ブルーインパルスによるアクロバット飛行や各地の基地での総合演習など、様々なプロモーションを行っている自衛隊。

2024年6月、自衛隊は新たにメタバースを使ったプロモーションを打ち出しました。それが「自衛隊メタバース基地」です。

今回この記事では「自衛隊メタバース基地」がどのようなもので、このメタバース基地の中で何ができるかをお伝えしていきます!

気になる方はぜひ最後までご覧ください。

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|メタバースとは

自衛隊メタバース基地について見る前に、そもそも「メタバース」とは何であるのか解説します。

『マトリックス』や『レディプレイヤー1』のような有名な映画において、一つの世界観として表現されることがある「メタバース」。

それは、仮想現実と現実世界が融合した新しいデジタル空間を意味します。

メタバース(metaverse)の語源は、「超越」や「高次」のものを意味する「メタ(meta)」と「宇宙」を意味する「ユニバース(universe)」が掛け合わされることで生まれた造語です。

そんなメタバースは、仮想空間内でのユーザー同士の交流やビジネス活動を実現し、現実世界ではできないこともできるようになるなど、エンタメに限らない様々な可能性を秘めています。

メタバースについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の記事もぜひご一読ください。

メタバースとは?2024年に入りさらなる注目を集める理由から経済に与える効果までを網羅して解説
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|自衛隊メタバース基地とは

出典:https://home.kingsoft.jp/news/app/vrinside/226920.html?from=content

自衛隊メタバース基地とは、メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社と防衛省・自衛隊が協力し作成した、自衛隊生活や自衛隊に関するクイズなどの体験をできるメタバース空間です。

2024年6月3日に正式にオープンし、現在はclusterアプリ上でいつでも参加することができます。

ユーザーはメタバース内で自衛隊の生活を体験できるエリアにアクセスできます。

宿舎エリアでは自衛官の朝のルーティンを体験し、港エリアでは陸・海・空の乗り物でのゲームを楽しめます。

訓練エリアではクイズを解きながら迷路を進み、講堂エリアでは講義や交流イベントに参加可能です。

clusterについて

自衛隊メタバース基地がある「cluster」について簡単に紹介します。

「cluster」はクラスター株式会社が開発・運営を行うバーチャルプラットフォームです。

cluster上では、ユーザーが仮想空間内でイベントを開催・参加が可能です。その用途はバーチャルライブや会議、展示会など多岐にわたります。

その他にも、ユーザーが自分でワールドを作れることや、若者が良く利用しているということ、スマートフォンからの利用者が多いことなどの特徴が挙げられます。

最近ではテレビ朝日やカネボウ化粧品など、様々な企業とコラボしイベントを行っています。

clusterについてさらに知りたい方はこちらの記事もご覧ください!

メタバースプラットフォームcluster(クラスター)とは?特徴やできることを分かりやすく解説!
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|自衛隊メタバース基地の4つのエリア

自衛隊メタバース基地には4つのエリアが用意されており、それぞれ「宿舎エリア」「港エリア」「訓練エリア」「講堂エリア」と呼ばれています。

ここからはこの4つのエリアで何ができるのか詳しく見ていきましょう。

宿舎エリア

自衛隊メタバース基地のワールドに入って右奥にある「宿舎エリア」では、自衛隊員の朝のルーティンを仮想空間で体験することができます。

起床から体操、朝食までの一連の流れがリアルに再現されており、ユーザーは自衛隊員の生活を身近に感じることができます。特に、朝ラッパの音で一斉に起床し、身支度を整えた後、全力で体操をする様子などは自衛隊らしさをとても感じられました。

さらに、宿舎エリアの各体験に設定されているミッションをクリアすると、限定で配布されている「隊長アバター」を獲得することができます。

宿舎エリアは自衛隊員の規律正しい生活を通じて、日常の一端を学ぶことができるエリアとなっています。

港エリア

出典:https://home.kingsoft.jp/news/app/vrinside/226920.html?from=content

ワールド入って左側すぐにある「港エリア」では、陸・海・空の自衛隊の乗り物に乗り込み、ゲームを楽しむことができます。

プレイヤーは戦車、護衛艦、戦闘機を選んでコインを集めながら、港の反対側にある岬を目指します。

各乗り物には異なる操作感があり、その特性を生かしたプレイが楽しめます。例えば戦車は陸地にあるコインを集めて回る、護衛艦は海に浮かぶ浮の周りのコインを集める、戦闘機は空に浮かぶ輪の中を潜り抜けてコインを集める、といったプレイが可能です。

さらに、コインの獲得枚数を競うことができ、ランキング上位に入ると港に名前が掲示されるため、ハイスコアを目指して競い合うことができます。

「港エリア」はゲームを通じて、自衛隊の多様な役割と装備について学ぶことができるエリアです。

訓練エリア

ワールド入ってすぐの右側にある「訓練エリア」では、自衛隊や防衛省に関するクイズを解きながら迷路を進むゲームが用意されています。

プレイヤーはクイズに答えることでレベルアップし、階級バッジを集めることができます。

迷路はタイムアタック形式で、最速クリアを目指すことができるため、自衛隊や日本の防衛に関連する深い知識が要求されます。

筆者も挑戦しましたが4問連続正解とはならず、一度再挑戦した後で無事ゴールすることができました!

全レベルをクリアすることで得られる階級バッジは軍における階級を表すバッジに似たデザインとなっており、達成感を味わえるデザインになっています。

この「訓練エリア」はクイズを通じて、自衛隊について深く学ぶことができるエリアとなっています。

講堂エリア

ワールド入って左奥にある「講堂エリア」では、大人数での講義や説明会、交流イベントが行われます。

メタバース空間で開催されるため、どこにいても参加することができ、リアルタイムでの質問や意見交換が可能になっています!

自衛隊の任務や活動についての詳細な情報が開催されているイベントを通じて提供されるほか、継続的に行われる交流イベントを通じて、他のユーザーと知識を共有し、議論を深めることができます。

今後は継続的にイベントを実施することが予定されています。

「講堂エリア」は学びと交流の場として、より広い視野を持つことができるエリアです。

|自衛隊メタバース基地を実際に体験してみた

ここからは、実際に筆者が自衛隊メタバース基地に参加してきた際の感想をご紹介させていただきます。

ワールドに入るとまず自衛隊メタバース基地について説明があり、そのほか4つのエリアへと遷移できるポイントと各エリアの説明が書かれていました。

残念ながら筆者が入ったタイミングでは講堂エリアは「coming soon」と書かれており入ることができませんでしたが、他の3エリアには入ることができ、各エリアで自衛隊のクイズを楽しんだり車両に乗ったりして楽しむことができました!

また自分が参加した時には同じワールド内に自衛隊ファンの女性の方もいらっしゃったので、自衛隊メタバース基地は自衛隊が好きなファンの方が交流する場所としても利用されているようでした!

|まとめ

今回は「自衛隊メタバース基地」についてご紹介しましたが、いかがでしたか。

自衛隊メタバース基地内には自衛隊の乗り物に乗れたり、自衛隊に関するクイズなど様々なコンテンツがあります。

また用意されているコンテンツ以外にもワールド内での他の参加者との交流もできるので、自衛隊に興味のある方同士で一緒に参加したり、新たな出会いを求めて参加してみるのも良いのではないでしょうか。

皆さんもぜひ体験してみてください!

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