Ideogramをご存知でしょうか?2023年8月にカナダの企業「Sweat Equity Partners」が公開した画像生成AIツールで、注目を集めているAIの一つです。

本記事では、2024年8月にリリースされたIdeogram 2.0の特徴から使用方法、料金プランについて解説します。

イラストを描くのが苦手でも、Ideogramを使いこなせるようになれば、思い通りの画像を生成できるかもしれません。

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|Ideogramとは?

出典:https://ideogram.ai/login

ユーザーがテキストで入力した情報を基に、AIが高品質な画像を生成するツールです。

画像にテキストを入れ込むことができるため、ポスターやロゴなどの作成にも活用することが可能です。

ウェブブラウザ上で利用でき、誰でも本格的な画像を作成できるため、注目されています。

また、Ideogramには最先端のテキストレンダリングが採用されており、他の主要な画像生成AIに比べて、エラー率が圧倒的に低くなっています。

|Ideogramの特徴

Ideogramの特徴として、全ての基本機能を無料で使用できることがあげられます。

登録と同時に10クレジットが付与され、無料プランの場合(2.0モデルでRendingはDefault)、1度の画像生成に2クレジット使用する仕様となっているため、5回×4枚(一度に出力される画像の枚数)の20枚を生成できます。

クレジットを使い切ると、次のクレジットを付与されるタイミングが通知されます。

テキストから画像生成

入力したテキストのみで画像を生成できるということは、イメージした画像を生成するには、テキストが正確で具体的であることが重要です。

例えば、「犬」と入力していたものを、「人と同じ大きさで、ボールを口にくわえたゴールデンレトリーバー」と入力するだけでイメージに近づきます。

また、画像の構図(どこに何を配置するのか)、スタイル(イラストや写真など)、背景なども具体的に入力しましょう。

文字入れとロゴデザイン

文字を入れ込んだ画像の生成が可能なため、ロゴのデザインやポスターなどを制作することも可能です。

実際、Ideogramで生成されたロゴやポスターは商用利用することが可能です。

ただし、商用利用する場合には、もう一度、利用規約を確認しましょう。

他のAI生成ツールと同じように、問題が起きた場合には自己責任であることや、データが法律を侵害してはならないことなど、いくつかの規約があります。

多様な画像スタイル

画像スタイルを「Auto/General/Realistic/Design/3D/Anime」から選択することが可能です。

テキスト入力でも指定することができ、「写真のように」と入力すればリアルな画像になりますし、「イラストで」と入力すれば、アニメのような画像を生成してくれます。

芸術家の作品のような画像も生成できます。

例えば、「ゴッホのような」と実在する画家の名前を使用するだけで、その画家の独特なタッチを反映した画像を生成します。

マジックプロンプト機能

プロンプトを自動で生成する機能です。

この機能により、日本語での入力から、英文のプロンプトを作成し、それを基に画像を生成します。

「Auto/On/Off」の3つから選択でき、Onにした場合は、4つの画像全てが最適化されたプロンプトで生成されます。Offの場合は、ユーザーの入力したプロンプトで全てを生成します。

Autoの場合は、プロンプトの長さによって、AIが最適化するプロンプトの数を決めます。

この機能を使用すると、背景や細かいディティールの部分までをAIが判断して、画像を生成することができます。

カラーパレット制御

Color paletteの下矢印ボタンをクリックすると、色合いを「Auto/Ember/Fresh/Jungle/Magic/Melon/Mosaic/Pastel/Ultramarine」から選択できます。

有料プラン限定にはなりますが、Customを選び、生成することも可能です。

色合いを変えるだけでなく、構図にも影響を与えるため、イメージに近づくよう、いろいろと試してみてください。

高速生成と高品質出力

Ideogramは性能面も優れています。

実際に画像を何度か生成してみましたが、約30秒で4枚の画像を出力してくれます。

また前述したようにエラーが少なく、品質が高いのも特徴です。

実際に画像に入れ込む文字を指定したところ、正確に文字が入れ込まれていました。

この品質の高さが、ロゴやポスターの作成やビジネスシーンで使用される要因のひとつになっています。

|Ideogramの使い方

ここからはIdeogramの使い方について解説します。

まずはアカウントの登録を行います。

GoogleかAppleのアカウントが必要となりますので、どちらかのアカウントを選んでログインしてください。

ログイン後、ユーザー名と名前の設定を行います。

それぞれを入力後、規約に同意し、アカウントを作成します。

次に、料金プランを聞かれますので、料金プランを選びます。

無料プランで登録する場合は、そのまま進みます。これで登録は完了です。

登録が完了すると、画像が何枚か表示される画面になります。

「Describe what you want to see」と書かれているボックスに、作成してほしい画像を文章で入力しましょう。日本語にも対応しています。

縦横比や使用するモデル、色調などを選べるので、それぞれ生成したい画像に合わせて、選択します。

例えば、「ニルヴァーナのジャケットの泳ぐ赤ちゃんを写真風に作成して」と指示すると、4枚の画像が生成されます。それぞれダウンロードすることが可能です。

|Ideogramの料金プラン

3つの有料プランがあります。無料プランと比較します。

プラン料金特徴
Free無料・スロークレジット:10/日 ・最大生成画像:40 ・キャンバス:2 ・Describe機能(画像をテキストに変換) ・コミュニティギャラリーへのアクセス ・画像ダウンロード:JPG(圧縮)
BasicUS$8/月 (年払い12%off)・スロークレジット:100/日 ・優先クレジット:400/月 ・最大生成画像:1,600 ・キャンバス:無制限 ・アップスケール機能 ・アスペクト比のカスタム ・高度な設定 ・画像ダウンロード:PNG(オリジナル) ・コミュニティ画像の検索
PlusUS$20/月 (年払い20%off)・スロークレジット:無制限 ・優先クレジット:1,000/月 ・最大生成画像:4,000 ・画像アップロード機能 ・プライベート生成機能 ・画像の削除機能 ・カラーパレットのカスタム
ProUS$60/月 (年払い20%off)・スロークレジット:無制限 ・優先クレジット:3,000/月 ・最大生成画像:12,000 ・CSVを使用した一括生成(未サポート)

|まとめ

注目の画像生成AI、Ideogramについて紹介しました。

以下、本記事のまとめになります。

・テキストを入力するだけで、画像を生成できる。

・1日に生成できる数の制限は厳しいが、基本機能は無料で使用できる。

・機能を理解することで、よりイメージに近い画像を生成できる。

・マジックプロンプト機能により、日本語入力でも画像を生成できる。

Ideogramの使用を検討する際には、この記事が参考になれば幸いです。

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