2023年10月27日に、「VRCaht」に横須賀の「DOBUITA & MIKASA WORLD」がオープンしました。

「メタバースヨコスカ」は、横須賀による観光プロモーションの新しい試みです。

本記事では「メタバースヨコスカ」および「DOBUITA & MIKASA WORLD」についての実施背景や見どころについて紹介していきます。

|メタバースとは

「メタバース」は、CG(コンピュータグラフィック)技術を用いた仮想空間を示す概念で、利用者はアバターを介してさまざまな体験ができます。

「メタ」とは「超越した」を、「ユニバース」とは「宇宙」を意味し、それらを組み合わせて「超越した宇宙」を表すメタバースという語が生まれました。

「あつまれ どうぶつの森」のようなゲームが一例で、実在しないオンラインの仮想空間で、リアルワールドと同じような活動やコミュニケーションが可能です。

アバターを使って、人々は新たな世界を探検し、作り上げ、共有できます。

「Web4.0」の時代を象徴するメタバースは、現実と同じレベルの体験を追求することで、現実世界との境界をぼやけさせる特性を持っています。

メタバースについて、詳細は以下の記事をチェック!

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|メタバースヨコスカとは

出典:https://www.cocoyoko.net/event/metaverse-yokosuka.html

「メタバースヨコスカ」は、観光情報の伝達手段として横須賀市が推進するプロジェクトです。

具体的には、「ドブ板通り商店街」と「三笠公園」をイメージ源とした「DOBUITA & MIKASA WORLD」というワールドが提供されています。

このワールドでは、近未来的で仮想的なテーマをもとにした「未来の横須賀」を体験できます。

それに加えて、「スカジャン」や横須賀特産のグルメの3Dモデルも無料で配布されています。

背景

「メタバースヨコスカ」は、ソーシャルVR「VRChat」を用いて、横須賀市独特の魅力を多面的に発信しようとしています。

これにより、ユーザーは自分のスタイルに合った体験を楽しむことができます。

「メタバースヨコスカ」は横須賀市がその魅力を全世界の人々に届けるための新たな手法と言えるでしょう。

その結果、横須賀市は観光広報だけでなく、新しい都市の魅力を伝える活動も行っています。

|メタバースヨコスカのエリア

「メタバースヨコスカ」には、横須賀市の代表的な地域をモチーフにした3つのエリアが存在します。

本見出しでは、それぞれについて紹介していきます。

DOBUITA AREA

「DOBUITA AREA」は、横須賀市に存在する「ドブ板通り商店街」を模したエリアとなっています。

この場所では、近未来のニュアンスを持つ「未来の横須賀」を感じることができます。ドブ板通りは日本とアメリカの文化が混ざり合った地域で、独特な文化(例えば、スカジャンなど)を育んできました。

エリア内では訪問者は3つの店舗を巡ることができ、スカジャンなどの体験が可能です。

また、訪問者はスカジャンを活用して自分だけのオリジナルアバターを作ることができ、その地域の魅力を十二分に堪能できます。

MIKASA AREA

「MIKASA AREA」は、「メタバースヨコスカ」プロジェクトの一環で、横須賀市の名所「三笠公園」をベースにした空間です。ここでは近未来の要素と仮想現実感を融合させた「未来の横須賀」を体感できます。

ユーザーはこの公園の美しい景色や、展示されている名物戦艦「三笠」を間近で観察することで、横須賀市の歴史や文化に触れることができます。

「MIKASA AREA」では、横須賀市の魅力を深く感じ、理解する機会が提供されています。

SARUSHIMA WORLD

「SARUSHIMA WORLD」は、「メタバースヨコスカ」の第二段階として2023年12月28日にオープンしたワールドです。

この特殊な領域は、未来の浮遊島である猿島を背景としたもので、ゲームのメカニクスを駆使して島全体を楽しむことが可能です。「タイムリミットモード」と「フラッグ勝負モード」の2つのゲームモードが存在します。

さらに、公式ウェブサイトとBOOTHを通じて特別なスカジャンが無料で頒布され、株式会社大丸松坂屋百貨店から発売された5つの新しいアバターに適応するスカジャンも発表されました。

|メタバースヨコスカの楽しみ方

メタバースヨコスカは、現実世界の横須賀市を舞台にしたバーチャルリアリティ空間です。

ここでは、様々なアバターを使って自由に探索したり、他のユーザーと交流したり、ゲームができます。

本見出しではそれらの楽しみ方について、紹介していきます。

横須賀限定アバターアセット

横須賀特有のアバターアセットは、メタバースヨコスカの見どころの一つです。

これらのアバターは、横須賀市の特色や文化が反映されたデザインで、ユーザーはそれらを用いて自己を表現が可能です。

さらに、これらのアバターは、ユーザーがメタバースヨコスカでの各種活動を支援します。具体的には、ユーザーはこのようなアバターを利用して、自身のバーチャルなアイデンティティを構築し、他のユーザーと深く交流ができます。

そして、これらのアバターは、ユーザーがメタバースヨコスカで開催されるイベントやゲームへの参加時に、より現実感のある体験を提供します。

みかさロボ

みかさロボは、メタバースヨコスカの代表的なキャラクターで、ユーザーとの対話を介してさまざまな情報を提供します。

みかさロボは、ユーザーがメタバースヨコスカでのアクティビティを円滑に行うための案内役として機能し、ユーザーが求める情報を提供します。

たとえば、ユーザーが新たな地域を探検する時、みかさロボはその地域の詳細情報を提供します。また、ユーザーがゲームやイベントに参加する際、みかさロボはそのゲームのルールや進行方法を説明します。

従って、みかさロボはユーザーがメタバースヨコスカを十分に楽しむ上で重要なパートナーとなります。

猿島チーム対抗戦

猿島チーム対抗戦は、メタバースヨコスカで行われる一番興奮するイベントのひとつです。

ユーザーはチームを組み、さまざまなゲームやチャレンジに取り組みます。

これらの対戦は、ユーザー間の交流を深め、メタバースヨコスカのコミュニティを強化する助けになります。

具体的には、ユーザーは自らのチームを作って、猿島ワールドで提供される多くのゲームに挑むことができます。

これらのゲームはチームワークと戦術が求められ、ユーザー同士のつながりを強める機会となります。

さらに、これらの対抗戦は、ユーザーが自身の能力を試す契機にもなります。

猿島チーム対抗戦は、このようにしてメタバースヨコスカの楽しみを多面的に増やします。

|メタバースヨコスカの参加方法

メタバースヨコスカへの参加方法は非常に容易です。

はじめに、VRChatでアカウントを作ります。このアカウントは無料で作成できます。

次に、VRChat内で「メタバースヨコスカ」を探し出し、「DOBUITA & MIKASA WORLD」のワールドにアクセスすれば完了です。

VRChatの始め方については、以下の記事をチェック!

VRChatの始め方を簡単解説!事前準備・アカウントの作成方法から初心者におすすめのワールドも紹介
VRChatの始め方を簡単解説!事前準備・アカウントの作成方法から初心者におすすめのワールドも紹介

必要環境

メタバースヨコスカに参加するには、特定のPC環境が求められます。

具体的には、メモリが16GB以上あるWindows/Macのラップトップが必須です。

なお、VRChatはVRヘッドセットを推奨していますが、デスクトップ版でも体験可能です。

これらの環境を用意することで、メタバースヨコスカを最善に活用できます。

|まとめ

本記事では横須賀の「DOBUITA & MIKASA WORLD」についての実施背景や見どころについてご紹介しました。

これらはいずれも横須賀の醍醐味を具現化したものです。 VRChatは誰でも無料で利用可能です。

あなたも一度、メタバースヨコスカを訪れてみてはいかがでしょうか?

当サイトでは、今後もメタバースに関する最新情報を取り上げて参りますので、他の記事も合わせてご覧いただくことをお勧めします。

今回も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。