皆さんは「ZEP」というメタバースプラットフォームをご存知でしょうか?

ZEPは、教育、エンターテインメント、ビジネスといった多岐にわたる用途での活用が可能であり、独自のアバター作成から最大15万人の同時接続が可能なバーチャルイベントまで、メタバースプラットフォームとしての無限の可能性を秘めています。

この記事では、ZEPの基本から特徴、魅力的な活用事例、そして各種料金プランまでを網羅的に解説します。

|ZEPとは

出典:https://zep.us/ja

ZEPは、韓国のZEP社が運営するメタバースプラットフォームです。

ZEP社は、ZEPETOの運営会社であるNaver Zとモバイルゲーム開発会社SUPERCATが出資して設立された合併会社です。サービス開始から8か月で累積利用者数が300万人を超え、成長を続けています。

アバターカスタマイズができ、ユーザーは個性を反映したアバターを生成できます。

また、有料プランでは独自のエリアを作成できるなど、非常に自由度が高いことも特徴です。

また、最大15万人の同時接続数も実現できるため、大規模なバーチャルイベントやコンサートなどあらゆる用途に適した環境を提供するプラットフォームとなっております。

|ZEPの特徴

ZEPは、革新的なメタバースプラットフォームであり、その特徴は多岐にわたります。

ここでは、それらの特徴について説明します。

多彩な用途に対応できる

ZEPは、教育、エンターテインメント、ビジネスミーティングなど、様々な用途に対応しています。

例えば、教育分野では、バーチャルクラスでの授業やワークショップが開催され、学習環境をより豊かにしてくれます。

エンターテインメント分野では、コンサートやファッションショーなどを仮想空間内で行うことで、世界中の参加者が集う大規模なイベントも開催しています。

ビジネスミーティングでは、リモートでのミーティングやプレゼンテーションが円滑に行えるので、新たな働き方を支援することも可能です。

最大15万人が同時接続可能

ZEPは、最大15万人のユーザーが同時にオンラインで交流できる環境を提供しています。この同時接続性能のおかげで、大規模なバーチャルイベントやコンサートを実現でき、世界各地から多くの人々がリアルタイムで一つのイベントを共有することが可能になります。

これにより、大規模なコミュニティイベントを実現でき、ユーザーにとっても関心を高める大きな要素となっています。

無料のテンプレートやエディタがある

ユーザーが簡単に独自のアバターや仮想エリアを設計できるよう、無料のテンプレートやエディタを提供しています。これらのツールを使用することで、専門的な知識がなくても、個性的な空間やアバターのカスタマイズが可能になります。

ユーザーは自分の趣味や興味を反映した空間を自由に創作し、他のユーザーと共有することができるため、より豊かなコミュニティ体験が生まれます。

ログイン不要で入場できる

ZEPはログイン不要で、ユーザーがアカウントを作成せずにバーチャル空間に参加できる機能を提供しています。

「ログイン不要」というアプローチによって、新規ユーザーが気軽にZEPの世界を体験でき、アクセシビリティが向上します。つまり、ユーザーは簡単に様々な活動やイベントに参加できます。

その結果、イベント主催者はより多くの参加者を獲得することが可能となり、大きな盛り上がりを得られるようになります。

この手軽さは、ZEPの利用を促進し、多様なユーザー層を引き寄せています。

|国内のZEPを活用した事例4選

国内でのZEPの活用事例は多岐にわたります。

5G技術の展示からバーチャルスタジアム、アイドルのバーチャルイベント、そして飲食店の仮想空間まで、ZEPは様々な分野で革新的な体験を提供しています。ここでは、国内での活用事例について解説していきます。

5G LAB in ZEP

「5G LAB in ZEP」は、最新の5G技術を活用した体験を提供するバーチャル空間です。

ここでは、ユーザーが5Gの高速通信と低遅延の利点を生かした様々なデモや体験を通じて、未来のテクノロジーを先取りすることができます。

教育、エンターテインメント、産業など、多岐にわたる分野での5Gの応用例をバーチャルで体験することが可能で、技術の可能性を探求できる場となっています。

SPACE PayPay Dome

「SPACE PayPay Dome」は、福岡に実在するPayPayドームをモデルにしたバーチャルスタジアムです。

このバーチャル空間では、コンサートやスポーツイベントが再現され、ファンはどこからでもイベントに参加し、臨場感あふれる体験を楽しむことができます。

特にスポーツファンや音楽ファンにとって、お気に入りのイベントを新しい形で体験できる魅力的なバーチャル空間となっています。

なにわ男子 HOUSE in ZEP

「なにわ男子 HOUSE in ZEP」は、人気アイドルグループ「なにわ男子」をテーマにしたバーチャル空間です。

ファンはこの空間でメンバーのアバターと交流したり、限定コンテンツを楽しんだりすることができます。

また、グッズ販売やファンミーティングなど、リアルイベントではなかなか体験できない特別な活動にも参加可能です。

これらのことから、ファン同士の交流の場としても機能し、かなり賑わっているコミュニティであることがわかります。

バーチャルやぶ in ZEP

「バーチャルやぶ in ZEP」は、有名な焼き鳥チェーン「やぶ」をバーチャルで再現した空間です。

ここでは、これまで紹介したものとは一風変わったユニークな体験ができます。

ユーザーはバーチャルながら「やぶ」の雰囲気を味わうことができ、限定メニューの閲覧や仮想イベントに参加することが可能です。

食文化をバーチャル空間で楽しむ新しい試みとして、ユーザーに新たな楽しみ方を提供しています。

|ZEPの料金プランは?

ZEPの料金プランは、ユーザーや企業が求める様々なニーズに対応できるように設計されています。

基本的には、個人ユーザー向けには無料でアバターのカスタマイズや一部のバーチャル空間の利用が可能です。

しかし、より高度なカスタマイゼーションや独自のバーチャル空間の作成を望むユーザーや企業には、有料のプランが提供されています。

これらのプランでは、専用のデザインツールの使用、プライベート空間の作成、イベントの主催など、追加機能が利用できるようになります。

料金は、提供されるサービスの範囲やサポートレベルに応じて異なり、具体的なプラン内容や価格は定期的に更新されるため、最新の情報を確認することが重要です。

プラン名料金アバターカスタマイズバーチャル空間作成同時接続数
Free無料・基本的な外見調整
・標準的な服装とアクセサリー
・不可20人以下
Basic約36000円/月
※100人プラン
・Freeプラン機能
・多彩な服装とアクセサリー
・テンプレート使用
・簡易オブジェクト配置
30人以上
(最大1000人)
Pro約52000円/月
※100人プラン
・Basicプラン機能
・独自デザインの
 服・アクセサリー作成
・詳細なデザイン設計
・独自オブジェクトの
 インポート・機能組み込み
20人以上
(最大1000人)
EnterPrizeカスタム・Proプラン機能
・企業専用のオプション
・独自アイテムの量産
・完全オリジナル開発・専任サポート無制限

|まとめ

ZEPは多様な用途に対応するメタバースプラットフォームで、教育、エンターテインメント、ビジネスなど幅広い分野で活用されています。

無料からエンタープライズまでのプランがあり、最大15万人の同時接続が可能で、ログイン不要でアクセスできる点が特徴です。

無料で始められるので、今すぐにでも自分だけのアバターを作り、バーチャル空間での新しい世界を体験してみてはいかがでしょうか。