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仮想通貨取引所には、大きく2種類のタイプが存在することをご存知でしょうか。
それが、DEX（分散型取引所）と、CEX（中央集権型取引所）です。
DEXとは、中央集権的な管理者が存在しないブロックチェーン上の取引所のことです。
CEXとは、法人をはじめとする中央組織が管理・運営する取引所のことです。
本記事では、仮想通貨取引所を利用したいと考えている人に向けてDEXとCEXの違いや、それぞれの具体的な取引所の紹介をしますので是非最後までご覧ください。
目次
|DEXとは
DEXとは、Decentralized Exchangeの略称で、日本語では分散型取引所と呼ばれ、中央管理者がいない仮想通貨取引上のことです。
取引所の運営会社がいない取引所のことであり、仮想通貨取引を行う人たち自身が秘密鍵の管理やウォレットアドレスを用いてユーザー同士で直接取引をすることができます。
DEXは、イーサリアムチェーンなどのブロックチェーンを基盤にしてつくられており、スマートコントラクトという技術が活用されています。
スマートコントラクトとは、ある一定の条件で自動的に取引が成立する仕組みのことで管理者がいなくても安全に好きなタイミングで金融取引ができます。
|主なDEX
ここからは、4つのDEXを紹介します。
Uniswap（ユニスワップ）
出典：https://uniswap.org/
ユニスワップとは、2018年にリリースされた分散型取引所で、イーサリアムチェーンを基盤にして動作しており、スマートコントラクト機能を利用した「AMM型」のDEXです。
ユニスワップでは、自身が保有している仮想通貨を交換または、取引所に預け入れることで取引に参加することができます。
独自のトークン、「UNI」を発行しており、取引所に預け入れることで手数料を稼げる「スワップ」機能も搭載しています。
ユニスワップは、スワップ機能やトークンの無償配布によってユーザーの関心を集め、数あるDEXのなかでも取引No1の実績があります。
ユニスワップについては、下記記事で詳しく解説しています。
PancakeSwap（パンケーキスワップ）
出典：https://pancakeswap.finance/
パンケーキスワップは、BNBチェーンを基盤にしているDEXの1つで、BNBチェーンの中ではもっとも高い需要を獲得しています。
BNBチェーンは、低コストで利用できるブロックチェーンで、ガス代が抑えられるのが特徴です。
BNBチェーンベースのトークンの取引ができたり、スマートコントラクトに資産をロックアップして、そのスマートコントラクト内の取引を活発化させると、その対価として独自トークンであるCAKEトークンを取得することができます。
SushiSwap（スシスワップ）
出典：https://www.sushi.com/
スシスワップは、2020年にユニスワップのコピー版としてリリースされたDEXです。
ユニスワップをベースに作られていますが、ユニスワップとの違いは数多くのブロックチェーンに対応していることです。
さらに、独自通貨「SUSHI」を発行しており、スシスワップのサービス、「Sushi Bar（すしバー）」でステーキングを行うことで、報酬として配布されます。
さらにスシスワップは、トークンのスワップができるだけではなく、レンディングやIDOなどの機能が充実しています。
スシスワップについては、下記記事で詳しく解説しています。
Curve Finance（カーブファイナンス）
出典：https://classic.curve.fi/whitepaper
カーブファイナンスは、2020年にリリースされたイーサリアムのブロックチェーン上で動作するDEXで、その中でもステーブルコインの取引に特化した取引所です。
ステーブルコインとは、価格の安定目的に作られた仮想通貨のことであり、法定通貨や金などの価格に連動するように設計されています。
DEXが機能するには、流動性（スマートコントラクトに資産をロックアップして、そのスマートコントラクト内の取引を活発化させること）が必須ですが、カーブファイナンスは、ステーブルコインに特化することで、高い流動性を維持しています。
|CEXとは
CEXとは、Centralized Exchangeの略称で、日本語では中央集権型取引所と呼ばれています。
取引所の運営企業がユーザーの取引情報などを管理しているのが特徴です。
CEXは証券取引所と同様のオーダーブック機能などを提供し、買い手と売り手をマッチングさせています。
日本において、法令に基づいた事業者登録をしたうえで営業している仮想通貨取引所はすべてCEXに該当します。
|主なCEX
ここからは、２つのCEXを紹介します。
Coincheck（コインチェック）
出典：https://coincheck.com/ja/
コインチェックは、2014年からサービスを開始している日本国内の仮想通貨取引所で、数あるCEXの中でもアプリダウンロード数No1を誇ります。
さらに取扱い通貨数が国内最大級で2022年10月現在、18種類以上のトークンを取り扱っています。
【コインチェック取扱い通貨一覧】
ビットコイン（BTC）
イーサリアム（ETH）
イーサリアムクラシック（ETC）
リスク（LSK）
リップル（XRP）
ネム（XEM）
ライトコイン（LTC）
ビットコインキャッシュ（BCH）
モナコイン（MONA）
ステラルーメン（XLM）
クアンタム（QTUM）
ベーシックアテンショントークン（BAT）
アイオーエスティー（IOST）
エイジコイン（ENJ）
オーエムジー（OMG）
パレットトークン（PLT）
サンド（SAND）
ポルカドット（DOT）
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bitFlyer（ビットフライヤー）
出典：https://bitflyer.com/ja-jp/
ビットフライヤーは、2014年からサービスを開始している日本国内の仮想通貨取引所で、取引量では国内No1を誇っています。
CEXでは、ユーザーの秘密鍵を運営会社がひとつの場所で管理しているため、セキュリティリスクが一極集中しているとも捉えられます。
しかし、ビットフライヤーは、運営開始から一度もハッキング被害にあっていないセキュリティの高さが大きなポイントです。
|CEXとDEXの違い
ここからは、CEXとDEXの違いを下記4つの観点から紹介します。
・手数料
・リスク
・運営方法
・法規制
手数料
CEX型の仮想通貨取引所では、取引手数料が事前に決められています。
取引所の運営企業が手数料を「取引高の0.1%」などとあらかじめ設定しているため、一度の取引高が多いほど多額の手数料が引かれます。
一方で、DEXでは需給バランスによって手数料が決まるため、市場環境によって変化するのが特徴です。
つまり手数料は常に変化しているため、取引前にEtherscanなどのブロックチェーン・エクスプローラーで取引手数料を確認するのがオススメです。
リスク
CEX型の仮想通貨取引所では、ID・パスワードを忘れてしまった場合でも、運営企業に問い合わせて本人確認を行えば口座に再度ログインすることができます。
そのため、パスワードの紛失が資産の損失に直結しているわけではありません。
一方で、DEXではウォレットの秘密鍵をユーザー自身が管理する必要があるため、秘密鍵の紛失が資産の損失に直結しています。
しかし、運営企業がいないことで、取引所の破綻リスクは極めて低くなるでしょう。
運営方法
CEX型の仮想通貨取引所では、運営は企業が行います。
そのため、取り扱う通貨や手数料は運営企業がすべて決めることができ、CEXによって異なります。
一方で、DEXはコミュニティ投票（ガバナンストークン）によって運営方針を決めるため、ユーザーに運営方法を設定する権限が与えられています。
また、この投票は、すべてスマートコントラクトによって行われるので透明性があります。
法規制
CEX型の仮想通貨取引所では、取引所を運営するために金融庁・財務局の許可が必要になります。
つまり、資金決済法、金融商品取引法のルール内で取引されるため、不正な取引は規制されます。
一方で、DEXはインターネットサービスという位置付けで、すべてブロックチェーン上で動作するため、法律の規制対象になる運営者が存在しません。
つまり、よくも悪くも自己責任であるという点は大きな違いと言えるでしょう。
|まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、DEXとCEXの違いや、それぞれの具体的な取引所の紹介しました。
DEX、CEXそれぞれにメリット・デメリットがあり、そちらが優れているという訳ではありません。
仮想通貨取引初心者で安全性や手厚いサポートを重視するなら「CEX」、
頻繁に取引を行うため手数料を抑えたい方や「DEX」。
など、ユーザー自身の用途にあった取引所を利用することが資産運用の第一歩となるでしょう。
口座開設は基本的に無料ですので、一度口座開設をしてみて使いやすい取引所を活用するのも一つです。
\ コインチェックの口座開設は、こちらから /
では、今回も最後までお読みいただきありがとうございました！
