The Sandboxとは、メタバース上で遊ぶブロックチェーンゲームプラットフォームの1つで、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォームです。
今回は、「The Sandbox」に焦点を当て、以下の点を詳しく解説します。
- The Sandboxとは何かについて
- The Sandboxで流通している2種類のトークンについて
- The Sandboxの魅力について
- The Sandboxの始め方について
- The Sandboxの将来性や今後の見通しについて
The Sandboxに興味がある方やその概要・特徴について知りたい方はぜひご一読ください。
目次
|The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?

出典:https://www.sandbox.game/jp/
The Sandboxとは、メタバース上で遊ぶブロックチェーンゲームプラットフォームの1つで、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォームです。
2022年現在、メタバースは世界中から注目を集めており、全世界で4,000万以上のダウンロードを記録しました。
ゲーム内では土地を売買・レンタルしながら、独自のキャラクターを製作したり、他のユーザーが制作したゲームで遊ぶことができます。
|メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上に構築された現実に近い特徴を持つ仮想空間のことです。
仮想空間ではアバターと呼ばれる自分の分身を操作し、リモート会議やゲーム、展示会、イベントなどを行えます。
詳しくは、メタバースって何? 意味やメリット・デメリットから分かりやすく解説!をご覧ください。
|The sandbox(ザ・サンドボックス)で使用される2種類のトークンとは?
トークンとは、一般的には「しるし、象徴、証拠」の意味で用いられますが、ブロックチェーン業界では、ある特定のブロックチェーン上で動作する暗号資産を指します。
暗号資産とは、実体を持たないインターネット上での財産です。
仮想通貨も、暗号資産の1つに含まれます。
ここでは、The Sandboxで使用される2種類のトークン「SAND(サンド)」と「LAND(ランド)」について解説します。
SAND(サンド) | LAND(ランド) |
The Sandbox内で使用できる独自通貨 | The Sandbox内で利用できる土地 |
・SAND(サンド)

出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/the-sandbox/
SAND(サンド)とは、The Sandbox内で使用できる独自通貨のことです。
LANDを売買したり、NFTを売買したりする際に用いるゲーム通貨として活用できます。
またSANDは、NFT関連銘柄やメタバース関連の仮想通貨銘柄としても売買されています。
なおSANDは、2022年5月にCoincheck(金融庁登録済の暗号資産交換業者であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所)に上場し、現在日本国内で取り扱いがある取引所はCoincheckのみです。
ちなみに2022年8月2日現在のSANDの取引レートは「1SAND=165円」です。
・LAND(ランド)

LAND(ランド)とは、The Sandbox内で利用できる土地のことです。
LANDには、独自の建造物やキャラクターなどさまざまなモノを配置できます。
またLANDを活用して、自社の展示会やイベントを開催したり、他のユーザーに貸し出して賃料をもらうことも可能です。
なおLANDは投資対象としても注目されており、価値が上昇してから売却すれば、売却益を得ることもできます。
ちなみに、CoincheckのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でも、LANDの売買が始まり、初売り時には、わずか3秒で売り切れになるほどの人気ぶりでした。
なお2022年7月時点での、LANDの相場は「1LAND=約60万円」前後です。
※1LANDは、96m(縦)×96m(横)×128m(高さ)である
※1アバターが1m×1mのため、1LANDでも十分に広い空間と言える
|The Sandbox(ザ・サンドボックス)の魅力
ここでは、The Sandboxの魅力について4点解説します。
①キャラやアイテムを独自で製作できる
The Sandboxには、ボクセルアート(立方体を組み合わせて作る3DCG)が製作できる「VoxEdit」と呼ばれる無料ツールがあります。
VoxEditを活用すると、建物やキャラクター、アイテムなどさまざまなオリジナルコンテンツを独自で製作できます。
またキャラクターやアイテムには動作を与えることができますし、建造物をLANDに配置することも可能です。
さらに広大なジオラマを作り、有料で提供すれば、ゲームを通じて収益をもらうこともできます。
②3Dゲームを制作できる
The Sandboxでは、自作のゲームを制作できる無料ツール「Game Maker」が用意されています。
登録ユーザーなら誰でも利用でき、本格的なプログラミング知識がなくてもオリジナルの3Dゲーム制作が可能です。
また自作ゲームを公開したり、他のプレーヤーが制作したゲームで遊んだりもできます。
③マーケットプレイスでNFT売買ができる
The Sandboxでは、自作したオリジナルキャラクターやアイテムをNFT化し、「Coincheck NFT(β版)」で売買することが可能です。
Coincheck NFT(β版)には、メタバース内で利用できる車や動物、衣装、武器など様々なNFTが出品されています。
④メタバース空間そのものを楽しめる
The Sandboxでは、メタバース空間そのものを楽しめる点も魅力的です。
例えば、他のユーザーが制作したジオラマやギャラリー、ゲームを共有することができます。
また各コンテンツごとに設定されたミッションをクリアするごとに報酬を受け取れたり、ユーザーチャットで他のユーザーとコミュニケーションを図れるという楽しみ方も可能です。
|The Sandbox(ザ・サンドボックス)の始め方は?
The Sandboxの始め方の流れは以下の通りです。
ここからは順を追って解説します。
①暗号資産取引所で口座開設する ②Metamask(メタマスク)の作成 ③The Sandboxにサインアップ |
①暗号資産取引所で口座開設する
The Sandboxを始める前の事前準備として、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座が必要です。
理由は、The Sandboxで遊ぶ際、Bitcoinなどの暗号資産(仮想通貨)が必ず必要だからです。
取引所は複数ありますが、以下の理由から本記事では「Coincheck」をおすすめします。
【Coincheckのおすすめポイント】
・独自のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT (β版)」を提供しているため、日本円から暗号資産を直接購入できる ・口座開設が無料 ・シンプルなUI設計のため、初心者でも使いやすい ・取り扱い暗号資産の種類が多い ・最大年率5%の貸暗号資産サービスがある |
②Metamask(メタマスク)の作成
次にMetamaskを作成しましょう。
Metamaskとは、イーサリアム系ブロックチェーンの通貨やNFTを一括で補完・管理できるソフトウェアウォレットです。
簡単にいうと、インターネット上で所有する仮想通貨を管理するお財布です。
Metamaskは無料で利用でき、日本語にも対応しているため、初めての方でも安心して利用できます。
Metamaskの作成完了後は取引所で購入した仮想通貨を送金しましょう。
③The Sandboxにサインアップ
次に、The Sandboxでユーザー登録を始めましょう。
「公式サイト」から「アカウント作成」を行います。
アカウント作成後、マイページにサインインし、いよいよプレイスタートです。
|The Sandbox(ザ・サンドボックス)の将来性や今後の見通し
ここでは、The Sandboxの将来性や今後の見通しについて解説します。
2021年以降、メタバースへの注目度が増したことで、価格が高騰したSANDでしたが、2022年現在、新型コロナウイルスやウクライナ戦争などさまざまな要因が重なり、その価格がやや下落傾向にあります。
しかし、有名企業がLANDを保有し始めるなど、多くの企業や業界がThe Sandboxへの介入に積極的な姿勢を見せていることから、メタバースへの注目度自体は上昇傾向にあると言えるでしょう。
そのため、今後経済情勢や景気が落ち着き次第、LANDの需要が高まると同時に、SANDの価格も高騰する可能性が高いです。
またThe Sandboxのユーザー数が増えれば、投資対象としてSANDを購入するユーザーも増えることも予想できます。
以上の考察から、The Sandboxの今後の将来性は高いと言えるでしょう。
|まとめ
今回は、The Sandboxに興味がある方やその概要・特徴について知りたい方に向けて、以下の点を詳しく解説しました。
【本記事のまとめ】
・The Sandboxとは、メタバース上で遊ぶブロックチェーンゲームプラットフォームの1つで、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォームです。 ・The Sandboxで流通しているトークンが主に以下の2種類 SANDとは、The Sandbox内で流通・使用できる独自通貨 LANDとは、The Sandbox内で利用できる土地 ・The Sandboxの魅力は、以下の4点 ①キャラやアイテムを独自で製作できる ②3Dゲームを制作できる ③マーケットプレイスでNFT売買ができる ④メタバース空間そのものを楽しめる ・The Sandbox(ザ・サンドボックス)の始め方は、以下の3ステップ ①暗号資産取引所で口座開設する ②Metamaskの作成 ③The Sandboxにサインアップ ・多くの企業や業界がThe Sandboxへの介入に積極的な姿勢を見せていることから、メタバースへの注目度自体は上昇傾向にある。そのため、世界情勢が落ち着き次第、LANDやSANDの需要が高まることが予想でき、The Sandboxの将来性も高いと予想できる |
The Sandboxでは、「VoxEdit」でボクセルアートを、「Game Maker」でオリジナルゲームを制作したり、「Coincheck NFT(β版)」でNFTアイテムを売買したりなど楽しみ方は様々です。
また先ほども解説しましたが、The Sandboxを含むメタバースへの注目度自体は上昇傾向にあり、今後の将来性は高いと言えるでしょう。
競合他社に遅れを取らないためにも、ぜひこの機会にThe Sandboxに登録し、「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」を早期から試してみてはいかがでしょうか。
本記事が少しでも皆様のお力に添えましたら幸いです。