FORTNITEについては以下の記事をご覧ください。

Fortnite(フォートナイト)とは一体何?単なるゲームにとどまらない魅力とビジネス活用事例を紹介
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|【FORTNITE】そらのうえショッピングモールとは

ベネリックデジタルエンターテインメント株式会社が運営する「そらのうえショッピングモール」が、FORTNITEにも登場しました。

monoAI technology株式会社と共同で、UEFN(Unreal Engine for Fortnite)を活用しクリエイティブマップとしてモールを再現しています。

ゲーム内では、閉館後のモールを舞台にした独自のメタバース空間を体験することができます。

プレイヤーは閉館中のモールの外からスタートし、ゾンビが徘徊する危険な状況から屋上を目指します。

屋上へたどり着いたら次のミッションに参加できるクエスト型のゲーム要素が取り入れられ、今後もマップは継続的に追加・更新される予定です。

|FORTNITE版・XR CLOUD版との違い

先ほど紹介をしたXR CLOUD版とFORTNITE版との違いを紹介していきます。

オリジナルマップ

FORTNITE版ではUEFNを活用し、FORTNITEの新クリエイティブマップとして、モールを再現しています。

モールの外には車や機械のスクラップが、まるで産業廃棄処理場のように置き捨てられていたり、重力に反して空中に浮遊していたり、様々なギミックが仕込まれているため、XR CLOUD版とは全く異なる体験をすることができます。

2023年10月にOPENしたマップは、モールの館内に入り込んだ場所からスタートする新ステージで、XR CLOUD版とは異なるショップやイベントが様々な姿を見せて登場しています。

ゲーム要素

FORTNITE版のそらのうえショッピングモールでは、様々なミッションをクリアする、アトラクションゲームを楽しむことができます。

プレイヤーは、モールに起こった異常事態を解除するための鍵を入手すべく、館内のフロアを移動し、宝探しのようにショップ内を散策します。

パトロールに見つからないように移動したり、ショップ内に仕掛けられた不思議な仕掛けに挑戦し、ミッションをクリアしていきます。

今後も、新しいマップやコンテンツの追加とアップデートが継続的に行われる予定なので目が離せません。

|【FORTNITE】そらのうえショッピングモールへの参加方法方法

本ゲームは、FORTNITEを起動してマップコードを打ち込むことで参加することができます。

すでにEPIC IDを取得済みであれば、リンクから「プレイリストに追加」をクリックすることでお気に入りに登録することができます。

そらのうえショッピングモールのマップコード:1513-7557-5589

EPIC IDを持っていない方は、EpicGamesのWebサイトにてアカウントを作成する必要があります。

以下の記事を参考にして、ID取得を完了させておきましょう。

フォートナイトのクリエイティブモードの遊び方を簡単に解説!
フォートナイトのクリエイティブモードの遊び方を簡単に解説!

|まとめ

メタバース上の大型商業施設『そらのうえショッピングモール』は、まるで本物のショッピングモールのようなバーチャル空間です。

FORTNITEとのコラボでは、独自のギミックが実装され、今後の展開に目が離せません。

メタバース時代の新しいショッピングが体験できる同施設では、さまざまなイベントやキャンペーンが随時公開されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。