NeosVRの開発チームが手がける新メタバース空間「Resonite」が正式にリリースされました。

自由なカスタマイズで無限の楽しみ方ができる空間で、世界中のユーザーと「Resonite=共鳴する」プラットフォームです。

今回はこのプラットフォームの概要や特徴、遊び方まで詳しくご紹介します。

新たな次元のバーチャルリアルワールドに興味のある方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。

|Resoniteとは 

出典:https://store.steampowered.com/app/2519830/Resonite/?l=japanese

Yellow Dog Man Studiosが開発した新メタバースプラットフォームで、2023年10月7日に正式リリースされました。

PCとVRに対応しており、無料で利用可能です。

ユーザーは自由にワールドを作成・カスタマイズしたり、アバターやゲーム、アート作品などを作成・共有したりすることができます。

NeosVRの開発チームが手がけ、自由度と創造性を重視した新しいソーシャルVR空間であり、急速に成長しているプラットフォームとして注目を浴びています。

今後もさまざまな機能の追加やアップデートが予定されており、今後のメタバース業界に大きな影響を与える可能性があります。

|Resoniteの特徴

このプラットフォームは、具体的にどのような場所で、何が魅力なのでしょうか。

以下で、Resoniteの特徴や、この空間でできることを深掘りしていきます。

オブジェクトの操作、編集が自由

特徴の一つ目は、ユーザーが仮想ワールド内でオブジェクトを自由に操作、編集、保存できることです。

この機能により、ユーザーはワールド内のあらゆる要素をカスタマイズできます。

アイテムの位置を変更し、サイズを自在に拡大縮小できるため、ユーザーのアバターサイズを変更して、空を飛んだり、地形を自在に通過することが可能です。

さらに、気に入ったオブジェクトを複製し、自分のインベントリに保存することも可能です。

これにより、別のワールドで同じオブジェクトを再利用することができます。

ユーザーはこの柔軟な編集ツールを活用して、自由に仮想空間を構築し、独自の仮想世界を創ることで自己表現ができる場となっています。 

ワールド、アイテムの構築が可能

ユーザーは、独自のワールドやアイテムを自ら構築することができます。

デベロッパーが提供する多彩なツールセットを活用し、リアルタイムで他のユーザーと協力しながら、ゲーム内でアイデアを形にできます。

特に注目すべきなのは「マルチワールド・プレゼンス」システムで、ユーザーは同時に複数の世界に参加し、瞬時に切り替えることができます。

既に日本のユーザーコミュニティによって作成された詳細なチュートリアルワールドが存在しているため、新規ユーザーはそちらを訪れて始めることをおすすめします。

ユーザーが自らのアイデアを形にし、多彩な仮想世界を構築するための強力なツールを提供するプラットフォームと言えます。

VRプレイが可能

このプラットフォームでは、PC向けの他、VRプレイでも楽しむことが可能です。

ユーザーはオープンソースのライブラリを活用し、簡単に多種多様な3Dモデルを導入できます。

FBX、OBJ、GLBなどのファイル形式は、単にドラッグ&ドロップするだけで、ワールド内に取り込むことができます。

VRプレイ時には、ユーザーアバターの動作が全身で8か所に対応し、目と顔のトラッキングもサポートされています。

さらに、触覚スーツなどのデバイスにも対応しており、より没入感のある体験を実現することができます。

よって、ユーザーに豊かなVR体験を提供し、創造性と没入感の向上をサポートするプラットフォームとしても注目されています。

リアルタイムのコミュニケーション

ユーザー同士がリアルタイムでコミュニケーションを図るための豊富な機能も特徴的です。

これには、没入感ある触覚サポート対応のカスタマイズ可能なアバターを使って、低遅延のボイスコミュニケーションを取ったり、アイテムや画像を簡単に共有できることで、リアルな雑談を楽しむことができることなどが含まれます。

自動翻訳ツールを備えているため、海外のユーザーともスムーズにコミュニケーションが可能です。

さらに、「Resonite」は外部との通信が可能で、GET、POST、WebSocketを活用してYouTubeやニコニコ動画などを共有できます。

ユーザーが自由に情報共有し、楽しい会話を楽しむ場として利用できる多目的な交流の場となっています。

|Resoniteの推奨スペック

推奨システムスペックは以下の通りです。

オペレーティングシステム:Windows 10

プロセッサー:Octa-core CPU 以上

メモリー:16GB RAM

グラフィック:RTX 2070 以上、もしくは同等の性能

DirectX:バージョン 11

ネットワーク:ブロードバンドインターネット接続

ストレージ:20 GB の空き容量

VRサポート:SteamVR、Oculus SDK

これらのスペックを満たすシステムを使用することで、高品質なグラフィックスとスムーズなパフォーマンスを享受できます。

特に、VRプレイを行う場合は、より高い要件が必要となります。

|Resoniteの始め方

「このプラットフォームを使ってみたい!」「初めてで導入方法が分からない」

という、実際にどのように始めて良いか分からない初心者の方に、こちらでは詳しく導入の流れを説明します。

Steamのアカウント登録

まずは、多くのPCゲームが配信されているプラットフォーム「Steam」をインストールすることが必須となります。

Steamトップ画面右上にある「Steamをインストール」をクリックします。

インストールが完了したら、アカウント登録を画面の指示に従って進めます。

登録するための料金は発生せず、メールアドレスさえあればOKです。

アドレスを登録したら、アカウント名とパスワードを設定します。

以上で、簡単にアカウント登録を完了できます。

SteamVRをインストール

SteamVRをインストールすることで、HTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Realityヘッドセットなど、サポートされているVRヘッドセットとそれに対応するコントローラを使用してのプレイが可能となります。

PCデスクトップでも十分楽しめますが、VRにより、没入感あるリアルなメタバース空間を体感することができます。

Resoniteをインストールし起動

トップ画面の右上にある検索窓から、Resoniteを検索します。

「ゲームをプレイ」をクリックし、インストールを完了させます。

起動したら、画面の指示に従って、言語やマイク、操作方法を選択しましょう。

Resoniteにログイン

続いて、画面の指示に従って、ユーザー登録を設定していきます。

ここで必要なのは、メールアドレスとパスワードです。

ヘッドセットを装着したままだと使用しづらいという方は、外すと瞬時にデスクトップモードに切り替わるので、お好みで使い分けましょう。

正確に入力が終わったらメールが届きます。

添付のURLをクリックすれば、登録完了です。

すぐにチュートリアルが始まって、Resoniteの世界を体験できるようになるでしょう。

|Resoniteの口コミ

X(旧Twitter)の口コミでは、

『ハンドトラッキングもアイトラも顔トラも全部使えてアバターの表現力やばすぎる

最新のデバイス活かしまくって「没入感」を追求できるのすごすぎ』

「JPチュートリアルワールド見てたら案内していただきました!とにかくできることが多い…とびっくりしっぱなしでした』

など、高い機能性に虜になるユーザーが多いようです。

|まとめ

Resoniteは、自由度と創造性を重視した新メタバースです。

ユーザーは自由にワールドを作成・カスタマイズしたり、アバターやゲーム、アート作品などを作成・共有したりすることができます。

まだリリースされたばかりの新しいメタバースですが、その自由度と創造性は、今後のメタバース業界に大きな影響を与える可能性があります。

今後も、どのような機能の追加やアップデートが行われるのか、注目していきましょう!