Brave(ブレイブ)とは一体どんなブラウザなのでしょうか。

「Braveブラウザって使ってみたいけど危険じゃないかな?」

「ChromeやSafariなど他のブラウザとの違いは?」

「Braveブラウザが使えるのはスマホだけ?」

Braveブラウザについて、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

この記事では、次世代のウェブプラウザとして注目されているBraveブラウザの仕組みやメリット・デメリット、気になる評判などわかりやすくご紹介していきます。

|Braveとは

出典:https://brave.com/ja/brave-branding-assets/

BraveとはSafariやChromeと同様にインターネットを閲覧するブラウザであり、米国Brave Software社が開発した新しい無料のオープンソースのブラウザです。

プログラミング言語「JavaScript」の開発者であるBrendan Eich氏と、オンライン学習サービス「Khan Academy」やメモアプリ「Evernote」

の開発に携わっていたBrian Bondy氏によって作られました。

利用可能な端末は幅広く、パソコンだとWindows、Mac、Linuxi、スマートフォンはOS、Androidでダウンロード可能となっており、無料で利用することができます。

Braveブラウザの大きな特徴として、YouTube広告やWebサイト広告をブロックできることが挙げられます。

広告やトラッカーをブロックするデフォルト機能がついていることによりページの読み込み速度も上がり、快適にインターネットを使用することが可能となります。

|Braveのメリット

新しいウェブプラウザとして注目の集まる「Brave」。

では一体、Braveブラウザにはほかのブラウザとは違ったどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではBraveならではの5つのメリットをご紹介します。

広告が表示されない

Braveブラウザでは広告が表示されない仕組みになっています。

これはYouTubeでも同様で、動画の初めや合間に出てくる動画広告や画面の下の方に出てくるバナー広告の表示がされません。

なぜならBraveブラウザには「Brave Shields(ブレイブ・シールド)」という広告をブロックする機能がデフォルトで搭載されているからです。

この機能により迷惑広告や検索履歴などでターゲティング広告などに利用されるトラッカーもブロックすることができます。

また広告表示はユーザー側で可・不可を選択することも可能です。可にした場合は報酬を得られます(詳細は後述)。

広告表示に消耗していた時間もなくなり、快適にインターネットを使用することができます。

高速ブラウジング

Braveブラウザは広告やトラッカーをブロックする機能が搭載されてるため、その分広告を読み込む時間や処理の時間を削減でき、高速でサイトを閲覧することが可能となります。

また処理が減ることにより消費電力も削減できて、バッテリーの消耗も抑えることができます。

公式サイトによると、他ブラウザに比べてページ読み込みがパソコンで2倍、スマホだと最大8倍速くなると公表しています。

広告の表示の有無などによって表示速度はかなり異なるようで、角川アスキー総合研究所によるスマホでの主要な15コンテンツサイトの表示速度の調査において、Braveが最速となりました。

参照:https://www.lab-kadokawa.com/release/detail.php?id=0099

Braveブラウザの高速ブラウジングの実現によって時間やお金、バッテリー消耗の節約ができるだけでなく、ストレスも軽減できるでしょう。

省電力/通信容量の削減

先述の通り、Braveブラウザは「Brave Shields」の標準搭載により広告をブロックすることによって省電力でインターネットを閲覧でき、通信容量の削減を可能としています。

Google Chromeと比較しても、読込速度がパソコンで3倍、メモリ消費は33%少なく、バッテリー駆動時間は最大で1時間長いと謳っています。

参照:https://brave.com/ja/compare/chrome/performance/

Braveはオンラインで過ごす時間を有効に使うことができるように作られているブラウザです。

バッテリー消耗やメモリ消費は日頃パソコンやスマホを使う現代人には大きく関わることですので、高性能かつ省電力というBraveブラウザを使用することによってストレスも減り、より効率的なパフォーマンスに活かすことができるのではないでしょうか。

高いプライバシー

Braveブラウザはプライバシー保護やセキュリティ対策がしっかりしています。

「Brave Shields」によってトラッカー、クロスサイト Cookie追跡、フィンガープリンティングなどをブロックするので安心です。

またBraveブラウザではChromeなどでも採用している「Chromium(クロミウム)」をカスタマイズし、ネットワークサーバー呼び出しの削減やマルウェアなど有害プログラムをブロックする機能も搭載されています。

そして、そもそもデータを収集しないことでデータを保護するポリシーの元に運営されているBrave Software社。

個人情報は取得せず、強力なプライバシー保護によってオンライン上のプライバシーコミュニティを守っています。

広告を見るとお金が貯まる

Braveブラウザは広告をブロックするという大きな特徴がありますが、ユーザー側で広告を表示させる設定を選択することができます。

これは「Brave Rewards(ブレイブ・リワーズ)」という仕組みで、このBrave Rewardsを有効にすることによりプライバシーを重視した広告が表示されます。

この広告を見ることにより、報酬としてユーザーにBATポイント(=BAP)という、Braveで使用されるトークンが付与されます。

「BAT」とは、Basic Attention Token(ベーシック・アテンション・トークン)の略であり、Braveに紐づいた仮想通貨です。

BATを得るためにはビットフライヤーなどの仮想通貨取引所の口座開設が必要となりますが、現実のお金と取引きができるのでBraveブラウザで広告を見るだけでお金が貯まるといえます。

|Braveのデメリット

Braveブラウザについて様々なメリットをご紹介しましたが、使用するにあたってもちろんデメリットも気になるところです。

事前に把握しておけるよう、Braveのデメリット部分についてもご紹介していきます。

表示崩れしているように見えことがある

Braveブラウザでは表示崩れを起こすことが確認されています。これは広告のブロックの制限が強すぎるためであり、一部のサイトではバナーが表示されなかったりすることもあるようです。

広告が表示される前提で設計されているサイトの場合、Braveブラウザではレイアウトが崩れて表示されることになり、違和感のあるページになってしまいます。

特に広告の多いサイトだと表示崩れが懸念されるので、お気に入りのサイトなど表示が崩れていないか確認して使用されることをおすすめします。

ごく一部のサイトではありますが、Braveの特徴によりこのような表示崩れを起こす可能性がありますので、上手くBraveブラウザを使いこなしていきたいですね。

|Braveで仮想通貨を稼ぐ方法

Braveで広告を見ることにより「BAT」が付与される仕組みをお伝えしましたが、では実際にBraveブラウザで仮想通貨を稼ぐにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは口座開設から設定まで、具体的な手順をわかりやすくご紹介していきます。

ビットフライヤーで無料口座開設

まずはBraveと連携できる仮想通貨取引所「ビットフライヤー(bitFlyer)」で無料アカウントを作成し、口座を開設しましょう。

以下の流れで登録します。

・メールアドレス、パスワードの登録

・ご本人情報の登録(名前、住所など)

・本人確認書類と顔写真を提出(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード等)

最短10分で口座開設が可能です。

事前に運転免許証など本人確認ができるものを準備しておくと手続きがスムーズです。

Brave Rewardとビットフライヤーを連携

ビットフライヤーで口座が開設されたら、次はBraveブラウザで報酬に関する設定を行います。

以下の流れでBraveとビットフライヤーの連携します。

・Braveで「Rewardの使用開始」ボタンをクリックし、説明を確認する

・「Braveリワードを認証」をクリック

・「ウォレットサービス」の項目で「bitFlyer」を選び、BraveブラウザにbitFlyerアカウントの利用を許可する

以上の設定によりBraveとビットフライヤーの連携が完了します。

Brave Rewardの設定を行う

Braveのプライベート広告を表示させることで、BATを獲得することができます。

そしてBATを多く稼ぐには、Brave広告の表示頻度を変える必要があります。(広告が多いほど、より多くのBATを稼ぐことができます)

以下の流れで設定をしていきます。

・Brave Rewardsの設定より、「Brave Private Ads(Braveプライベート広告)」をオンにする

・「表示する広告の最大数」を「1時間に10件の広告」に変更する

上記の設定が完了することで、Braveブラウザで広告を表示する度に自動で仮想通貨のBATが獲得できます。

|まとめ

今回は「Brave」とはいったいどのようなブラウザなのか、メリット・デメリット、Braveで稼ぐ方法をご紹介しました。

Braveポイントまとめ

・バナー広告や動画広告など、あらゆる迷惑広告をブロック

・他のブラウザと比べて高速ブラウジング、省電力できる

・プライバシー保護やセキュリティ対策がしっかりしている

・広告を見ることで仮想通貨BATが貯まる

パソコン、スマホ共に無料で快適にインターネットを閲覧できて、さらに仮想通貨も貯まるBraveブラウザを使用している人は5000万人以上おり、今後さらにユーザーが増えていくと見込まれています。

たくさんの魅力を持つ次世代ブラウザ「Brave」をぜひ試してみてはいかがでしょうか。