近年VRゲームなどが多数発売され、実際に体験されている方も多いのではないでしょうか?
しかし、VRゲームは楽しい一方で、遊んでいるうちにVR酔いに悩まされることが多いのが現状です。
VR酔いは乗り物酔いに近いもので、一度経験してしまうとトラウマになってしまうことがあります。
せっかくゲームで遊ぶならトラウマにならずに楽しく遊びたいですよね。
本記事では、VR初心者の方やVRに酔ってしまい悩まれている方へ向けて、VR酔いの要因と対応方法について詳しく解説していきます。
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|VR酔いの要因と症状
そもそもVR酔いはどのようにして起こるのでしょうか?
VRで酔う要因は、視覚は動いていながら身体は動かないという感覚のズレにより、自律神経が乱れることで起こる脳の混乱によるためだと言われています。
具体的には、ピントが合っていないゴーグルを使っていたり、長い時間の使用、激しい動きなどが挙げられます。
また、乗り物酔いをしやすい方や睡眠不足の方、体の調子が優れない方などはなりやすいと言われています。
VR酔いの症状は、頭痛や胃の不快感、吐き気などです。これらの症状には個人差があり、全員症状が出るというわけではありません。三半規管が強い方はなりにくかったり、慣れるとなりにくくなったりします。
|VR酔いが要因のVRゲーム離れ
せっかくVRゲームを購入しても、VR酔いが要因でゲームをやらなくなってしまう人が多くいるようです。
対応方法があるのに、それをやらずにゲーム離れをしてしまうのはもったいないですよね。
最初の頃はVR酔いが酷く、VRゲームを諦めようと思ったことがある方も多いようです。
しかし、きちんと防止策をとることで今では全く酔わなくなったという方がほとんどです。
この記事を執筆しようと思ったきっかけも、周りの方の経験をもとに、VR酔いの防止策をお伝えし、もったいないVRゲーム離れをなくしたかったからです。
|VR酔いの対策
では、VR酔いを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか?
対応方法はいくつもあるのですが、以下ではおすすめの対応方法を5つご紹介していきます。
こちらも治る治らないには個人差がありますので、色々な対応方法を試して、ぜひ自分に合った方法を見つけてみてください。
①IPD(瞳孔間距離)の調整
IPD(瞳孔間距離)とは、右目と左目の瞳孔の間の距離のことです。
VR機器を使用の際に最初に設定しますが、IPDがVR機器できちんと調整できていないと、VR酔いの要因にもなってしまいます。
IPDは定規などを使って自分で測ることも可能ですが、正確に測るのであれば眼科へ行って計測してもらうことができます。
また、メガネ屋さんでメガネを作ったことがある方は、IPDのデータが残っている可能性があるので聞いてみても良いかもしれません。
裸眼で度が入ったメガネをしたことがなかったため、眼科へ行って計測してもらったという方もいるようです。
②VRに慣れる
IPDの調整をしてもまだ酔ってしまうという場合は、VRに慣れる必要があります。
慣れると言っても、急に長い時間ゲームをしたり、激しい動きのものをやっても逆効果になってしまうので注意が必要です。
激しい動きのゲームに興味があったとしても、最初は動きの少ないものや緩やかなものから、徐々に慣れていくのが良いでしょう。
何をやるにも、慣れることは必要です。
ほとんどの方はVRの動きに慣れてしまえば、VR酔いは克服できると言われています。
③長い時間の使用をしない
先述したように、VR酔いの要因には、長い時間の使用も挙げられます。
長い時間使用することで脳の混乱が起きやすくなるため、最初から長い時間の使用ではなく、短時間で使用してみて徐々に時間を増やしていくのがおすすめです。
また、長い時間使用する際にも途中でこまめに休憩を挟むなどの工夫も必要です。休憩の際に目を休めたり、外の空気を吸うのも良いかもしれません。
ゲームをやっているとつい夢中になってしまうのは分かりますが、日頃から意識的に休憩を挟むようにしてみましょう。
個人的な感想ですが、疲れたら無理をせず休憩、これが一番大事かもしれません。
④体の調子を整える
乗り物酔いと同じように、体の調子が悪いとVR酔いも起こりやすいと言われています。
例えば、もともと気分が悪いのに乗り物に乗ったら悪化してしまうことがありますよね。
VR酔いでも同様に体の調子が悪化してしまう場合があるので、注意が必要です。
日頃から体の調子を整えるためには、しっかりとした睡眠、適度な運動、バランスの良い食事などが重要です。
しっかりとした睡眠は、7時間以上の質の良い睡眠を取ると良いでしょう。
適度な運動は、週2~3回、30分~1時間程度の運動がおすすめです。
バランスの良い食事は、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなどを含んだ一汁三菜が理想的です。
このように、日頃から体の調子を整えておけばVR酔いも起こりにくくなるでしょう。
⑤酔いどめ薬を飲む
以上の防止策をしてもまだVRで酔ってしまうという時には、酔いどめ薬を飲むことをおすすめします。
薬に頼りたくないという方や副作用が気になる方もいるかと思いますが、酔いどめ薬を飲めばある程度のVR酔いは対処できます。
薬は市販のもので構いません。
また、酔うかも分からないのに最初から薬を飲みたくないという方は、酔いどめ薬の準備だけでもしておくと良いでしょう。
酔ってしまってから薬を飲んでも、酔いが軽減されます。慣れたので酔わなくなりましたが、最初は酔いどめ薬を飲んでいたという方も多くいて、今でもVRゲームをやる時には万が一の際に備えて酔いどめ薬は準備してあるとのことです。
|メーカーの対策
私たちユーザー側での対策も進んでいますが、メーカー側もVR酔いに対して対策を進めているようです。
開発ツールにVR酔いについての学習機能を搭載したり、振動で酔いが軽減されるという特許を取得しているメーカーもあります。
VRゲームが出始めた頃と比べると、最近では酔いにくいゲームも多くなっているため、これからゲームを始める方にとっては少し安心できるかもしれません。
|VR酔いの治し方
VR酔いの防止策をしていても酔ってしまった場合には、治し方がいくつかあります。
まず、酔ってしまったらすぐにVRを中止することが必要です。
やめられないからといって気分が悪いまま無理をして続けてしまうと、症状が悪化してしまうので注意してください。
次に、深呼吸を何度か繰り返し、気分を落ち着けます。深呼吸により脳に酸素が行き、自律神経が整います。
そして、横になって目を閉じ、症状が落ち着くまでゆっくり休みましょう。
さっぱりとした炭酸飲料を飲んだり、部屋の換気をして外の空気を吸うのも効果的です。
|まとめ
以上、これまでVR酔いの要因や症状と対応方法、治し方をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ご自身に合いそうな対応方法は見つかりましたか?
筆者個人としては、薬に抵抗がないなら酔いどめ薬を飲む、薬に抵抗があるならこまめに休憩をとることがおすすめです。
ゲーム中はどうしてもやめられないと感じてしまうかもしれませんが、酔う前や酔ってすぐに防止策をとることはとても大事です。
せっかく始めようと思って購入したVRゲームが酔うからという理由でできなくなってしまうのは残念なので、注意しながら安全に遊びたいですね。
VR初心者の方やVR酔いで悩まれている方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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