近年、世界中から注目を集めている「メタバース」。

総務省の情報通信白書によると、2030年までにメタバースの世界市場は78兆円にまで成長する見込みとなっています。

多くのビジネスパーソンがその動向に注目する一方で、「メタバースを自社のビジネスにどう活かせるか?」「現場で活用する方法ないか?」と悩む方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、NVIDIA社が提供する産業用メタバース開発プラットフォーム「Omniverse(オムニバース)」をご紹介いたします。

Omniverseは、メタバースをビジネスシーンで活用し、産業界において開発を強力にサポートするアプリケーションです。

Omniverseを知ることで、あなたのプロジェクトの進行やコラボレーションの方法を劇的に変えるヒントになるでしょう。

それでは産業用メタバースの全貌を探っていきましょう!

|NVIDIA Omniverseとは

出典:https://youtu.be/Gsd4EFMXBnA?si=FKSe5SSVrLjxJdE2

Omniverseは、アメリカの大手半導体メーカーNVIDIA社が開発したエンジニアやクリエイターをバーチャル空間でつなぐ先進的なプラットフォームです。

このプラットフォームでは、現実に近い高精度なシミュレーションとビジュアライゼーションにより、デジタル上で効果的な実験・検証が可能となります。

メタバースの領域では、高性能なグラフィックスやAIの能力が必要とされており、Omniverseでは、NVIDIA社の高度なGPU技術やAI、ディープラーニングの技術が活かされています。

Omniverseを使用すると、複数のメンバーが仮想空間上の共通データに対して同時に編集やレビューを行ったり、シミュレーションやAIによる最適化を実施することができます。

これにより、従来現実で行っていた検証や、現実では実施できなかったものもデジタル上で再現することができ、多くの業務プロセスを加速させます。

このように、Omniverseは現代の製造業やデザイン業界におけるデジタルトランスフォーメーションを推進するための強力なプラットフォームとして注目されています。

|NVIDIA Omniverseの特徴

出典:https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/

Omniverseの魅力は、単なる3D作成ツールとしての機能に留まりません。

その独自の特徴が、業界の新しいワークフローを築き、クリエイティブに革命をもたらす可能性を秘めています。

それでは、その詳細な特徴を一つずつ見ていきましょう。

リアルタイムコラボレーションで業界を変える

Omniverseは、多様なソフトウェアやツールとの間で、リアルタイムの共同作業を可能にするプラットフォームです。

デザイナーやクリエイターたちが、異なるツールを使用しても、同じプロジェクト上でスムーズに連携できます。

例えば、従来の映画やゲームの制作現場では、背景のモデリングチームやキャラクターアニメーションチームなどといったチームごとに作業を進めるのが一般的です。

この場合、一つのシーンを合成する際にデータの変換や準備・調整に多くの時間がかかってしまいます。

しかし、Omniverseを使用することで、両チームがリアルタイムで同じシーンにアクセスし、変更やフィードバックを即座に共有することが可能です。

これにより、ワークフローが大幅に効率化され、協業により新しいアイデアのきっかけとなることも期待できます。

高度なレンダリングでリアルな世界を構築

Omniverseは、その高度なレンダリング技術により、非常にリアルなメタバースの世界を構築します。

レンダリングとは、簡単に言うとデジタルデータをコンピュータの演算処理により、映像として可視化することです。

GPUメーカーであるNVIDIAは、このレンダリングに関して高度な技術を持っています。

Omniverseは、その技術を活かし、リアルタイムでの更新を可能にし、ユーザーが行う変更や調整を即座に映像に反映することができます。

さらに、Omniverseはパストレーシング技術も採用しています。

これは、光の動きをシミュレートして自然な影や反射を再現する技術で、美麗な映像を作り出します。

これらの技術の組み合わせにより、デザイナーやクリエイターは、現実に近い美しいビジュアルと物理的にリアルな仮想空間を効率的に制作することができます。

多様なDCCツールと連携、作業効率アップ

Omniverseの大きな特徴は、多様なDCC(Digital Content Creation)ツールとの連携が可能であることです。

DCCツールとは、3Dコンテンツの制作に関わるソフトウェアのことを指します。

例えば、3Dモデリングツールの「Maya」や「3ds Max」、ゲームエンジンの「Unreal Engine」など、業界で広く利用されているツールとシームレスな連携が可能です。

この連携のおかげで、異なるソフトウェアで制作されたデータやアセットを、Omniverse上に取り込み、共有や編集を容易に行うことができます。

従来は複数のツール間でのデータ変換や調整に時間を要していた作業も、大幅に効率化されます。

さらに、Omniverseのリアルタイムレンダリングやシミュレーション機能と組み合わせることで、デザインの確認や検証を迅速に行うことが可能。

これにより、クリエイティブの品質を向上させつつ、生産性も大きく向上することが期待されます。

|NVIDIA Omniverseのメリット

Omniverseの採用により、どのようなメリットが企業やクリエイターにもたらされるのでしょうか。

具体的な利点を5つのポイントでご紹介いたします。

物理的な制限を排除

Omniverseを使用することで、物理的な制約から解放され、より効率的な作業が実現します。

従来、実験やシミュレーションには時間や場所の制約がありましたが、このプラットフォームのデジタルツイン技術により、現実の事象をデジタル空間で再現できます。

リアルタイムの解析や推測が行えるため、手間やコストの削減が期待できます。

物理的な障壁を越え、仮想空間でノーリスクで様々なテストができる。

それがOmniverseの大きなメリットです。

メンテナンスとトラブル予防の効率化

Omniverseを利用することで、メンテナンス作業やトラブルの予防が効率的に行えます。

従来は、問題が発生した後に対応することが多い保守保全ですが、Omniverseの高度なシミュレーション機能により、事前に潜在的な問題を検出できます。

これにより、事前に対策を講じることが可能となり、ダウンタイムの削減や長期的なメンテナンスコストの低減が期待できます。

また、リアルタイムでのデータ共有やフィードバック機能を活用することで、チーム全体の作業効率も向上します。

これらの機能により、Omniverseは業務のスムーズな進行をサポートし、企業の競争力を高めます。

資源を効率的に使ってコスト低減

Omniverseは、企業の資源を無駄なく有効活用することでコスト削減を実現します。

高度なシミュレーション機能により、事前に様々なシナリオをテストすることができるため、無駄な試行錯誤やリソースの浪費を防ぎます。

また、Omniverseの豊富なツールセットは、必要な作業を迅速に完了させることができ、時間とコストの節約につながります。

これにより、企業は限られた予算内でより多くのプロジェクトを進行させることができるでしょう。

充実したアフターサポート

Omniverseを使用して設計されたサービスは、そのアフターサポートにおいても大きなメリットを持っています。

デジタルツイン技術により、製品やサービスの使用状況をリアルタイムでモデリングすることにより、顧客のニーズや不満点を的確に把握できます。

例えば、製品に組み込まれたセンサーからのデータを分析することで、故障の予測や最適な使用方法の提案ができます。

これは、企業が単なる製品の販売から、継続的なサービス提供へとビジネスモデルをシフトする上での大きな一歩となります。

また、リアルタイムでのデータ収集と分析結果を、新しい製品やサービスの開発に活かすこともできるでしょう。

プロジェクトのスピードアップ

Omniverseを利用することで、プロジェクトの進行を大幅にスピードアップすることができます。

リアルタイムの共同作業やデータ共有が可能になるため、チーム間の連携がスムーズになります。

従来の情報伝達や調整にかかる時間が短縮され、修正や再作業の回数も減少します。

これにより、納期の短縮や市場への迅速な対応が可能となり、企業の競争力を一段と高めることができます。

これらのメリットを活かすことで、Omniverseはプロジェクトの効率的な進行に欠かせない重要なツールとなるでしょう。

|NVIDIA Omniverseの企業や団体による活用事例

すでに多くの企業や団体がOmniverseの革新的な機能を実際の業務に取り入れています。

特に、世界のトップ企業は、このプラットフォームのメリットを最大限に活用し、業務の効率化や新しい価値創出に成功しています。

具体的な活用事例を以下でいくつかご紹介いたします。

BMW:デジタルツインを活用した新工場の仮想計画

出典:https://www.youtube.com/watch?v=g78YHYXXils&pp=ygUPb21uaXZlcnNl44CAQk1X

BMWは、未来の工場生産をバーチャル空間で実現しています。

2025年にオープン予定のデブレツェン工場計画において、次世代EVエンジン「Neue Klasse」の生産に向けたバーチャルプランニングをOmniverseを活用して進めています。

この工場は、BMWグループで初めて完全にバーチャルで計画・検証される生産施設です。

Omniverseでのリアルタイムのデジタルツインシミュレーションを行い、工場のレイアウトやロボティクス、物流システムを仮想的に最適化しています。

このアプローチにより、生産ライン全体での製造システムの検証と最適化が可能となり、拠点やタイムゾーンを超えた連携もスムーズに行えます。

さらに、BMWはOmniverseの活用を拡大する方針を示しており、今後は世界中のBMWの工場にもこの技術が導入される予定です。

Amazon:物流倉庫ロボティクス化

出典:https://youtu.be/LUnZXBL_lqA?si=HW32PccgR7VTOgW9

Amazonは、Omniverseを活用し、物流倉庫の効率化と最適化を目指しています。

最近の事例として、Amazonが初めて開発した完全自動倉庫ロボット「プロテウス」があり、その開発にOmniverseを利用し、大きな成果をあげています。

Omniverse上のデジタルツイン化された工場でプロテウスを稼働させ、学習、移動制御、群管理、ラインの流れ、ロボットアームのトレーニングなど、さまざまなシミュレーションが試されました。

これにより、プロテウスは、フロアに記されたマーカーの検出成功率を88.6%から98%に向上させることに成功しています。

このように、AmazonはOmniverseを活用して、物流倉庫のロボティクス化をさらに進化させ、効率的な運用を目指しています。

PepsiCo:流通センターの効率化

出典:https://youtu.be/MXJIEB6CVtE

アメリカの飲料メーカーPepsiCo(ペプシコ)は、製品の流通をより効率化するために、Omniverseを活用して流通センターのシミュレーションを行っています。

このシミュレーションにより、センターのレイアウト変更のテストやワークフローの最適化が可能となります。

また、新しい製品やプロセスが追加される際にも、Omniverseを使ってリアルタイムでの調整や変更を行い最適化しています。

さらに、流通センター内の動きをリアルタイムで監視することで、予期しない問題やダウンタイムを未然に防ぐなど、日常的な運用サポートにも活用。

このように、PepsiCoはOmniverseの導入により、製品の流通を効率化しています。

英国原子力公社 :核融合エネルギー開発

出典:https://youtu.be/tJgR1TSBD0k?si=DlMSfIdIONdN9zu0

英国原子力公社(UKAEA)は、核融合エネルギーの研究において、Omniverseを活用しています。

核融合エネルギーは、クリーンで持続可能なエネルギー源として大きな可能性を秘めていますが、その実現には高いハードルがあります。

夢のエネルギーとも言われる核融合エネルギーの実用化には、多くの実験や検証が必要で、実際に行うには莫大なエネルギーとコストがかかります。

しかし、Omniverseで核融合炉のデジタルツインを構築することでリアルタイムでのシミュレーションや検証が可能となりました。

さらに、異なるツールやアプリケーションを統合することで、多くの専門家とのコラボレーションもスムーズに行え、研究を強力に後押ししています。

このように、Omniverseは、核融合エネルギーの研究をさらに加速させ、夢のエネルギーの実現に大きく貢献しています。

Siemens Energy:発電所の予知保全

出典:https://youtu.be/JLboPXn6sKI?si=My-CHMU56V_eP2Gw

Siemens Energyは、NVIDIA Omniverseで発電所のデジタルツインを構築し、発電所運用における予知保全に活用しようとしています。

発電所内の水や蒸気の状態のリアルタイムデータを取得、物理ベースの機械学習モデルを用いて配管内の流れを正確にシミュレートし、高効率な運用を目指します。

さらに、Omniverseの高度な可視化機能を利用することで、配管の腐食や損傷の影響を即座に把握・予測することで、ムダのない設備保全を実現。

これにより、Siemens Energyによると、年間で約17億ドルのコスト削減が見込まれるとのことです。

発電所のデジタルツインの開発と運用が加速すれば、未来のエネルギーインフラの高効率化により、多くの人々がその恩恵を受けることになるでしょう。

|NVIDIA Omniverseの導入方法

Omniverseの魅力やその効果についてご理解いただけましたでしょうか?

次は実際の導入方法についてご紹介します。

Omniverseを導入する手順や、気になる費用について詳しくお伝えします。

Omniverseの導入に関する費用感や必要条件を確認していきましょう。

導入プラン

NVIDIA Omniverseの導入に際しては、3つのライセンスオプションが用意されています。

「スタンダード ライセンス」、「Omniverse Enterprise ライセンス」、そして「Omniverse Cloud ライセンス」です。

スタンダードとEnterprise はオンプレミス版、Cloud ライセンスはその名の通りクラウド版となります。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

  1. スタンダード ライセンス:個人のクリエイターや開発者向けの無償ライセンスです。最低限の機能は使える個人及び試用版。
  1. Omniverse Enterprise ライセンス:組織向けの有償ライセンス。必要な機能はひと通り揃っている最もオーソドックスなプラン。
  1. Omniverse Cloud ライセンス:複雑な産業用メタバースアプリケーションの実行・拡張に特化した「サービスとしてのプラットフォーム」。大規模なプロジェクトを想定したハイグレードプラン。

これらのライセンスオプションは、ユーザーのニーズや目的に合わせて選べます。

ユースケースによって異なりますが、機能が豊富でチーム利用に適したEnterprise版が最もおすすめです。

ハードウェアの推奨スペック

NVIDIA Omniverseを快適に利用するためには、一定のシステム要件を満たす必要があります。

特に、Omniverseは高度な3Dシーン構築を行うため、比較的ハイスペックなワークステーションが必要です。

デスクトップワークステーションの推奨システムは、以下の通りです。

項目GoodBetterBest
GPUNVIDIA RTX 6000 Ada 世代2x NVIDIA RTX 6000 Ada 世代4x NVIDIA RTX 6000 Ada 世代
CPUIntel Xeon w3-2435 プロセッサIntel Xeon w5-2455X プロセッサIntel Xeon w5-3435X プロセッサ
システム メモリ128 GB ECC DDR5256 GB ECC DDR51 TB ECC DDR5
ストレージ1 TB boot + 2 TB SSD, SATA, NVMe1 TB boot + 2-4 TB SSD, SATA, NVMe2 TB boot + 2-4 TB SSD, SATA, NVMe
OSWin 10/11, Ubuntu 20.04, CentOS7Win 10/11, Ubuntu 20.04, CentOS7Win 10/11, Ubuntu 20.04, CentOS7

Omniverseの利用目的によっては、さらに高性能なハードウェアが必要となる場合があります。

具体的な要件や推奨スペックは、公式サイトで詳細を確認するかサポートに問い合わせてください。

ライセンス価格

有償のOmniverse Enterpriseを使用するには、以下の3つのライセンスが必要です。

  1. Omniverse Enterprise Nucleusサブスクリプション

Omniverseのサービスに接続する全ユーザー必要。

価格: 1年¥190,000

最低販売数: 4本

  1. Omniverse Enterprise Creator サブスクリプション

3D画像製作やリアルタイムシミュレーションを行うためのクリエーターライセンス。

価格: 1年¥378,000

最低販売数: 2本

  1. Omniverse Enterprise Reviewer サブスクリプション

Omniverse Enterprise Creatorユーザーが作成したデータをリアルタイムにレンダリングし閲覧したり、コメントを付けることができるレビュワーライセンス。

価格: 1年¥18,900

最低販売数: 10本

これらのライセンスをまとめた「NVIDIA Omniverse Enterprise スターターパック」も提供されており、価格は1年¥1,705,000です。

前述しましたが、スタンダードプランは無料です。

まずは試してみたいという方は、スタンダードプランで試すか、Enterpriseライセンスの20日間無料トライアルをお試しください。

なお、Omniverse Cloud ライセンスはマイクロソフトのAzureから提供されており、1年100万ドルからとなっています。

始め方手順

Omniverseを始めるには、まず「Omniverse Launcher」をインストールします。

LauncherはOmniverseのエコシステムの入り口となるツールです。

ここから各種アプリケーションやツールのダウンロード、インストール、起動を行います。

Launcherのインストールは、以下の手順です。

  1. 公式ページへアクセス

NVIDIA Omniverseの公式ページにアクセスし、ページ右上の「今から始める」ボタンをクリックします。

  1. NVIDIA Omniverse Launcherのインストーラをダウンロード

表示されるページで、NVIDIA Omniverse Launcherをダウンロードします。ダウンロードの際、名前やメールアドレス、利用目的を入力する必要があります。

  1. NVIDIA Omniverse Launcherのインストール

ダウンロードしたインストーラを起動すると、NVIDIAへのログインが求められます。ログイン後、メールで送られてくるパスコードを入力すると、インストールが始まります。

  1. 各種アプリケーションのインストール

Omniverse Launcherから多種多様なアプリケーションをインストールできます。必要なアプリケーションをインストールしましょう。インストールしたアプリケーションは同じ場所から起動できます。

公式のドキュメントやチュートリアルを参考に、各種アプリケーションを試してみてください。

|NVIDIA Omniverseの将来性

メタバースはインターネットの次の進化形態として注目されていますが、産業界におけるその具体的な活用法は長らく探求され続けてきました。

NVIDIA Omniverseは、この探求の一つの答えを示してくれています。

NVIDIAのCEO、Jensen Huang氏は、Omniverseがデジタルと物理の境界を超えた新しい次元の体験を提供すると強調しています。

さらに、最近のビックトレンドである生成AIとの統合により、Omniverseはさらなる進化を遂げようとしています。

これにより、より複雑なシミュレーションや未来予測モデルの利用を可能にし、これまで以上に強力で多機能なプラットフォームとしてあらゆる分野に拡大していくでしょう。

これらの動きから、Omniverseは産業界におけるメタバースの中心的な役割を果たしていくと予想されます。

|まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、NVIDIA Omniverseの基本情報から、その魅力、実際の活用事例まで詳しくご紹介しました。

これまでの3D制作の常識を変える統合プラットフォームやオープンなクリエイティブ活動の実現など、Omniverseの新しい魅力を感じていただけたのではないでしょうか?

さらに、生成AIの統合により産業界のイノベーションを促進する起爆剤となるかもしれません。

ぜひこれを機にOmniverseを活用し、新しいクリエイティブ体験を試してみてください。

この記事が、あなたの新しいプロジェクトの成功の一助となれば幸いです。