VR/MRゴーグルであるPICO 4 Ultraは、PICOの新型モデルです。

本記事では、発売日が9月20日に迫った「PICO 4 Ultra」について、性能や価格、競合デバイスとの比較も交えて徹底解説します!

注目すべきポイントをわかりやすく説明しますので、ぜひ最後までご覧ください!

monoAI technologyではDX推進やデジタルツイン導入を検討しているお客様に対して、物流倉庫や建築現場での作業訓練VRやVRシミュレーションコンテンツ制作を行っております。

お役立ち資料もご用意しておりますので、気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください。

|PICO 4 Ultraとは?

出典:https://www.picoxr.com/jp/products/pico4-ultra

PICO 4 Ultraは、PICO社が開発した最新のVR/MRヘッドセットで、シリーズとしては、PICO4の次世代モデルになります。

PICO 4 Ultraの主な特徴は、高解像度ディスプレイ、高性能プロセッサ、そして、独自の空間コンピューティング技術を採用し、現実世界とデジタル世界をシームレスに融合させることが可能なMR機能にあります。

このデバイスは、ビジネス用途からゲーミング、エンターテインメントまで幅広いシーンで活用できるよう設計されています。

|PICO 4 Ultraの主な特徴

PICO 4 Ultraには、前モデルのPICO 4から大幅な機能向上を果たしています。

ここからは、PICO 4 Ultraの主な特徴についてご紹介します。

高解像度MR機能

PICO 4 Ultraは、高精度なMR体験を提供するために、3種類の高性能センサーを搭載しています。

4つの環境追跡カメラ:ユーザーの動きをリアルタイムでトラッキング

2つの3200万画素カラーシースルーカメラ:高精細な透視映像を提供し、没入感を向上

iToF深度センサーカメラ:最大3メートルの範囲で、センチメートル級の精度で深度情報を計測

これらのセンサーとAI技術の組み合わせにより、PICO 4 Ultraは周囲の環境を正確に認識し、バーチャルオブジェクトをリアルな環境にシームレスに統合することができます。

空間ビデオ撮影機能

PICO 4 Ultraに新たに搭載された空間ビデオ撮影機能では、ユーザーが自分の周囲の現実世界を立体的に録画することができます。

最大3712×1856ピクセル、60FPS、90Mbpsの性能で空間ビデオを録画することができ、さらにはiPhoneやApple Vision Proで撮影した空間ビデオや写真も表示・再生することが可能です。

これにより、リアルタイムで環境の3D映像を記録し、後からVR空間でその場に戻ったような体験を楽しめます。

特に旅行やイベントの記録に最適で、立体感のある映像は従来の2Dビデオとは一線を画す臨場感を堪能できます。

スマートフォンミラーリング

PICO 4 Ultraは、スマートフォンの画面をミラーリングして表示できる機能も追加されています。

PICO Connectアプリを使用することで、Mac、Windows、iOS・AndroidのスマートフォンからPICO 4 Ultraに画面を表示することができます。

これにより、VR体験中でもスマートフォンのメッセージをチェックしたり、他のデバイスの画面を確認したりすることが可能になります。

パノラマワークスペース

さらに、パノラマワークスペース機能を活用すると、ユーザーは複数の仮想ディスプレイを使い分けながら作業を行うことができます。

広範囲の視界で作業スペースを確保できるため、プログラム開発やデザイン、ビデオ編集など、複数のアプリケーションを同時に利用する業務に役立ちます。

ユーザーは仮想空間内に最大5つの大型ディスプレイを配置し、効率的なマルチタスク作業を行うことができます。

Wi-Fi 7対応

PICO 4 Ultraは、最新のWi-Fi 7規格に対応しており、データ転送速度や接続の安定性が大幅に向上しています。

Wi-Fi 7対応により、PICO 4 Ultraはクラウドベースのアプリケーションやストリーミングコンテンツをスムーズに利用できることが可能になりますし、複数のユーザーが同時に高品質なVR/MR体験を共有する際にも、安定したパフォーマンスを発揮します。

|PICO 4 Ultraのハードウェアスペック

ここからは、PICO 4 Ultraのハードウェアスペックについてご紹介します。

プロセッサSnapdragon XR2 Gen 2
メモリ12GB
ストレージ256GB
ディスプレー解像度2160×2160ドット/1200PPI
リフレッシュレート90Hz
視野角105度
スピーカーディアルステレオスピーカー
重量350g

|PICO 4 Ultraの価格と発売日

PICO 4 Ultraの発売日は、2024年9月20日で、価格は89,800円(税込)と発表されています。(ストレージ256GB版)

PICO 4 Ultraは、Meta Quest 3と比較すると若干高めの価格設定となっています。

Meta Quest 3の128GBモデルが74,800円、512GBモデルが96,800円であることを考えると、PICO 4 Ultraはその中間に位置する価格帯と言えるでしょう。

|Meta Quest 3との違い

PICO 4 UltraとMeta Quest 3は、どちらもハイエンドのVR・MRデバイスとして注目されていますが、それぞれ異なる特徴を持っています。

プロセッサ

両機種ともQualcomm Snapdragon XR2 Gen 2を採用していますが、PICO 4 Ultraの方がクロック周波数が高く設定されており、若干のパフォーマンス優位性があります。

ディスプレイ

  • PICO 4 Ultra: 2.5K×2.5K(片目あたり)、90Hz
  • Meta Quest 3: 2064×2208(片目あたり)、120Hz

PICO 4 Ultraの方が解像度が高い一方、Meta Quest 3はリフレッシュレートが高くなっています。

メモリとストレージ

  • PICO 4 Ultra: 12GB RAM、256GB ストレージ
  • Meta Quest 3: 8GB RAM、128GB/512GB ストレージ

PICO 4 Ultraの方がRAM容量が大きく、マルチタスク性能に優れています。

バッテリー持続時間

PICO 4 Ultraは約3時間、Meta Quest 3は約2.2時間と公表されており、PICO 4 Ultraの方が長時間の使用が可能です。

独自機能

  • PICO 4 Ultra: 空間ビデオ撮影、スマートフォンミラーリング
  • Meta Quest 3: Hand tracking 2.0、Meta Horizonへのアクセス

PICO 4 UltraとMeta Quest 3は、それぞれに特徴があり、一概にどちらが優れているとは言えません。

用途や予算に応じて選択することをおすすめします。

|まとめ

PICO 4 Ultraは、最新のVR・MRデバイスとして、その高い解像度、強力なプロセッサ、そして多彩な新機能で注目されています。

MR機能、スマートフォンミラーリング、Wi-Fi 7対応など、最新の技術が詰め込まれたこのデバイスは、ビジネスやエンターテイメント、教育など、さまざまな分野での利用が可能です。

特に、Meta Quest 3と比較しても価格や性能面で非常に競争力があり、選択肢として十分に魅力的です。

今後もVR市場は成長を続けると予想され、PICO 4 Ultraはその中で注目すべきデバイスの一つとして位置づけられるでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

monoAI technologyではDX推進やデジタルツイン導入を検討しているお客様に対して、物流倉庫や建築現場での作業訓練VRやVRシミュレーションコンテンツ制作を行っております。

お役立ち資料もご用意しておりますので、気になった方は下記からダウンロードしてご活用ください。