本記事では、NFTに興味関心があり、そのマーケットプレイスを使うか迷っている方向けに、NFTのマーケットプレイスの一つである「Magic Eden」についてご紹介させて頂きます。
本記事を読めば、
・Magic Edenとは
・Magic Edenの特徴
・Magic Edenの始め方・使い方
・Magic Edenの見通し
などの、「Magic Eden」の基本情報と使い方や今後の見通しなどが理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
|Magic Edenとは
「Magic Eden」は、主にSolanaのNFTを扱うNFTマーケットプレイスです。
Solanaとは、Ethereumと比較して、処理能力が高い・ガス代が低いといった特徴を持つブロックチェーンのことです。
「Magic Eden」は、SolanaのNFTの取引において高いシェアを持っており、Solanaに絞ったNFT取引量では、OpenSeaを上回っています。
「Magic Eden」は、SolanaのNFTを扱うなら、一度はチェックしておきたいNFTマーケットプレイスであると言えるでしょう。
そのため、そんなSolanaのNFTを扱う「Magic Eden」を利用した取引にも同様の傾向が見られ、Ethereumを利用したNFTマーケットプレイスよりも高い体験が可能です。
また、「Magic Eden」はユーザーエクスペリエンスと、NFTクリエイターの技術的な参入障壁を下げることに重きを置くコミュニティ・ファーストの開発体制をとっていることでも知られています。
|Magic Edenの特徴
次に、「Magic Eden」の特徴について、
・Solanaチェーン最大のNFTマーケットプライス
・ガス代(手数料)が安い
・取引件数でOpenSeaを上回る
・NFTの種類が豊富
など、主に4つの特徴についてご紹介していきたいと思います。
Solanaチェーン最大のNFTマーケットプライス
「Magic Eden」の他にも、SolanaチェーンのNFTマーケットプライスは下記の通り存在しますが、
・Solanart(ソラナート)
・Solsea(ソルシー)
・Digital Eyes(デジタルアイズ)
・Exchange Art(エクスチェンジアート)
上記のいずれと比べても、「Magic Eden」は取引量が多く、NFT売買に頻繫に利用されています。
イーサリアムを利用したopenseaで近年手数料が高騰していることもあり、手数料を安く抑えたいユーザーが「Magic Eden」に移ってきています。
ガス代(手数料)が安い
「Magic Eden」はSolanaチェーンを利用しているため手数料が安く、高速処理が可能であることも特徴の一つです。
Ethereumチェーンのガス代が数千円〜数万円かかるのに比べると、Solanaチェーンのガス代は平均0.0001ドルとかなり安くなっています。
取引件数でOpenSeaを上回る
2022年の5月のある週にOpenSeaの取引件数約5万件に対し、「Magic Eden」では約27万5000件もの取引が行われました。
一時的なものではありますが、現在NFTマーケットプレイスとしての確固たる地位を築いているOpenseaに対し、「Magic Eden」が大きく迫った状況となっているようです。
現在の出品数はOpenseaが大きく上回っているため、今後Magic Edenの出品数が増えることで再度Openseaの取引量に迫る可能性が高いでしょう。
NFTの種類が豊富
Magic Edenは取り扱うNFTの種類が豊富です。
7,000以上のNFTコレクションを取り扱っており、コレクタブルNFTの他に各種ブロックチェーンゲームのNFTも売買可能です。
ここ最近ではPlay to Earnゲームが数多くリリースされており、ユーザー数も増えていることからゲーム用のNFTの需要が高まっている状況です。
Magic Edenではそれらのゲーム用NFTも取り扱っているため、多彩なユーザーのニーズを満たすことが可能です。
|Magic Edenの始め方・使い方
ここまで「Magic Eden」についてやその特徴についてご紹介してきましたが、ここからは「Magic Eden」を実際にどうやって利用するかについて、始め方からご紹介していきたいと思います。
SOLを購入
「Magic Eden」で取引を始めるには、暗号資産のSOL(Solana)を購入する必要があります。SOLを購入するには、まず国内取引所の口座開設をする必要があります。
口座開設のためには、指定のフォームからメールアドレスの登録を行います。
次に、個人情報などの入力等を完了させ、SMS認証を行います。最後に本人確認書類の提出をしたら口座が開設されます。
なお、暗号資産SOLを扱っている暗号資産取引所は、2022年6月時点で、日本ではFTX Japanのみとなっているようです。
Solana対応のウォレットを作成する
次に、「Magic Eden」は、SolanaをベースとしたNFTマーケットプレイスなので、Solana対応のウォレットを作成する必要があります。
「Magic Eden」では、以下13種類のウォレットに対応しています。
Phantom
Slope
Exodus
Solflare
Sollet
Torus
Sollet(Extension)
Clover
Coin98
Ledger
Solong
MathWallet
Glow
スマホでも扱えるPhantomがおすすめのウォレットです。
SOLをウォレットに送金する
次に、購入した暗号資産SOLを、作成したSolana対応のウォレットに送金しましょう。
なお、ウォレットアドレスを間違えて送金してしまうと、その暗号資産は戻ってこないので、アドレスが正しく入力されているか入念にチェックしてください。
また、送金手数料も発生することもあらかじめ把握しておく必要があります。
Magic Edenにウォレットを接続する
ウォレットに暗号資産SOLを送金できたら、「Magic Eden」に接続しましょう。
「Magic Eden」の公式サイトの右上にある「Connectt Wallet」をクリックします。
すると、「Magic Eden」に対応したウォレット一覧が表示されますので、SOLを送金したウォレットを選択すれば接続完了です。
NFTを購入
ここまで来ればあとは、欲しいNFTを購入しましょう。
欲しいNFTがあれば、「Details」をクリックして詳細画面を開きます。
価格を確認し、問題なければ「すぐに買う」を選択し、購入を完了させましょう。
また、現在の価格よりも安く購入した場合は、オファーを出して売り主と値段の交渉ができます。
|Magic Edenの見通し
さて、ここまで「Magic Eden」の特徴や、実際の使い方についてご紹介してきましたが、「Magic Eden」でNFTを購入する際に気になるであろう、「Magic Eden」の将来性について最後に触れていきたいと思います。
大手ベンチャーキャピタルから資金調達をしている
「Magic Eden」は2022年3月に、複数の大手ベンチャーキャピタルから約32億円を調達しています。
その投資には、大手仮想通貨VCのParadigmや、Solanaエコシステムにも投資しているSolana Venturesなどが参加しています。
また、この調達資金を元手に、サンフランシスコでオフィスを開設する予定もあるとのことです。
Magic Edenは既に数多くの企業と提携しており、今後この調子で事業規模が拡大していけば、知名度向上や、新たな顧客確保にもつながっていくことでしょう。
Solana基盤のNFTが需要増加
前述の通り、「Magic Eden」は2022年5月に一時的ではありますが、取引量で最大手のOpenSeaを上回っていることから、今かなり勢いのあるNFTマーケットプレイスと言えるでしょう。
ただ、まだSolana基盤のNFTはイーサリアムのNFTに単価で劣っており、取引高では及んでいないのが現状です。
また、Solana以外にもBNBチェーンなど、NFTマーケットプレイスを展開するブロックチェーンは数多くあります。
上記のような競合が多数いる中で、Solana基盤である「Magic Eden」も、明確な優位性や他マーケットプレイスとの差異を示すことが重要となっていくでしょう。
OpenSeaもsolanaチェーンに対応
イーサリアム基盤の最大手であるOpenSeaは、2022年4月からSolana基盤でもNFTの取扱いを開始しました。
統計によると、Solana基盤のNFTの取引高は、まだ「Magic Eden」とOpenSeaでは「Magic Eden」の方が圧倒的に高い状況でありますが、他のSolana基盤のプラットフォームはすでにOpenSeaに追い抜かれています。
OpenSeaによってSolana基盤のNFTの需要が増えていくていくのは良いことではありますが、マーケットとしては「Magic Eden」がOpenSeaに対して、今後どのように戦っていき、差異や優位性を示していけるがが重要となるでしょう。
|まとめ
本記事では、NFTに興味関心があり、そのマーケットプレイスを使うか迷っている方向けに、
・Magic Edenとは
・Magic Edenの特徴
・Magic Edenの始め方・使い方
・Magic Edenの見通し
など、NFTのマーケットプレイスの一つである「Magic Eden」についてご紹介させて頂きました。この記事が皆さんのお役に立てば幸いです!