「旅行先や観光地にもっと人を呼びたい」
「新しいコンテンツを導入して地域を活性化させたい」
このような課題の解決にARが使えます。
AR技術は、現在さまざまな観光地や旅行先で利用されており、観光案内やイベントに活用されて多くの方に喜ばれています。
そこで、この記事では、観光や旅行産業にARを活用するメリットや、具体的な導入事例について紹介していきます。
最後まで読めば、観光地の活性化やイベントにARを活かせるようになります。
目次
|観光や旅行産業にARコンテンツが活用されている
近年、ARコンテンツを提供する観光地が増えています。
ARとは、現実に存在する場所や建物にデジタルの映像を加える技術です。たとえば、人気ゲームの『Pokemon GO』や各所のイベントで注目されているプロジェクションマッピングなどが代表的な例です。
AR技術を使えば、かつて存在した昔の町並みを再現できたり、架空のキャラクターを登場させて観光地の案内をさせたりといったことが可能で、多くのイベントで活用されはじめています。
このような、観光とデジタル技術を組み合わせた試みは、日本だけでなく、中国やヨーロッパでも研究が進んでおり、今後、世界中でさまざまなコンテンツが登場すると予想されています。
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|ARの活用方法
観光や旅行先での体験を、より楽しく便利にするために、ARを使ったさまざまな試みがなされています。
ここからは、観光にARを活用する方法を3つ紹介していきます。
観光資源の魅力を補強
ARを使えば、今ある観光資源の魅力をさらに高めることができます。
たとえば、代表的な例に、歴史復元ARがあります。歴史復元ARは、すでに失われてしまった貴重な史跡をAR技術を使って、当時の姿に復元する試みです。
旅行客や観光客が現地に訪れ、スマホなどでカメラ越しに風景を見ると、そこにかつて存在した建物や人物、風景が現れる仕組みになっています。
また、プロジェクションマッピングもよく知られた例でしょう。
建物の壁などにプロジェクターを使って映像を映し、見た目を変化させます。
それ以外にも、美術館、博物館などでは、ARを利用した3Dコンテンツが設置されたり、各地のフォトスポットでは、デジタル映像と現実が混じった新たな写真体験を提供したりしています。
イベントの開催
ARはイベントを開く際のコンテンツとしても活用できます。
たとえば、よく用いられている例としては、スタンプラリーが挙げられます。
注目して欲しいスポットに、ARマーカー(ポスターなど)を設置して、イベント参加者にスマホでARマーカーを読み取ってもらいます。するとスタンプが発行され、一定数のスタンプを集めた方には景品が贈られる、といった試みが行われています。
さらに、スタンプラリーを、PR動画やスポット紹介、クイズイベントなどと連動させることも可能です。
イベント参加者が各地を回ってスタンプを集める際、クイズに答えてもらったり、動画を見てもらったりすることで、観光地をさらにPRできます。
案内情報の提供
AR技術を使えば、観光地への道順など、直感的でわかりやすい表示が可能です。
現実の景色にデジタルの映像で説明を加えられるため、テキストや地図だけの表示よりも各段に理解しやすい案内ができます。
しかも、観光施設の内容や料金、混雑状況など、さまざまな種類の情報を一緒に提供できるので、非常に便利。
また、キャラクターを登場させて、観光スポットを案内させることも可能で、オリジナルのキャラクターを作成したり、すでに人気のキャラクターを登場させれば、それだけで宣伝効果が期待できます。
|AR導入のメリット
ここからは、ARを導入することによって得られるメリットを5つ紹介していきます。
うまく活用できれば、今まで以上に観光地やイベントを盛り上げられます。
新鮮な体験を提供できる
ARは、観光客や旅行客に現実とデジタルを融合させた新たな体験を提供できます。
ARを使った試みは、まだ歴史が浅く目新しさがあります。
そのため、ARを活用すれば、観光地を訪れた方やイベント参加者に新鮮さを感じてもらえるでしょう。
案内情報を安価かつ省スペースで設置できる
ARを用いれば、観光地の案内を比較的安価に設置できます。
観光地や施設館内には、来訪者が迷わないよう案内標識を設置する必要があります。
そして、物理的に案内標識を設置しようとすると、案内板の制作費や設置費用などに一定のコストがかかるだけでなく、情報を更新する際も案内板を作り直さなければなりません。
しかし、ARによって案内情報を提供すれば、物理的な案内標識を設置するよりも低コストで済み、情報を更新する際も簡単です。
また、物理的な案内板は、設置するのにある程度のスペースが必要になります。さらに設置場所によっては、せっかくの美しい景観を損ねてしまいかねません。
その点、ARであれば、案内情報を物理的に設置する必要がないので、スペースや景観の問題もクリアできます。
多言語に対応できる
ARであれば、多言語に対応したコンテンツを作成可能です。
近年は、外国からの観光客も増えており、海外の方が十分楽しめるように、海外の方向けのコンテンツが必要とされています。
外国からの観光客に、観光地の魅力を十分に伝えるには、訪れた方が理解しやすいよう、外国語でコンテンツを作ることが有効です。
ARなら、複数の言語でコンテンツを作成することが可能。
ARコンテンツをさまざまな言語に切り替えて利用できるようにすれば、より多くの方に楽しんでもらえるコンテンツを作れます。
現地に人を呼べる
ARコンテンツは、コンテンツが設置された場所に訪れることで、はじめて体験できます。
そのため、魅力的なコンテンツを作成できれば、特定の場所に人を集めることができます。
たとえば、同じデジタルコンテンツでも、VRやメタバースであれば、世界中のあらゆる場所からアクセスできるため、わざわざどこかへ出かける必要がありません。
その点ARは、現実に存在する自然や街、建物にデジタルコンテンツの魅力を追加する形なので、観光や旅行産業と非常に相性がよいと言えます。
データを蓄積できる
ARを活用すれば、観光客や旅行客のデータを集めることも可能です。
ユーザーの利用状況を調査できるシステムをARコンテンツに組み合わせて使えば、イベントに参加した人数や、訪れた場所、通ったルートなど、正確で客観的なデータを得ることができます。
これらのデータを知ることができれば、観光客や旅行客の行動や興味関心を把握でき、効果的なマーケティング戦略を立てることができます。
|ARの活用事例
ここからは、観光地やイベントでARが使われた実際の事例について3つ紹介していきます。
東京ドイツ村:スタンプラリー
千葉県袖ヶ浦市にあるテーマパーク「東京ドイツ村」では、2023年10月27日から2024年1月28日まで、ARを使ったスタンプラリーが行われています。
このスタンプラリーは、人気YouTuberグループ「カラフルピーチ」とのコラボイベントの一環として行われています。
スタンプラリーのコンセプトは、東京ドイツ村園内をめぐりながら、隠された「光り輝く宝石」を、カラフルピーチのメンバーと一緒に探すというもの。
スタンプは合計で6つ設置されていて、4つ目までは無料で集めることができます。スタンプの5つ目と6つ目を得るには、バングルなどの特定のアイテムを購入して、スタンプの設置場所とパスワードを得る必要があります。
スタンプを集めることで、達成度合に応じて、特別なAR体験や、オリジナルグッズ、園内で使えるクーポンが当たる抽選会に参加できる権利が得られるといったイベントになっています。
飯坂温泉:観光ガイド
福島県福島市にある飯坂温泉は、ARを使った観光ガイドサービス「飯坂温泉ARまち歩き飯坂真尋と力のたまご」を提供しています。
この観光ガイドサービスは、飯坂温泉エリアにある特定の場所でスマホをかざすと、3Dキャラクターの飯坂真尋が観光案内をしてくれるといった内容になっています。
飯坂温泉定番の観光スポットや、穴場の隠れスポットまで知ることができ、コンテンツに参加することで、飯坂温泉をより楽しめるように設計されています。
この観光案内ARは、アプリ不要で基本的に無料で楽しめますが、有料のコンテンツも用意されています。有料コンテンツに参加すると、観光案内が聞けるスポットが増え、さらに飯坂真尋のオリジナルストーリーが楽しめます。
丸岡城:プロジェクションマッピング
福井県坂井市にある丸岡城では、2021年から、丸岡城プロジェクションマッピングナイト「ヒカリ結び」が上映されています。
基本的に毎日2回、午後8時と9時から15分間、お城の天守にプロジェクションマッピングが投影されており、丸岡城にまつわる伝説をモチーフにしたものや、平和への願いが込められたコンテンツなど季節ごとに異なった映像が楽しめるようになっています。
また天守前に広がる公園でも、基本的に毎日、日没後から22時まで、人の動きに合わせて光が動く、プロジェクションマッピングを楽しむことができます。
|まとめ:ARで旅行や観光に新たな魅力を追加!
この記事では、観光や旅行産業にARを活かす方法について解説してきました。
近年ARは、観光地でのイベントや観光案内などに活用され、たくさんの方々を楽しませています。
そして、今後のAR技術の進歩に伴って、さらに便利で楽しいコンテンツが増えていくでしょう。
観光や旅行産業を活性化したいと考えている方は、ぜひARに注目してみてください。