キャンプといえば、自然の中でテントを張ったり、焚き火をしたり、星空を眺めたりと、非日常的な体験ができる魅力的なレジャーです。
趣味にされている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、キャンプには準備や移動、天候などのハードルがあるのも事実ですよね。
そこで注目されているのが、VR(仮想現実)を使ってキャンプを気軽に楽しむ方法です。
この記事では、キャンプとVRを組み合わせるメリットと、実際に導入されている事例をご紹介します。
ぜひ最後までお読みください。
目次
|VRとは
VRとは、Virtual Reality(仮想現実)の略で、コンピューターが生成した3D空間に没入できる技術のことです。
VR空間では、現実ではできないようなことも可能になります。
例えば、空を飛んだり、海底を歩いたり、恐竜と戦ったりと、非日常的な体験ができます。
また、季節や時間帯、天候などを自由に変えることもできます。
春の桜や秋の紅葉、夏の海や冬の雪景色など、好きな風景を楽しむことができますよ。
さらに、物や人とのやりとりもでき、VR空間内で見たり触ったりすることができるだけでなく、音声や振動などのフィードバックも受けることができます。
これらの体験は、VRならではの魅力です。
VRについてさらに深く知りたい方は、下記の記事もあわせて読んでみてくださいね。
|キャンプとVRを組み合わせるメリット
キャンプとVRを組み合わせることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、主に3つのメリットを紹介します。
非日常的な体験が可能
まず挙げられるメリットは、非日常的な体験ができるということです。
現実では体験できないようなことを可能にするのがVR技術ですね。
例えば、富士山の麓でキャンプをしたり、車中泊をしたり、水上でSUP(スタンドアップパドル)をしたりと、様々なシチュエーションを楽しむことができます。
また、VR空間では、季節や時間帯、天候などを自由に変えることもできます。
昼間は水辺の風景、夜は星空という具合に、時間帯ごとの自然の美しさを味わうことができます。
さらに、キャンプに関連するアイテムや食材なども、VR空間内で見たり触ったりすることができます。これらの体験は、VRならではの魅力です。
新たな顧客を獲得できる
キャンプとVRを組み合わせることで、新たな顧客を獲得できる可能性があります。
キャンプに興味はあるけれど、準備や移動が面倒だと感じる人や、キャンプ初心者やソロキャンパーなど、キャンプの敷居が高いと感じる人にとって、VRは気軽にキャンプを体験できる手段となります。
また、VRは若年層を中心に人気が高く、キャンプに興味がなかった人でも、VRの魅力に惹かれてキャンプに挑戦するかもしれません。
逆に、キャンプに慣れている人でも、VRで新たなキャンプの楽しみ方を発見できるかもしれません。
つまり、VRはキャンプのターゲット層を広げることができるのです。
購買意欲の向上が期待できる
キャンプとVRを組み合わせることで、購買意欲の向上が期待できるというメリットとして挙げられます。
VR空間内でキャンプに関連するアイテムや食材などを見たり触ったりすることで、実際に購入したいと思う気持ちが高まるかもしれません。
また、VR空間内でキャンプ場や周辺地域の施設や観光地などを紹介することで、現地への訪問や消費を促すこともできます。
VRは、キャンプに関する情報や体験をリアルに伝えることができる強力なツールとなるでしょう。
|【キャンプ×VR】の導入事例
キャンプとVRを組み合わせるメリットを紹介しましたが、実際にどのように導入されているのでしょうか。
ここでは、国内外のキャンプ×VRの導入事例を5つご紹介します。
360Media
360Mediaは、VRメディアのプラットフォームです。
様々なジャンルのVRコンテンツを提供しており、そのなかにキャンプ・アウトドアのチャンネルがあります。
このチャンネルでは、キャンプ用品のメーカーやメディアとコラボレーションして、VR空間内でキャンプライフを体験できるコンテンツを制作しています。
例えば、人気のキャンプメディア「CAMP HACK」とのコラボでは、憧れのバンライフ(車中泊をしながら車で旅をするスタイル)をVRで仮想体験できます。
カスタムされた車の中や、水上でSUPを楽しんだり、焚き火をしたりする様子をVRで見ることもできます。
また、コンテンツ内で紹介されているキャンプアイテムは、実際に手に取ってみたくなるような魅力的なものばかりです。
キャンプの魅力を最大限にアピールするVRコンテンツが提供されているので、一度体験してみてくださいね。
ASOBUBA
ASOBUBAは、北海道の白老キャンプフィールドが提供しているVR空間です。
実際のキャンプ場を空から眺めることができ、雄大な自然の雰囲気を味わうことができますよ。
テントを張ったり、焚き火をしたり、マシュマロを焼いたりと、キャンプの定番の楽しみ方ができ、VR空間だけでも満足できるほどの内容になっています。
北海道の圧倒的な自然をVRキャンプで気軽に体験できるので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。
ogawa
キャンプ用品のメーカーであるogawaでは、直営のキャンプ場をVR化し、VRキャンプ場として公開しています。
実際のキャンプ場にある各サイトをVRで楽しむことができ、現地に行かずともキャンプ場の雰囲気が確認できるようになっています。
実際に行ってみたくなれば、そのまま予約に進むことができるので、キャンプ場選びの手段としては、これ以上のものはないかもしれませんね。
コールマン
キャンプ用品メーカーとして有名なコールマンでは、VRを使って、自社のブランドイメージを強化する方法を取り入れています。
例えば、コールマンの公式サイトでは、キャンプスタイルや製品の疑似体験できるVRコンテンツが提供されています。
公式YouTubeチャンネルでは、VRでコールマンのアンバサダーがキャンプを楽しむ様子を見ることができますよ。
キャンプレシピを学ぶこともでき、自身に合ったキャンプスタイルを見つけることができるでしょう。
キャンプの楽しさや魅力を伝えるVRコンテンツが充実しているので、自宅にいながらキャンプの楽しさを知ることができそうですね。
アルペン
アルペンでは、VRを使ってキャンプ用品の販売促進を行っています。
VRを通して、キャンプ用品の詳細や使用感を見ることができますし、さまざまなアウトドアスタイルの雰囲気や製品の設営方法などを見ることができます。
自宅ベランダでの「ベランピング」や、身近な環境で始められる「公園キャンプ」といったシーンが紹介されているので、ぜひ一度ご覧になってくださいね。
|番外編:「ゆるキャン△」がVRゲームに!キャンプ体験が可能
キャンプとVRの組み合わせは、ゲームの分野でも活用されています。
特に注目されているのが、人気のアニメ「ゆるキャン△」がVRゲームになったことです。
アニメの登場人物と一緒にキャンプを楽しむことができ、VRゴーグルとコントローラーを使って、キャンプ場の選択やテントの設営、食事の準備などを行うことができますよ。
アニメの名シーンやオリジナルのストーリーも楽しむことができ、キャンプ好きだけでなくアニメファンにとっても、素晴らしい体験となるでしょう。
|まとめ
この記事では、キャンプとVRを組み合わせるメリットと、実際に導入されている事例をご紹介しました。
キャンプとVRを組み合わせることで、非日常的な体験が可能になったり、新たな顧客を獲得できたり、購買意欲の向上が期待できたりと、様々な効果があります。
また、キャンプ用品のメーカーや販売店、メディアや施設、ゲームなど、様々な分野でキャンプ×VRの取り組みが行われています。
キャンプとVRは、相性の良い組み合わせと言えるでしょう。
興味がある方は、ぜひVRでキャンプを体験してみてください。
楽しさや魅力が、より深く感じられることができるでしょう。