AI議事録ツールは既に利用されているでしょうか?

議事録を取る場合、録音した音声又は会話を聞きながら文字に起こし、共有する前に更正し、共有した後も間違いや補足があれば修正するというように、多くの時間と労力を要しているかと思います。

本記事では議事録に利用するのに便利なAIツールを12種類紹介し、活用メリットと選び方についても紹介します。

ユーザーの記憶に残る次世代のプロモーション!体験型コンテンツ制作『monoNITE』
サービスの特徴や導入事例をまとめた資料をご用意しました。

導入事例
サービスの特徴
各プラットフォームの紹介
monoNITEサービス説明画像

monoNITEサービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

資料をダウンロードする

|AI議事録ツールとは

AI議事録ツールとは、AIが音声データを読み取り、自動でテキスト化することにより、会議内容を記録した議事録の作成、編集、共有ができるツールのことです。

録音した音声データを読み込ませることもできますし、会議中に使用すれば、リアルタイムで議事録を作成することも可能です。

会議内容を正確にテキスト化した議事録を作成できるだけでなく、議事録作成に関するすべてのプロセスを効率化できるのも魅力の一つです。

|AI議事録ツールのメリット

メリットは大きく2つあります。

  1. 時間と手間を削減できること
    議事録の作成と編集は、難しい議題や複数言語の会議などの場合、かなりの時間と手間を要します。AI議事録ツールを使用することで大幅な改善が見込めます。
  2. 議事録内容の精度の向上
    AI議事録ツールは8〜9割の認識率を誇ると言われています。人間が議事録をとる場合、知識不足による聞き間違いや聞き逃し、会議内容にメモが追い付かなくなること、誤字脱字などによって議事録の精度が落ちてしまうことがあります。AI議事録ツールを使用すれば、それらの事態を防ぐことができます。

|AI議事録ツールの選び方

実際にAI議事録ツールの使用を検討し始めると、多くのツールがあることに気付くかと思います。

ここでは選び方のポイントを5つ(音声認識の精度、編集、共有、導入形式、セキュリティ)に分けて、それぞれ細かく解説します。

音声認識精度

ツールによって音声の認識制度に差があります。

会議の内容によって求められる精度は異なると思いますが、既に利用する会議内容が決まっている場合には、各ツールの実績を調べ、類似した事例のあるツールを選びましょう。

また、業種特有の用語や固有名詞などを認識する精度もツールによって異なります。

導入後も機械学習させることは可能ですが、できるだけ手間のかからないツールを選ぶことも重要です。

編集機能

議事録において、誰がどのような発言をしたのかは重要です。

ツールによっては、発言者が分かれた状態でテキスト化してくれるものもあります。

また、複数人で共同編集できる機能、マーカーで目印をつける機能、見出しをつける機能など、ツールによって持っている機能は様々です。

作成する議事録に必要だと思われる機能ができるだけ揃っているツールを選ぶことで、時間と手間を削減しましょう。

共有機能

議事録のテンプレートを利用することができれば、必要事項の記入を忘れることを防げます。

また、テンプレートがあれば、議事録の形式を揃えることができます。

テンプレート機能が必要な場合、有無のみを確認するのではなく、どんなテンプレートの種類があるのかも確認しましょう。

また、議事録を共有して編集したい場合、クラウド連携ができるツールか確認しましょう。

既に送付した議事録に間違いや補足があった場合、指摘されてから修正し、再送付する必要があります。

しかし、議事録ツールに共有できる機能があれば、取引先とも議事録の閲覧と編集が可能になり、間違いの修正や補足の追記もすぐに行うことができます。

導入形式

導入形式はクラウド型とオンプレミス型の2つに分かれます。

クラウド型のメリットとしては、場所を選ばずにどこでも利用できること、キーワードからの検索などが可能なために必要な議事録がスムーズに見つかるといった点があります。

オンプレミス型のメリットは、外部ネットワークに接続しないことで情報漏洩のリスクが下がることです。

会議内容に重要な情報が含まれる場合、大きなメリットとなります。

セキュリティ

会議内容に機密情報や個人情報が含まれる場合、音声データは重要度を増します。

音声データから重要情報部分のみを切り取ったり、マスクをかけたりするのは大変な作業です。

議事録ツールの中には、音声データが外部に流出しないように、ネットワークに接続せずに利用できるタイプや占有のクラウドサーバーで利用できるタイプもあります。

機密情報と個人情報を始めとした情報漏洩対策は企業にとって重要なことの1つです。

セキュリティ面を考慮したツールを選びましょう。

|おすすめのAI議事録ツール

12種類の議事録ツールについて、料金と特徴を解説します。

導入を検討されている方はそれぞれの料金と特徴を比較し、どのツールを選択するのか、参考にしてみてください。

気になったツールに関しては、参照URLで詳細を確認されることをお勧めします。

AI議事録取れる君

出典:https://gijirokukun.com/
料金Personal:¥1,078/月
Enterprise:¥6,050/月
無料体験期間:7日間
特徴・Google Meet, Zoom, TeamsなどのWeb会議ツールと連携できます。
・精度の高い音声認識、自動要約機能、話者を識別できる機能等を備えています。
・特に日本語を文字起こしする精度が高いです。
・自動要約機能により、効率的に会議の議事録を作成できます。
・複数人で同時に編集できる機能やタグ付け機能があるため、議事録の管理をスムーズに行えます。
・その他主な機能:ブックマーク、自動録音、メール展開、16言語の翻訳機能、単語登録
公式サイトhttps://gijirokukun.com/

Rimo Voice

出典:https://rimo.app/about/voice
料金個人:音声データは22円/30秒、動画データは33円/30秒
法人:要問合せ
無料体験期間:音声データ60分
特徴・雑音・意味のない発声を判断し、自動で削除します。
・チーム機能により、複数人で編集することができます。編集履歴の記録と確認もでき、編集した内容を元に戻すことも可能です。
・音声データは日本国内のデータセンターにて保管されており、IPアドレスの制限もできます。
・その他主な機能:会議アプリとの連携、URLでの共有機能、辞書機能、個人/チームごとの利用時間管理
公式サイトhttps://rimo.app/about/voice

ZMEETING

出典:https://www.zplatform.ai/
料金記載なし。要問合せ。
特徴・音声認識精度:90%以上
・アカウント作成が無制限で、契約時間をシェアできます。
・会議の参加者毎に別々の言語を設定し、翻訳できます。
・会話時の「あー」や「えっと」等の不要な用語を除去できます。
・セキュリティに関する機能が充実しています。
・その他主な機能:要約機能、議事録清書機能、辞書機能、感情認識機能
公式サイトhttps://www.zplatform.ai/

AI GIJIROKU

出典:https://gijiroku.ai/
料金パーソナル:1,500円/月
ビジネス:200,000/月
フリープランあり(議事録のチュートリアルと閲覧のみ)
特徴・音声認識精度:99.8%
・利用者に合わせてパーソナライズ化ができるため、使用を重ねるごとに、認識技術が向上します。
・独自の言語処理モデルを使用した自動要約機能があります。
・30か国語の自動翻訳機能があります。
・音声認識の修正と学習機能により、議事録の修正を繰り返すと音声認識能力の精度が向上します。
・声紋登録をすることで話者を特定できます。
・その他主な機能:URLによる共有機能、辞書機能
公式サイトhttps://gijiroku.ai/

スマート書記

出典:https://www.smartshoki.com/
料金音声認識精度:90%以上
ライセンス料:¥10,000-/月(利用人数に合わせて見積もり)
無料体験期間:14日間(全ての機能を制限なく利用可能)
特徴・Zoom, TeamsなどのWeb会議ツールと連携できます。
・話者識別機能は最大20名まで対応しています。
・1台の端末で、録音から文字起こしまで完結します。
・iOS/Androidのモバイルアプリにも対応しているため、外出先で議事録を作成できます。
・その他主な機能:要約機能、用語登録、フィラー除去機能、タイムスタンプ機能
公式サイトhttps://www.smartshoki.com/

notta

出典:https://www.notta.ai/
料金プレミアム:¥2,200/月
ビジネス:¥4,180/月
エンタープライズ:要相談
フリー:月に120分文字起こし可能
特徴・Zoom, TeamsなどのWeb会議ツールと連携できます。
・高度な機能は有料プランに限定されています。
・日本語を含む58言語の翻訳に対応しています。
・他社に比べ、費用対効果に優れており機能面でも充実しています。
・その他主な機能:画面収録、話者識別、要約機能、単語登録
公式サイトhttps://www.notta.ai/

AmiVoice Scribe Assist

出典:https://voxt-one.advanced-media.co.jp/
料金要問合せ
無料体験期間:14日間
特徴・ChatGPTと連携し、リアルタイムに自動要約しながら議事録を作成できます。
・インターネット接続がなくても使用できるため、機密情報を扱う会議でも安⼼です。
・多彩なビジネスシーンで優れた認識率を誇っており、シーンに合わせた⾳声認識エンジンを選択できます。
・その他主な機能:単語登録機能、話者識別機能、キーワード・タグ付け機能、絞り込み機能、Zoom連携
公式サイトhttps://voxt-one.advanced-media.co.jp/

AutoMemo S

出典:https://automemo.com/
料金スタンダードプラン:¥1,480/月
プレミアムプラン:¥2,480/月
お試しプラン:無料(ひと月に文字起こし1時間と要約1回可能)
特徴・音声認識精度:98.9%
・文字起こししたデータの要約ができます。
・AutoMemo使ってないユーザーにも簡単に共有することができます。
・録音した時間の約3分の1の時間でテキスト化できます。
・テキストの聴きたい箇所をクリックすると、その部分の発言を再生できます。
・DropboxやGoogleDrive等とクラウド連携ができます。
・その他主な機能:話者ごとに要約できる機能、検索、整理、共有
公式サイトhttps://automemo.com/

YouWire

出典:https://www.youwire.jp/
料金記載なし、要問合せ。
特徴・固定電話、スマートフォン等、主な通話方式に対応しています。
・簡単操作で手間なく録音データを共有できます。
・通話開始と同時に自動的に録音が開始され、通話終了後には自動でサーバーに録音データがアップされます。
・サーバーに保管する録音データは暗号化されており、盗聴や漏えいの心配がありません。
・その他主な機能:会話内容のキーワード検索、トレンドワードの抽出と分析。
公式サイトhttps://www.youwire.jp/

YOMEL

出典:https://ai.yomel.co/gijiroku
料金スターター:¥28,000/月
スタンダード:¥95,000/月
ビジネス:¥180,000/月
エンタープライズ:要問合せ
無料体験期間:合計10時間
特徴・話者識別AIにより、全ての発言者を自動で区別します。会議に何名参加していても問題ありません。
・要約に関する機能が充実しています。
・マネージャー層向けの管理に関する機能が充実しています。
・セキュリティ対策が徹底されています。
・その他主な機能:リアルタイムフォロー機能、カウンタートーク機能」アラート機能
公式サイトhttps://ai.yomel.co/gijiroku

ナレカン

出典:https://www.narekan.info/
料金記載なし、要問合せ。
無料体験期間:あり。詳細は要問合せ。
特徴・オリジナルのテンプレートを作成できるため、大人数の企業でも統一感があって使用しやすいです。
・キーワード検索とAIを使用した自然言語検索によって、誰でも簡単に必要な情報を探すことができます。
・初期導入支援サポート、ご利用中サポート等、支援が充実しています。
・その他主な機能:社内版wiki機能、転送機能、添付ファイル内検索
公式サイトhttps://www.narekan.info/

要約AI Samaru

出典:https://samaru.ai/
料金エンタープライズプラン:要問合せ
無料体験期間:2週間
特徴・日本語要約に特化したAIです。
・秘密保持契約の締結により、安心して利用できます。
・回りくどい日本語表現や長文を簡単な日本語に変換できます。
・記事コンテンツからリード文を自動生成できます。
・その他主な特徴:導入サポート、テキストの字数均一化
公式サイトhttps://samaru.ai/

|まとめ

以下、本記事のまとめです。

・AI議事録ツールとは、会議内容を記録した議事録の作成、編集、共有ができるツールのこと

・AI議事録ツールを導入する主なメリットは、「大幅な時間と手間の削減」と「議事録の精度の向上」

・議事録ツールの選び方のポイントは「音声認識の精度」、「編集機能」と「共有機能」の有無、「導入形式」、「セキュリティ」

・12種類のAI議事録ツールについて、料金と特徴を紹介

AI議事録ツールの使用を検討する際には、この記事が参考になれば幸いです。

ユーザーの記憶に残る次世代のプロモーション!体験型コンテンツ制作『monoNITE』
サービスの特徴や導入事例をまとめた資料をご用意しました。

導入事例
サービスの特徴
各プラットフォームの紹介
monoNITEサービス説明画像

monoNITEサービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

資料をダウンロードする