日本が誇る文化に酔いしれ、日本の祭りに参加する…

そんな夢のような体験が、メタバース空間で実現しました。

日本のグローバル企業、TOPPANが手がける「VIRTUAL REMIX JAPAN(バーチャルリミックスジャパン)」は、日本の伝統文化から現代文化まで、多彩なコンテンツをメタバース上で楽しめるイベントプラットフォームです。

本記事では、このイベントの見どころや参加方法を詳しく紹介していきます。

日本の魅力を再発見できるメタバース空間を、ぜひ体験してみませんか?

|VIRTUAL REMIX JAPANとは

出典:https://virtualremixjapan.com/

これは、TOPPANホールディングスのグループ企業であるTOPPAN株式会社が開催したバーチャルイベントです。

第一弾として開催された2023年7月には、英国最大級の日本文化総合博覧会である「HYPER JAPAN Festival 2023」と協力し、好評を博しました。

このメタバース空間は、日本の風景や文化を独自の視点で表現し、日本の文化を世界に発信することを目的としています。

日本のお祭りでの臨場感ある体験、伝統と幻想が融合した音楽ライブなどが展示され、VRコンテンツやアバターを用いて観光地などをバーチャルに体験することができます。

これまで以上に身近に、そして深く日本の文化に触れることができる、新しい日本文化体験の場を提供しています。

背景

TOPPANグループは、社会と企業のデジタル変革を推進する中で、「Erhoeht-X®(エルヘートクロス)」と銘打ったDX事業を展開しています。

このなかで「デジタルコンテンツ」事業が特に注力されており、立体計測技術やカラーマネージメント技術、画像処理技術などを活かし、VRやメタバースといった成長市場向けにデジタルコンテンツを提供し、事業を拡大しています。

本イベントは、このデジタルコンテンツ事業の一環として創り出されました。

日本の伝統と未来を融合させたメタバース空間において、TOPPANのデジタルコンテンツの最先端技術が結集され、参加者に没入型で革新的なエンターテインメントを提供しているのです。

第一回との違い

「VIRTUAL REMIX JAPAN」は2024年にリニューアルし、世界のクールジャパンイベントと更なる連携を果たします。

2023年の初開催では、英国の「HYPER JAPAN Festival 2023」と連携し、日本の伝統や文化を幻想的に表現したメタバース空間が大成功を収めました。

今回のリニューアルでは、台湾での「台北國際動漫節」の「ICHIBAN JAPAN日本館」と連携。

前回の「城下町ワールド」に加えて、「コスプレコンテストワールド」、「ウォッチパーティーワールド」、「ライブワールド」、「コミュニティワールド」など新たな要素を追加し、多様な日本文化を楽しむ空間に進化しています。

|クールジャパンとは

「クールジャパン」とは、世界が日本を「クール(魅力的でかっこいい)」と評価する要素を包括的に指す概念です。

これは、「食」や「アニメ」、「ポップカルチャー」など、幅広い分野にまたがり、その可能性は無限に広がっています。

単に商品や娯楽だけでなく、日本の技術やデザイン、ライフスタイルなども含まれ、世界の関心に応じて多様な形で表現されます。

クールジャパンの目的は、世界中で「共感」を呼び起こし、日本のブランド力を高めつつ、国際社会において日本への愛情を育むことです。

これにより、海外でのファン(日本ファン)を増やし、日本のソフトパワーを向上させます。

クールジャパン政策は、これらの取り組みを通じて日本の市場価値を強化し、経済全体の成長に寄与する国家戦略となっています。

|VIRTUAL REMIX JAPANの見どころ

クールジャパンメタバースと銘打った「VIRTUAL REMIX JAPAN」では、いったいどのような体験が待っているのでしょうか?

各ワールドを実際に訪問した感想や見どころをご紹介します!

城下町ワールド

「城下町ワールド」は、彦根城と現代の都市が美しく融合し、まるで夢のような幻想的な城下町を構築しています。

参加者は、メタバース内で射的やおみくじなどの楽しいお祭りアクティビティを体験し、自由に仮想の街を巡ることができます。

一歩足を踏み入れると、彦根城の美しさや伝統的なお祭りの雰囲気が、デジタル空間でリアルに再現されており、その臨場感に感動することでしょう。

自由に歩き回ることで、まるで実際に城下町を歩いているような体験ができます。

また、今回のリニューアルでは、ショップ連携ブースが追加され、TOPPANのECサイト「かなプロマーケット(R)」と連動しています。

キャラクターグッズやライブグッズが購入でき、自動でオンデマンド製造から配送まで一貫して行われ、これにより海外からも手軽に日本の商品を楽しむことができます。

コミュニティワールド

「コミュニティワールド」では、参加者が自らの興味やトピックに基づいた「スレッド」を立ち上げると、その話題に特化した「コミュニティルーム」が即座に生成されます。

スレッドを立ち上げた瞬間にそのテーマに興味を持つ参加者が集まり、参加者たちはリアルタイムでコミュニケーションをとりながら意見を交換できます。

デジタル空間ながらも、会話の中で様々なバックグラウンドを持つ人々が一堂に会し、刺激的で深いディスカッションが展開されるでしょう。

ここでは、異なる国々から参加した仲間たちとの交流が実現できることが魅力的な点として挙げられます。

デジタルながら現実の交流を感じさせ、世界中の新たな友達と繋がれるチャンスが生まれるかもしれません。

ウォッチパーティーワールド

「ウォッチパーティーワールド」では、日本の人気漫画「北斗の拳」とのコラボレーションが行われています。

会場は石造りの宮殿の中のようであり、天井には無数の星座が散りばめられた夜空が演出されています。

シアターには巨大なスクリーンが設置され、そこでは北斗の拳の漫画が立体的に3Dで楽しめます。

画面から躍り出るキャラクターや迫力満点の光線が、まるで漫画の中に実際に入り込んだかのような臨場感を生み出しました。

また、このワールドでは、3月1日から開催される「北斗の拳40周年大原画展」公式サイトへのアクセスも可能です。

漫画の新たな次元での魅力を体験でき、ファン同士が交流しながら作品を楽しむ素晴らしい場となっています。

ライブワールド

「ライブワールド」は、メタバース空間で参加者が一緒にライブ音楽映像を視聴できる場所です。

シアターの大画面から広がる音楽はまるで現地にいるかのようで、ライブの迫力が手に取るように感じられるようになってます。

2月18日には、オンラインライブ「バーチャル歌伝2024」が開催される予定で、声優やVtuberがバーチャルで音楽フェスを開催する夢をかなえた特別なイベントとして期待されています。

世界中のファンに愛される《アニソン》をタスキとして、駅伝方式で声優やVTuberが音楽でつないでいくエキサイティングな競演は、ここでしか観られません。

現在はスピンオフとしてVtuberによる配信番組が楽しめるので、こちらもチェックしてみてくださいね。

コスプレコンテストワールド

「コスプレコンテストワールド」は、イベントで撮影されたコスプレ写真をメタバース上で見ることができるエリアです。

リニューアルした今回は、台北で開催されているアジア最大級の漫画・アニメイベント「台北國際動漫節」とコラボしています。

ここでは、リアルなフォトブースで撮影された写真がメタバース内にリンクされ、参加者はコンテストに参加したコスプレイヤーたちの作品を閲覧することができます。

さらに、お気に入りの作品に投票することができるため、地理的な制約を越え、台湾のアニメファンと一緒になってコスプレ文化を楽しむことが可能です。

コスプレ文化が新たな形で発展していることが感じられるワールドです。

|参加方法

本イベントへの参加方法は非常に簡単です。

公式サイト(https://world.virtualremixjapan.com/)へアクセスし、画面右に表示される「ワールドにいく」をクリック。

サウンドとマイク音のONとOFFを選択し、言語を選択します。

言語は英語と日本語のいずれかを選択可能です。

ローディング中にプレイ操作についてのレクチャーがありますので、チェックが必要です。

「ENTER」が表示されたらクリック。

名前を決めたら、次にアバターを自分好みのものにセレクトします。

ボディ、頭、顔、背中パーツを選択したらアバターの完成です。

「スタート」をクリックしたら、玄関口となっている「城下町ワールド」にワープして参加完了です。

推奨環境・スペック

推奨されるデバイスとしては、主にPCがおすすめされています。

WindowsやMacのどちらのOSにも対応しており、高い利便性を提供します。

ただし、一部のOSやブラウザのバージョンによっては正常に動作しない可能性がありますので、注意が必要です。

ストレスフリーで楽しむためにも、PCを利用して、快適なイベント体験をお楽しみください。

|まとめ

VIRTUAL REMIX JAPANは、日本の文化を未来へ繋ぎ、世界中の人々と共有していくためのプロジェクトです。

日本の文化を再発見し、世界へ発信していくための新しい拠点として、今後も進化し続けるでしょう。

ぜひ、オンラインでの冒険を楽しんで、日本の魅力を存分に味わってみてくださいね。