LumaAIという名前を聞いたことがあるでしょうか?スマートフォンやパソコンで撮影した写真や動画を基に3Dモデルを生成するサービスを提供しているアメリカ・サンフランシスコの会社Luma Labsが開発したAI技術です。
本記事では、LumaAIとLuma Labsが提供しているDream Machineの概要、使い方、動画作成のコツについて解説します。
Dream Machineを使いこなし、理想の動画を作成してみましょう。
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|LumaAIとは?
LumaAIはスマートフォンで3Dモデルの生成ができる3Dキャプチャツールです。
3Dモデルとは、コンピュータ上で作られる、立体的な形状やオブジェクトのことです。
例えば、地面に椅子を置き、それを360度スキャンするだけで、椅子のみをデータとして出力できます。
また、テキストプロンプトで「椅子」と入力するだけで、椅子の3Dモデルを出力することができます。
身近なところではゲームや映画、建築やECサイトなどで使用されています。
アプリ等で3Dモデルの家具をどこに配置するのかを考える際に、使用されたことがある方もいるのではないでしょうか?
Dream Machineとは?
2024年6月に公開されたLumaAIのサービスの1つであるDream Machineは、ブラウザ上、またはスマートフォンアプリでテキストプロンプトと画像の2種類から動画を生成できる動画作成AIツールです。
撮影、編集などの映像制作技術がなくても、想像力さえあれば誰でも簡単に、高品質な動画を作成できてしまうツールとして人気を集めています。
基本機能は無料プランで使用できますが、無料プランでは物足りないと感じ始めたら、有料プランを契約することで、より高品質な動画を多く作成できます。
|Dream Machineの主な特徴
Dream Machineの特徴として、どのようなものがあるのでしょうか?
主に挙げられる以下の特徴について、それぞれもう少し細かく解説します。
・5秒間の高品質でリアルな動画(24fps)がすぐに作成できる
・日本語で利用可能であり、スマートフォンでも使用することができる
・キーフレーム機能やカメラワーク機能などの高度な機能がある
高品質な動画生成
テキストプロンプトや画像から、120フレーム(24fps×5秒)の滑らかで高品質な動画を高速で生成できます。
有料プラン利用者の方が優先して高速で生成されるため、時間差はありそうですが、実際に「走っている柴犬の動画」と入力したところ、30秒ほどで生成されました。
生成された動画は、犬が原っぱを走っている躍動感のあるものに仕上がっていました。
テキストプロンプトや画像の情報だけで、自動的に映画のようなカメラワークやドラマ性のある動画が生成できるのはDream Machineの強みの一つです。
使いやすさと柔軟性
GoogleとAppleのアカウントでログインするだけで誰でも利用できる使いやすさも特徴の一つです。
また、日本語プロンプトにも対応しているため、簡単に動画を生成できます。
無料プランの場合、月30本の動画を作成できますが、足りない場合には、有料プランへの加入が必要となります。
前述したように、有料プランにも4種類あるため、ユーザーのニーズに合わせて、柔軟な選択ができます。
以下に各プランの情報をまとめました。
プラン | 料金/月 | 生成数/月 | 解像度 | 商用利用 |
Free | 無料 | 使用制限あり | 720p | × |
LITE | $6.99 | 3200クレジット | 画像:1080p 動画:720p | × |
Plus | $20.99 | 10000クレジット | 画像:1080p 動画:720p | 〇 |
UNLIMITED | $66.49 | 10000クレジット | 画像:1080p 動画:720p | 〇 |
ENTERPRISE | $139.99 | 10000クレジット | 画像:1080p 動画:720p | 〇 |
UNLIMITED以上は、リラックスモードで無制限に動画を作成でき、ENTERPRISEは入力・出力データをAIに学習させない機能がつきます。
高度な機能
2つの高度な機能について紹介します。
1つ目は、キーフレーム機能です。
動画の始点と終点の画像を指定するだけで、その間の動画を自動的に補完してくれる機能です。
例えば、犬の走っている画像を始点とし、人の顔を終点として動画を生成したところ、犬が走る姿から少しずつ犬の顔のアップになっていき、さらに人の顔に変わっていく動画が生成されました。
2つ目はカメラコントロール機能です。
テキストプロンプトでパン、ティルト、ズーム、トラッキングショットなどのカメラワークを指定することができ、物理を考慮した一貫性のあるリアルな動画を生成することができます。
例えば、「パリの凱旋門をドローンで回りながら撮影したような動画」と入力したところ、自然に回りながら撮影しているような動画が生成できました。
|Dream Machineの使い方
ここからはDream Machineの使い方について解説します。
まずは、GoogleかAppleのアカウントを持っていない方は、アカウントを作成しましょう。
アカウントを作成したら、「Try Now」ボタンをクリックし、ログインします。
ログイン出来たら、すぐにDream Machine を使用できます。
テキストプロンプトに「公園を走る柴犬」と日本語で入力すると、まずは画像が作成されました。
その画像を選び、「Make Video…」ボタンをクリックすると、犬と背景が動く動画が作成されます。
不自然な動きなどをしている場合には、具体的な指示を追加して修正してみましょう。
画像をアップロードし、動画を作成することも可能です。
例えば、人間の顔写真をアップロードするとその人間が動く動画が生成されます。
また、画像をアップロード後、テキストを入力することも可能ですので、画像のどの部分をどのように動かしたいのかをテキストで入力してみましょう。
また、生成された動画を商業利用することも可能ですが、その場合には、利用規約に書かれているため、有料プラン(Plusプラン以上)への登録が必要になりますので、気を付けてください。
|Dream Machineで動画を作るコツ
2025年1月現在、Dream Machineの表示は英語のみですが、テキストプロンプトは日本語にも対応しているため、日本語でも動画が作成されます。
しかし、イメージ通りの動画を作成するためには、英語で入力した方が、正確性の高い動画生成に繋がります。
また、プロンプトには具体的で詳細な情報を入力した方が、よりイメージした動画に近づくはずです。
プロンプトをうまく作成できない場合には、ChatGPTなどの文章生成AIを駆使しましょう。
画像生成AIで出力した画像から動画を作ることもイメージ通りの動画を作るためのポイントです。
イメージしていた画像を作成してから、その画像を動かす指示を入力すると、グッとイメージに近い動画が生成されるはずです。
|まとめ
注目の動画生成AI、Luma AIとDream Machineについて紹介しました。
以下、本記事のまとめになります。
・Google/Appleアカウントがあれば、すぐに使用できる
・テキストか画像を入力するだけで、高品質な動画を生成できる
・有料プランの選択肢に柔軟性がある
・英語で入力すると、より精度の高い動画を生成できる可能性が高くなる
・画像生成AIで出力したイメージに近い画像を使用すれば、生成される動画もイメージに近くなる
Dream Machineの使用を検討する際には、この記事が参考になれば幸いです。
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