昨今、さまざまなシーンで生成AIが活用されています。

ChatGPTをはじめとするAIチャットサービスを筆頭に、海外発のAIサービスが注目を集めるなか、日本語対応の精度や自然な会話能力を持つAIは限られており、英語ベースのモデルが多くを占めているのが現状です。

本記事では、日本語に強い生成AIをご紹介しますので、ぜひ普段の業務にお役立てください!

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|なぜAIに日本語対応が重要なのか?

AIの発展に伴い、自然言語処理(NLP)の精度も向上していますが、日本語の処理には特有の課題があります。

例えば、文脈による意味の変化、助詞の多様性、敬語のニュアンスなど、日本語独自の難しさが存在します。

英語圏で開発されたAIモデルをそのまま適用すると、違和感のある翻訳や誤った文脈理解が発生する可能性があります。

|日本語に強い生成AI

ここからは、日本語に強い生成AIとして注目される9種類のモデルを紹介します。

ChatGPT

出典:https://openai.com/ja-JP/chatgpt/overview/

ChatGPTは、OpenAIが開発・運営するAIチャットサービスです。

​ユーザーは質問や依頼を入力するだけで、文章作成、学習、アイデア出しなど、さまざまなサポートを受けることができます。

​無料で利用可能であり、モバイルアプリでは音声入力にも対応しています。

特徴

  • ユーザーの質問や依頼に対して、即座に回答や提案を提供​
  • モバイルアプリでの音声入力対応により、リアルタイムの会話が可能

ELYZA

出典:https://elyza.ai/

ELYZAは、東大AIスタートアップであるELYZAが開発した日本語特化型の大規模言語モデル(LLM)です。​

最新モデル「Llama-3-ELYZA-JP」は700億パラメータを持ち、日本語のタスク実行において高い性能を発揮します。

​API連携や共同開発プロジェクトなど、さまざまな形態で提供されています。

特徴

  • 700億パラメータのモデルで、高精度な日本語処理を実現​
  • API連携や共同開発プロジェクトを通じて、多様なニーズに対応

IBM Granite

出典:https://www.ibm.com/jp-ja/granite

​IBM Graniteは、ビジネス用途に特化して開発されたAIです。

2023年9月に初めて発表され、以降、言語やコードの生成AI機能を提供する多様なモデルがリリースされています。​

これらのモデルは、インターネット、学術、コード、法務、財務など、ビジネス関連のデータセットで学習されており、企業の多様なニーズに応える設計となっています。

特徴

  • 多言語対応済みだが、日本語版モデル「granite-8b-japanese」は、日本市場向けに最適化
  • 不適切なコンテンツを検出・除去するための独自のフィルタリング技術を導入し、企業が安心して利用できる

Rakuten AI

出典:https://ai.rakuten.com/ja/

Rakuten AI 7Bは、楽天が開発した日本語に最適化された高性能なLLMです。​

フランスのMistral AI社のオープンモデル「Mistral-7B-v0.1」を基に開発され、文章の要約や質問応答、対話システムの構築など、さまざまなテキスト生成タスクに商用目的で利用可能です。 ​

特徴

  • 日本語と英語の両方で高いパフォーマンスを発揮
  • 商用利用が可能で、多様なテキスト生成タスクに対応​

cotomi

出典:https://jpn.nec.com/LLM/cotomi.html

cotomiは、NECが開発した日本語特化型のLLMで、高い日本語能力と高速性を備えています。​

業務システムとの連携にも適した素早いレスポンスが可能で、GPT-4と肩を並べる精度が確認されています。

特徴

  • 業務システムとの連携に適した高速なレスポンス
  • GPT-4と同等の高精度な日本語処理能力

ao-Karasu

出典:https://www.lightblue-tech.com/2024/03/22/20240322_news/

ao-Karasuは、東大発のAIベンチャーであるLightblueが開発した日本語特化型のLLMです。

​720億パラメータを持ち、論理的推論や文章作成に強みを持っています。​独自に整備したデータセットでトレーニングされ、高い評価を得ています。

特徴

  • 論理的推論や文章作成に優れた性能を発揮
  • 独自データセットでの学習により、高精度な日本語処理を実現

Swallow

出典:https://swallow-llm.github.io/index.ja.html

Swallowは、東京科学大学と産業技術総合研究所(産総研)の共同研究チームが開発した、日本語に特化した大規模言語モデルです。

このモデルは、英語の言語理解や対話で高い能力を持つ米Meta社のLlama 2を基に、日本語能力を強化するための継続事前学習を施し構築されました。

特徴

  • Common Crawlから抽出した約3,121億文字(約1.73億ページ)に及ぶ日本語ウェブコーパスを用いて学習を行い、日本語処理能力を向上
  • Swallowはオープンソースとして公開されており、商用利用も許可

CyberAgentLM

出典:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=28817

CyberAgentLMは、サイバーエージェントが開発した日本語特化型のLLMです。

​最大68億パラメータを持ち、オープンな日本語データを学習しています。​

商用利用も可能で、同社のAIによる広告制作ツール「極予測AI」など、さまざまなサービスに活用されています。

特徴

  • オープンな日本語データを学習し、高精度な日本語処理を実現
  • 商用利用が可能で、多様なサービスへの組み込みが容易

Youri 7B

出典:https://huggingface.co/rinna/youri-7b

Youri 7Bは、rinna株式会社が開発した日本語特化型のLLMで、Meta社のLlama 2を基に日本語の継続事前学習を行ったモデルです。

​日英40Bトークンで学習され、高いベンチマークスコアを達成しています。

​GPTQ 4bit量子化モデルも公開されており、軽量化と高性能を両立しています。 ​

特徴

  • 日本語と英語のデータで学習し、高精度な日本語処理を実現​
  • 軽量化されたモデルも提供され、多様な環境での利用が可能

|まとめ

日本語対応の生成AIは、ビジネスや日常生活の多様なシーンで活用されています。

​各ツールの特徴を理解し、目的に合わせて選択することで、業務効率化やユーザー体験の向上が期待できます。

​最新のAI技術を積極的に取り入れ、日々の活動に役立ててみてくださいね!

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