VR体験は、近年ますます進化し、私たちのエンターテインメントや学習の方法を大きく変えつつあります。

これまでは、専用のゴーグルやヘッドセットが必要不可欠とされていましたが、実はゴーグルなしでもVRを楽しむ方法が存在します。

スマートフォンやPC、タブレットを活用することで、手軽に没入感のある体験を味わうことができるのです。

本記事では、ゴーグルを使わずにVRの世界に浸れるアプリやサイトをご紹介し、誰でも簡単に楽しめる方法をお届けします。

興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

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|そもそもVRとは?

VR(バーチャル・リアリティ)とは、「仮想現実」とも呼ばれ、コンピュータによって生成された仮想の世界を体験するための技術やシステムのことを指します。

ユーザーは、専用のデバイス(例:VRヘッドセットやコントローラー)を使って、その仮想世界の中に自分が存在しているかのような体験を得ることができます。

|ゴーグルなしでVRを楽しめる事例

VRというとゴーグルが必須かと思われますが、ゴーグルなしでもVR体験を楽しめる事例があります。

ここではその事例について、いくつか紹介していきます。

3D視聴を可能にするiPhoneケース

3D視聴を可能にするiPhoneケースは、スマートフォンで立体的な映像やコンテンツを視覚的に体験できるようにするためのアクセサリーです。

通常、3D視覚効果を得るには専用の3DディスプレイやVRデバイスが必要ですが、3D視聴を可能にするiPhoneケースは、スマートフォンに簡単に取り付けて使用できるため、手軽に立体的な映像を楽しむことができます。

一部のiPhoneケースは、3D映像を表示できる特殊なレンズやディスプレイ技術を内蔵しています。

これらのケースを使用することで、iPhoneで再生されるコンテンツを立体的に見ることができます。

また、いくつかのiPhoneケースは、VRヘッドセットとして機能するものもあります。

これらのケースには、iPhoneをケースにセットして視聴できるレンズが内蔵されており、iPhoneの画面を仮想現実の画面として活用します。

HOLOMR

HOLOMR(ホロMR)とは、「ホログラフィック・ミックスド・リアリティ(Holographic Mixed Reality)」を略した言葉で、ホログラム技術を利用した複合現実( MR)の一種を指すことが多いです。

この技術は、仮想世界(デジタルコンテンツ)と現実世界をリアルタイムで融合させ、ユーザーが両方を自然に体験できるようにするものです。

特に、ホログラムの視覚的なリアルさを取り入れて、さらに深い没入感を提供します。

HOLOMRでは、ユーザーが見ることのできる仮想物体(ホログラム)が、現実世界の中に表示されます。

これにより、ユーザーは物理的な空間とデジタルな要素を直感的に交互に操作したり、共存させたりすることができます。

AR(拡張現実)

VRは仮想現実ですが、AR(拡張現実)は現実の世界に仮想情報を重ね合わせる技術です。

ARはゴーグルを使用せずに、スマートフォンやARメガネを使ってリアルな世界に仮想物体を表示する技術で、これを活用すればゴーグルなしで仮想体験に近いものが可能です。

ARアプリケーションやゲーム(例:ポケモンGO)は、スマートフォンのカメラとディスプレイを活用して、現実の景色に仮想キャラクターを表示します。

これにより、ユーザーは特別なゴーグルなしで仮想と現実が融合した体験をすることができます。

裸眼3Dディスプレイ

複数の企業が、ゴーグルなしで3D映像を視覚化するディスプレイ技術の開発を行っています。

これらのディスプレイは、視聴者が眼鏡やゴーグルを着用せずに3Dコンテンツを楽しめることが特徴です。

例えば、インテルやパナソニックなどが開発した「裸眼3Dディスプレイ」は、特別な眼鏡なしで立体的な映像を表示します。

これにより、ゴーグルなしで一部VR的な体験が可能になりますが、VRと同じ没入感を得るには限界があるため、主に2Dの映像を立体的に感じることができる技術です。

サウンドと触覚を利用した体験

視覚だけでなく、音や触覚を活用したVR体験も進化しています。

ゴーグルなしでも、音響や振動などを使って没入感を高めることが可能です。

音響や触覚フィードバックが臨場感を引き立て、仮想環境にいるかのような感覚を提供します。

オーディオVRや振動を利用した「触覚フィードバック」を活用した体験が増えています。

例えば、サウンドを使って仮想世界の「音」の中にいるかのような感覚を提供するアプリケーションなどがあります。

視線追跡技術と視覚効果

視線追跡技術を使って、目の動きを通じてVRやARを操作したり、視覚的なフィードバックを強化したりする試みも行われています。

この技術により、ゴーグルなしでも目の動きに合わせた視覚効果を得ることができます。

スマートフォンやタブレットなどのデバイスが、ユーザーの視線を追跡して、視覚効果やゲーム内でのアクションをコントロールできるようになるなど、視線によるインタラクションが進化しています。

触覚デバイスと視覚を組み合わせた体験

ゴーグルを使わなくても、触覚デバイスやウェアラブル機器を通じてVR体験に近い感覚を得る試みも増えています。

例えば、VR手袋や振動ジャケットを使うことで、仮想世界の触感や体感を実現することができます。

仮想世界の触感や動きを体感できるデバイス(触覚フィードバックデバイス)を使い、ゴーグルなしで仮想空間に存在しているかのような感覚を提供する技術が開発されています。

|ゴーグルなしでVRを楽しめるアプリ・サイト

ゴーグルなしでVRを楽しめるアプリ・サイトにはどんなものがあるのでしょうか?

ここではアプリ・サイトをいくつか紹介していきます。

YouTube

YouTubeでのVR動画は、VRの映像体験を提供するコンテンツの一形態で、ユーザーが360度の視野を持ち、没入感のある体験を楽しめるものです。

YouTubeではVR対応の動画が多数アップロードされております。

YouTubeには、360度動画という形式があり、これらはVRコンテンツの基本的な形式です。

これらの動画は、カメラが360度の範囲を撮影しており、視聴者が動画内で視点を自由に動かせるようになっています。

視聴者は動画内で360度回転しながら周囲を見渡すことができ、動画内のどの方向でも見ることができるため、非常に臨場感のある体験が可能です。

スマートフォンを使う場合は、YouTubeアプリを開き、360度動画を選択した後、スマートフォンを動かすことで視点を変えることができます。

Google Cardboardのような簡易VRゴーグルを使うことも可能です。

PCで視聴する場合は、マウスを使って画面をクリックし、ドラッグすることで視点を変更することができます。

VR SQUARE

VR SQUAREは、ソフトバンクが提供する、VR体験を楽しめる施設やサービスの名前です。

ソフトバンクが展開するVR SQUAREは、ユーザーが最新のVR技術を使ったコンテンツを体験できる場所で、主にエンターテインメントや教育、ビジネス向けの体験を提供しています。

映画やスポーツ、コンサートなど幅広いジャンルがあり、家に居ながら気軽に体験ができます。

VR Tube:360&3D動画

VR Tube:360&3D動画は、360度動画を見られるアプリです。

アニメ、エンタメ、ゲーム、映画など様々なジャンルに対応しています。

|まとめ

以上、ゴーグルなしでVRを楽しめる方法やアプリなどを紹介してきました。

ゴーグルを購入せずに手軽にVRを楽しみたいという方は、ぜひ試してみてください。

ゴーグルなしでVRを楽しむ技術は、今後さらに進化する可能性がありますが、現時点では完全なVR体験を提供するには視覚的な没入感が不足しているため、VRゴーグルを使った体験が主流です。

しかし、ARやホログラム、裸眼3Dディスプレイといった技術の進化によって、ゴーグルなしでも仮想的な体験を楽しむ道は確実に開かれつつあります。

今後が楽しみですね。

本記事がゴーグルなしでVR体験をしてみたいという方の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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