メタバースは、オンライン上に存在するもうひとつの世界(仮想空間)のことです。

最新の技術を活用し、人々が仮想世界で買い物、ゲーム、仕事など現実世界と殆ど変わらない日常を過ごすことが可能です。

そんなメタバース空間では、現実世界では実現が難しいような世界観を自由自在に作ることができます。

本記事では、メタバースの空間構築に興味があるひと向けに、簡単なメタバース活用方法と、おすすめのプラットフォームを紹介しますので、是非最後までご覧ください。

|メタバースとは

メタバース(metaverse)とは、英語のmeta(超越した)とuniverse(宇宙・世界)を合成した造語で、オンライン上に構築されたもう一つの世界のことです。

現代では、テクノロジーの発達により生み出された仮想空間のことを指す言葉として用いられるようになりました。

ユーザーはアバター(avatar)と呼ばれる分身を操作し、メタバース空間内を自由に動き回ることができます。

また、アバターを通じてユーザー同士で交流するだけではなく、買い物や音楽フェスなどの娯楽や、ビジネス展示会やオフィスなどあらゆるコンテンツが存在しており、現実世界とほとんど変わらない行動が可能です。

詳しくは、話題のメタバースに注目!! 技術詳細、注目の背景、仕組み等ビジネスで活用される理由を解説!をご覧ください。

|メタバースの活用例

冒頭でお伝えした通り、メタバース空間は自由自在なので、あらゆるシチュエーションに対応することができ、昨今では娯楽からビジネスまで幅広い分野で活用されています。

ここからは、メタバースの活用術について紹介します。

オンラインゲーム

1つめは、オンラインゲームです。

ゲームにメタバースを取り入れるメリットとして、ボイスチャット機能を通じてリアルで話しているかのような感覚でゲームをプレイすることが可能になります。

ゲーム内でマッチングした世界中の人と気軽に交流することができ、コミュニケーションの活性化なども望めるかもしれません。

有名なタイトルは、「マインクラフト」や「フォートナイト」などがメタバースゲームとして挙げられます。

バーチャルライブ

2つめは、バーチャルライブです。

バーチャルライブにメタバースを取り入れるメリットとして、場所、時間の拘束から解放され、いつでもどこにいてもライブを楽しむことが可能になります。

悪天候や新型コロナウイルス感染拡大防止のために、やむを得なくライブが中止になってしまうなんてこともありません。

阪急阪神社主催の「JM梅田ミュージックフェス」や、日本を代表する有名バンドRADWIMPSが開催した「SHIN SEKAI “nowhere”」などがバーチャルライブとして挙げられます。

バーチャルイベント

3つめは、バーチャルイベントです。

バーチャルイベントにメタバースを取り入れるメリットとして、オンラインで開催できる点に加え、テレビ会議ツールでの最大の課題である交流の難しさを、解決することができます。

メタバース上の同一空間に大人数が集まり、ボイスチャット機能を活用して双方向のコミュニケーションを可能にしたり、リアルで会うことに抵抗がある方でもメタバース内ではアバター同士がコミュニケーションを取るので、誰でも気軽に参加することができます。

オンライン会議

4つめは、オンライン会議です。

オンライン会議にメタバースを取り入れるメリットとして、VRゴーグルを装着して臨場感溢れるメタバース空間を共有することで、ただ視聴するだけではなく、アバターのエモート機能などを活用しお互いの反応を確認しながら会議を進めることができます。

リモートワークによるコミュニケーションの障害を取り除くものとして期待が高まっています。

|メタバースで空間作成できるプラットフォーム

ここからは、実際にメタバース空間作成に必要なプラットフォームを紹介します。

cluster

出典:https://cluster.mu/

custerは、国内発のバーチャルSNSとして知られています。

誰でも手軽にメタバース空間を作成することができ、アバターを通して様々なイベントに参加することができます。

ユーザーは、「ワ―ルドクラフト」を活用し、メタバース空間を作成します。

プログラミングなどの専門知識は不要で、104個のアイテムを自由に組み合わせて誰でも簡単にメタバース空間を作ることができます。

作ったメタバース空間は、そのままcusterに投稿することができ、他のユーザーも楽しめるような仕組みになっています。

XR CLOUD

出典:https://xrcloud.jp/biz/

XR CLOUDは、monoAI technology株式会社が提供いているメタバースプラットフォームです。

アバターや装飾、あらゆる機能において企業ニーズにあわせてカスタマイズが可能です。

また、独自開発の接続エンジンを使って、業界最大規模のメタバースイベントを開催することができます。

メタバースに触れたことのない方でも安心して利用可能できるようメタバースイベントの企画・制作・開発を提供しているのが特徴です。

公式サイト:https://xrcloud.jp/

xambr

出典:https://ambr.co.jp/

Xambrは、株式会社ambrが提供いている法人向けメタバース構築プラットフォームです。

メタバース構築に必須な機能が搭載されており、品質が高く、拡張性の高い仮想空間を効率よく実現できるという特徴があります。

また、ユーザー体験の最大化を目指しており、快適なバーチャル空間を創造することが可能です。

PCだけではなく、Oculus Quest 2など、各種VRデバイスにも対応しています。

Synamon

出典:https://synamon.jp/

Synamonは、  株式会社Synamonが提供しているメタバースプラットフォームです。

Synamon基盤をベースに開発したアプリ同士で共通のユーザーIDやアバターを利用できるような、オープン化されたメタバースを構築することが可能です。

PC・スマホ・VR機器などマルチデバイスに対応しており、同時に100人がイベントにアクセスできる空間を作り出すことができます。

また、「メタバース総合プラットフォーム」を独自開発し、8月より正式提供するとしています。

|メタバースの課題

これまで説明したようにメタバースは、現実世界とは異なるもうひとつの世界を自由に想像することができ、可能性に溢れているテクノロジーですが、充分に活用するためにはまだまだ課題が多いのも現状です。

メタバース内の土地の売買やメタバースでショッピングを楽しむ際に必要な仮想通貨のよる取引など現実世界と連動しているとはいえ、商取引については法律の整備が追いついていません。

つまり、メタバース内でアバターの洋服や土地が盗まれてしまっても法的に取り締まることができないということです。

安心安全にメタバースを楽しむためには、仮想空間に対応した法律の整備が求められるでしょう。

|まとめ

本記事では、簡単なメタバース活用方法と、メタバース空間構築に必要なおすすめのプラットフォームを紹介しました。

今後もあらゆる活動がオンライン化されていく動きがみられるため、メタバースの活躍が期待されています。

メタバースを構築するには、ノウハウや経験が必要なため、プラットフォームを利用するのがおすすめです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!