フォートナイトは、世界で7,000万人以上の月間アクティブユーザーを抱え、単なるゲームを超えた巨大なメタバースプラットフォームへと進化しました。
近年では、企業のマーケティング戦略としても注目を集め、フォートナイトを活用したメタバース制作スタジオが急増しています。
各制作スタジオにはどんな特徴があるでしょうか?
本記事では、フォートナイトを活用したメタバース制作の最新動向や、注目の制作スタジオ、そのメリットについて詳しく解説します。
新しいマーケティング施策を検討中の方々に役立つ情報をお届けします。
ぜひ最後までご覧ください。
フォートナイトをビジネスシーンで活用することで、若年層や海外へ向けたアプローチを行うことが可能になります。
monoAI technologyではフォートナイトをはじめとするメタバースプロモーションの企画から運営業務、保守管理までトータルサポートしております。
お役立ち資料もご用意しておりますので、気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください
目次
|フォートナイト(Fortnite)とは?
詳細情報 | |
開発元 | Epic Games |
リリース年 | 2017年 |
対応プラットフォーム | Windows, PlayStation 4/5, Xbox One, Xbox Series X/S, Nintendo Switch, Android |
主な特徴 | 複数のゲームモード、バーチャルコンサート、コラボレーションイベント |
プレイ料金 | 基本プレイ無料(アイテム課金あり) |
総ユーザー数 | 約5億人 |
公式URL | https://www.fortnite.com/ |
フォートナイト(Fortnite)は、Epic Games社が開発・運営する人気オンラインゲームです。
2017年のリリース以来、世界中で多くのプレイヤーを魅了し続けています。
基本プレイ無料のバトルロイヤルゲームとして知られていますが、単なるシューティングゲームの枠を超えた多彩な要素を持っています。
フォートナイトには主に以下のゲームモードがあります。
- バトルロイヤル:最大100人のプレイヤーが島に降り立ち、最後の1人になるまで戦う。
- ゼロビルド:建築要素を除いたバトルロイヤルモードです。
- クリエイティブ:プレイヤーが自由に世界を作成できるモードで、独自のゲームやイベントを制作可能。
- 世界を救え:最大4人で協力してモンスターと戦うPvEモードです。
これらのモードを通じて、フォートナイトは単なるゲームを超えた、多様な体験を提供するプラットフォームへと進化しています。
フォートナイトが人気の理由
フォートナイトが世界的に人気を集める理由は、以下の5つのポイントにまとめられます。
①無料で始められる手軽さ
基本プレイが無料なので、誰でも気軽に始められます。多くのゲームがソフト代を必要とする中、この点が大きな魅力となっています。
②カラフルでポップなデザイン
明るく親しみやすいビジュアルは、幅広い年齢層に受け入れられています。過激な印象を与えないため、多くの人が楽しめるゲームになりました。
③高い自由度と楽しみ方の多様性
バトルロイヤルだけでなく、クリエイティブモードなど様々な遊び方ができます。また、課金によるキャラクターカスタマイズで、自分だけのスタイルを楽しめます。
④定期的なアップデートと新鮮さ
頻繁なアップデートにより、常に新しいコンテンツが追加されます。これによってプレイヤーは飽きることなく、長期間楽しむことができます。
⑤コミュニティとの強い結びつき
ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、ゲームに反映しています。この姿勢がプレイヤーとの強い絆を生み、ゲームの継続的な人気につながっています。
これらの要素が相まって、フォートナイトは「歴史上最も成功したゲームの一つ」と呼ばれるほどの世界的な人気を獲得しているのです。
|フォートナイトでどのようにメタバースを作るの?
フォートナイトでメタバースを作る際は、主にクリエイティブモードを活用します。
このモードでは、プレイヤーが独自の仮想空間やゲームを創造できます。
具体的には、地形の造成、建物の配置、ゲームのルール設定など、幅広い制作活動が可能です。
さらに、2023年3月に導入されたUEFN(Unreal Editor for Fortnite)により、メタバース制作のハードルがグッと下がりました。
UEFNは、フォートナイト専用の高度な制作ツールで、これによってより本格的で魅力的な体験の制作が可能になりました。
例えば、ゲームの動きの細かい設定や、オリジナルのキャラクターやアイテムの作成、美しい映像表現などが、以前よりも簡単に実現できるようになっています。
このように、フォートナイトは単なるゲームプラットフォームを超えて、誰もが自由にメタバースを創造できるようになったのです。
|【2024年7月最新】主なフォートナイト制作スタジオ6選
フォートナイトを活用したメタバース制作が注目を集める中、国内外で多くの制作スタジオが誕生しています。
ここでは、2024年7月時点で注目される6つの主要なフォートナイト制作スタジオとその代表的な制作実績をご紹介します。
株式会社NEIGHBOR
出典:https://neighbor.gg/ja
株式会社NEIGHBORは、フォートナイトに特化したメタバース制作スタジオとして注目を集めています。
世界トップレベルのクリエイターと提携し、大規模開発に対応できる国内初のフォートナイトクリエイティブスタジオです。
2022年の設立以来、独自のゲーム・キャラクター文化を世界に発信することを目指し、多くの話題作を生み出しています。
最近では2.3億円の資金調達を実施し、コンテンツ開発やマーケティング、人材採用に力を入れています。
NEIGHBORは、日本発のメタバースコンテンツを世界に向けて発信し、グローバル市場での存在感を高めています。
《制作実績》ひらいたトコロのミラランド
ひらいたトコロのミラランドは、EXILEのメンバー、関口メンディー氏の絵本をモチーフにしたメタバース空間です。
絵本の世界観を忠実に再現し、プレイヤーが物語の中を冒険できる没入感のある体験を提供しています。
カラフルで幻想的な景色や、ユニークなキャラクターたちとの出会いなど、絵本の魅力をインタラクティブに体験できる工夫が施されています。
この作品は、文学作品とメタバース技術の融合の可能性を示す先駆的な例として注目を集めました。
《制作実績》TOKYO WORKOUT DEATHRUN
TOKYO WORKOUT DEATHRUNは、X(旧Twitter)上で180万人以上のフォロワーを持つTestosterone氏と共同開発した筋トレ強制メタバースです。
プレイヤーは東京を模した空間で、様々な障害物を乗り越えながら筋トレを強制されるゲームを楽しめます。
ゲームの中で実際の運動を促すという斬新なアプローチが特徴で、エンターテインメントと健康促進を融合させた新しいタイプのメタバースです。
《制作実績》AI ロケスタくん
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000040042.html
AIロケスタくんは、人気ブロガーのけんすう氏のキャラクター「ロケスタくん」をフィーチャーしたメタバース空間です。
2022年のローンチ以来、わずか3ヶ月で来場者数100万人を突破する大ヒットとなりました。
AIをテーマにしたユニークな世界観と、ロケスタくんとのインタラクションを楽しめる仕掛けが特徴です。
この成功は、既存のキャラクターIPとメタバース技術を組み合わせることの可能性を示し、NEIGHBORの制作力と企画力を世界に示す実績となりました。
BORDER
出典:https://border-verse.jp/
BORDERは、フォートナイトメタバース制作に特化したスタジオで、NEIGHBORとEbuActionが共同運営しています。
国内事業者向けの受託開発に焦点を当て、NEIGHBORで培ったノウハウを活かし、短期間で高品質なメタバース空間を制作することが特徴です。
2023年12月には、トランスコスモスとパートナーシップを締結し、企業や団体向けにフォートナイト上での独自コンテンツ提供を開始しました。
BORDERは、フォートナイトの「UEFN」による表現・制作の可能性拡大を活かし、特にコミュニティ創出や海外、Z世代、α世代へのブランド認知向上を目指しています。
《制作実績》comotto FARM TYCOON
comotto FARM TYCOONは、NTTドコモが提供する子ども向けブランド「comotto」のために、BORDERがフォートナイト上に制作した農業体験メタバースです。
このゲームでは、プレイヤーが農業の様々な仕事を体験しながら街を作っていくタイクーン形式のゲームプレイを楽しめます。
最初は手作業でのとうもろこしの収穫から始まり、ゲームを進めるにつれてトラクターによる自動化など、農業技術の進化を体験できる仕組みになっています。
また、ゲーム内に登場する農業クイズに答えることで、より多くのコインを稼ぐことができ、教育的要素も含まれています。
FortStudio
出典:https://fort-studio-creative.com/
フォートナイトに特化したゲーム制作スタジオ、FortStudioは、日本の漫画やアニメなどのIPコンテンツを世界に発信することを目標に掲げています。
2024年2月の設立以来、Fortnite上でアニメ調の空間開発に取り組んできました。
VFX、空間デザイン、映像制作のエキスパートたちが集結し、オリジナル空間の開発はもちろん、企業向けのマーケティング支援やPRプランの提案まで幅広く手がけています。
注目すべきは、最近Skyland Venturesからリード投資を獲得したこと。
次世代のメタバースメディアを牽引する存在として、業界内外から熱い視線が注がれています。
《制作実績》Abyss In Saga
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000143263.html
Abyss In Sagaは、FortStudioが制作したFortnite上のオリジナルゲームです。
プレイヤーはアビス(大穴)を探検しながらモンスターと戦い、各層に待ち構える強力なボスに挑戦します。
オリジナルモンスターを討伐するボスファイトゲームとして設計されており、冒険心をくすぐる要素が満載です。
Cre8tFun
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000132296.html
Cre8tFunは、フォートナイト上で独自のゲームを制作するスタジオです。
2023年10月に設立され、わずか半年で総プレイ数500万回を突破する人気ゲームを生み出しました。
彼らの特徴は、プレイヤーを楽しませる新しいアイデアを次々と形にすることです。
例えば、赤ちゃんになってコースを走り抜ける「BABY RUN !!」や、2D風の見た目で100レベルの障害物コースに挑戦する「【2D】100 LEVEL DEATHRUN」などを制作しています。
《制作実績》BABY RUN !!
出典:https://cre8tfun.com/works/L0ur24s0
BABY RUN !!は、Cre8tFunが制作したFortnite上のユニークなレースゲームです。
プレイヤーは赤ちゃんキャラクターを操作し、様々な障害物や仕掛けが配置されたコースを走り抜けます。
可愛らしいキャラクターデザインと、予想外の展開が楽しめるゲームプレイが特徴で、多くのプレイヤーから人気を集めています。
ゲーム内では、ミルクボトルを集めてスピードアップしたり、おむつを交換してパワーアップしたりと、ユーモアたっぷりの要素が盛り込まれています。
《制作実績》【2D】100 LEVEL DEATHRUN
出典:https://cre8tfun.com/works/3p0Bf_-0
【2D】100 LEVEL DEATHRUNは、Cre8tFunが手掛けた挑戦的なデスランゲームです。
フォートナイトの3D空間を巧みに利用して2D風の見た目を実現し、100レベルに及ぶ難関コースをプレイヤーに提供します。
各レベルには様々な罠や障害物が配置されており、プレイヤーの反射神経と判断力が試されます。
ゲームの難易度は徐々に上がっていき、後半のレベルでは高度なテクニックが要求されます。
ハコスコ&モンドリアン
出典:https://hacosco.com/2023/10/fortnite/
株式会社ハコスコと株式会社モンドリアンは、ユーザー数5億人を超える人気メタバースゲーム「Fortnite(フォートナイト)」を中心としたメタバース制作事業で協業を開始しました。
この協業は、ゲームメタバースの活用に関心が高まる中で、特殊なスキルを必要とするメタバース空間制作やマーケティングが十分に活用されていないという課題に対応するために実施されました。
特に、教育分野への応用が大きな注目を集めており、ハコスコの業界ネットワークとモンドリアンのクリエイター人脈、プラットフォーム構築のノウハウを掛け合わせることで、企業や自治体のニーズに合わせたメタバース活用の支援、メタバースを利用した企業のマーケティング支援やサービス開発を支援します。
具体的な協業内容としては、課題に合わせた最適なゲームメタバースのワンストップ制作、ゲームメタバースを活用したマーケティング・プロモーション施策、そして教育分野でのゲームメタバース活用支援があります。
これにより、リアルとオンラインを融合したイベントや、エデュテインメントの可能性を秘めた教育コンテンツの開発など、ゲームメタバースの新しい価値提供を目指しています。
《制作実績》ハコスコカフェ
ハコスコカフェは、ハコスコが開発し、モンドリアンとの協業によってFortnite上に実装されたメタバース空間です。
このプロジェクトは、リアルとバーチャルが融合した新しい形のカフェ体験を提供しています。
2023年12月には、メタバースクリエイティブアワード2024の応募作品として注目を集めました。
ハコスコカフェは、両社の協業の成果を示す代表的な制作実績であり、ゲームメタバースの可能性を広げる革新的な取り組みとして評価されています。
monoAI technology株式会社
最後に、僭越ながら弊社monoAI technology株式会社についてご紹介させていただきます。
弊社は、フォートナイト専用のメタバース空間制作サービス「monoNITE」を展開し、企業や自治体のPR活動に活用できるエリアマップを制作しています。
私たちの強みは、独自のメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の開発で培った経験を活かし、お客様のニーズに合わせた一貫したサポート体制にあります。
ヒアリングから開発、運用サポートまで、きめ細やかな対応を心がけています。
ゲーム開発で培った大規模通信技術とAI技術をコアとして、次世代のビジネスや生活スタイルを創造するための新たなデジタル空間を提供することを目指しています。
フォートナイトをビジネスシーンで活用することで、若年層や海外へ向けたアプローチを行うことが可能になります。
monoAI technologyではフォートナイトをはじめとするメタバースプロモーションの企画から運営業務、保守管理までトータルサポートしております。
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《制作実績》有馬温泉・金の湯
出典:https://monoai.co.jp/29792
monoAI technologyは、兵庫県eスポーツ連合と連携し、フォートナイト上に「有馬温泉・金の湯」を再現したクリエイティブマップを公開しました。
このプロジェクトは、2025年の大阪・関西万博に向けて、有馬温泉の魅力をグローバルに発信することを目的としています。
マップの主な特徴は以下のとおりです。
- 有馬温泉の「金の湯」を忠実に再現
- 建物横に現実世界同様の足湯を併設し、アバターを通じて疑似体験が可能
- 金の湯入り口には、瑞宝寺の住職が建てた歴史ある石碑を再現
神戸市の魅力を、没入感のある「体験」として提供し、インバウンド潜在顧客との新たな接点を創出することを目指しています。
《制作実績》MONOAI TECHDEMO WORLDS
出典:https://monoai.co.jp/27774
monoAI technologyは、フォートナイト上に独自のメタバース空間「MONOAI TECHDEMO WORLDS」を公開しました。
このマップの主な特徴は以下のとおりです。
- 最大8ユーザーでプレイ可能な5種類のミニゲーム(2023年9月時点)を提供
- 各ミニゲームは1プレイ数分でクリアできる初心者向けコンテンツ
- ワールド内で使用できる様々なアイテムを用意
ミニゲームには、カーレースや射撃、アスレチックなど、2、3分で遊べる多種多様なゲームが用意されています。
MONOAI TECHDEMO WORLDSでは、遊びながらフォートナイトの操作方法や機能を学べる環境を提供しています。
《制作実績》そらのうえショッピングモール
出典:https://monoai.co.jp/27679
※画像は開発中のイメージ画像です。
「そらのうえショッピングモール」は、monoAI technology株式会社とベネリックデジタルエンターテインメント株式会社の共同プロジェクトとして開発されたメタバース上の大型商業施設です。
この施設は、フォートナイトとXR CLOUDの両プラットフォームで展開されており、以下の特徴を持っています。
- 全145店舗を擁する大規模な仮想ショッピングモール
- キャラクターショップ、プラモデルショップ、飲食店など多様な店舗が出店
- XR CLOUD版は公式サイトから、フォートナイト版はゲーム内のマップコードからアクセス可能
- ウィンドウショッピングやバーチャル空間独自のイベントなどを体験可能
このプロジェクトは、実際の商業施設では実現できない仮想空間ならではの体験を提供し、新たな商業の可能性を探求しています。
|フォートナイトでメタバースを制作するメリット3つ
このように、多くのメタバース制作スタジオがフォートナイトのプラットフォームを利用していますが、そのメリットは一体なんなのでしょうか?
①コストパフォーマンスが高い
1つ目のメリットは「コストパフォーマンスが高い」という点です。
一般的に、メタバースを構築するのは非常に高い費用が必要になります。
例えば、独自の仮想空間をゼロから作り上げる場合、3Dモデリングやプログラミング、サーバー運用など、さまざまな技術と人材が必要です。
これらは専門的なスキルを持った人たちの労働力を要し、その報酬も高額になりがちです。
しかし、フォートナイトを活用することで、これらの初期コストを大幅に削減することができます。
フォートナイトはもともと高度な3Dグラフィックスとユーザーインタラクションをサポートするゲームエンジンを備えているため、基盤となる技術を自前で開発する必要がありません。
さらに、フォートナイトのクリエイティブモードでは、プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で仮想空間をカスタマイズできます。
このように、フォートナイトを使用することで、専門的な技術者を雇うコストや、時間を要する開発プロセスを省略でき、より手軽に、かつ低コストでメタバースを制作することが可能になります。
メタバースの制作にかかる費用
参考までに、メタバース制作にかかる一般的な費用を下記にまとめました。
<メタバース制作にかかる一般的な費用感>
費用の範囲 | 代表例 | |
メタバースゲーム開発 | ¥4,500,000 – ¥45,000,000 | 「The Sandbox」、「Minecraft」、「Axie Infinity」 |
メタバースソーシャルメディアプラットフォーム | ¥3,750,000 – ¥60,000,000 | 「Facebook Horizon」、「VRChat」、「AltspaceVR」 |
メタバース不動産 | ¥2,250,000 – ¥45,000,000 | 「Decentraland」、「The Sandbox」、「Somnium Space」 |
メタバースeコマースプラットフォーム | ¥7,500,000 – ¥75,000,000 | 「Obsess」、「VNTANA」、「Boson Protocol」 |
ただし、上記はあくまでも参考の費用になります。
外部企業に委託する場合などは、企業によって金額にかなりの差異があるのでご注意ください。
②約5億人以上のフォートナイトユーザーをターゲティングできる
2つ目のメリットは、フォートナイトの圧倒的なユーザー数です。
フォートナイトは世界中で約5億人ものユーザーがいるといわれていますが、これはマーケティングにおいて非常に重要な要素です。
メタバースというのは、ただ構築するだけではその効果を発揮することはできません。
制作したメタバースプラットフォームに人が集まってこそ、成功したメタバースといえます。
現在では多くのメタバースプラットフォームがリリースされていることもあり、ユーザー数を確保するのは大きな難題といえます。
しかし、既に約5億人ものユーザーを擁するフォートナイトでメタバースを制作することで、この障壁が問題となることはありません。
既に成功したフォートナイトのプラットフォームを使うことで、日本のみならず世界中のユーザーをターゲットにできるわけです。
これにより、新しいメタバースを普及させるために多額の広告費をかける必要がなく、また、ユーザーを一から集めるための時間と労力を節約できます。
③エンゲージメント率が非常に高い
3つ目のメリットは、エンゲージメント率が非常に高いということです。
エンゲージメント率とは、人々がプラットフォームやコンテンツにどれだけ関与しているか、つまりどれだけ活発に利用しているかを示す指標です。
例えば、ウェブサイトであれば、訪問者がどれくらいの時間を過ごし、どれだけのページを閲覧するかなどがエンゲージメントの一例です。
一般的なWebプラットフォームのエンゲージメント率は比較的低く、「約2%〜5%」と言われていますが、メタバースプラットフォームでは、よりインタラクティブ(相互作用がある)性質のため、エンゲージメント率は一般的に高くなります。
具体的な数値は変動しますが、「10%〜20%程度」とも言われています。
とりわけフォートナイトのエンゲージメント率は一般的なメタバースプラットフォームよりも高いことが推測されます。
これは、フォートナイトがゲームとしての魅力だけでなく、コンサートやイベントなどのユニークな体験を提供しているためです。
プレイヤーはただゲームをプレイするだけでなく、これらのイベントに参加したり、他のプレイヤーと交流したりすることで、より深いレベルでプラットフォームに関与しています。
エンゲージメントが高いということは、ユーザーがコンテンツにより強く魅了され、長時間プラットフォームを利用することを意味します。
これは、メタバース内でのイベントやアクティビティ、プロモーションなどがより大きな影響力を持つことを意味し、結果としてメタバースプラットフォームの成功につながります。
|フォートナイト以外で人気のメタバースプラットフォーム5選
フォートナイトは人気のメタバースプラットフォームですが、他にも注目すべき選択肢がたくさんあります。
ここでは、フォートナイト以外で人気を集めている5つのメタバースプラットフォームを紹介します。
以下、各プラットフォームの概要と特徴を見ていきましょう。
①XR CLOUD
<XR CLOUDの特徴>
- 自社開発した大規模5G通信ゲームエンジン「モノビットエンジン」を搭載
- 数万人規模の同時接続でもラグが少ない
- イベントの内容に応じてメタバースを自由にカスタマイズ
- PC・スマホ・Webブラウザ全ての端末から接続可能(マルチデバイス対応)
「XR CLOUD」は、monoAI technology(モノアイテクノロジー)株式会社が開発した最先端のメタバースプラットフォームです。
現在リリースされている一般的なメタバースプラットフォームは、通常100〜1,000名以上の同時接続にもなると、サーバーに負荷がかかり過ぎてしまい大規模イベントを開催するのが難しい状況でした。
しかし、XR CLOUDであればそのような心配は無用です。
XR CLOUDは、独自開発した大規模5G通信ゲームエンジン「モノビットエンジン」を搭載し、数万人規模の同時接続にも容易に耐えることが可能です。
また、カスタマイズ性も非常に高く、あらゆる業界・業種の個別のニーズに対応した独自のメタバースを構築可能です。
マルチデバイス対応なので一般消費者から企業まで、全てのユーザーをターゲティングすることもできます。
既に大企業から中小企業まで多くの導入実績もあり、信頼性においても十二分です。
monoAI technologyでは「メタバースを活用してイベント開催がしたい」というお客様に対して、企画から運用まで一貫したコンサルティングを行っております。
弊社で展開しているBtoBメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」の特徴、事例をまとめたお役立ち資料もご用意しております。
気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください。
②Roblox
内容 | |
プラットフォーム名称 | Roblox |
提供元 | Roblox Corporation |
リリース日 | 2012年 |
簡単な特徴 | ドラッグアンドドロップやLuaプログラミングを用いた3D体験作成ツール |
対応デバイス | PC、モバイルデバイス、Xbox One、VRデバイス |
料金 | 無料(プラットフォーム内での販売や一部機能にはRobuxが必要) |
公式URL | https://www.roblox.com/create |
Robloxは、ユーザーが自作のゲームや体験を作成し、共有できる人気のオンラインプラットフォームです。
2006年に設立され、現在では月間アクティブユーザー数が3億人を超える巨大なコミュニティを形成しています。
Robloxの最大の特徴は、ユーザーが自由にゲームを作成し、他のプレイヤーと共有できる点です。
プラットフォーム内には何百万もの独自のゲームが存在し、アドベンチャー、ロールプレイング、シミュレーションなど、様々なジャンルのゲームを楽しめます。
Robloxは、ユーザーのボリュームゾーンが若年層であることも大きな特徴です。
統計によると、ユーザーの約60%が16歳未満で、9〜12歳の年齢層が最も多くを占めています。
しかし、近年では17〜24歳の年齢層が最も急速に成長しており、多様性のあるコミュニティを形成しています。
このように、Robloxは、ユーザー主導のコンテンツ制作と共有を通じて独自のメタバース空間を形成しており、今注目のメタバースプラットフォームとなっています。
③Minecraft
内容 | |
プラットフォーム名称 | Minecraft(マインクラフト) |
提供元 | Mojang Studios(※スウェーデン) |
リリース日 | 2009年5月17日 |
簡単な特徴 | ブロックを配置または破壊して、創造的に建築を行ったり、冒険を楽しむサンドボックス型ゲーム。 |
対応デバイス | PC(Windows, Mac, Linux)、コンソール(Xbox, PlayStation, Nintendo Switch)、モバイル(iOS, Android) |
料金 | プラットフォームによって異なる(詳細は公式サイト参照) |
公式URL | https://www.minecraft.net |
Minecraft(マインクラフト)は、プレイヤーがブロックでできた広大な世界を自由に探索し、創造することができるメタバースゲームです。
木を切ったり、土を掘ったりして素材を集め、その素材を使って家や街、武器や道具などを作り出します。
子どもの頃にレゴブロックで遊んだことを思い出していただければ、Minecraftの楽しみ方がイメージしやすいかもしれません。
このゲームの魅力は、その自由度の高さにあります。
Minecraftの世界は地球8個分という途方もない広さを誇り、プレイヤーはその無限に近い土地で、何でも作り出すことが可能です。
ゲームモードには、「サバイバル」と「クリエイティブ」の2種類があります。
サバイバルモードでは、敵と戦いながら生き延びることが目的で、エンダードラゴンというボスを倒すことが最終目標です。
クリエイティブモードでは、無限に利用可能な素材を使って創作活動に集中できます。
また、ゲーム内のマーケットプレイスでは「マインコイン」を使用します。
これは、統合版のMinecraft内でのみ使える通貨で、スキンやワールドなど、他のプレイヤーやクリエイターが作成したアイテムを購入するのに必要です。
④Decentraland(ディセントラランド)
詳細 | |
プラットフォーム名称 | Decentraland(ディセントラランド) |
提供元 | Decentraland Foundation |
リリース日 | 2020年2月20日 |
簡単な特徴 | ・ブロックチェーンを基盤とした分散型メタバースプラットフォーム・ユーザーは仮想土地を購入し、開発して独自のコンテンツやサービスを提供できる |
対応デバイス | ウェブブラウザ(PC、スマートフォン、タブレット) |
料金 | 土地やアセットの購入には暗号通貨(MANA)が必要。基本的には無料でアクセス可能。 |
公式URL | https://decentraland.org/ |
Decentraland(ディセントラランド)は、月間アクティブユーザー数が推定30万人以上とも言われているメタバースプラットフォームです。
Decentralandでは、MANAというDecentraland専用の暗号通貨を使用して土地(LAND)を購入し、その土地を自分好みにカスタマイズすることができます。
さらに、アートやゲーム、アプリケーションといったさまざまなデジタルコンテンツを作成し、それらをNFT(非代替トークン)として販売することも可能です。
また、コンサートや展示会、ミーティングといった多岐にわたる仮想イベントへの参加や、自らイベントを開催することもできます。
これにより、同じ興味や目的を持つ人々とコミュニティを形成し、仮想空間での交流を深めることができます。
他にも、ブロックチェーンとメタバースを組み合わせて、ユーザー主導の完全分散型デジタル経済圏を実現しようとしているのも特徴です。
この辺りはかなり複雑なので、さらに詳しく知りたい方は以下の記事をご参照ください。
⑤Spatial(スペーシャル)
出典:https://www.spatial.io/
Spatialは、3Dバーチャル空間を簡単に作成し、共有できるメタバースプラットフォームです。
2016年に設立され、当初は職場でのコラボレーションツールとして開発されましたが、現在では幅広い用途に対応しています。
Spatialの主な特徴は以下の通りです。
- Webブラウザ、モバイルアプリ、VRヘッドセット(Meta Questなど)で利用可能
- 最大50人が同時に体験を共有できる公共スペースの作成
- ドラッグ&ドロップで簡単にコンテンツをアップロード(3Dモデル、画像、動画など)
- 自分の写真からリアルな3Dアバターを作成
- Google DriveやOneDriveとの連携機能
このプラットフォームは、メタバースにおけるコミュニティ形成とクリエイティブな活動を促進することを目指しており、直感的な操作性と自由度が高いことが特徴です。
Spatialは、メタバース空間の民主化と、より多くの人々がデジタル世界でのクリエイティブ表現を可能にすることを目指しています。
|まとめ:フォートナイトのメタバースを活用した制作スタジオは今後も増加
本記事では、フォートナイトを用いたメタバース制作スタジオの現状と、注目の制作スタジオ、その特徴や制作実績について深掘りしました。
フォートナイトがビジネスの場でどのように活用され、なぜ多くの制作スタジオがこのプラットフォームを選んでいるのかについてご理解いただけたかと思います。
メタバースを活用したマーケティングの重要性が高まる中、フォートナイトを活用することで、特にZ世代やα世代へのアプローチが容易になります。
さらに、グローバル展開や低コストでの運用も魅力です。
メタバースを通じた新しいビジネスチャンスを探る上で、フォートナイトは有力な選択肢であり、制作スタジオは今後ますます増加するでしょう。
今回ご紹介した制作スタジオの中に、御社のニーズに合致するスタジオがありましたら幸いです。
フォートナイトをビジネスシーンで活用することで、若年層や海外へ向けたアプローチを行うことが可能になります。
monoAI technologyではフォートナイトをはじめとするメタバースプロモーションの企画から運営業務、保守管理までトータルサポートしております。
お役立ち資料もご用意しておりますので、気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください