MetaMaskとは、自分が保有している仮想通貨を管理するためのオンライン上のお財布(ウォレット)のことです。

昨今、数あるウォレットのなかでも人気を集めているのがMetaMaskです。

本記事では、初心者でも使いやすいMetaMaskについて概要や使用メリットなどをわかりやすく紹介しますので、是非最後までご覧ください。

|MetaMaskとは?

MetaMaskとは、イーサリアム(ETH)や、イーサリアムをベースに発行されたERC-20トークンを保管することができる仮想通貨ウォレットのことです。

仮想通貨ウォレットとは、仮想通貨を安全に保管できるオンライン上の財布のことです。

MetaMaskは、Chromeの拡張機能で使うデスクトップウォレットと、スマホアプリで利用するモバイルウォレットの2タイプがあります。

また、日本語にも対応しており、初心者の方でも安心して利用することができます。

| MetaMaskでできることやメリット

ここからは、具体的にMetaMaskでできることと、その利用メリットについて紹介します。

複数の仮想通貨をまとめて管理が可能

MetaMaskは、イーサリアムやPolygon、ERCトークンなど複数の仮想通貨をまとめて管理することができます。

MetaMaskの一つのアカウント内に、複数のウォレットを作成することができ、用途にあわせて使い分けることができるので、他のウォレットに比べると管理がしやすいと言えます。

また、MetaMaskのアカウントを複数作成することもでき、その切り替えも可能です。

手数料を自由に設定できて払いすぎが防げる

イーサリアムブロックチェーン上で通貨の取引を行う際には、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。

イーサリアムでは1秒間に処理できる承認量が決まっているため、ネットワークの混雑状況により手数料の価格が変動します。

手数料の目安は以下の通りです。

低速:20Gwei

平均:22Gwei

高速:26Gwei

Gweiはガス代の単位「1Gwei=0.000000001ETH」

しかし、MetaMaskでは、その手数料を自分で設定できるため、払い過ぎを防止することができます。

あらゆるプラットフォームの接続が可能

MetaMask は、NFTのマーケットプレイスやNFTゲームなどイーサリアムブロックチェーン上のさまざまなプラットフォームに接続できます。

それぞれのプラットフォームで使用する通貨をMetaMaskに送金しておけば、該当のプラットフォーム内でスムーズに取引が可能になります。

また、通貨だけではなくNFTの保管場所としてもMetaMaskを使用することができます。

昨今では、NFTアートやゲームなどNFTを用いたコンテンツが急増しているため、ひとつアカウントを持っておくと便利です。

トークンのスワップができる

MetaMaskでは、トークンをスワップすることができます。

スワップとは、メインネットへ仮想通貨を移行するときにトークンを交換することです。

トークンのスワップができれば、国内取引所に上場していない仮想通貨の銘柄を簡単に交換することができます。

安全性が高い

MetaMaskでは、保有する資産にアクセスするための秘密鍵は、オフラインで保存できるため、サーバー上でIDやパスワードを保管するほかのWebウォレットよりもハッキングのリスクが少なく、安全性が高いと言えます。

ユーザー自身がアカウント情報を管理するため、運営側の不正や不手際によって資産が損失する事態を防ぐことができます。

| MetaMaskの注意点やデメリット

ここからは、MetaMask利用時の注意点やデメリットについても紹介します。

使用できるブロックチェーンの数が少ない

MetaMaskでは、使用できるブロックチェーンの種類が他のウォレットに比べるとそれほど多くありません。

利用できるブロックチェーンは少しずつ増えてきていますが、仮想通貨のなかで最も流通量の多いビットコインには対応していません。

そのため、暗号資産によっては別のウォレットを用意する必要があります。

対応ブラウザが少ない

MetaMask が対応しているブラウザは以下の通りです。

・Google Chrome

・Firefox

・Opera

・Brave

・Microsoft Edge

上記5つ以外のブラウザを普段から利用している人にとっては、少し不便に感じる可能性があります。

|MetaMaskのインストール方法

ここからは、MetaMaskのインストール方法について紹介します。

【インストール方法】

画像

①公式サイト(https://metamask.io/download/)よりダウンロードしたいブラウザを選択

②Chromeに追加をクリック。その後、「MetaMask」を追加しますか?というポップアップが表示されますので、「拡張機能を追加」をクリック

③インストールが完了すると自動的に画面が切り替わるので「開始」をクリック

④品質向上へのご協力のお願いに同意

⑤「ウォレットを作成」をクリック

⑥新規のパスワードを入力し、利用規約を読み同意できたらボックスにチェックを入れ、「作成」をクリック

⑦ウォレットの保護画面の注意書きをよく読んで「次へ」をクリック

⑧シークレットリカバリーフレーズをメモする

⑨「⑧」でメモしたシークレットバックアップフレーズを順番にクリックし、確認をクリック

⑩「すべて完了」でMetaMaskのアカウントが完成

| MetaMaskが使える主なサービスには何がある?

MetaMaskのダウンロードができたら実際に使用してみたいですよね!

ここからは、MetaMaskが使える主なサービスについて紹介します。

NFTマーケットプレイス

NFTマーケットプレイスとは、NFT化されたコンテンツの売買が行えるプラットフォームのことです。

NFTマーケットプレイスとMetaMaskを連携させることで簡単にNFTアイテムの売買が可能となります。

MetaMaskと連携できるNFTマーケットプレイスは以下の通りです。

OpenSea

Coincheck NFT(β版)

Rarible

Foundation

SuperRare

Nifty Gateway

SBINFT

OpenSeaについては下記記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

OpenSea(オープンシー)とは?始め方や使い方・ガス代・出品方法など徹底解説!
OpenSea(オープンシー)とは?始め方や使い方・ガス代・出品方法など徹底解説!

NFTゲーム

MetaMaskは、NFTゲームと連携させることでゲームに必要な通貨を簡単に送金することが可能になります。

NFTゲームでは、ゲームをプレイすることで仮想通貨を稼ぐことができたり、ゲーム内のアイテムを専用の仮想通貨で購入することができます。

NFTゲームをプレイする際は、MetaMaskを連携させておくことをオススメします。

|まとめ

いかがでしょうか。

本記事では、MetaMaskについて概要や使用メリットなどをわかりやすく紹介しました。

MetaMaskは、インストールしてからすぐに利用することができ、安全性も高く、初心者におすすめのウォレットとなっています。

利用も無料ですので、是非一度試してみると良いでしょう。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!