ファッションビル「渋谷109」は2022年3月、大手ブロックチェーンゲームプラットフォーム「THE SANDBOX」との提携を発表しました。
「渋谷109」は、「THE SANDBOX」内に専用の「SHIBUYA109 LAND」(ゲーム内で利用できる土地と建物)を開設し、ここを拠点に今後、独自のNFTやゲーム、広告事業などを展開する予定です。
今回はそんな「SHIBUYA109 LAND」に焦点を当て、以下の点を詳しく解説します。
SHIBUYA 109 LANDがどのようなものか、今後どのような取り組みを実施していくのかなどについて知りたい方はぜひご一読ください。
目次
|SHIBUYA109 LANDとは?
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000150.000033586.html
「SHIBUYA109 LAND」とは、ファッションビル「渋谷109」が大手ブロックチェーンゲームプラットフォーム「THE SANDBOX」内に開設した施設です。
「渋谷109」を運営する株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、「SHIBUYA109 LAND」を拠点とし、「若者がワクワクできる遊び場」を創造することを目的としたメタバース・NFT事業に本格参入することを決定しました。
|香港に本社を置くTHE SANDBOXと提携して事業を開始
出典:https://coinquora.com/the-sandbox-partners-with-shibuya109-to-create-shibuya109-land/
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、メタバース事業の最初の取り組みとして「THE SANDBOX」を展開するBACASABLE GLOBAL LIMITED (香港)と提携し、「THE SANDBOX」内に専用の土地「SHIBUYA109 LAND」を開設しました。
「THE SANDBOX」といえば、2022年7月現在、世界に約4000万ユーザーを抱えており、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導の超有名ゲームプラットフォームです。
ゲーム内では独自の仮想通貨「SAND(サンド)」でゲームアイテムを購入・販売することができます。
「SHIBUYA109 LAND」では、今後オリジナルNFTの販売やNFTが手に入るミニゲーム、広告事業など、様々な事業が展開される予定です。
約4000万ユーザーの超有名ゲームプラットフォームに、「渋谷109」が参入したことで、今後の動向と革新に注目が集まります。
【THE SANDBOXの魅力】
・無料ツール「VoxEdit」を活用し、アイテムやキャラクター、建物などを自分で制作できる
・LAND(ゲーム空間内の土地)を所有していると、独自の施設やミニゲームを構築できる
・NFTのボクセルアートを制作し、TheSandBoxのマーケットで売買できる
|参入背景は新型コロナウィルスによる来店数の低迷
新型コロナウイルス感染拡大に伴う渡航制限をきっかけに、国内外問わず、各地の観光客数が大幅に減少しました。
2022年7月現在、徐々に回復こそしてきているものの、依然新型コロナウイルス感染拡大前の水準には至らずです。
しかし、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、この現状をチャンスと捉え、時間・場所を問わず参加できるメタバースを活用することで、
「世界中のユーザーに新たな形で新しい顧客体験を楽しんでもらいたい」という願いを込めてSHIBUYA109 LAND開設を決定しました。
|目指すのはメタバースだからこそ体験できるコンテンツ
「メタバースだからこそ!」
「メタバースでしかできないような新体験を実現・提供したい!」
株式会社SHIBUYA109エンタテイメントは、メタバースでも文化の発信源となるべく、「SHIBUYA109 LAND」が日本文化にグローバルにアクセスできる環境となることを目指しています。
なお「SHIBUYA109 LAND」では、今後有名アーティストやキャラクターとのコラボイベントが実施予定のため、今後の動向にますます注目が集まります。
|まとめ
今回は、SHIBUYA 109 LANDがどのようなものか、今後どのような取り組みを実施していくのかなどについて知りたい方に向けて、SHIBUYA109 LANDの概要や開設背景、今後の動向・目標などについて解説しました。
現在、メタバース技術は、ゲームや音楽の世界に止まらず、ビジネスや実生活にも活用され始めています。
今はまだ発展途上のメタバース技術ですが、今後さらなる普及が予想でき、これまでの生活を一変させる大きな変革に繋がる技術やもしれません。
今後のメタバース技術とSHIBUYA109 LANDの動向に注目です。