「画像編集をしたいけど、ソフトの使い方が分からない」

こういった悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

現在はAI技術の進歩によって、これまで複雑であった画像編集もワンクリックで可能になっています。

本記事で紹介する「PhotoDirector」は、AI技術を活用した画像編集ソフトウェアで、画像編集、デザイン、アニメーション作成といったさまざまな機能を提供しています。

AI技術により、従来は高度な専門知識が必要だった画像編集が簡単になり、手ブレの修正、美肌加工、置き換えなども容易に可能。

ぜひ最後までご覧いただき、AI技術を活用した画像編集に挑戦してみてください。

|PhotoDirectorの特徴

出典:https://jp.cyberlink.com/products/photodirector-photo-editing-software-365/overview_ja_JP.html

PhotoDirectorの特徴について、以下の項目に沿ってそれぞれ解説していきます。

  • AI技術による画像編集
  • レイヤーによるデザイン
  • アニメーションにも対応

AI技術による画像編集

これまで、画像編集には高度な専門知識が必要であり、学校や書籍などからソフトの利用方法などを習得する必要がありました。

しかし、PhotoDirectorにはAI技術が活用されているため、そういった複雑な作業の多くを簡略化できるのです。

手ブレしている画像をクリアに補正する「手ブレ補正」なども、クリック1つでAIが適切な状態に編集。

さらに、写っている人物の「美肌加工」などもあっという間に編集してくれます。

従来の画像編集ソフトでは複雑な操作が必要であった、「置き換え」といった作業もAI技術によって誰でも簡単に行なえます。

映り込んでしまった人物、必要のないオブジェクトなどもワンクリックで削除し、背景を置き換えられるのです。

さらに、人物の髪の毛や手足といった一部分のみを動かすなど、指定した箇所の動きをだすといった編集も容易に可能。

身体の一部を補足するといった修正を行うレタッチツールなどを活用すれば、人物写真をあっという間により美しく表現できるでしょう。

使いたいツールへのアクセスも簡単であり、誰でもシンプルな操作で画像編集を楽しめます。

もちろん、手動での細かい修正にも対応しているため、AIによる大まかな修正の後、こだわりたいポイントをしっかりと詰めていくこともできるでしょう。

レイヤーによるデザイン

通常、デザインや画像編集といった現場で使用されるソフトの多くは「レイヤー機能」を有しています。

レイヤーとは「階層」といった意味を持つ言葉。

紙を複数枚重ねたイメージで、それぞれのページのみを編集可能となります。

レイヤーは画像編集においても非常に便利な機能であり、例えば人物や文字のレイヤーだけを切り抜き、シルエットのような画像にできるのです。

また、撮影した画像自体を編集すること無く、上部に配置したレイヤーに編集を加えることで、より自由度の高い作品が生み出せます。

PhotoDirectorにはレイヤーテンプレートも用意されているため、複雑な処理であっても簡単に思い通りの効果を適用できるはず。

画像を加工したロゴやグラフィックといった、アート性の高い作品が簡単に創造できるのです。

アニメーションにも対応

PhotoDirectorは単なる画像編集だけではなく、アニメーション作品にも対応しています。

人物の背景画像が動く「フォトアニメーション」や、画像の一部を分散させるような動きを与えられるのです。

動画データからGIF画像への変換も対応していますので、画像編集と合わせることでより幅広い表現が実現します。

また、動きだけではなく、カメラのレンズに光が差し込んだレンズフレアを簡単に再現できる「光エフェクト」や、自然な玉ボケを表現する「ボケ効果」などにも対応。

動きとエフェクトの効果によって画像をより魅力的に、人々を引き付ける作品に仕上げられるのです。

|PhotoDirectorの利用方法

PhotoDirectorは起動時に「フルモード」と「エクスプレスモード」といった2種類の形式を選択できます。

それぞれのモードで対応できる機能、おすすめの利用方法が異なります。

こちらでは以下の項目に沿って、PhotoDirectorの利用方法について解説していきましょう。

  • フルモード
  • エクスプレスモード
  • 料金プランについて

フルモード

フルモードと呼ばれる形式はより細かく、こだわり抜いた編集を求める場合におすすめです。

「従来のUIモードで全機能を利用できます」という記載の通り、編集者の意図を最大限入れ込んだこだわりの作品作りが実現できます。

編集対象となる写真の読み込みは単一、もしくはフォルダ単位で可能。

読み込みたい写真にチェックを入れ編集を開始します。

もちろん一眼レフカメラのRAWデータにも対応していますので、プロレベルの編集作業から現像までも可能。

一般的な画像編集ソフトで作業できることのほとんどに対応しており、露光量の調整からホワイトバランスの調整といった細かい修正ができます。

画像への文字入力やフリー素材などを利用したデザインも可能ですので、アート性の高い作品も容易に作れます。

一からこだわり、理想通りの作品を創りたいと考える場合はこちらのフルモードの使用がおすすめです。

しかし、各ツールの使い方といった技術の習得には一定の学習期間が必要となるでしょう。

エクスプレスモード

エクスプレスモードは、PhotoDirectorの特徴が最も感じられる形式です。

「エクスプレス」という名前の通り、編集作業を手早く済ませたい方へ向けたモードであり、PhotoDirectorならではのAI機能がフル活用できます。

まずはフルモード同様、編集対象の写真を選択して読み込みましょう。

読み込み後、編集画面に「プリセット」というボタンが表示されます。

プリセットをクリックすれば、AIによる大まかな編集が施された画像が表示されますので、任意の編集を選択するだけで問題ありません。

他にも「AIスタイルトランスファー」や「クックレイヤーテンプレート」といった、AI技術を活用したワンクリックでの編集もできます。

あっという間に写真の雰囲気がガラッと代わり、プロに依頼したかのような作品が生まれる瞬間は驚くはず。

また、「手動で調整」を選択すればフルモードに切り替わるため、細かい部分の微調整も可能です。

エクスプレスモードで大体の編集イメージを作り、その後はフルモードで調整するといった使い方もできるでしょう。

もちろんプリセットでも十分な編集が可能ですので、ワンクリックで簡単に済ませたいという方にはピッタリの形式です。

料金プランについて

PhotoDirectorには様々なソフトが提供されており、それぞれが持つ機能によって料金タコとなります。

一般的な「PhotoDirector 365」と「Director Suite 365」については、サブスクリプション形式が採用されており、利用料は以下の通り。

  • PhotoDirector 365:6,480円(12カ月プラン)
  • Director Suite 365:15,980円(12カ月プラン)

PhotoDirector 365は価格を抑えて利用できますが、写真編集のみ対応。

Director Suite 365は動画、画像、オーディオといった幅広い分野の編集が可能となります。

利用するシーンを想定し、最も適切なプランを選択することをおすすめします。

PhotoDirectorには無料体験版もありますので、まずはそちらを使用してから契約を検討してもいいでしょう。

|新機能が続々と追加

PhotoDirectorは常に最新のソフトが開発されているため、新機能が続々と追加されています。

2023年9月には「PhotoDirector2024」が発表され、AIを活用した画像生成や「AI画像拡大」、「AI画像高画質化」といった機能が追加。

テキストを入力するだけで、内容に応じた画像が瞬時に生成されるなど、これまでにない利便性を実現しています。

ズームによる画像劣化なども、AIによる補正で細かい部分のディテールを保ったまま4倍にまで拡大できます。

さらに、生成AIによるアバター作成にも対応。

自身の写真を元に最大200種類のアバターを作成できるため、色々なシーンで活用できるかもしれません。

今後もPhotoDirectorにはAI技術を活用した新機能が続々と搭載されるていくでしょう。

|まとめ

AI技術を活用した編集ソフトPhotoDirectorについて、その概要から使い方までを解説しました。

これまで高度な知識が必要だった画像編集もAI技術によってワンクリックで可能になり、多くの人が思い通りの作品を生み出せるようになりました。

今後もAI技術の進歩とともに、PhotoDirectorには様々な新機能が追加されていくはず。

自身の思い出をより美しく表現したいと考える場合、PhotoDirectorの利用は最適となるでしょう。

本記事を読んで少しでも気になったという方は、ぜひ一度PhotoDirectorを利用してみてください。