「イラストやムービーなどを依頼したいけど、どうやって頼んだらいいか分からない」
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、クリエイターに気軽にイラストやムービーなどを注文できるプラットフォーム「Skeb(スケブ)」です。
これは、漫画やデザイン、動画、音楽、小説など、さまざまなジャンルのクリエイターに依頼することができるプラットフォームです。
本記事では、Skebの利用方法やメリットについて解説します。
目次
|Skebとは
Skeb(スケブ)は、クリエイターとクライアントを結びつける有償リクエストプラットフォームです。
クリエイターは自分のスケジュールに合わせてイラストやボイスを制作し、クライアントのオーダーに応えることで収入を得ることができます。
2018年にスタートし、2022年4月時点で200万人以上のユーザーを抱え、日本のクリエイターたちの注目を集めています。
クライアントにとっては自分好みのイラストを注文できる魅力的なサービスであり、クリエイターにとっては副業としてコンテンツを制作することで収入を得る機会を提供しています。
以前はハードルが高かった「有償でオーダーする」ことを気軽に実現できる新しいサービスと言えます。
|Skebで出来ること
Skebでは多岐にわたるクリエイティブなジャンルでのオーダーが可能です。
絵やデザイン、アドバイス、漫画、映像、音声、文章、そしてミュージックなど、幅広いコンテンツが取り扱われています。
トップページには最新の作品や注目のクリエイターが披露され、お気に入りを見つけやすくなっています。
特に初心者には、「リクエストマスター」や「ファーストリクエスター」のカテゴリーで他者のオーダー内容や制作物を確認することで、参考になるでしょう。
匿名で注文が可能なオプションもあり、気軽に任意の注文を行えます。
注文から納品までのやり取りは最低限で、個人的な交渉や指示は不要です。
登録や注文に関しては無料であり、クリエイターと直接交流する場として、幅広いユーザーに利用されています。
|Skebのメリット(クリエイター)
クリエイターとして報酬を得ることでも話題のサービスですが、そのメリットとして挙げられるのは以下の通りです。
スキルを活かして報酬が受け取れる
かつて、イラストレーターや声優などのクリエイターは、主に企業案件からの収入を得る手段に限られていました。
この状況下では、高いスキルが求められ、アマチュアレベルのクリエイターに収入を得る機会はほとんど皆無でした。
しかし、Skebの登場により、アマチュアレベルのクリエイターでも自らのスキルを活かして報酬を得ることが可能になりました。
クリエイターは自分のスキルや趣味を生かして、オーダーを受けて作品を提供することで報酬を得ることができます。
これは「趣味を活かして報酬を得る」道を開く画期的なメリットです。
このプラットフォームを利用することで、誰もが気軽に安心して作品づくりに取り組み、収益化へのチャンスが広がりました。
受ける仕事を自分で選べる
このプラットフォームでは、クリエイターが自身の好みや希望に合わないオーダーを受け取っても、それを拒否することができます。
たとえば、自分の趣味やスタイルに合わない注文内容やシチュエーションがあった場合に、クリエイターは自由にオーダーを受け入れるかどうかを選択できます。
通常の仕事では妥協が必要なケースもある中で、Skebではクリエイター自身がオーダーを受けるかどうかを決定できるため、その自由度は非常に高いです。
基本的に、クリエイターの意向を尊重するシステムが構築されており、最初の注文以外に追加のやり取りが禁止されています。
このシステムは、クリエイターがリクエストから気に入ったものだけを選んで制作し、納品後に報酬を得るという、投げ銭機能のあるお題募集サイトのような仕組みを提供しています。
国内外の依頼を受けることができる
このプラットフォームは海外利用にも対応しており、自動翻訳機能を活用することで、海外からのオーダーをスムーズに受け取ることができます。
この特性により、日本国内のクリエイターは世界中のファンからのオーダーを受けることができます。
特に、日本のイラストレーターは海外でも人気があり、独自の個性を持つクリエイターは海外のファンからの注文を受ける可能性が高いでしょう。
これにより国内外のファン層を相手にビジネスや副業を展開することができるため、世界的な市場で自らの才能を活かし、収益を得る新たな可能性を提供しています。
2020年8月時点で、全リクエストのうち2割が海外からの利用によるものと報告され、Skebの国際的な需要の高さを示しています。
|Skebのメリット(クライアント)
このプラットフォームは、クリエイター第一主義のサービスであることが特徴的ですが、クライアント側においても利用するメリットは存在します。
自分の気に入ったイラストを依頼できる
Skebでは、個人が好きなイラストを有償でオーダーすることが可能です。
多くの利用者がオリジナルのイラストを希望していますが、ゲームのヒロインなどの注文もよく行われています。
しかしながら、SNSの個人利用に限られるため、若干の制限はありますが、それでも好きなクリエイターを見つけやすい点は大きな魅力です。
Twitterと連動しており、フォローしているクリエイターを簡単に見つけることができます。
また、Skebに登録していなくても、通知設定をすることで登録時に案内メールが届くため、重要な情報を見逃すこともありません。
自分の好みに合ったイラストを手軽に注文し、多様なクリエイターの作品から選択できる便利さが特徴的です。
依頼料が安い
クリエイターは、1枚のカラー作品を完成させるのに数日かかる場合があります。
それにも関わらず、多くの登録クリエイターの価格はおおよそ15,000円前後で設定されています。
商業誌で活躍するクリエイターも含まれ、この価格はリテイクや打ち合わせなどの余分な時間を省いて作品に集中するために決定されたものでしょう。
依頼料が安い理由は、クリエイターが自由に作品を使用できることや、注文を受けた際に追加の時間を費やさずに作業に集中できることなど、余分な拘束を極力減らして価格を設定しているためと考えられます。
このシステムにより、クライアントは手頃な価格で作品を注文でき、クリエイターに対しても作品に集中しやすい環境を提供できると言えるでしょう。
|Skebの利用方法(クリエイター)
クリエイター側の利用方法は非常にシンプルです。
まず、クリエイターはSkebで募集を開始し、クライアントからのオーダーを受け取ります。
その後、このオーダーを承認してコンテンツを制作し、納品します。
このシステムでは、クライアントとのコミュニケーションは注文の受け取りとコンテンツの納品のみに限られています。
通常、クライアントと対話する時は要望や指示、修正依頼などが多く発生しますが、Skebではこのやり取りを大幅に短縮し、制限しています。
このシステムはトラブルを避けることを意識しており、煩わしい交渉が省かれています。
これにより、クリエイターはストレスを抱えることなく、自身の才能を存分に活かすことができます。
|Skebの利用方法(クライアント)
Skebの利用には、Twitterのアカウントが必要です。
公式ページにアクセスし、Twitterでのログインをクリックしてください。
その後、アプリの連携と規約同意を行い、メールアドレス認証を完了させます。
アカウントができたら、クライアント設定を行います。
匿名設定や宛名の有無、お知らせワードなどを設定し、支払い方法を登録します。
支払い方法はクレジットカード(VISA、Mastercardなど)か新Skebポイント(銀行振込、コンビニ決済など)が利用可能です。
次に、絵の依頼を行います。
クリエイターのページから「新規リクエスト」を選択し、オーダー内容を入力します。
オーダーを受け入れるかどうかが選択され、注文が成立したら納品を待ちます。
|まとめ
ここまで、クリエイターに気軽にイラストやムービーなどの創作物を注文できるサービス「Skeb(スケブ)」について解説してきました。
クリエイターと直接的に対話する必要がないため手間がかからず、オーダー内容が正確に伝えやすいことにより、満足度の高い作品を依頼できます。
クリエイターのスキルや得意分野が明確に表示されるため、自分に合ったクリエイターを見つけやすいです。
イラストやムービーなどの創作物を注文したい方は、ぜひSkebを活用してみてくださいね。