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2023年3月に登場した「Unreal Editor For Fortnite（以下、UEFN）」は、フォートナイト内でのゲーム制作を可能にする新たなツールです。
このエディターはUnreal Engineをベースにしており、従来のクリエイティブモードよりも高度なギミックやアセットのカスタマイズが可能です。
UEFNでは、フォートナイト内で提供されているアセットだけでなく、独自のアセットを使用して活用できます。
今回の記事では、UEFNで利用可能なUnreal Engineマーケットプレイスの使い方とおすすめの無料アセットを紹介します。
|フォートナイトとは
「Fortnite（フォートナイト）」は、Epic Games社が2017年にリリースしたオンラインマルチゲームで、Windows、PlayStation、Xbox、Nintendo Switchなどで楽しめます。
メインゲームモードには、100人のプレイヤーで戦い最後の1人を目指す「バトルロイヤル」があります。
フォートナイトは独自のビジュアルスタイルやアイテム、イベントなどが特徴で、幅広い年齢層のプレイヤーに人気です。
もっと詳しく知りたい方は下記リンクの記事をご覧ください。
|Unreal Engineマーケットプレイスとは
マーケットプレイスとは、Epic Gamesが提供するUnreal Engineの公式ゲーム素材販売サイトです。
ここでは、無料や有料のアセット（ゲーム素材）が豊富に取り揃えてあり、Unreal Engineで簡単に利用できます。
このマーケットプレイスには、3Dモデル、エフェクト、マテリアルなどの様々なゲーム素材が存在します。
ダウンロードした素材は、個人のゲーム開発プロジェクトや商用プロジェクトで自由に活用できます。
現在は毎月数個、有料のアセットが無料で提供されているため、マーケットプレイスを定期的にチェックし、購入しておくことをおすすめします。
|Unreal Engineマーケットプレイスの使い方
Unreal Engineマーケットプレイスへのアクセス方法と利用方法をご紹介します。
マーケットプレイスのアクセス
Unreal Engineマーケットプレイスへのアクセス方法は、Epic Games Launcher（アプリ）と公式サイトからの2つの方法がありますが、今回はWebサイト経由の方法をご紹介します。
下記のURLを使用してUnreal Engine公式サイトのマーケットプレイスにアクセスします。
https://www.unrealengine.com/marketplace/ja/store?sessionInvalidated=true
カタログで探す
Unreal Engine マーケットプレイスでは、アセットの種類に応じてカタログを使うことが可能です。
20種類のカテゴリーから選択でき、例えばキャラクターを選択すれば、ヒト型、動物、モンスターの3Dモデルが一覧で表示されます。
また、プロップや小道具を探す際には、プロップ・小物カテゴリーを選択すると、ゲーム内に配置可能な植物や小道具の3Dモデルが一覧に表示されます。
必要な素材に応じて適切なカテゴリーを選ぶことで、効率的に必要なアセットを見つけることができます。
フィルターで探す
Unreal Engine マーケットプレイスでは、価格、モデルの品質、サポートされるプラットフォームなど、設定したフィルターに基づいてアセットを表示できます。
これらの設定は右側のフィルターメニューからセットできます。
「無料」を選択すると、無料のアセットが一覧に表示されます。
また、検索タグを活用することで、REALSTICやLOW POLYなどのモデルのポリゴン数をフィルターできます。
アセットをダウンロードする
アセットのダウンロード手順は以下の通りです。
1.欲しいアセットをクリックして詳細ページに移動します。そこで「サインインしてダウンロード」を選択し、Epic Gamesアカウントにログインします。
2.アセットが無料なら「無料」、有料なら「購入」をクリックしてアセットを入手できます。
3.アセットを入手後に表示される「ランチャーで開く」をクリックすると、Epic Games Launcherが起動します。なお、Launcherをまだ持っていない場合は、インストールを行ってください。
これらのステップに従えば、簡単に必要なアセットを取得できます。
EpicGamesLauncherで開いてプロジェクトに追加する
アセットの取り込み手順は以下の通りです。
1.Epic Games Launcher内でアセットの詳細が表示されたら、「プロジェクトに追加する」をクリックします。
2.アセットを追加するプロジェクトを選択する画面が表示されます。希望のプロジェクトを選び、「プロジェクトを追加」をクリックします。
3.アセットを追加したプロジェクトを開き、フォルダの中にダウンロードしたアセットのファイルがあればダウンロード完了です。
レベル内に追加して確認してみましょう。
|初心者オススメ無料アセット
無料アセットは通常高品質で、直接ゲーム制作に活用できることが多いです。
しかし、初めて使う場合、どれを選べばいいか迷うこともあるでしょう。
そこで、初心者に特におすすめの無料アセットを紹介します。
【マテリアル】Twinmotion Materials for Unreal Engine
マテリアルは、オブジェクトの外観を制御するアセットで、例えば白いブロックにマテリアルを適用すると、レンガや木目の質感に変化させることができます。
Epic Gamesが提供する「Twinmotion Materials for Unreal Engine」は、約500種類もの高品質なマテリアルを無料で提供しています。
これらのマテリアルは、簡単にメッシュに適用でき、レンガ、石、タイル、木目など多岐にわたります。
マテリアルを使いたいけれど何を選べばいいか分からない初心者にはおすすめのアセットとなっています。
【環境】Downtown West モジュラーパック
この環境アセットは、リアルな街並みを構築するのに役立つアセットで、植物、ベンチ、橋、街灯などの3Dモデルが含まれています。
350個以上の3Dモデルが提供されています。
品質も高く、無料で入手可能です。
これらのアセットはゲーム制作の背景や環境を豊かにするのに適しており、クオリティの高いプロジェクトを制作することができます。
【アニメーション】アニメーションスターターパック
このアセットはEpic Gamesが提供しており、62種類のアニメーションデータが含まれています。
これらのアニメーションはキャラクターに適用でき、多彩な動きを可能にします。
FPSやTPSなどのゲーム制作に特に適したアニメーションも入っています。
ジャンルに関係なく、ゲーム制作者にとって価値のあるアセットです。
Realistic Starter VFX Pack Vol 2
このアセットは、ゲームに効果的なエフェクトを追加できるものです。
エフェクトはCGを使用して自然現象や印象的な視覚効果をゲームに組み込むための演出です。
ゲームプレイの進行に合わせて、派手なエフェクトを加えることで、プレイヤーに達成感や爽快感を提供できます。
このアセットには、火、水、スモーク、スパークなど合計56種類のエフェクトが含まれており、高品質なゲーム制作が可能となります。
|まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はUnreal Engineマーケットプレイスの使い方とオススメの無料アセットについて紹介いたしました。
他にも無料のアセットだったり、有料のアセットもあるので、気になった方は調べてみてはいかがでしょうか？
この記事がゲーム制作の役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
