こんにちは、メタバース相談室です。
monoAI technology株式会社のメタバースプラットフォーム「XR CLOUD」では毎月様々なイベントが開催されています。
今回は大日本印刷株式会社様の「未来づくりミーティング」について紹介いたします。
メタバースを活用したイベントがどのようなものなのか分からない方も多いのではと思いますが、この記事を見ていただいて、その後のビジネス改革やイベント開催に活かしていただけると幸いです。
それでは早速見ていきましょう。
目次
|未来づくりミーティング2024とは
2024年5月14~17日に開催されました、大日本印刷株式会社(以下:DNP)様の社内イベント「未来づくりミーティング2024」において、弊社XR CLOUDをご活用いただきました。
では、イベントの内容について詳しく見ていきましょう。
|使用エリア
今回はDNP様の本社ビルを再現したエリアを中心に、印刷の原点である活版印刷と本づくりをテーマとした施設である『市谷の杜本と活字館』が再現されたエリアや、DNP様が手掛けるプレゼンテーション&コラボレーション施設「P&Iラボ・東京」の取り組みを紹介するエリアなど、多くのエリアを御用意いたしました。
私もDNP様の本社ビルをリアルで見たことがありますが、かなり大きなビルでしたので再現は大変だったのではないかと思います。
|開催内容
今回のイベントは、メタバースを使用した社内イベントを通して、全国で働いている社員との距離を縮め、新たな価値を生み出す共創の場として開催されました。
また、DNP様は2026年で150周年を迎えるということで、節目となる年を見据えて全社員への機運醸成の場としてもご活用いただけたのではないかと感じました。
全国各地で勤務している社員が一堂に会する機会は簡単につくることはできないため、メタバースでのこのような全社を巻き込んだ取り組みは様々な企業で今後拡大されてほしいと思います。
|注目ポイント
今回のイベントでの注目ポイントを3つご紹介します。
・みどころギャラリー
・DNP様について教えてくれるAIアバター
・アート×メタバースの可能性を語る
みどころギャラリー
DNP様の本社に実際に存在する「加賀町アトリウム」を再現したエリアに、DNP様が取り扱っている商材50点を展示していました。
また、三次元空間で各作品と多様な情報との関係を直感的に鑑賞できる「イマーシブな(没入感のある)」表現と体験価値が提供されました。
さらに、異なる商材に対する顧客、新しい用途、異なる技術との組み合わせがそれぞれ紹介されていました。
例えば、XR関連の商材が紹介されているエリアでは、メタバースやDX、バーチャルシミュレーションなどに対する取り組みが展示されていました。
社員自身が関わる商材、企業が展開している商材の今と未来について知ることができ、より自身の仕事に対して理解が深められるエリアだと感じました。
DNP様について教えてくれるAIアバター
P&Iラボの取り組みを紹介するエリアには、DNP様の商材について教えてくれるAIアバター(AIを搭載した非接触型の接客システム)が立っていました。
DNP様の創業や沿革などの基本的な内容から、DNP様が初めて作った商材などの少しマニアックな内容まで教えてくれます。
「AIモデル:ファンズちゃん/ © DNP」
私もこちらのAIアバターにDNP様に関する内容を一通り教えてもらいましたが、もしかしたら働かれている社員さんも知らない内容なのでは?と思う答えが返ってきて非常に楽しむことができました。
アート×メタバースの可能性を語る
イベント中には各分野で活躍されている社員さんのトークセミナーも開催されていました。
リアルとデジタルがつながることによって広がる、アートとビジネスの現在地について語られていました。
エリアではアート×メタバース事業の紹介がされ、セミナー中は多くの社員さんが参加された大人気企画でした。
|本イベントを主催いただいたDNP担当者の正田様にお話を伺いました。
未来づくりミーティング2024では「つなぐ・つながる」をテーマに、DNPグループ社員同士がつながる、新テーマや新製品・サービス、新技術の展示会をリアル会場・メタバース会場にて開催しました。
約4万人の全社員対象のインナー向けメタバースイベントは3回目、ということもあり、プロトを含めた初めての試みばかりのチャレンジングなイベントで、「オールDNPの総合力」を成長させるために、挑戦する風土づくりに貢献できたのではないか、と考えています。
企画開発としてチャレンジングな内容でしたので、タイトなスケジュールの中monoAI technology様には多大なご協力をいただき、無事トラブルもなく開催することができました。ありがとうございます。
引き続き、XR技術による対話・議論・交流の場を提供し、新製品・新規事業を創出するサービス開発を目指しつつ、今後は、DNP150周年に向けて、「未来のあたりまえ」な社会をメタバースで実現することで、全社員のエンゲージメント向上を目指したいと考えています。
|まとめ
今回は、DNP様の社内イベントである未来づくりミーティングについて紹介してきました。
全国に社員を抱えているDNP様のような企業にとって、働いている全社員が一堂に会する場を設けることはかなりハードルが高いように感じます。しかしメタバースを活用することによって、そのようなハードルを少しでも下げることができるのではないでしょうか。
また、monoAI technology株式会社と大日本印刷株式会社(DNP)は、先日プレスリリースでも発表させていただいた通り、資本業務提携を締結いたしました。
今後も2社でメタバースを含むXR技術を活用した取り組みを行っていきますので、ぜひご期待ください。
monoAI technology株式会社は、皆様の開催したいイベントをメタバース空間上で実現できるノウハウをもったコンサルタントが多数在籍しております。こんなエリアを作りたい!こんなイベントを開催したい!などございましたらお気軽に以下よりご相談ください。