本記事では、VRに興味があり、Picoのデバイスの購入を検討している人向けに、
・VRデバイス「Pico」のメーカーについて
・PicoのVRゴーグルの特徴
・PicoのVRゴーグルの使い方
・PicoのVRゴーグルおすすめ4選
などの「Piko」に関する疑問を解決させていただきます。
本記事を読めば、Pikoの基本情報と使い方や自分に合ったデバイスが理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
|VRデバイス「Pico」のメーカーについて
VRデバイス「Piko」のメーカーは、東京に拠点を置くPico Technology Japan株式会社です。
2015 年 4 月に設立された Pico は、独立したイノベーションと研究開発能力を備えた大手 VR 企業であり、VR オールインワンヘッドセット市場に焦点を当てています。
また、Pico Technology Japan株式会社は没入型でインタラクティブなVR 体験をお客様に提供することに取り組んでおり、これには教育やヘルスケア分野におけるクライアント企業への、カスタマイズされたソリューションの提供も含まれています。
|PicoのVRゴーグルの特徴
次に、PicoのVRゴーグルの特徴について、
・軽量ボディ
・超高画質
・さまざまな媒体から動画再生が可能
・コントローラー付属
など、主に4つの特徴についてご紹介していきたいと思います。
軽量ボディ
VRゴーグルが重いと、長時間使う場合に首や頭に負担がかかってしまいます。
ほかにも、ゴーグルがズレることもあるので、重いVRゴーグルは快適とはいえません。
その点、PicoのVRゴーグルの重さはわずか276gと非常に軽量です。
最大の競合機種「Meta Quest 2」に「Eliteストラップ」を装着した状態だと重量は約651gですので、Picoがかなり軽量であることが分かります。
さらに、重量のあるバッテリーが後頭部の部分に設けられているので、前後の重さのバランスがいいです。
これにより一部分に負荷が掛かるのを抑え、重さを感じない仕組みとなっています。
また、左右のヘッドバンドは長さ調節が可能なので、自分好みに装着感をアレンジできます。
超高画質
一般的なVRゴーグルは、縦1200〜1600ピクセルのモデルがほとんどです。
それでも十分高画質ですが、PicoのVRゴーグルは片眼1920×2160ピクセルを誇ります。4Kも実現しており、非常に高解像度です。
また、一般的なVRゴーグルだとピクセル間の格子模様が目立ちますが、PicoのVRゴーグルなら余計な描写が目立つなどの問題はありません。
文字も見やすく、はっきりとしたVR映像を楽しめます。
その特徴から、VR映像だけでなく通常のビデオを高画質で視聴するアイテムとしても優秀です。
とにかくきれいな映像を楽しみたい方には、PicoのVRゴーグルがおすすめです。
さまざまな媒体から動画再生が可能
picoのVRゴーグルには専用のアプリストア・Pico Storeが搭載されています。
ストアには幅広いアプリが用意されており、VR向けビデオアプリも多いです。
例として、Prime Video VR・PICMO・MUVR・youtubeなどが挙げられます。
VR動画はもちろんですが、巨大仮想スクリーンで通常の動画も視聴できるので、動画の種類を問わず高画質な映像を楽しめます。
また、microSDカード・NAS内の動画・ファイル共有サーバーの動画など、あらゆる媒体から動画再生が可能です。
さらに、PC接続も可能で、PC内の動画を再生できるのも便利です。
また、全球型・半球型・パノラマなど複数のVR視聴設定が用意されているので、動画のVR仕様に合わせて再生できます。
コントローラー付属
ほとんどのVRゴーグルは、ゴーグルと必要最低限の付属品のみをセットで販売しています。
コントローラが付属していないモデルも多く、ゴーグルから直接操作しなければいけないため、このようなタイプはゲームが快適に遊べなくて不便です。
しかし、PicoのVRゴーグルにはコントローラーが付属し、ゴーグルに触れずに視点変更などができるので、快適にVRコンテンツを楽しめます。
コントローラーを武器に見立てて使えるので、臨場感のあるVRゲームも体験できます。
そのため、快適にVRコンテンツを楽しみたい・臨場感のあるVRゲームをプレイしたい方にもpicoのVRゴーグルはおすすめです。
|PicoのVRゴーグルの使い方
Picoのモデルを含む一般的な一体型VRゴーグルは、以下のように使用します。
1.電源ボタンを押して起動
2.ピントを調節する
3.日付など、初期設定として基本的な情報を入力
4.ホーム画面に使用可能なアプリが並んでいるので、遊びたいコンテンツを選ぶ
一体型VRゴーグルは、頭の動きと連動するカーソルが画面に表示されます。
そのカーソルを使ってアプリの選択などを行う仕組みです。
コントローラーがあれば手元だけで操作できるので、カーソルを動かす際に頭を動かす必要がなく便利です。
カーソルを動かす度に頭を動かすのは結構疲れるので、快適にVRを体験するならコントローラーの使用をおすすめします。
|PicoのVRゴーグルおすすめ4選
ここまでVRデバイス「Pico」のメーカーや特徴についてご紹介してきましたが、ここからはPicoのVRゴーグルの中からオススメの4つのデバイスをご紹介していきたいと思います。
Pico Neo3 Link
このデバイスは、2022年6月24日(金)に発売されました。
価格は49280円[税込]で、ゲーミングPCとも接続可能で、単体で100を超えるゲームで遊べるデバイスとなっています。
本デバイスにはAR/VR専用SoC”Snapdragon XR2”が内蔵されており、これは、ハイエンドAndroidスマホの中身が、VRヘッドセットに組み込まれているようなものです。
内蔵メモリーは6GB、ストレージは256GBもあるので、大ボリュームなゲームも滑らかに動きます。「Pico Neo3 Link」に使われている液晶パネルの解像度は両目合わせて3664×1920ピクセルとなっており、4Kは3840×2160ピクセルなので、同等程度といって差し支えないでしょう。
この高解像度パネルのリフレッシュレートは最大120で表示ラグが少なく、極めて滑らかな映像が楽しめるものとなっています。
また、「Pico Neo3 Link」は人間工学を考慮した設計で、頭部が大きくても小さくてもしっかりと固定できる構造になっています。
なぜかというと、後頭部を支える後部ヘッドパッドの面積が広く、しかも柔らかいためフィットしやすいからです。
またダイヤルでヘッドバンドの締め付け具合を調節可能になっています。
さらに、後部ヘッドパッド部分には5300mAhのバッテリーを搭載しており、これがカウンターウェイトとなっているので、重心が前側に偏らず、装着時には総重量よりも軽く感じるような設計になっています。
Pico G2 4K
「Pico G2 4K」はその名の通り4K(3840×2160)解像度のディスプレイを搭載しています。
スタンドアローン型VRゴーグルとして高い人気を誇る「Oculus Quest 2」の解像度でさえ1,832×1,920なので、美しい映像を楽しみたいという方には打ってつけのVRゴーグルであると言えます。
ディスプレイに見える網目模様のことを「スクリーンドア効果」と呼びますが、「Pico G2 4K」では網目模様がほとんど気にならないようになっています。
解像度が高ければ「スクリーンドア効果」は薄まることから、4K解像度であることがこのような面でも活かされているということでしょう。
他の注目ポイントとしては軽さ・装着感の2点が挙げられます「Pico G2 4K」はバッテリーを後頭部側に配置しているため、前方/後方にバランス良く重量を持たせることで重心が非常に安定しています。
また、頭頂部のストラップには自動調整機能が付いているので、シリコン製で柔軟性があり煩わしい長さ調整の手間が省けるようになっています。
Pico Neo 3 pro
「Pico Neo 3 pro」は外部センサーが不要で、ヘッドセットに搭載されたカメラを使ってトラッキングをおこなうインサイドアウト方式の6DoF対応のスタンドアロンのVRヘッドセットです。
Neo 2の後継機種となり、プロセッサがQualcomm Snapdragon 845からXR2に変更、ヘッドセットに配置されたカメラの数も2つから4つに増えています。
付属のコントローラーについても、スティック状の形状からトラッキングリングを配した光学式のタイプに改良されています。
Neo 3 Proは、ヘッドセット本体前面の4箇所に配置された広角トラッキングカメラにより、環境に依存せずに、ミリレベルの正確なポジショニングトラッキングが可能です。
Pico 4
「PICO 4」は今年の9月22日に発表された、より鮮明で没入感のあるVR体験を可能にするPicoの最新デバイスです。
128GBは49,000円、256GBは59,400円(ともに税込)から予約可能です。
「PICO 4」最大の特徴として、フルカラーのパススルー機能があります。VRヘッドセットの外側を表示できる機能で、装着したままでも現実世界の様子を確認できたり、アプリ次第ではAR/MR的な表現ができます。
解像度もかなり高く、フルカラーで表示される上、PCのキーボードを視認できる程度の解像度はあり、そのまま周囲を歩くのも造作もありません。
ちょっとした作業であれば、本当に「PICO 4」を装着したままでもできてしまいます。
さらに、「クイックパススルー」という設定をONにすれば、「ヘッドセットの右側面を(物理的に)2回軽く叩く」という操作でパススルーをONにできます。
これがとてもお手軽で便利で、パススルー機能の使い勝手は、様々なVRヘッドセットの中でも上位に食い込むでしょう。
ただし、このパススルー機能は、正面部中央の単眼カメラで行っているため、左右の視差が表現されません。
周囲の視認だけならば大きな問題ではないですが、遠近感が正確ではないため、物に触れる際には慣れが必要です。
「PICO4」は「とても軽くて高画質なスタンドアロンVR」というコンセプトを、これ以上ないほど体現した一台となっています。
「Meta Quest 2」より軽量で、重量バランスは良く、「VRは重くて装着するのがイヤだ」という人にも、だいぶ扱いやすそうな設計となっています。
その上で、4K相当の鮮明な映像を体験できるのは、大きな強みと言えるでしょう。
「PICO4」のオススメの用途は、「軽くて高画質」という特性を十全に活かせる、VRプライベートシアターとしての使い道です。
「YouTube」はもちろん、「Twitch」では配信を、「Prime TV」や「U-Next」などでは映画などを、VR空間の大画面で視聴できます。
軽くて取り回しがよいため、装着による疲労をある程度は抑えられるのは大きなポイントです。
|まとめ
本記事では、VRに興味があり、Picoのデバイスの購入を検討している人向けに、
・VRデバイス「Pico」のメーカーについて
・PicoのVRゴーグルの特徴
・PicoのVRゴーグルの使い方
・PicoのVRゴーグルおすすめ4選
などについてご紹介させていただきました。この記事が皆さんの楽しいVRライフのお役に立てば幸いです!