AIで作成した文章を検出できるツールがあることをご存知でしょうか？

ツールに文章をペーストするだけで、AIによって作成されたものなのか人が書いたものなのかを判別することができます。

本記事では、ChatGPTが作成した文章を見付け出せるおすすめのツールについて、それぞれの概要と特徴について紹介します。

今回紹介するツールはすべて無料ですので、興味あるツールがあれば、ぜひ実際に使用してみてください。

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|ChatGPT検出ツールとは

文章が生成AIによって作成されたものかを判別するツールの中で、ChatGPTに利用できるものをChatGPT検出ツールと呼びます。

AIにより生成された文章には特徴があります。

検出ツールを利用することで、文章の特徴から、人間とAIのどちらが書いた文章なのかを判断することができます。

AIが普及し始め、問題となっていることの一つに教育現場での学力低下があります。

学生がレポートをAIで作成してしまうのです。検出ツールはこのような問題の対処に有用です。

|無料で使えるChatGPT検出ツール

検出ツールはいろいろなものがリリースされています。

今回紹介するツールは、全て無料で利用可能なものです。

どのツールを利用すればいいのか分からない方は、ぜひ次に紹介する特徴に注目してください。

それぞれのツールの特徴を理解するだけで、状況に合わせて、利用すべきAI検出ツールが分かるはずです。

GPTZero

出典：https://gptzero.me/
  • アカウントの登録が不要です。
  • 5,000文字まで一度に入力可能で、ファイルのアップロードによる探知が可能です。
  • 月に10,000単語の入力が可能で、有料プラン契約により増加も可能です。
  • 判定の正確性向上のため、250文字以上の入力が必要です。
  • 日本語の入力に対応していますが、サイトの表記は英語のみです。
  • 結果は円グラフで表示されます。
  • 人間の書くテキストの結果：「93% Human, 0% Mixed, 7% AI」
  • ChatGPTが出力したテキストの結果：「2% Human, 0% Mixed, 98% AI」

CudekAI ChatGPT Checker

出典：https://www.cudekai.com/free-chatgpt-checker
  • アカウントの登録が不要です。
  • 1,000文字まで一度に入力可能ですが、有料プランに加入することにより、入力文字数を増やせます。
  • 「テキストを人間化する」機能があり、AIで生成した文章を人間が書いたように偽装できます。
  • 日本語の入力に対応しており、サイトの表記も日本語を含む複数言語に対応しています。
  • 結果は円グラフで表示されます。
  • 人間の書くテキストの結果：「AIによって書かれた確率が46.64%」
  • ChatGPTが出力したテキストの結果：「100% AI」

ZeroGPT Plus

出典：https://www.zerogpt.plus/
  • アカウントの登録が不要です。
  • 20,000文字まで一度に入力可能です。
  • 判定の正確性向上のため、25単語以上の入力が必要です。
  • 日本語の入力に対応しており、サイトの表記も日本語を含む主要言語に対応しています。
  • 結果は線グラフで表示され、詳細を見ることで、どの箇所がAIによって書かれた文章である確率が高いかを知ることができます。
  • 人間の書くテキストの結果：0%、「あなたのテキストは人間によって書かれています。」
  • ChatGPTが出力したテキストの結果：10%、「あなたのテキストは人間によって書かれています。」

isgen.ai

出典：https://isgen.ai/ja
  • アカウントの登録が不要です。
  • 5,000文字まで一度に入力可能で、ファイルのアップロードによる探知が可能です。
  • 1ヵ月あたり12,000語、1日あたり50件の通話が可能。有料プラン契約で増やせます。
  • 判定の正確性向上のため、600文字以上の入力が必要です。
  • 日本語の入力に対応しており、サイトの表記も日本語を含む複数言語に対応しています。
  • 人間の書くテキストの結果：円グラフと線グラフで「人間0%, 混合8%, AI 92%」。
  • ChatGPTが出力したテキストの結果：「人間0%, 混合0%, AI 100%」。

Smodin

出典：https://smodin.io/ja
  • アカウントの登録が不要です。
  • 5,000文字まで一度に入力可能で、doc,pdfなどのファイル探知が可能です。
  • 検出利用回数の上限が週に5回。有料プラン契約で増やせます。
  • 判定の正確性向上のため、15文字以上の入力が必要です。
  • 日本語の入力に対応しており、サイトの表記も日本語を含む複数言語に対応しています。
  • 結果は円グラフで表示されます。
  • 人間の書くテキストの結果：「AI-生成0%, 人間-書き言葉100%」
  • ChatGPTが出力したテキストの結果：「AI-生成100%, 人間-書き言葉0%」

Copyleaks

出典：https://copyleaks.com/ja/
  • アカウントの登録が不要です。
  • 5,000文字まで一度に入力可能です。
  • 有料プラン契約により、AIと盗作を同時に探知することが可能です。
  • 判定の正確性向上のため、約250文字以上の入力が必要です。
  • 日本語の入力に対応しており、サイトの表記も日本語を含む主要言語に対応しています。
  • 人間の書くテキストの結果：「これは人間のテキストです」と表示されます。
  • ChatGPTが出力したテキストの結果：「AIコンテンツが検出されました」と表示されます。

|AI文章の見分け方

AI文章を見分けるツールについて解説してきましたが、実際にどのような点に着目し、見分けているのでしょうか。人間の目によって、見分ける方法はあるのでしょうか。

ChatGPTが生成する文章の特徴と人間の書く文章の特徴を理解することで、人間の目によって見分けることも可能なはずです。

ここではその見分けるためのポイントについて解説します。

一貫性と論理性

ChatGPTは設定で避けることができるものの、基本的にはユーザーが入力したデータを学習し、文章を生成しています。

そのため、一般的にChatGPTが生成した文章は高度な一貫性と論理性を持ち合わせていると言われています。

分かりやすい部分では文体が挙げられます。

人間が書く場合、考え方や癖、感情によって文体は微妙に変化します。

それに対し、ChatGPTが生成する文章は全体的に一貫性があります。

個人の見解

また、人間は文章を書くときに、個人が経験してきたことや感情、物事に対する見解などを文章に入れ込んで表現することが多々ありますが、ChatGPTにはそういったものはありません。

人間であるからこそ持っている感情を含めつつ、個人的な見解や観点を交えて文章を書くことで、ChatGPTとの差別化を図れるのです。

|まとめ

今回紹介したツールでは、AIであることを検出できていないものもありましたが、1つの文章でしかテストしていないため、異なる言語や文章でテストをするとまた結果は変わることもあると思います。

一つの検出ツールの結果だけでなく、複数のツールの結果を比較し、見分ける能力が必要です。

場合によっては、有料プランを契約することも必要かもしれません。

ChatGPTが進化を続ける限り、検出ツールの進化含め、人間によって見分ける能力も上げていかなければなりません。

ChatGPT検出ツールの使用を検討する際には、この記事が参考になれば幸いです。

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