今回はメタバース内の土地の購入方法についてご紹介していきます。
The SandboxのLANDなどメタバース内で購入できる土地が増えてきており、その活用方法についても多岐に渡っています。
メタバースの土地の購入を考えているが方法がわからない、メタバースの土地を購入した後どのように活用したらいいかわからない、という方は是非この記事を読んで購入を検討していただければと思います。
メタバースの土地を購入するにあたってのおすすめのプラットフォームも紹介しますので、最後まで見ていってください。
目次
|メタバースの土地とは?
まず初めに、そもそもメタバースの土地とはどのようなものなのかについて解説していきます。
メタバースの土地とは、仮想空間上で自分が好きなようにアレンジできる範囲のことを指します。
現実世界でいう土地とは違って、データとして管理されています。
そのため、現実世界にある土地とは特徴が大きく異なるのです。
メタバース上の土地というのは、単なるデータではなく、NFTで管理されているため希少性があります。
後に紹介するプラットフォームでは土地の購入が可能ですので、建築を楽しんだり、自分オリジナルのワールドを作ったりするためには必要不可欠なものになります。
また、土地はプラットフォームごとに切り離されたものですので、利用するプラットフォームごとに土地を購入する必要があります。
土地の価格は変動する
そんなメタバース上の土地ですが、価格の固定はされていません。
その時の状況によって、価格は変動してきます。
ここは現実世界の土地と同じかもしれません。
現状どのプラットフォームの土地の価格も上がってきており、注目度の高さがうかがえます。
基本的には価格が下がったときに購入し、上がったときに売却するのがセオリーとなっており、投資としても利用することができます。
また、土地の構造・大きさによっても価値が変動します。
プラットフォーム内の土地の価格が軒並み上がっているのにもかかわらず、安く売りに出されている土地があれば、構造など何かしらの理由がある、いわゆる「ワケあり物件」だということが判断できます。
使用用途がどうであれ、こまめに価格をチェックして価格が下がったときに購入するのがおすすめです。
不動産営業もできる
メタバースの土地の活用方法はさまざまあります。
投資材料として何も触らず、価格が上がったときに売ることも可能です。
ただ、全員がそうではありません。
購入した土地に家やビル、ライブハウスなどを建築したり、それを使って不動産営業したりすることも可能です。
ここでの建設はかなり自由度が高く、自分の思い描いた通りのものを建築することができます。
この建築したものを誰かに貸し出すことで、不動産収入を得る人もいます。
例えば家を建築して貸し出した場合は家賃収入が、ビルを貸し出した場合はテナント代が、ライブハウスの場合はレンタル料が入ってくるという具合です。
レンタルだけでなく、建築した建物ごと売却する方法もあります。
|メタバースの土地はどうやって買う?流れを紹介
それではメタバースの土地を購入するためにはどのようにしたらの手順をご紹介します。
手順は以下の4ステップ
①暗号資産取引所の口座開設
②Metamaskを作成する
③土地を購入するメタバースでアカウントを作成する
④メタバース内で土地を購入する
それでは順番に見ていきましょう。
①暗号資産取引所の口座開設
まず初めに、暗号資産取引所の口座を開設します。
メタバースの土地にかかわらず、NFTなどメタバース上での取引には仮想通貨が必須となります。
日本円から仮想通貨での交換は暗号資産取引所で行います。
国内の取引所でおすすめはCoincheckです。
コンビニ決済や銀行振込ができ、取引も簡単でわかりやすいです。
初心者でも簡単に扱えるのも人気の理由です。
Coincheckで仮想通貨を購入します。
自分が利用したいプラットフォームに対応している仮想通貨を買うのが良いです。
また、プラットフォームによっては国内の取引所が対応していない仮想通貨を使用している場合もありますので、Binanceなどの海外の取引所の口座も併せて解説しておいても良いでしょう。
②Metamaskを作成する
次にMetamask(メタマスク)を作成しましょう。
メタマスクはメタバース内で取引するときに必要な仮想通貨のウォレットです。
現実世界でのお金は財布で管理します。
メタバースでのお金(仮想通貨)をまとめて管理できるのがメタマスクです。
仮想通貨ウォレットはメタマスクのほかにファントムウォレットというものがメジャーです。
メタマスクをダウンロードし、ウォレットの作成をします。
ちゅうとリアルに沿って必要事項を入力すると簡単に作成完了します。
作成完了したらCoincheckで購入した仮想通貨をメタマスクに送金します。
メタマスク用のアドレスをコピーしたうえで、Coincheckの送金先のアドレスにペーストするだけです。
③土地を購入するメタバースでアカウントを作成する
続いて土地を購入したいメタバースプラットフォームを選び、アカウントを作成しましょう。
土地を購入できるプラットフォームは後ほど紹介しますので、そちらを参考にしてください。
基本的に利用者数の多いプラットフォームの土地の方が需要が高く、価格も上昇します。
④メタバース内で土地を購入する
最後はメタバース内で土地を買います。
有名なThe SandboxはOpenSeaなどのオンラインマーケットプレイスで購入します。
OpenSeaで検索をかけると購入可能な土地がすぐに見つけられるので便利です。
OpenSeaの公式ページ右上より、財布型のマークをクリックします。
すると、どのウォレットに接続するか求められるので、メタマスクを選択します。
メタマスクが開きますので、指示に従って進めば接続されます。
OpenSea内のThe SandboxページからLANDを選択し、土地を購入すれば完了です。
一般の仲介業者なども存在するので、彼らから購入することも可能ですが、OpenSeaなどのオンラインマーケットから購入した方が詐欺のリスクも減ります。
|土地を購入できるおすすめのプラットフォーム5選
それではここからは土地を購入することができるメタバースプラットフォームを5つ紹介します。
今回は人気なプラットフォームをご紹介しますが、それ以外にも土地の買えるプラットフォームはたくさんありますので、自分が興味のひかれたメタバースを始めてみても大丈夫です。
Decentraland
Decentralandは、一般的な3Dモデルで構成されたブロックチェーン型のメタバースです。
ここでは土地を持っているユーザーがワールドを作成し公開しています。
カクカクとしたローポリゴンなワールドや、ひと昔前のゲームのようなドット風のワールド、アニメチックなワールドにリアルに忠実なワールドなど作成するユーザーによって世界観はさまざまです。
その中で探索やゲームが楽しめます。
ゲーム内ではMANAという独自通貨が使われており、その通貨を使って遊んだり、取引をしたりします。
ワールドの作りこみの幅も広いのでおすすめです。
The Sandbox
The Sandboxは土地が買えるブロックチェーン型のメタバースの中で、世界的に特に人気のあるメタバースゲームです。
リリース当初は日本では土地を購入できませんでしたが、現在は日本でも購入可能です。
The Sandboxの注目すべき点は自分の土地をオリジナルゲームに使うことができることです。
The Sandboxの空間内に自分でゲームを作って公開できます。
もちろん他のユーザーが作ったゲームをプレイすることも可能です。
一般ユーザーが作ったゲームなのでチープなものが多いのではと懸念する人もいるかもしれませんが、中にはとてもクオリティの高い作品と出会えることもあります。
メタバース内で自由に交流やワールド作成ができるので数多あるメタバースの中でも非常に人気の高いゲームです。
GLEWME CITY
GLEWME CITY(グリューミーシティ)は、GLEWME CORP.によって開発されたメタバースゲームです。
公開自体はまだ行われておらず、2022年の秋ごろにリリースされる予定です。
GLEWME CITYは、忠実度が非常に高い仮想空間となっていて、使用されるアバターは酷使すると修理や治癒・治療が必要になります。
また、仮想空間内で土地を購入することもでき、ゲーム内でビジネスを行いたいと考えている方にも最適です。
リリース前なので詳しくはまだわかっていませんが、Twitterの公式アカウントから発信されている動画を見るとかなりリアルに近いグラフィックになっており、期待感が高まっています。
Cryptvoxels
Cryptvoxels(クリプトボクセル)は誰でも簡単にワールドを編集することができるのが人気のイーサリアム上のメタバースです。
他の目だバースだとワールドの作成にプログラミングの知識が必要なケースも多々あります。
しかしCryptvoxelsはプログラミング知識がなくても簡単にワールドの作成・編集ができます。
Cryptvoxels内の編集ツールの簡単な使い方を覚えてしまえばすぐに作成可能なので、初心者でも楽しむことができます。
土地を買うのが初めてな方は非常におすすめです。
ERTHA
ERTHAとは、Binanceスマートチェーン上に構築されたゲームで、世界観は有名なMMOゲーム「ヒーローズオブマイト・アンド・マジック」です。
経済的・社会的な成長を促し、新しいワールドを調査・レベルアップし、NFT市場に参加するために制作されています。
ゲームの内容をかんたんに説明すると、プレイヤーが会社や国を細かく管理できる大規模な人生シミュレーションで、ゲームをするだけで暗号資産を稼げる仕組みです。
近年、暗号資産の価格が10倍や100倍になるケースも多いことが話題となっています。
ゲームをプレイし続け、ERTHAトークンを増やしていけば、ERTHAの価値が上がったときに多くの利益を得ることができます。
ERTHAで収益を得るためには、まずHEXと呼ばれる土地を購入しなければならないですが、どこの土地を購入して住むのか、どこで働くのかはプレイヤーの自由となっています。
メタバースでの活動がそのまま利益に直結しているという点でおすすめです。
|メタバースの土地でどう稼ぐ?
それでは購入した土地はどのように活用されるのかについてご紹介します。
大きく分けて2パターンありますのでこちらを参考にして土地の活用を行ってみてください。
① 土地を売却する
② 土地を貸出す
土地を売却する
上でも解説しましたが、メタバースの土地は投資目的として取引されることが非常に多いです。
メタバース上で土地を買い、価格が高騰したタイミングで売却をすれば、購入金額との差額が利益になります。
メタバースの土地はNFTで管理されていますので、希少価値があります。
価格が安い時に購入し、高い時に売却をすれば、現実世界の不動産投資同様、多額の利益を得ることができるのです。
土地を貸出す
メタバースで土地を買い、その土地を貸し出して利益を得るという方法もあります。
土地に建築した家や建物を誰かに貸し出すことで、不動産収入を得ているのです。
先ほども例に挙げましたが、家を建築して貸し出した場合は家賃収入が、ビルを貸し出した場合はテナント代が、ライブハウスの場合はレンタル料が入ってくるというような形で多岐に渡った収入が見込めます。
需要が高い土地を購入しておけば、長期間にわたってレンタル料を得られる可能性が高くなるのです。
貸出と言っても、実物があるわけではありませんので、実際の不動産投資とは異なり、トラブルやリスクを抑えやすくなります。
|メタバースの土地についてよくある質問
メタバースの土地とは言え実物がないものなので、よくわからない、イメージが付きにくい、法整備はどうなっているのかなど多くの疑問があるかと思います。
ここでは皆さんからいただく質問についてご紹介します。
メタバースの土地の費用相場は?
人気のあるメタバースだと最低でも40万円くらい必要になることがあり、高いものですと億越えの土地もあったりします。
ただ、土地が安いメタバースなら数百円〜数千円でも購入可能ですので構え過ぎずに気軽に買ってみてもいいと思います。
メタバースの土地に税金はかかる?
メタバースの土地に税金はかかります。
メタバース上とはいえ、土地の売買によって金銭が動いている場合は課税対象になります。
メタバースの土地に将来性はある?
メタバースの土地に関しては非常に注目度が高く、企業の参入もありますので将来性はあります。
メタバース内で土地を購入しておけば今後価値が上がり、利益として還元される可能性は非常に高いです。
|まとめ
今回はメタバースの土地の購入方法、活用方法についてご紹介してきました。
メタバースの土地を購入すると聞くと難しい印象を持つ人も多いかもしれませんが、実際は意外と簡単に購入できることがお分かりいただけたかと思います。
ただ、メタバース内で土地を取引するためには暗号資産が必須となりますので、購入を検討している人は口座開設だけでもすましておくのもいいかもしれません。
今回紹介した手順で土地を購入してみて、メタバースをより楽しみましょう。