カプコンが発売する大人気アクションゲーム「モンスターハンター」。
過去には映画化されるなど、世界的な人気を誇る作品が2023年9月にスマホゲームとしてリリースされたことをご存知でしょうか。
近年、スマホゲームの進化は著しく、数多くの大ヒット作が生まれています。
本記事では、これまでのモンスターハンターシリーズには無かったシステムを搭載した「モンスターハンターNow」に関する概要と楽しみ方を解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
|AR技術を活用したモンスターハンター
「モンスターハンターNow」は、拡張現実と呼ばれる「AR(Augmented Reality)」技術が活用されたゲームです。
ARとはスマホやタブレットのカメラを通して写した画面に対して、架空の存在を投影させる技術。
こちらでは、以下の項目に沿って「モンスターハンターNow」の概要をそれぞれ紹介していきます。
- アクション重視のゲームプレイ
- より没入感の高いプレイも可能
- 協力プレイでも楽しめる
アクション重視のゲームプレイ
モンスターハンターシリーズは、巨大なモンスターを相手に様々な武器を駆使して戦うアクションゲームです。
そのため、迫力ある映像をベースにしたアクションがシリーズ最大の魅力といえるでしょう。
「モンスターハンターNow」はスマホゲームでありますが、しっかりとこれまでのシリーズの内容を踏襲しており、アクション重視のゲームプレイが楽しめる設計になっています。
これまでのシリーズと最も異なる点としては、現実世界を歩き回り、様々なモンスターと出会うというゲームシステムです。
このゲームシステムは「ポケモンGO」で一躍有名になり、現在のスマホゲームの主流になりつつあります。
現実世界とゲームの世界をリンクさせた、様々な楽しみ方が実現するのです。
画面に表示されたモンスターをタップすることで「狩り」を行い、相手の攻撃を避けながら倒すことを目的にします。
勝利するためには75秒という時間内に倒す必要があり、全力で襲いかかってくるモンスターを相手に手に汗握る戦いが繰り広げられるでしょう。
より没入感の高いプレイも可能
「モンスターハンターNow」では、モンスターに遭遇するために現実世界を歩き回る必要があります。
その際に、モンスターと戦闘に入った場合は、しっかりとその場に立ち止まり集中したプレイが求められます。
特に、大型のモンスターを相手にする場合は、一瞬も気が抜けない緊張した戦いとなるでしょう。
ゲーム最大の醍醐味である戦闘ですが、より没入感を高くプレイするために「ジャイロモード」が搭載されています。
これはスマホの傾きに応じてカメラアングルが変化するモードであり、通常のプレイ以上に迫力のある戦闘が楽しめます。
ジャイロモード使用時、スマホを90度傾けると従来のゲーム機と同じ横長の画面でプレイを続けられます。
そのため、長年携帯ゲーム機でモンスターハンターを楽しんでいたプレイヤーにとって、慣れ親しんだ画面でプレイを楽しめるでしょう。
協力プレイでも楽しめる
モンスターハンターシリーズは単独プレイでも十分楽しめますが、複数人での協力プレイも醍醐味の一つです。
過去、携帯ゲーム機を使用して友人たちと楽しんだという方は少なくないでしょう。
「モンスターハンターNow」においても、協力プレイが楽しめます。
ゲーム中に登場するモンスターは小型と大型の2種類。
小型モンスターであれば単独でも勝利できるかもしれませんが、大型になればなるほど苦戦してしまいます。
そうした際、協力モードによって他プレイヤーと一緒に狩りを進めてみましょう。
この時、実際に知り合いを探す必要はありません。
スマホの近くに「モンスターハンターNow」をプレイしている人が表示されるため、そうした外部プレイヤーと即座に協力プレイが楽しめるのです。
事前申請やチャットでのやり取りなどの手続きは必要ないため、いつでもどこでも他プレイヤーとのゲームが実施できます。
もちろん、実際の友人や家族とのプレイも可能ですので、幅広いシーンで協力しながらゲームを進めてみましょう。
大型モンスターを倒した際にもらえる報酬は通常よりも多くなります。
協力モードによって報酬が減るということもありませんので、ゲームをスムーズに進めるために必ず活用したいモードといえるでしょう。
|従来のモンスターハンターになかったシステムを導入
「モンスターハンターNow」はスマホ向けゲームということで、これまでのハードには無かったゲームシステムが導入されています。
前述したAR技術もその中の一つですが、「位置情報の活用」も画期的なシステムとして注目されているのです。
位置情報も活用されるゲームシステム
「モンスターハンターNow」は現実世界での移動に伴い、ARを活用したゲームが楽しめます。
そのため、「現実世界での位置情報」もゲームシステムの根幹として構築されており、実際に移動することでより深くゲームを楽しめるようになっているのです。
ゲーム内のフィールドは毎朝9時になると「森林」から「沼地」、そして「砂漠」という順番で切り替わっていきます。
それぞれのフィールドにしか存在しないモンスターやアイテムがあるため、日替わりで採取する楽しみも味わえるでしょう。
「モンスターハンターNow」ではスマホを持った自分を中心として、一定範囲内で様々な楽しみ方が可能です。
そのため、外出することなく家の中といった限られた空間であっても、十分にゲームを進めることができます。
ゲーム内には一時的に範囲を広げられるアイテムも存在していますので、遠くへ外出する際にはそういったものを活用するなど、色々な戦略を元に進められるのです。
近年注目を集める位置情報ゲーム
近年、「現実世界の位置情報」を活用したゲームが注目を集めています。
最も大きな成果を上げたゲームとしては、2016年に登場した「ポケモンGO」があげられるでしょう。
他にも「ピクミンブルーム」や「ドラゴンクエストウォーク」といった人気作品も登場しており、「モンスターハンターNow」はこれらと肩を並べる存在として期待されているのです。
位置情報の活用は人の移動を促すことから、経済活動にとってもこれまでにない影響を与えることが考えられます。
各地方とのコラボ、特定の土地限定のイベントなど、色々な可能性が考えられるでしょう。
|モンスターハンターファンを楽しませる仕組み
初代モンスターハンターは2004年にプレイステーション2専用ソフトとして発売されました。
すでに20年近く続いているシリーズということもあり、世界各国にそのファンを抱える大人気ソフトです。
そのため「モンスターハンターNow」には、これまでの作品を楽しんできたファンを満足させる様々な仕組みが組み込まれています。
こちらではそういったシステムについて、それぞれ解説していきます。
モンスターとの駆け引き
「モンスターハンターNow」は単純なタップ操作だけでは攻略が難しい設計になっています。
中でも大型モンスターを相手にする場合、上手く駆け引きを進めなければ大ダメージを受けてしまうことも少なくありません。
また、キャラクターの体力が自動回復することもありませんので、数に限りがある治療薬の使用回数を考えるなど、戦略的な立ち回りが求められます。
いかにダメージを少なく抑えながら、相手モンスターを倒すかという駆け引きが本作の魅力の一つといえるでしょう。
片手間で進められない難易度設定はやりがいがあり、攻略した時の喜びも一層大きくなります。
戦略的な立ち回りが求められるシステムは、これまでのシリーズ同様やりこみ要素として楽しめるはずです。
武器や防具の強化
モンスターを効率的に倒すためには、自身の武器や防具を強化する必要があります。
武器を強化すれば攻撃力の向上だけではなく、「SP攻撃」といわれる特別な技も可能になります。
防具も同様であり、強化すればするほど様々なボーナスが付いていきます。
武器の種類もこれまでのシリーズ同様、ナイフやハンマーなど多種多様な種類があり、自身の好みや相手モンスターとの相性に応じて選択できます。
協力プレイ時はそれぞれの役割を担当することで、より効率的な攻略が実現するでしょう。
こういった装備選びの選択からも戦略を立てることができ、プレイヤーそれぞれの個性が現れる要素となるのです。
ペイントボールでのマーキング
移動中、ゲームプレイができない状況でモンスターに遭遇した場合、「ペイントボール」を使用してモンスターをマーキングすることが可能です。
マーキングしたモンスターとは期限内であればいつでも対戦できます。
そのため、確実に倒したい相手を逃すこと無く攻略できるのです。
いつでもどこでもゲームを楽しめる手段として、「ペイントボール」は有効となるでしょう。
モンスターをAR撮影
「モンスターハンターNow」には、現実世界にゲームの世界を投影できるAR技術が搭載されています。
そのため、現実世界の好きな風景を使用して、モンスターを設置した撮影が楽しめるのです。
撮影モード使用時は、「ジャイロモード」のようにスマホの角度を自在に変更できます。
撮影対象となるモンスターは大型に限定されていますが、自分だけの一枚を気軽に撮影して楽しめるでしょう。
|まとめ
「モンスターハンターNow」について、その概要からゲームシステムについて解説しました。
約20年前に登場したモンスターハンターは、ARや位置情報取得といった最新の技術を活用しながら進化を続けています。
これまでの作品のファンはもちろん、今回が初めてのシリーズになるという方も、ぜひ「モンスターハンターNow」を自身のスマホで楽しんでみてはいかがでしょうか。