The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、自分だけのゲームを作ったり、NFTアイテムを販売したりできるブロックチェーンゲームです。
ブロックチェーンゲームとは、暗号資産が基盤となり構築されているオンラインゲームのことで、ゲーム内取引の不正や改ざんがしにくいのが特徴です。
本記事では、The Sandbox(ザ・サンドボックス)の概要から特徴、はじめ方や遊び方までご紹介しますので、是非最後までご覧ください!
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|The Sandboxとは?

The Sandboxとは、ブロックチェーン技術を活用したメタバースプラットフォームで、ユーザーが自分自身でゲームやコンテンツを作成し、他のユーザーと共有・体験できる仮想空間です。
イーサリアムブロックチェーン上に構築されており、ゲーム内で作成したアイテムや土地(LAND)などをNFT(非代替性トークン)として保有・取引できる点が特徴です。
この仕組みにより、ユーザーはただのプレイヤーではなく、クリエイターや投資家としても活動可能です。
たとえば、2021年にはSoftBankなどから9,300万ドル(約100億円)を超える資金調達を実施し、企業や有名ブランドの参入も進んでいます。アディダス、スクエニ、ウォーキング・デッドなど、世界的IPとのコラボが注目されています。
つまり、The Sandboxは単なるゲームプラットフォームではなく、「創造」と「経済活動」を融合させた次世代のメタバース空間といえます。
|The Sandboxで使用される2種類のトークン
ここでは、The Sandboxで使用される2種類のトークン「SAND(サンド)」と「LAND(ランド)」について解説します。
SAND(サンド) | LAND(ランド) |
The Sandbox内で使用できる独自通貨 | The Sandbox内で利用できる土地 |
SAND
SANDとは、The Sandbox内で使用できる独自通貨のことです。
LANDを売買したり、NFTを売買したりする際に用いるゲーム通貨として活用できます。
2024年2月現在のレートは1SANDあたり「約70円」前後。
しかしFacebookがMetaへと社名変更し、メタバースへの巨額投資を宣言した2021年には最大「800円」近くまで高騰することもありました。
この1年程度は100円以下の価格が続いていますが、今後の発展次第では爆発的な伸長が期待できるでしょう。
SANDについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

LAND
LANDとは、The Sandbox内で利用できる土地のことです。
LANDには、独自の建造物やキャラクターなどさまざまなモノを配置できます。
またLANDを活用して、自社の展示会やイベントを開催したり、他のユーザーに貸し出して賃料をもらうことも可能です。
2024年2月現在、LAND価格は「約8万円」前後。
こちらも2022年には「約60万円(現在のレートで換算)」近くまで高騰することもありました。
当時と比較すると価格は落ち着いたといえるかもしれませんが、ゲームプレイとして考えると決して安くはありません。
しかし、LANDは投資対象としても注目されており、価値が上昇してから売却すれば、売却益を得ることもできるので、大きな利益を得る可能性もあるのです。
LANDについては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

|The Sandboxでできること3選
The Sandboxでは、ゲームやアート制作にとどまらず、経済活動まで可能な多機能プラットフォームとして活用できます。
ここでは、代表的な3つの活用法を紹介します。
① 自分だけのゲームや世界を作れる
The Sandboxでは、誰でもオリジナルのゲームやワールドを作成できます。
その理由は、公式が提供する「Game Maker」ツールにあります。
これはプログラミング不要でゲームを作れるノーコードツールで、キャラクターの動きやルールを簡単に設定できます。
さらに、「VoxEdit」というツールを使えば、自分だけのキャラクターや建物なども作成可能です。
たとえば、実際に日本のクリエイターが制作した「メタバース神社」は、独自の世界観とインタラクティブな仕掛けで多くの来場者を集めました。
このように、The Sandboxでは誰でも簡単に魅力的な3D空間を構築できます。
② 土地(LAND)を所有・売買できる
The Sandboxでは、仮想空間の「土地(LAND)」を購入・保有し、売買することができます。
その背景には、土地がNFTとして発行されており、ユーザーがブロックチェーン上で所有権を持てるという仕組みがあります。
LANDの数には限りがあるため、希少性が高く、投資対象としても注目されています。
実際に、2022年には大手ブランド「Adidas」がThe Sandbox上のLANDを購入し話題となりました。
こうした動きにより、LANDの価格が数十万円から数百万円規模に高騰した例もあります。
このように、LANDを所有することで、独自の空間運用や資産価値の向上が期待できます。
③ 作ったアイテムをNFTとして販売できる
The Sandboxでは、ユーザーが制作したキャラクターやアイテムをNFTとして販売できます。
これは、クリエイターにとって新たな収益化のチャンスとなります。
作成したアセットはマーケットプレイスで出品でき、購入者はそれを自身のLANDやゲームに活用できます。
例えば、人気のあるアバターや装飾アイテムはSANDやETH建てで高値で取引されることもあります。
あるクリエイターは、自作のアイテム販売によって数千ドル以上の売上を上げたという事例も報告されています。
このように、The Sandboxでは「作って終わり」ではなく「作って稼ぐ」体験が実現できます。
|The Sandboxの始め方は?
では、ここではThe Sandboxの始め方をご紹介いたします。
流れは以下の通りです。
国内仮想通貨取引所で口座を開設し、SANDを購入メタマスクを作成し、SANDを送金The Sandboxにサインアップする |
国内仮想通貨取引所で口座を開設し、SANDを購入
Ths Sandbox内の独自トークンであるSANDを購入するために、国内仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
SANDが購入できる国内取引所はCoincheck(コインチェック)です。
取引銘柄数も多く、金融庁の公認を受けていますので、安心して口座開設を行えます。
口座開設が完了したら日本円を入金し、SANDを購入しましょう。
メタマスクを作成し、SANDを送金する
次に、メタマスクを作成しましょう。
メタマスクは、仮想通貨やNFTを管理できる、いわば「財布」のようなものです。
無料で利用でき、日本語にも対応しているため、初めての方でも安心して利用できます。
作成が完了したら、購入したSANDを送金しましょう。
The Sandboxにサインアップする
ここまで準備ができたら、いよいよThe Sandboxにサインアップしましょう。
公式サイト右上の「アカウントを作成」から登録を行い、作成が完了したらマイページにサインインします。
これで準備は完了です!
|The Sandboxをプレイするまで
それでは、実際にThe Sandboxをプレイするための手順を以下の内容に沿って解説していきます。
- The Sandboxをインストール
- プロフィールを編集
- アバターをカスタム
The Sandboxをインストール
まずはThe Sandboxをプレイするパソコンにインストールしましょう。
公式サイトへアクセスし、サインインをクリック。
「ログインまたはアカウントの作成」から「次で続行:Metamask」を選択します。
ここで作成したMetamaskとThe Sandboxを連動させるのです。
プロフィールを編集
The Sandboxへのログインが完了したら、「設定」ページからプロフィールを編集していきましょう。
自身の情報を他ユーザーへ伝えるために必要となりますので、どういったことを伝えたいかを考えて入力します。
The Sandboxで何がしたいか、どういった楽しみ方がしたいかなどを考えるとスムーズかもしれません。
入力できたら「設定を保存」をクリックし、完了です。
アバターをカスタム
The Sandboxだけに限らず、メタバース空間を利用したゲームではアバターを使用します。
自身の分身となるアバターのデザインは自由自在に変更可能。
カスタムできるパーツは顔、身体といった基本的な体型や容姿だけではなく、服装などのファッション面まで多岐に及びます。
現実世界の自分の似せて作ってもいいですし、全く違う姿にしても問題ありません。
好みのアバターを自由に作成しましょう。
|The Sandboxの将来性は?
The Sandboxはゲームでありながらもお金が稼げるなど、一部投資的な側面も持ち合わせています。
そのため、これからの将来性について気になる方は少なくないでしょう。
こちらでは以下の項目に沿って、The Sandboxの将来性について解説します。
- The Sandbox人気が高まる可能性
- メタバース・NFTの認知度向上
The Sandbox人気が高まる可能性
The Sandboxは現在パソコンでのアクセスしかできませんが、2024年柱にはモバイル版の提供が予想されています。
2023年10月にSNS「X」では、スマホでThe Sandboxをプレイする映像が公開されました。
その映像はモバイル版のβ版であり、まだまだ初期段階ということが公表されています。
しかし「2024年が待ち切れない」という一文も添えられていたことから、多くのユーザーが本年中のリリースを期待しているのです。
スマホで手軽なプレイが可能となれば、The Sandboxはさらに爆発的にユーザー数を増やすことが考えられます。
結果としてLANDの価値は上がり、さらに人気が集まるという好循環が生まれるかもしれないのです。
メタバース・NFTの認知度向上
徐々に認知度をあげているメタバースやNFTですが、2024年2月現在でもまだまだ一般に普及しきったとは言えない状況です。
しかし、メタバース市場規模は今後右肩上がりで成長を続け、将来的には日本国内でも数十兆円規模となることが想定されています。
現在はメタバースが浸透する過渡期であり、普及しきったタイミングには爆発的な伸長が期待できるかもしれません。
ガラケーから急激にスマホへとシフトチェンジしたような変化が、再度訪れる可能性は低くありません。
その時、The Sandboxはより一層の注目を集めることが考えられるのです。
|まとめ
The Sandboxは、誰でも簡単にゲームを作り、土地を所有し、NFTで収益化できるメタバースゲームです。
初心者でも無料で始められるツールが充実しており、プログラミング知識がなくてもクリエイターとして活動できます。
メタバースの世界で何か新しいことを始めたい、創作や投資にチャレンジしたいという方にとって、The Sandboxは、ひとつの選択肢となり得るでしょう。
まずは気軽にアカウントを作成し、自分だけの仮想空間の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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