メタバース内の通貨として用いられる仮想通貨。
メタバースが注目される中で、仮想通貨を持つ人も増加しています。
その1つである「Bloktopia(ブロックトピア)」をご存知でしょうか。
海外の有名企業が投資している注目の仮想通貨であり、新たな時代を切り開くプロジェクトでもあるのがこのBloktopiaです。
今回はこのBloktopiaについての概要や特徴、今後の展望について解説していきます。
目次
|Bloktopia (BLOK)とは
「Bloktopia」とは、21階の超高層ビルを舞台にしたリアル志向のメタバースプラットフォームプロジェクトのことです。
また、ここで使用される仮想通貨を「BLOK」と呼んでいます。
ユーザーは「bloktopians(ブロックトピアン)」と呼ばれ、BLOKを利用して経済活動や創作活動、ゲームなどによる収益を得たり、仮想通貨やNFTについて学んだりすることができます。
まだスタートしたばかりのプロジェクトですが、その洗練されたグラフィックや高層ビル型という斬新なコンセプトにより注目を集めています。
さらに大手取引所との提携、大手企業の参入も話題を呼んでいる、今後注目すべき新プロジェクトです。
|Bloktopiaの特徴
新たなプロジェクトであるBloktopiaについて、興味をお持ちの方もいらっしゃると思います。ここからは特徴を詳しく見ていきましょう。
21階建て高層ビル型メタバース
大きな特徴として、舞台が「21階建て超高層ビル型」のメタバース空間であることが挙げられます。
メタバースといえば、「広大な空間に土地や建物が存在している」という「横方向へ広がる空間」のイメージが強いですよね。
しかしBloktopiaは1棟の大規模なビルでメタバース空間を構築することで、今までになかった「縦方向へ広がる空間」を築いたのです。
まさに逆転の発想といえるでしょう。
中にはクリプト業界の様々な人・モノ・情報が集まっていますが、主要な階層をここではご紹介します。
1階は「誰もが必ず通る階」として重要なため、ヘルプデスクや仮想通貨の価格情報、主要仮想通貨企業のスペース、イベント情報など、Bloktopiaの「顔」となるエリアになっています。
6階はイベントスペースエリアになっています。
プレゼンテーションやセミナーを開催・参加することができるエリアです。参加すると独自のトークンが貰えることもあるようです。
最上階はペントハウスとして、ゲーム専用エリアになっています。
様々なゲームが公開される予定で、ユーザーはゲームで他ユーザーと競い、BLOKを稼ぐことが可能になるようです。
ちなみに、なぜ「21階建て」なのでしょうか?
実はビットコインの発行上限枚数が2100万枚で、そこから「21」という数字を付けたのだそうです。
ビットコインへの敬意を表して21階になっていたのですね。
Bloktopia内で提供される4つのコンセプト
Bloktopiaでは、以下4つのコンセプトが提供されています。
LEARN(学ぶ)
仮想通貨やNFTの知識がこのBloktopiaには集約されています。
私たちは新しいものを知るとき、様々な手段を用いて調べますよね。
現代ではインターネットで検索するのが主流になっているかと思いますが、知りたい情報が点在していてあちこち調べ回ってしまった…という経験はありませんか?
Bloktopiaではその必要がありません。
なぜなら、最新の情報や知識が集約されている場だからです。SNSともリンクしていて、今やネット社会と呼ばれる世の中に点在する膨大な情報を網羅している場所がBloktopiaなのです。
世界最大級の仮想通貨メディアである「Cointelegraph(コインテレグラフ)」がバーチャル本社をBloktopia内に構えると発表されたということで、現実世界のメディアも今後進出することが予想されます。
それに加え、仮想通貨の取引所やNFTの作成・売買ができるエリアやツールも備わっていますので、初心者でも安心して利用することができそうですね。
EARN(稼ぐ)
不動産の売買・賃貸やNFTの売買、広告掲載などで収益を得ることができます。
不動産に関してはBloktopia内で共同出資し、友人とビジネスを始めるということもできます。
PLAY(遊ぶ)
ユーザーはアバターを操作します。外見がかなりリアルなものになっているのでそれだけでもわくわくしますね。
服装や外見はNFTアイテムとして購入することができますので、1人1人が自由にカスタマイズして楽しむことができます。
また、基本的には一人称視点になりますので、現実世界のように他のユーザーと交流を深めたり、ゲームで遊んだりすることができます。
CREATE(創る)
クリエイターとしての活動も可能です。
Bloktopia内でビルダーツールを使用することにより、アートや写真をNFT化し、マーケットプレイスで販売することができます。
さらに今後の展望として、自分でイベントやーゲームを作成し、ホストとして開催することもできるようになるようです。
ポリゴンチェーンとPoSを採用
仮想通貨業界において、非常に多くの人に活用されているイーサリアムチェーン。
あまりにも多くの人に高頻度で使われていることから、取引遅延の発生や高額な手数料の問題が深刻化しています。
そこで開発されたのがBloktopiaで採用されているポリゴンチェーン。
従来のイーサリアムチェーンと異なり、迅速な取引ができ、手数料を抑えることを可能にしました。
取引処理速度に関しては、イーサリアムは1秒間に15程度なのに対し、ポリゴンは1秒間に7000。
手数料に関しても、イーサリアムは数百円~数千円に対し、ポリゴンは1円未満。
これだけでも十分、ハイスピード・ローコストであることがわかりますね。
また、コンセンサスアルゴリズムとしてPoS(Proof of Stake)が採用されています。
「コンセンサスアルゴリズム」は、日本語では「合意方法」という意味です。
取引を行う際、複数のマイナーによって取引内容が正しいかどうかが判断されます。
多少の計算ミスや悪意ある判断が含まれていた場合、最終的にどの結果を「正しい」とするのかという仕組みのことを指します。
その中での「PoS」とは、暗号資産保有量が大きいほど承認に対する役割を与えられる確率が上がり、承認されると暗号資産を付与されるというものです。
これまでは「PoW(Proof of work)」=最も早く処理を行ったマイナーを承認するという仕組みが台頭していて、演算のできるPCが必要で電力消費も激しいものでした。
しかしPoSは資産を保有していればよいので、環境へも配慮されるとして今後期待されています。
この2つが、Bloktopiaでは採用されています。
現実世界のような経済活動を行える
コンセプトでも少し触れましたが、Bloktopia内では、まさに現実世界と同じような収益を得ることができます。ここでは、不動産と広告収入についてご紹介します。
「REBLOK(リブロック)」
「Real Estate BLOK」の略で、Bloktopia内の土地を不動産として所有し収益を得ることができる方法です。価格は階層や位置によって異なり、単独でも共同でも所有することが可能です。
単独所有の場合は自由に開発ができ、共同所有の場合はBloktopiaの不動産管理会社がテナントを入居させてくれます。
「ADBLOK(アドブロック)」
Bloktopia内に設置されている大小さまざまなモニターに広告を掲載することで収益を得ることができる方法です。
各フロアに設置されており、静止画だけでなくビデオも掲載できます。広告素材はBloktopiaのメディアパートナーでありゲーム会社のAnzuより配信されます。
AnzuはSonyなどとも提携している企業です。
収益自体は各広告のインプレッション数に比例しますが、Bloktopia内のデイリーアクティブユーザーが多ければ多いほど広告掲載の料金が上がっていきます。
今後ユーザーが増えるに従ってADBLOKによる収益増加が期待されるでしょう。
これ以外にも、全てのアイテムがNFT化されており、マーケットプレイスで自由に売買することで収益を得る方法もあります。
美しいグラフィックと世界観
空間のグラフィックにも注目してみてください。
非常に美しく洗練されており、まるで近未来を思わせるかのようなデザイン。
ネオンの光や多数のモニターが設置されています。
この独自の世界観もBloktopiaの特徴の1つです。
VRにも対応しているということで、より没入感を得ることができますね。
Youtubeでその様子を見ることができますので、ぜひご覧ください。
|Bloktopia (BLOK)の価格動向
さて、ここまでBloktopia(BLOK)の特徴がおわかりいただけたと思います。
実際に現状のBloktopiaの価格はどうなっているのでしょうか。
2021年10月5日に上場したBloktopia。
上場後1か月で着実に価格を上げていき、10月31日に19.7円の最高値となりました。
その後11月に入り価格は10円前後に下落し落ち着きを見せたかと思われましたが、11月後半に再び価格が上昇。一時は16円台まで回復しています。
しかし12月以降は再び値を下げ、2021年末には6.5円に下落。仮想通貨の市場全体が悲観相場に陥ったことで、どの銘柄も下落は避けられない状況であったと考えられています。
2022年に入ってからは下落を続け、2023年1月現在では0.2円台まで値を下げています。
しかし、今後Bloktopiaがより多くのユーザーを獲得することでBLOKトークンの価格にも影響を与えると予想されています。ですので、今後の価格動向も変わる可能性は十分に考えられるでしょう。
|Bloktopia (BLOK)の買い方
ここまでBloktopiaの特徴について触れてきました。
早速購入したい!という方に、Bloktopianoの購入方法についてご紹介します。
国内の仮想通貨取引所で口座開設
Bloktopiaは国内取引所で購入することはできず、海外取引所を利用することになります。
ですので、まずは国内の仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。
おすすめはCoincheckです。無料で口座開設ができ、初心者でも安心して登録・利用ができます。
銀行口座を開設する時と同様、本人確認書類の提出が求められますので用意しておきましょう。
仮想通貨を購入
国内取引所で口座開設をしたら、日本円を入金してビットコインもしくはイーサリアムを購入します。スムーズに購入したい場合はイーサリアムがおすすめです。
海外の仮想通貨取引所に購入した通貨を送金
KuCoin、Gate.io、OKExがBLOKを上場させている海外取引所になりますので、いずれかで口座開設をします。
特にKuCoinは日本語に対応しており、Gate.ioはセキュリティが強固で対応している銘柄も多いのが特徴ですよ。
開設できたら、国内で購入した仮想通貨を海外口座へ送金します。
海外取引所で入金アドレスをコピーし、国内取引所の出金画面に貼り付けます。
送りたい銘柄と金額を入力し、手数料を送れば完了となります。
送金した仮想通貨をBloktopia(BLOK)と交換
仮想通貨が着金したら、Bloktopiaと交換すれば完了です。
ここでイーサリアムを選択していた場合は直接交換できますのですぐにBloktopiaが手に入ります。
ビットコインなど別銘柄の場合は、USDT(アメリカドルに準拠している銘柄)に交換してから購入となります。
|Bloktopia (BLOK)の将来性
さて、ここまでBloktopiaについてご紹介しましたが、気になるのは今後の展望ですよね。
実は将来性は高いといわれています。その要因を3つご紹介します。
明確なロードマップも公開されている
昨年2022年3月に公式ホームページにて、2022年の開発計画をロードマップとして公開していました。
内容としては、第2四半期~第4四半期までどのようなコンテンツが開発されるのかが明記されており、ユーザーに対する透明性のアピールが狙いとされています。
例えば、複数アバター選択機能や動きの追加、プライベートチャットやボイスチャット機能の実装、マルチデバイス対応などが2022年のロードマップでは挙げられていました。
どれもユーザーにとっては嬉しい機能ですよね。これだけ明確に挙げられているので、実現にも期待が寄せられています。
更に開発者側がユーザーの質問に答えるイベントをDiscordサーバーで実施するなど、ユーザーに寄り添い開発を進めていきたいという姿勢が伺えます。
開発者や経営陣は優秀な人材ばかりで、ゲーム開発者や仮想イベントのオーガナイザー、3D空間開発者もいるということです。
今年2023年のロードマップではどのような項目が挙げられるのか、楽しみですね。
大手企業がメタバース内に進出
現時点で複数の大手企業がBloktopiaの不動産を購入しています。
2021年、海外大手取引所であるKukoinがバーチャルオフィスをBloktopia内に構えると話題になりました。大手がオフィスを構えるというビックニュースです。
また、他にも暗号資産Enjinが購入済、バイナンスやソラナといった有名企業も出店予定とのことで、大手企業が今後さらに進出することが考えられます。
パートナー企業や出資企業も大手企業ばかりで、期待が感じられます。
仮想通貨やNFT市場の拡大で発展する見込み
今、仮想通貨やNFT、さらにはメタバース市場が拡大しています。
今後ますます社会に浸透していくことにより、知名度も増していくでしょう。
仮想通貨・NFT・メタバースすべてにおいてブロックチェーン技術が使われているためデータの複製ができません。
ですので、個性のあるものが今後も多く展開されることにより、ビジネスとしても大きなチャンスを生み出す存在となりうることが予想されます。
Bloktopiaは全てを兼ね備えているため、価値も高まるのではないでしょうか。
|まとめ
今回は、今後が期待できる新たなメタバースプラットフォーム「Bloktopia」についてご紹介いたしました。
ただ仮想通貨をやり取りするだけでなく、空間内でビジネスやゲーム、学びというコンセプトも持ち合わせていて、現実世界のような活動をすることができるのが「Bloktopia」です。
仮想通貨としての価格動向や購入方法についても解説いたしましたので、興味を持たれたという方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。