近年、注目を集めている仮想通貨に興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。

投資のイメージが強い仮想通貨ですが、実はゲームやアートにも使用されており、今後投資以外の目的で活用される可能性があります。

しかし、いざ仮想通貨を購入しようとしてもどこの取引所が良いのか迷ってしまうかもしれません。

本記事では、仮想通貨取引所の選び方やおすすめの取引所を紹介します。

はじめて仮想通貨の取引を検討している人向けに、わかりやすく解説しますので最後までご覧ください。

|仮想通貨取引所・販売所とは

仮想通貨を購入したくても、「始め方がよくわからない」、「取引所と販売所の違いってあるの?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。

ここからは、それぞれの概念と違いについて解説します。

仮想通貨販売所

仮想通貨販売所は、個人と仮想通貨取引所が直接取引を行える場所です。

販売所では、自分が購入したい仮想通貨を提示されている価格で取引所から好きなタイミングで購入することができます。

身近なもので例えると、コンビニなどの店舗販売と同じ形式になります。

「取引所」と「販売所」の違い

取引先と販売所、いずれも仮想通貨の売買が行える場所ですが、取引相手が異なるという点に違いがありました。

しかし、それ以外にも大きな違いがあります。それは「取引手数料」です。

手数料をなるべく抑えたい人は多いと思います。これを知っているだけで、支払いを抑えることができますので、理解しておくと良いでしょう。

「取引所」では、基本的に取引手数料無料と記載されているものが多いのですが、実質的には、スプレッド費用が掛かっています。

スプレッドとは、仮想通貨だけに限らず外国為替証拠金取引(FX)でも使用されている言葉で、通貨をトレードする際に発生する、売買価格の差をスプレッドと言います。

販売所では、自分の好きなタイミングで購入できるメリットはありますが、スプレッド(実質手数料)が掛かることを頭に入れておきましょう。

上記を踏まえると手数料を抑えて売買を行いたい人は、基本的に取引所で扱っている仮想通貨は取引所で購入するのが良いかもしれません。

|2024年おすすめの仮想通貨取引所

2024年現在、様々な仮想通貨取引所が存在しています。

こちらではその中から、特におすすめとなる以下の取引所を紹介。

日頃利用しているサービスとの連動など、自身の状況にマッチしたサービスを検討してください。

  • Coincheck
  • 楽天ウォレット
  • DMM Bitcoin
  • Coincheck
  • bitFlyer
  • LINE BITMAX
  • GMOコイン
  • Zaif
  • SBI VCトレード
  • BitTrade
  • BITPoint

出典:https://coincheck.com/ja/

【メリット】

  • 2024年現在の取扱銘柄は29種類と豊富
  • BitcoinやEthereumといった主要銘柄はもちろん、その他様々なアルトコインの売買が可能

2014年からサービスをスタートしたパイオニア的存在でもあり、アプリの操作画面など利便性の高さに定評があります。

2019年からはアプリダウンロード数国内トップを維持しており、初めて仮想通貨取引所を開設する場合に必ず検討したいサービスといえるでしょう。

取引手数料が無料であり、初心者でも比較的売買しやすい環境も魅力の一つ。

東証プライム市場上場企業が運営している安心感、2段階認証といった高いセキュリティ面も注目すべきでしょう。

NFTマーケットプレイスなどその他サービスも充実しており、最も人気の高い仮想通貨取引所であるといっても過言ではありません。

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コインチェック

楽天ウォレット

出典:https://www.rakuten-wallet.co.jp/

【メリット】

  • 楽天経済圏との相性が抜群
  • 楽天ポイントで仮想通貨の購入が可能

楽天ウォレットは、国内最大規模のインターネットサービス企業である楽天グループが運営する仮想通貨取引所です。

楽天グループは銀行、証券、クレジットカード、ECサイトなど複数サービスを併用することでポイントを効率よく獲得する「楽天経済圏」を構築しています。

楽天ウォレットにおいても同様であり、手持ちの楽天ポイントを1ポイント=1円として仮想通貨の購入が可能です。

最低でも100ポイントから購入可能ですので、現金を使用することなく仮想通貨を所有できます。

こうしたことから現在、多くの楽天サービスを併用している方におすすめできる仮想通貨取引所といえるでしょう。

DMM Bitcoin

出典:https://bitcoin.dmm.com/

【メリット】

・数十種類の仮想通貨で「レバレッジ取引」が可能

・様々な手数料が無料

DMM Bitcoinは、名前の通りDMM.comグループが運営する仮想通貨取引所です。金融事業に強いDMMグループの技術力があるため、セキュリティ面も安心です。

一番の特徴としては、「レバレッジ取引」に強みを持ち、ハイリスク、ハイリターンを狙った取引を行うことが可能なことです。

また、様々な手数料が無料になることも好評で、送金手数料や取引手数料など、仮想通貨の取引で発生しがちなコストを抑えることができます。

bitFlyer

出典:https://bitflyer.com/ja-jp/

【メリット】

  • 1円からの少額購入が可能
  • 自動積立、クレジットカードなど細かなサービスが豊富

bitFlyerはCoincheckと同じく2014年にサービスを開始した老舗仮想通貨取引所です。

少額投資、積立投資といったサービスが魅力であり、誰でも簡単に無理のない範囲で仮想通貨の売買が可能となっています。

高いセキュリティも特徴であり、業界最長となる7年間ハッキングゼロを記録。

こうした点は初めて仮想通貨に触れる方、できる限り安全に資産運用をしたいと考えるかたにおすすめできるかもしれません。

2016年から2021年までの6年間、ビットコインの取引高が国内トップになるなど、これまで中心的な立ち位置をキープしており、今後もその流れは継続すると考えられるでしょう。

LINE BITMAX

出典:https://www.bitmax.me/

【メリット】

  • 1円からの少額投資が可能
  • 初心者でも簡単に扱える取引画面

LINE BITMAXは国内最大規模のメッセージアプリである「LINE」を運営するLINEのグループ会社が運営する仮想通貨取引所です。

簡単・安心といった点を重視しており、非常にシンプルで分かりやすいツールデザインが特徴となっています。

また、全ての取扱銘柄を1円から購入可能であるため、誰でも無理のない範囲で仮想通貨に触れることが可能です。

「LINE NFT」の決済通貨としても利用されているフィンシア(FNSA)の取り扱いが唯一あるため、「LINE NFT」の活用を検討している場合にもおすすめ。

仮想通貨の貸出サービスなども提供されていますので、シンプルながらも利用しやすい環境が魅力といえるでしょう。

GMOコイン

出典:https://coin.z.com/jp/

【メリット】

  • 高いセキュリティ性能と利便性の高いツール
  • 各種サービス手数料が無料

GMOコインは口座開設、入金、仮想通貨送付、為替FX、出金といった様々な手数料が一律無料となっています。

仮想通貨取引所において、手数料を気にすることなく利用できる環境は大きなメリットとなります。

また、GMOインターネットグループが運営することから高い金融サービスを基盤にしたセキュリティ、管理体制も安心材料の一つ。

人気のアルトコインを含む26銘柄を取り扱うなど、幅広いニーズに応えられる取引所として人気を集めています。

2021年、2022年にはオリコン顧客満足度で連続トップを獲得するなど、GMOコインが提供する環境を多くのユーザーが評価しているのです。

Zaif

出典:https://zaif.jp/

【メリット】

  • 限定銘柄を複数取り扱う
  • 「ソーシャルチップ」の利用が可能

Zaifは株式会社カイカエクスチェンジが運営する仮想通貨取引所。

BitcoinやEthereumなど主要銘柄を取り扱う一方、ここでしか購入できない銘柄も複数取り扱う点が特徴となっています。

マイナ―トークンと称される知名度が低い銘柄は、今後大きな価格高騰も期待できます。

今後の伸びしろを考慮した売買を行いたい場合、豊富な銘柄から選択できるZaifは魅力的な選択肢となるでしょう。

取引時の手数料も比較的安く、運用コストを抑えながらの売買が可能。

自動売買サービスを活用すれば、手数料を一切必要とすることなく、指定の仮想通貨を自動で売買することができます。

SBI VCトレード

出典:https://www.sbivc.co.jp/

【メリット】

  • 取引ツールが豊富であり誰でも簡単利用が可能
  • 仮想通貨出金時の手数料が無料

SBI VCトレードは大手金融サービス企業であるSBIホールディングス傘下企業が運営する仮想通貨取引所です。

2017年に設立されており、全体的にバランスの良いサービス、使い勝手が特徴となっています。

ネット上での金融サービスに強いSBIが運営していることから、各種手数料が無料となる点も大きなメリットといえるでしょう。

2022年6月には仮想通貨取引所を運営するTAOTAOと合併、サービス統合も行われました。

取り扱い銘柄は20と若干少ないという点もありますが、BitcoinやEthereumなど主要銘柄の売買を検討しているのであれば問題ありません。

BitTrade

出典:https://www.bittrade.co.jp/ja-jp/

【メリット】

  • 高いセキュリティを持つ
  • 取扱い銘柄は39と国内最多水準を誇る

BitTradeは非常に高いセキュリティ環境が特徴となっています。

実際、仮想通貨に関する調査期間によって世界最高水準のセキュリティが示されており、「複数人署名による管理」「オフラインでのコールドウォレット管理」など様々な対策が講じられています。

また取扱銘柄も39と国内最高水準。

幅広い仮想通貨に安全に投資したいと考えるニーズに応える存在として注目を集めています。

購入金額も2円からと少額でスタートできます。

誰でも安全に無理のない金額で投資ができる環境はBitTradeならではといえるでしょう。

BITPoint

出典:https://www.bitpoint.co.jp/beginners/media/

【メリット】

  • 新しい銘柄採用に注力している
  • 現物取引での取引手数料無料

BITPointは、SBIホールディングスの孫会社にあたる株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所です。

国内で知名度の低い銘柄を取り扱うことで注目されており、すでに複数の銘柄がBITPointを通じて初上場を達成しています。

新規銘柄の購入はその後の伸長が期待できるため、Bitcoinや有名アルトコイン以外への投資を検討する場合、BITPointは有力候補となるでしょう。

また多くの手数料が無料になる点も特徴。

投資だけではなくNFT購入の決済として仮想通貨を利用したい方にとっても、利便性の高い取引所となるはずです。

|仮想通貨取引所の選び方5選

おすすめの仮想通貨取引所をランキング形式で紹介しました。

取引所によってそれぞれ特徴が異なるため、自分に合った取引所がどこなのか悩んでしまう人もいるかもしれません。

ここからは、仮想通貨取引所の選び方について以下の5つの観点から解説します。

  • 取扱通貨数
  • 取引コストの低さ
  • 取引画面やツールの使いやすさ
  • 最低取引金額
  • サポート体制とセキュリティ

取扱通貨数

取引所を選ぶポイントとして、取扱通貨数をチェックしましょう。

各取引所によって取り扱っているトークンの数は大きく異なります。

仮想通貨の種類が豊富であることに加え、自身が取引したい銘柄を扱っているかどうかを確認しましょう。

取引コストの低さ

取引所を選ぶポイント2つめは、取引コストの低さをチェックしましょう。

仮想通貨を売買するためには、取引手数料や送金手数料など様々な手数料がかかります。

このような取引コストを上手く抑えることができなければ、手数料によって利益が少なくなってしまう可能性もあります。

また、「手数料無料」となっていてもスプレッド費用が掛かってくるため注意が必要です。

取引画面やツールの使いやすさ

取引所を選ぶポイント3つめは、取引画面やツールの使いやすさをチェックしましょう。

はじめて投資を行う人や、仮想通貨の取引になれていない人は、自身が利用する取引画面の使いやすさや見易さが重要になります。

取引画面は、取引所によって大きく異なりますので取引所のWebサイトなどをあらかじめチェックしてから開設すると良いでしょう。

初心者の人はスマホで簡単に取引ができるツールを用意している取引所がおすすめです。

最低取引金額

取引所を選ぶポイント4つめは、最低取引金額をチェックしましょう。

仮想通貨の種類によって、最低取引金額が異なります。

また、同じ取引所でも仮想通貨の種類によって最低取引金額が変わるので注意が必要です。

初心者の人で少額から取引を始めたい人は、最低取引金額を調べておく必要があるでしょう。

サポート体制とセキュリティ

取引所を選ぶポイント5つめは、サポート体制とセキュリティをチェックしましょう。

仮想通貨取引所は、ハッキングの対象になりやすいため、万が一トラブルに巻き込まれる可能性は充分にあり得ます。また、はじめての取引などで不明点が出てきた場合、サポート体制が充実していると安心でしょう。

コールドウォレットや二段階認証などのセキュリティ対策、母体の運営会社はしっかりとサポート体制を敷いているのかなど確認しておく必要があるでしょう。

|初めての開設は国内仮想通貨取引所を

初めて仮想通貨取引所を開設する場合、どこにすべきか迷ってしまうでしょう。

前述したように、数多くの取引所があるため自身が使用している既存サービスとの相性、また購入したい銘柄などを考慮して開設することが重要となります。

中でも注意すべき点として、海外ではなく国内仮想通貨取引所を選ぶという点があります。

その理由について、以下の項目に沿って解説します。

  • 法律での認可が下りていない
  • 信頼できな通貨も販売されている
  • 倒産する可能性

法律での認可が下りていない

海外仮想通貨取引所は日本の法律外で運用されてる可能性があります。

「無登録事業者」と呼ばれる取引所ですが、金融庁からこれまで何度も注意勧告が行われています。

法律を遵守しない取引所での売買は非常に不安が残るでしょう。

こうした理由から、極力国内取引所での開設をおすすめします。

信頼できない通貨も販売されている

海外仮想通貨取引所には、不正な資金調達を目的にした「詐欺コイン」が紛れ込んでいる場合があります。

国内で販売されている銘柄は金融庁が認めた「ホワイトリスト」に載っているものですが、そうではない銘柄を購入してしまう可能性があるのです。

倒産する可能性

販売者が分別管理などを行っていない場合、万が一の倒産時に全ての資産を失う可能性があります。

このように、海外仮想通貨取引所の利用はトラブル時に万全な補償を受けられないなど、様々なリスクを含みます。

初心者でなくても基本的には国内仮想通貨取引所の利用をおすすめします。

|まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、仮想通貨取引所の選び方やおすすめの取引所について開設しました。

仮想通貨取引所は多く存在しており、手数料や取扱銘柄、アプリ、セキュリティ面などそれぞれ特徴が異なります。

また、取引所ごとに同じ通貨でも価格が異なる場合もあるので、複数の取引所を開設するのが良いでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!