バーチャルイベントとオンラインコラボレーションの需要が急速に増加している中、注目を浴びているのが、Remo(リモ)です。

リアルなオンラインツールとしてユニークな機能を持ち合わせており、効果的なコミュニケーションが可能であるため、多くの企業や団体に採用されています。

この記事では、Remoの主要な特徴やその魅力に迫りつつ、実際の導入事例もご紹介します。

新しいバーチャルオフィス環境の構築や、次世代型イベントに興味のある方は、ぜひご一読くださいね!

|Remoとは

出典:https://jp.remo.co/

Remoは、オンライン交流のための革新的なプラットフォームで、懇親会、会議、セミナーなどを手軽に開催できるツールです。

他の会議ツールとは異なり、その最大の特徴は広大な仮想会場内で自由にテーブルや部屋を設定できる点です。

大規模なパーティーを開催することも、小さなテーブルで密なチャットを楽しむことも可能です。

さらに、会話相手を選び、ビデオ、オーディオ、チャットを活用して、世界中の参加者がリアルタイムで交流できる環境を提供します。

展示会から懇親会、リモートオフィス、教室など、あらゆるシーンで利用できるため、世界中で繋がりや交流を促進する新たなコミュニケーションツールとして広く活用されています。

|Remoの特徴

新たなコミュニケーションの形を提供する、このプラットフォームの主な特徴は以下の通りです。

用途に合わせたデザインを選べる

魅力の一つに、その高度なデザイン性が挙げられます。

イベントやオフィス、教室など、用途に合わせて選択できる2Dおよび3Dの美しいテンプレートが豊富に用意されており、完全なオリジナルデザインも可能です。

この柔軟性により、ユーザーは会場のデザインを自由自在にアレンジでき、イベントのテーマや企業ブランドに合わせて、カスタマイズされた会場を設定することが可能です。

さらに、参加者同士が円滑に交流できるよう、テーブルや椅子の配置を自由に調整できます。

この機能は、懇親会、会議、セミナーなど異なる種類のイベントに柔軟に対応できる点で大きな魅力となっています。

 

機能が豊富

豊富な機能も多様性を深めています。

参加者が自由にテーブルやフロアを移動して対話できる会話モードや、会場の雰囲気を把握できるオーディエンス・リアクション機能により、双方向のコミュニケーションを促進することが可能です。

また、プライベートなテーブルでの会話から大規模なプレゼンテーションまで、2~20人のテーブルごとの個別のWeb会議をサポートし、参加者同士の交流を円滑に促進します。

このとき、複数の同時画面共有が可能で、共同作業がスムーズに行えます。

質問を整理し、注目すべき質問に焦点を当てる質疑応答機能も臨場感あるコミュニケーションツールとして役立ちます。

他にも、ホワイトボードやタイマー機能など、多彩なツールを兼ね備えています。

直感的な操作が可能

このプラットフォームは、その画面デザインが非常にクリアで見やすく、利用者に直感的な操作を提供しています。

プロフィールにはSNSなどの情報を盛り込むことができ、マウスでポイントすれば、名前やプロフィールを一目で確認できます。

そのため、関心を持つ相手に直接コンタクトを取ることも容易です。

この使いやすさは、参加者同士の相互作用を円滑にし、情報の共有をスムーズに行える要因となっています。

さらに、ホワイトボードの瞬時の立ち上げが可能で、その場での議論や情報整理に便利です。

効率的で直感的であることにより、ユーザーにとって「わかりにくさ」を最小限に抑えた心強いツールとなっているのです。

大手企業も導入している

Remoは、ビジネスシーンにおいてもさまざまな企業で活用されています。

大手企業では、デンソーや京セラ、Yahoo!など、多くの企業が導入しています。

富士通では在宅ワークのコミュニケーションツールとして、freee株式会社では仮想オフィスとして、デンソーではイベント会場として用いるなど、大手企業でも安心して導入して利用できるツールとして注目を集めています。

大手企業が活用することで、グローバル規模のイベント、ワークショップ、社内ミーティング、さらには新たなプロジェクトの展開において、効率と効果を高めています。

 柔軟性と使いやすさは異なる分野での多様なニーズに対応し、革新的なコミュニケーションの実現に寄与しています。

|Remoの活用シーン

活用されるシーンとしては、以下の3つに分けられます。

  • バーチャルオフィスとして利用
  • イベントの開催 
  • 教育の場として活用

それぞれについて詳しく説明していきましょう。

バーチャルオフィスとして利用

バーチャルオフィスとは、オンライン空間で実現される仮想的なオフィスのことです。

詳しくは下記も参照してください。

メタバースオフィスとは?利用のメリットからおすすめのサービス6選を紹介します!
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このプラットフォームは、かつてオフィスで当たり前だった「誰かに気軽に相談」「組織全体の一体感」「同僚の存在感」を再現します。

リモートでありながらも、ホワイトボードやチャットを通じたコラボレーションなどによる直感的な操作感と豊富な機能を活用して、臨場感豊かなオフィス体験を共有しています。

それにより、従業員同士のコミュニケーションが促進され、在宅ワークに伴う孤独感や課題を克服する狙いがあります。

イベントの開催

さまざまな種類のイベントを開催するための多目的なプラットフォームであり、就職フェアや大型カンファレンス、謎解きイベント、ワークショップなど、アイディア次第で無限の可能性を提供します。

イベントのスケジュールや進行表をRemo上で一元管理するため、参加者が重要なセッションを見逃すことはありません。

さらに、ダウンロード不要でブラウザベースのアプリケーションを利用し、24時間365日のサポート体制が提供されています。

参加者数に制限はなく、名前の変更が可能なテーブルと自由な行き来が可能な構造により、ブレイクアウトセッションがさらに強化されます。

これらにより、参加者のエンゲージメントを大幅に向上させます。

教育の場として活用

このプラットフォームは、大学、専門学校、学習塾などのオンライン授業の教室として、または教育・研究機関のプレゼンテーションや展示会場として、世界中のエデュケーションの現場を支えています。

ここでは、オンデマンド形式の録画講義とは異なり、リアルタイムでライブ授業が行われます。

生徒たちはお互いの存在を意識し、先生との対話を通じて学びます。

また、生徒が授業中だけでなく、前後の時間や放課後にも学びを続けられるフレキシブルな学習環境を提供します。

クラス全体への講義だけでなく、個別の生徒に対する対話やグループディスカッションなど、対面式のスクール環境と同じように授業を展開できたり、遠く離れた生徒にも個別サポートが可能です。

|Remoの導入事例

Remoは国内外のあらゆる企業で広く活用されています。

ここでは、実際に導入している企業の事例について紹介していきましょう。

富士通株式会社

富士通株式会社は、Work Life Shiftを実現するため、在宅ワークの拡大を進めています。

在宅ワークが80%以上に増加した時、従来のオンラインコミュニケーションツールでは、3名以上のディスカッションが難しいとの課題を抱えていました。

そこで導入したRemoは、他のツールでは難しかったブレイクアウトセッションや複数名の発言時の自然なコミュニケーションを実現。

リモートワーキングの生産性向上に大きく貢献しています。

株式会社SmartHR

株式会社SmartHRは、人事・労務関連のコミュニティ「PARK」を運営し、組織成長やキャリアアップをサポートしています。

「PARK」のイベントを定期的に開催している中で、Remoを用いたメタバース空間で大型交流会を開催し、参加者同士のリアルタイムなコミュニケーションを実現しました。 

このプラットフォームは、他のツールに比べて、ユーザー同士の交流促進に優れ、直感的な使いやすさが評価されています。

freee株式会社

freee株式会社では、コロナ禍においてスタッフ同士のコミュニケーション強化とイベント開催の課題に活用しています。

大忘年会など大規模なイベントもオンライン開催し、スタッフ同士がコンテンツを共有し、新しい体験を提供しています。

さらに、新卒内定者の内定式や懇親会にも活用することで、双方向のコミュニケーションを実現し、密な交流を促進しています。

 社内のコミュニケーション強化とイベント開催に大いに貢献しています。

株式会社デンソー

株式会社デンソーは、長年にわたり開催されてきたファミリーデーをコロナ禍でオンライン化し、Remoを導入。

この移行により、社員家族の理解促進、職場と家族のコミュニケーション促進、次世代への意識啓発を達成しました。

バーチャル会場では、パンフレットやマニュアルの設置などの工夫が凝らされ、コンテンツはホワイトボードを活用して展開。

運用体制はスムーズな運営を実現し、822の家族が参加し、総合満足度は80%以上となりました。

株式会社エル・ティー・エス

株式会社エル・ティー・エスは、Remoを活用して大型ハイブリッドイベントを成功させています。

このイベントはオンラインとオフラインを結ぶ形式で行い、セッションごとに複数のバーチャル会場で同時に開催。

他ツールでは解決が難しかった課題に対し、Remoは自動着席スタイルや多彩なバーチャル会場デザインテンプレート、参加ドメイン指定など、便利な機能を提供し、参加者の手軽なイベント参加を実現しました。 

株式会社フィヨルド

株式会社フィヨルドは、プログラミングスクールと就活イベントにRemoを利用し、双方向コミュニケーションと交流を活性化しています。

導入することで、オンラインミートアップでの分散したコミュニケーションが解消され、少人数のテーブルで会話しながら一体感を維持できます。

さらに、企業合同説明会でも活用され、テーブルに企業名を記載し、就職希望者と企業が気軽に双方向コミュニケーションを実現。

「挙手」機能やYouTubeライブ配信、プレゼン録画、席シャッフルがあり、効果的なオンラインイベント運営を実現しました。

|Remoの料金

継続利用プラン単発利用プラン
料金29,000円 /月(税込)〜24,000円 /月(税込)〜
利用期間3ヶ月 or 6ヶ月 or 年間サブスクリプション月間サブスクリプション
特徴・長期で継続的な利用におすすめ・スペース常時開放可能(連続利用時間制限なし)・単発で不定期な利用におすすめ・スペースの最大連続利用時間カスタマイズ可能(常時開放オプション有り)

無料で利用できる14日間の「無料トライアル」あり。

機能無制限で、Remoを実際に使用してみることが可能です。

|まとめ

Remoは、バーチャル空間でリアルタイムに会話やコラボレーションができるサービスです。

本記事では、大規模なイベントや会議にも対応可能で、リアルタイムでのコミュニケーションやコラボレーションを実現する機能を備えていること、ビジネスシーンにおいてもさまざまな企業で活用されていることについてご紹介しました。

直感的な操作性と、多彩な機能の組み合わせが有用性を高めており、今後ますます多くの分野で活用が期待されるプラットフォームと言えるでしょう。