こんにちは、メタバース相談室です。
弊社monoAI technology株式会社のメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」では毎月様々なイベントが開催されています。
今回は第一三共株式会社様主催の「サステナビリティーウィーク」について紹介いたします。
メタバースを活用したイベントがどのようなものなのか分からない方も多いのではと思いますが、この記事を見ていただいて、その後のビジネス改革やイベント開催に活かしていただけると幸いです。
それでは早速見ていきましょう。
目次
|サステナビリティウィークとは
第一三共株式会社様主催で、2024年1月22日~26日に開催されました「サステナビリティウィーク」にて弊社のメディカルバース(※1)をご活用いただきました。
サステナビリティウィークは、環境・経済に配慮して持続可能な社会を目指す考え方を全社的に学ぼうという意図で、第一三共様の社員に向けて1週間の期間で開催されました。
皆様が良く耳にする「SDGs」は持続可能な社会を実現するための目標を示しています。
(※1)メディカルバースとは
弊社のXR CLOUDに医療業界向けの機能を追加し、学会や講演会、懇親会などにご利用が可能な「医療業界特化型メタバース」です。
では、イベントの内容やエリア等について詳しく見ていきましょう。
|使用エリア
今回は、まるで海外の自然と共生している地域を再現したエリアを使用いたしました。
今回のサステナビリティに非常にマッチしたエリアです。
草原のエリアの中央にある赤黒い地球を中心として、その周りにステージや資料などが設置してあります。
エリアに設置してある資料には、「サステナビリティとは何か」から、各部署での取り組みについて解説しています。
1からサステナビリティについて学習ができるイベントということで、社員としてだけでなく、社会の一員としても非常に有意義なイベントだと感じます。
このような取り組みを始める企業が増えることが、持続可能な社会を目指すうえで重要なのではないでしょうか。
|開催内容
サステナビリティウィークは上述の通り、持続可能な社会を目指すうえで第一三共様が取り組んでいるものを全社で学び、共通認識を持てるようにと開催されたイベントです。
国内外に多数のグループ会社・事業所を有しているため、今回のイベントでは日本語と英語の資料が掲載されていました。
資料だけでなく、UIも日本語と英語で分かれています。
|注目ポイント
今回のイベントで注目のポイントを4つピックアップしてご紹介します。
よみがえる地球
エリアの中心にある地球ですが、イベント初日は赤黒く瀕死の状態になっています。
イベント中に来場者が増え、学習を進めると青い地球に蘇るというギミックを入れています。
これにより、社内でどれだけの社員が来場し学習したかがわかると同時に、私たちがサスティナブルな生活を送ることで地球が救われるということを視覚的にとらえることが可能になります。
私が最初にエリアに入った際、赤黒い地球を見てかなりショックを受けましたが、日を追うごとに青さを取り戻していく地球を見て、学びに取り組もうという意欲が湧きました。
国内外の取り組みが学べる
エリア内にいくつか小屋があり、その小屋の前にワープゲートがありました。
そこには日本、南北アメリカ圏、アジア圏、EU圏の持続可能な社会に向けた取り組みが資料として掲載されています。
ワープ先はそれぞれの経済圏の自然が投影されていました。
日本エリア。公園の桜が360度映し出されていました。
アメリカ大陸エリア。広大な山々と湖が映し出されていました。
各経済圏の自然を見ることで、より一層この自然を守るために私たちは何をするべきかについて考えさせられます。
経営陣と話せる
1日に一度、第一三共様の経営陣がエリア内に出現する時間がありました。
経営陣の方々はオリジナルアバターで参加されました。
参加された社員は日ごろからの感謝やサステナビリティに関する質問をボイスチャットで経営陣にお伝えすることで、コミュニケーションをとることが可能でした。
普段なかなか接することのない経営陣とお話ができる機会ということで、かなり人気のコンテンツとなっていました。
登場した経営陣の周りにはたくさんの社員が集まっており、話す順番を待っていました。
コインラリー
エリアには地球や講演会場、テーマ別の資料など多数のコンテンツが設置されており、その周辺にはコインが落ちています。
そのコインを10個拾い集めることで、コンテンツすべてを体験することが可能になっています。
コインをすべて集めてゲットできる秘密の言葉をフォームに入力することで、イベント限定グッズがもらえるようになります。
社内イベントということで堅いイベントをイメージされる方も多いかと思いますが、メタバースを活用することで様々なゲームを取り入れて自発的に学習ができるイベントを開催することが可能になります。
第一三共株式会社様との窓口を務めた弊社メタバースイベントサービス事業部の小林大河さんにお話を伺いました。
本イベントは開催期間が5日間あったため、もう一度訪れたくなる気持ちを持ってもらえるような「空間内の変化」をいくつか盛り込みました。
記事内の地球儀の変化もその施策の1つですが、各国のサステナビリティな取り組みに「LIKE」をすると周囲に花が咲くギミックを取り入れました。
日を経ると最終的にはひまわりが咲きかなり豪華になるため個人的にはお気に入りです。
「サステナビリティ」という言葉に沿った面白いギミックを作れたのではないかと思います。
また「経営陣と話そう」の会ではアバターを介した交流であるからか、ドキッとしてしまう質問をされる方もいらっしゃいました。
メタバース上でアバターの姿であるからこそ普段は面と向かってなかなか言えない本音をぶつけることができたのかなと思いました。
リアルやビデオ会議ツールにないメタバースならではのよさも活かせたイベントとなったと思います。
|まとめ
今回は第一三共様の「サステナビリティ―ウィーク」について紹介してきました。
サステナブル、SDGsへの取り組みが増えてくる中、メタバースの活用もその取り組みの一助になるのではないかと考えます。
今後もこのような取り組みを行う企業が増えてくると良いのではないでしょうか。
monoAI technology株式会社は、皆様の開催したいイベントをメタバース空間上で実現できるノウハウをもったコンサルタントが多数在籍しております。
こんなエリアを作りたい!こんなイベントを開催したい!などございましたらお気軽に以下よりご相談ください。