「マルチバースってなんだろう?」
「メタバースとは違うの?」
「メタバースとマルチバースそれぞれについて特徴を知っておきたい!」
そんな疑問を持つ方のために、この記事では、
- メタバースとマルチバースの特徴と違い
- メタバースとマルチバースが注目されている理由
- メタバース・マルチバース・オープンメタバースの関係
について、わかりやすく解説していきます。
仮想化技術の発展が著しい昨今、メタバースとマルチバースはトレンドになりつつあります。
本記事を契機に、メタバースとマルチバースの理解を深めておきましょう!
Youtubeでこの記事を簡単に3分で解説していますので、ぜひご覧ください!
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|メタバースとマルチバースの違い
2022年は「メタバース元年」とも呼ばれ、多くのメタバースサービスが登場した年でした。
2024年現在では、メタバースと似たような概念として「マルチバース」という言葉も登場しています。
ここでは、メタバースとマルチバースについてそれぞれ理解した上で、両者の違いを明確にしていきましょう。
メタバースとは仮想空間の集合体である
メタバース(Metaverse)とは、英語のmeta(超越した)とuniverse(宇宙・世界)を組み合わせた造語で、オンライン上に構築された仮想空間のことです。
メタバース内には3Dのデジタル空間が広がっており、ユーザーはアバターと呼ばれる3Dキャラクターを操作して自由に動き回ることができます。
メタバース内ではユーザー同士交流が可能で、一緒に買い物を楽しんだり音楽フェスに参加したりなど、様々なアクティビティが楽しめます。
つまり、メタバースとは簡単にいえば、私たちが普段生活している「現実世界」をデジタルテクノロジーによって再現した「もう一つの世界」のようなものです。
生活空間がもう一つ増えることになるので、経済圏もその分広がることになります。
そのため、ビジネスでの活用が注目されており、現在世界各国でメタバースの実現に向けた研究開発が進んでいます。
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マルチバースは物理学の世界でいう泡宇宙論のこと
「メタバース」と「マルチバース」は語感が似ているので間違える人も多いです。
マルチバースとは、本来物理学の文脈で主に使われていた言葉ですが、メタバースが現実的になってきたことでデジタルテクノロジーの文脈でも使われるようになりました。
本来の意味では「泡宇宙論」や「多元宇宙論」を示しており、つまりは私たちが存在している宇宙とは別の宇宙が存在する、という理論または考え方です。
「パラレルワールド」というと理解しやすい方も多いかもしれません。
しかし、バーチャル技術の文脈で使われる場合、ユニークな特徴や特性を持つデジタル空間の集合体を指します。
簡単にいえば、たくさんのメタバース(仮想空間)を一つの袋に詰めたような状態のことです。
ただし、これらのメタバースは互いに干渉せず、それぞれ独立して存在しています。
このような状態のことを「マルチバース」と呼びます。
つまり、あらゆるマルチプレイヤーゲームやソーシャルメディアプラットフォームは、マルチバースの一部と考えることができるのです。
メタバースは「デジタルテクノロジー」でマルチバースは「理論」
メタバースとマルチバースについて簡単に解説しましたが、いまいち具体的な違いが理解できない人も多いかと思います。
理解しやすいように、両者の違いを一つの表にまとめてみました。
メタバース | マルチバース | |
意味 | ユーザーとの交流ができる共有のデジタル環境 | さまざまな特徴を持つデジタル空間の集合体 |
世界の数 | 1つ(※同じシステムを共有するさまざまなワールドが存在する) | 複数 |
含まれるもの | AI・ロボット・メタバース参加者など | デジタル空間 |
資産 | ユーザーは、メタバース内で自分の資産の所有権を持つことができる | ユーザーは、マルチバース内のある世界で何かを得ても、別の世界では使えない |
簡単にいえば、メタバースとはデジタルテクノロジーによって構成された単一の仮想空間のことです。
対してマルチバースとは、同時に複数の仮想空間が存在する、という理論または考え方のことです。
似ているようで全く違う意味合いを持つので、間違えないように注意しましょう。
|マルチバースが注目される理由
前項で解説したように、マルチバースはあくまでも理論の一つです。
ではなぜ、メタバースが注目されるにつれてマルチバースも注目されるようになったのでしょうか?
ここでは、マルチバースが注目されるようになった理由をいくつかご紹介します。
エンタメ業界にとってマルチバースの考え方は都合が良い
マルチバースが注目された最も大きな要因は、アメリカや日本のエンタメ作品にマルチバースの考え方が取り入れられたからです。
エンタメとマルチバースでは、全く相入れないように思えますが、近年のエンタメ作品にとってマルチバースの考え方は作品を作る上で非常に都合が良いのです。
普通なら一つの世界でしか展開できない話が、マルチバースの考え方を取り入れると、いろいろな世界で進めることができるのです。
例えば、スパイダーマンをバットマンが活躍するゴッサムシティに登場させても、「これはマルチバースだから」の一言で解決できてしまいます。
このように、マルチバースの考え方を用いると「どうしてスパイダーマンが2人も存在しているんだ!」という議論が起こらないのです。
マルチバースでは世界は複数存在しており、それぞれの世界は違いに干渉しません。
よって、バットマンの世界観にスパイダーマンを登場させても何ら違和感がないのです。
マルチバースを取り入れているエンタメ作品一覧
マルチバースの考え方をエンタメ作品に取り入れれば、人気キャラクターを別の人気キャラクターの世界観に取り入れることができます。
つまり、少し俗的な言葉でいうと“コラボ”しやすいのです。
そのため、既に多くのエンタメ作品や映画にマルチバースは取り入れられています。
<日米のマルチバース作品>
作品名 | 概要 |
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU) | 異なる宇宙や時間軸が交わり、異なるバージョンのキャラクターが共演。 例:「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」、「スパイダーマン: ノー・ウェイ・ホーム」、「ロキ」 |
スパイダーマン: スパイダーバース | 複数の異なる宇宙からのスパイダーマンたちが共演。 例:「スパイダーマン: スパイダーバース」、「スパイダーマン: アクロス・ザ・スパイダーバース」 |
ドクター・フー | タイムトラベルと並行世界をテーマに、異なるタイムラインやパラレルワールドを頻繁に扱う長寿SFシリーズ |
His Dark Materials | 異なる宇宙を行き来するファンタジー物語。原作はフィリップ・プルマンの小説 |
The Midnight Gospel | 主人公が異なるデジタル宇宙を訪れ、インタビューを行うアニメシリーズ |
シン・仮面ライダー | 庵野秀明監督による「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」に続く作品で、仮面ライダーシリーズの再解釈 |
Fateシリーズ | 異なる時間軸やパラレルワールドが頻繁に登場し、同じキャラクターが異なる設定で登場 |
Steins;Gate | タイムトラベルと並行世界をテーマに、主人公が様々な世界線を行き来するストーリー |
Re:ゼロから始める異世界生活 | 異世界転生をテーマに、主人公が異なる世界や時間軸を行き来しながら運命を変えようとする姿が描かれる |
なお、最近ではいわゆる「ソシャゲ」に人気アニメキャラクターをコラボさせるのが普通になりつつありますが、これも一種のマルチバースといえます。
メタバースによってマルチバースを擬似体験できるようになった
マルチバースが注目されるようになったもう一つの理由は、メタバースによってマルチバースを擬似体験できるようになったことです。
例えば、ある仮想空間(メタバース)ではファンタジーの世界を冒険し、別の仮想空間(メタバース)では未来の都市を探索することができます。
ユーザーはこれらの異なる世界を自由に行き来することができ、それぞれの世界で独自の体験を楽しむことができます。
厳密にいえば、これは本来のマルチバースの考え方とは若干ズレているのですが、広義の意味ではこの体験はマルチバースに他なりません。
このように、メタバース内で異なる仮想空間を探索することは、まるでマルチバース(複数の宇宙)を体験しているかのような感覚を与えてくれます。
このように、メタバースの発展によって私たちはマルチバースの概念を身近に感じることができるようになりました。
これが、マルチバースが注目されるようになった大きな理由の一つです。
|これからは「オープンメタバース」の時代へ
ここまで、メタバースとマルチバースの関係性や違いについて解説してきました。
しかし、メタバースとマルチバースをさらに実用的にしたものとして「オープンメタバース」という概念も登場しています。
似たような概念が飛び交って混乱するかと思いますが、この3つの概念はそれぞれ独立しています。
ここからは、オープンメタバースの考え方についてみていきましょう。
オープンメタバースとは「移動可能」な仮想空間のこと
オープンメタバースとは、異なる仮想空間やデジタルワールドが互いに連携し、ユーザーが自由に行き来できる大規模なデジタルエコシステムのことです。
先ほど、マルチバースは一つの袋にたくさんのメタバース(仮想空間)を詰めたような状態で、それぞれが独立していて不干渉な状態、と説明しました。
しかし、オープンメタバースでは一つひとつのメタバースは独自性を保ちながらも、ユーザーはそれぞれのメタバースを自由に行き来できます。
技術的にはブロックチェーンや分散型台帳の技術を応用しており、それぞれのメタバース同士に互換性を持たせています。
少しわかりづらいかもしれないので、例を挙げてみましょう。
例えば、あなたが好きなゲームの世界で冒険を楽しんでいるとします。その後、ゲームに飽きて友達とショッピングをしたくなったとしましょう。
本来であれば、一度ゲームからログアウトして別のプラットフォームに再度ログインし直さなければなりません。
しかし、オープンメタバースではそれぞれのメタバースが繋がっているので、アカウントを切り替える必要がありません。
また、ショッピングでアバター用の服を買った場合、ゲーム用メタバースでも同じ服を利用できます。
このように、オープンメタバースでは一つのアカウントで全てのメタバース内のコンテンツや体験を共有できるのです。
実現のためにはセキュリティの問題が付きまとう
オープンメタバースは、実現すれば非常に便利な技術ではありますが、実現するためには「セキュリティの問題」を解決しなければなりません。
先述したように、オープンメタバースでは多くのユーザーの情報、デジタル資産が関わることになります。
これらの情報や資産が不正アクセスや悪意ある攻撃から100%守られる保証がないと、実用は夢のまた夢です。
そのためには、ブロックチェーン技術や、多要素認証(MFA)、高度な暗号化技術、ゼロトラストセキュリティといったセキュリティ関連技術をさらに高度化していく必要があります。
ただし、セキュリティの課題をクリアするにはまだまだ技術的、あるいはリソース的にも不可能な点が多く、オープンメタバースの実用化はまだ少しの未来の話といえます。
|オープンメタバース化で実現すること
では、メタバースをオープンメタバース化することによって、どのようなことが実現できるのでしょうか?
ここからは、オープンメタバースで実現するかもしれない未来について解説していきます。
複数のメタバース間を自由に移動
オープンメタバースが実現すれば、これまで分断されていたメタバース間を自由に行き来できます。
また、ユーザーの行き来だけではなく、モノの移動も可能になるでしょう。
例えば、あるメタバース内で作ったアイテムが別のメタバースでも使えたり、それぞれのメタバース内で使える通貨が統一されたりするなどが考えられます。
オープンメタバース化されることで、さまざまなメタバースのコンテンツを横断的に楽しめるようになります。
メタバースエコシステムの活性化
オープンメタバース化によってメタバース間の行き来が活発になれば、メタバース内で行われる経済活動(エコシステム)の活性化につながります。
メタバースがお互いにつながるということは、別のメタバースから新規ユーザーが入ってくるということです。
新規ユーザーが入ってくれば、音楽フェスや展示会などのイベントで参加ユーザーが増え、グッズなどの売り上げ増加が期待できます。
売り上げが増えれば、メタバースに参加する企業やクリエイターが増えるので、コンテンツが充実します。
すると、さらにユーザーが増えて経済活動が活発になるという好循環が生まれます。
このようなエコシステムが完成してしまえば、現実世界の経済圏のような擬似的経済圏が生まれ、多くの企業や投資家がメタバースに資金を注ぐようになるのです。
新たなビジネスモデルの創出
オープンメタバースが誕生すれば、新たなビジネスが次々と生まれてくるでしょう。
例えば、仮想店舗でのショッピングが普及すれば、デジタルアイテムやサービスの販売が新たなビジネスとして成長します。
それと同時に、仮想空間での広告やプロモーション活動も増え、企業は新しいマーケティング手法を開発するでしょう。
さらに、仮想イベントやコンサート、教育プログラムなども開催され、エンターテインメントや教育分野でのビジネスチャンスが広がります。
このように、オープンメタバースが実現すれば私たちの存在する現実世界と同じような感覚でビジネスを展開できるようになるのです。
これにより、さまざまな産業で新たな雇用やビジネス機会が生まれ、世界の経済全体に大きな影響を与えることになるでしょう。
|メタバースとマルチバースの周辺知識
ここまで、メタバースとマルチバースに関する基本的な知識と、その発展系のオープンメタバースについて詳しく解説してきました。
しかし、なるべく簡単に解説してきたので
「メタバースやマルチバースについてもっと詳しく知りたい!」
「理解する上で知っておくべき知識はあるの?」
と感じた方も多いかもしれません。
そんな方のために、ここからはメタバースやマルチバースをさらに深く理解する上で知っておくべき周辺知識についていくつかご紹介します。
各専門用語の最下部には、関連する記事のリンクも載せておきますので、ぜひ参考にしてください。
1.VR(Virtual Reality、仮想現実)
VR(Virtual Reality、仮想現実)とは、コンピュータ技術を用いて現実世界とは異なる仮想の世界を作り出し、その中にユーザーを没入させる技術です。
ヘッドセットや専用のゴーグルを使用して視覚、聴覚、時には触覚を刺激し、あたかも現実のような体験を提供します。
VR技術はメタバースの構築において重要な役割を果たします。
メタバースにおいて最も重要なことは「没入感」であり、その没入感を最大限に高めるためにVR技術は必要不可欠です。
例えば、VRを使ったバーチャル会議では、遠隔地にいる複数のユーザーが同じ仮想空間に集まり、まるで同じ部屋にいるかのように会話や議論ができます。
バーチャルイベントやコンサートでは、世界中のユーザーが同時に参加し、リアルタイムで共有体験を楽しむことができます。
このように、VR技術はメタバースの中核を成す要素であり、その発展がメタバースの可能性を広げる鍵となるのです。
2.デジタルツイン
メタバースを理解する上で「デジタルツイン」も重要になってきます。
デジタルツインとは、現実世界の物理的な物体、場所、システムをデジタル上に正確に再現した仮想モデルのことです。
デジタルツインを活用することで、現実の世界で起きる現象や変化をデジタル上でシミュレーションしたり、監視したりすることができます。
メタバースは仮想空間ですが、その中に現実の要素を取り入れることで没入感を高める必要があります。
例えば、デジタルツイン技術を使って作成されたバーチャルオフィスでは、現実のオフィスのレイアウトや設備が再現されており、社員はメタバース内で実際のオフィスと同じ環境で働くことが可能です。
そのため、メタバースをより現実に近づけるためにデジタルツイン技術は非常に重要な技術といえます。
3.多元宇宙またはパラレルワールド
冒頭でも紹介したように、マルチバースは元々物理学分野で使用されていた言葉であり、本来は「多元宇宙論」や「パラレルワールド」のことを指します。
多元宇宙論とは、私たちが認識している宇宙以外にも無数の宇宙が存在するという理論です。
パラレルワールドとは、多元宇宙の中でも特に、私たちの宇宙と非常に似た構造を持つ別の宇宙を指します。
パラレルワールドでは、私たちとほぼ同じ歴史が展開されているかもしれませんが、何か小さな違いが存在し、それが異なる現実を生み出しているのです。
例えば、歴史上の重要な出来事が異なる結果になっていたり、私たち自身の選択が異なっていたりすることで、異なる現実が形成されるのです。
マルチバースはこれら多元宇宙やパラレルワールドの総称として使われ、これにより無限の可能性とバリエーションが存在すると考えられます。
4.ブロックチェーン
メタバースを構築する上で切っても切り離せない関係にあるのがブロックチェーン技術です。
ブロックチェーン技術とは、取引情報をブロックにまとめ、そのブロックを連続してチェーン状につなげていくシステムのことです。
各ブロックには取引の詳細情報や前のブロックへのリンクが含まれており、新しい取引が発生するたびに新たなブロックが追加されていきます。
常に新しい情報が更新されており、一度記録されたブロックは後から変更できないため、改ざんが極めて難しいのが特徴です。
ブロックチェーン技術は主に仮想通貨(暗号資産)で知られていますが、その応用範囲は非常に広く、メタバースでも取引の安全性を確保する上で不可欠な技術になっています。
5.NFT(Non-Fungible Token)
メタバース上で現実世界と同じような経済環境(エコシステム)を構築する上で、NFTも不可欠な技術といえます。
NFT(Non-Fungible Token)とは、唯一無二のデジタル資産を証明するための技術です。
通常の仮想通貨(ビットコインやイーサリアムなど)は、同じ価値を持つ代替可能なトークンですが、NFTは一つ一つが異なる価値を持ち、他のトークンと交換することができない点が特徴です。
このため、NFTはデジタルアートやゲーム内アイテム、バーチャル不動産など、様々なデジタルコンテンツの所有権を証明する手段として活用されています。
メタバース内では、ユーザーが様々なデジタル資産を作成、購入、販売することになります。
したがって、NFTはメタバース内でのデジタル資産の所有権を明確にし、取引の透明性を高め、経済活動を促進するための重要な技術です。
6.分散型金融(DeFi)
メタバース内での経済活動の基盤となるのが「分散型金融(DeFi)」です。
分散型金融(DeFi)とは、中央集権的な機関を介さずに、ブロックチェーン技術を基盤として金融サービスを提供する仕組みのことです。
従来の銀行や金融機関を介さずに、個人同士が直接取引を行うことが可能になります。
メタバース内での資産管理や取引、融資や借入、収益の創出など、DeFiはメタバースの経済活動を活性化させる重要な役割を果たします。
さらに、スマートコントラクトを利用することで、自動化された取引や契約が可能になり、効率的で安全な経済活動が実現されます。
DeFiの導入により、ユーザーはより自由で安心な金融サービスを利用でき、メタバースの成長と発展が促進されるのです。
7.クラウドコンピューティング
メタバースを構築するのに必要なデータ量というのは、従来の一般的なプラットフォームの比ではありません。
そのため、大量のデータを処理・保存するために「クラウドコンピューティング」を利用することになります。
クラウドコンピューティングとは、インターネットを通じてリモートのサーバーにアクセスし、データの処理や保存、アプリケーションの運用などを行う技術です。
これにより、個人や企業は自分でサーバーを管理する必要がなくなり、必要なリソースをオンデマンドで利用することができます。
クラウドコンピューティングはスケーラビリティ(拡張性)、コスト効率、リアルタイム処理に優れています。
したがって、膨大なデータの処理が必要なメタバースと非常に相性が良いのです。
|メタバースとマルチバースは似ているが全く違う概念
本記事ではメタバースとマルチバースの違いやその発展系のオープンメタバースと周辺知識についてわかりやすく解説しました。
メタバースは、ユーザー同士のコミュニケーションやアクティビティなどあらゆる機能が内包された一つの仮想空間です。
一方、マルチバースは独自性を持つ仮想空間が集合している状態のことです。
そして現在、メタバース同士が相互につながるオープンメタバースの構想が進みつつあります。
今後の私たちの生活は、多くのメタバースが複雑に絡み合うことで、今まで歴史になかったような時代が到来するかもしれません。
メタバース技術は凄まじい速度で進化しています。
これからの時代に乗り遅れないためにも、メタバースの最新情報には常に目を光らせておきましょう。
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