Decentraland(ディセントラランド)で使われる通貨、「MANA(マナ)」。

皆さんはMANAをご存知でしょうか?

この記事では、

・MANAとDecentralandの概要

・他の仮想通貨と比較した際の特徴、課題点

・現在の価格動向と今後の将来性

・MANAの購入方法

についてご紹介しています。

「仮想通貨に興味を持っていて、MANAがどのような仮想通貨なのか気になる!」

「実際に購入してみたい!」

という方におすすめの記事となっております。

ぜひ今回の記事でMANAについて理解を深めていただけたら幸いです。

|MANAコインとは

出典:https://decentraland.org/

MANは、NFTゲーム「Decentraland」内で使用されている仮想通貨です。

Decentralandは2020年にリリースされたメタバースプラットフォームです。

イーサリアムのブロックチェーンで管理されている仮想空間内で、「LAND」と呼ばれる土地を購入します。

コンテンツ制作の自由度は非常に高く、土地構築のためのツールも揃っています。

一方でアイテムや建物を売買したり、カスタマイズしたりして楽しむことも可能です。

ブロックチェーンのメタバースの中では「最も歴史のあるプロジェクト」といわれているようです。

マルチデバイス対応ではなくPCのみに対応しているようですが、ゲーム内散策だけなら無料でプレイが可能です。

Decentralandについては以下の記事でもご紹介していますので、気になる方は併せてチェックいただけたらと思います。

【初心者向け】Decentraland(ディセントラランド)とは?始め方や遊び方を解説
【初心者向け】Decentraland(ディセントラランド)とは?始め方や遊び方を解説

最近では、コインチェック株式会社がDecentraland内で保有する土地の中に「Oasis KYOTO」をオープンさせたことが話題となりました。

Coincheckといえば日本国内の仮想通貨取引口座の開設が簡単にできることで知られていますよね。

2035年の近未来都市をテーマにしているのですが、京都ならではの神社や仏閣などの街並みと近未来を象徴するようなネオンデザインが見事に調和している空間となっています。

以下詳細ページですので、気になる方はぜひ訪問されてみてはいかがでしょうか。

https://oasis.coincheck.com/KYOTO

また、2021年にはパリス・ヒルトンがこのDecentraland内で開催された音楽フェスに出演、という話題もありました。世界的にも有名なアーティストの出演ということもあり、さらに注目を浴びることとなりました。

そんな今大注目のDecentralandで使用されている仮想通貨が、今回ご紹介する「MANA」になります。

しかし、現時点で国内取引所での取り扱いはありません。

その場合の購入方法についても今回の記事の公判では触れていきますので、最後までご覧ください。

|MANAコインの特徴を紹介

まずは概要をご紹介しましたが、かなり注目を集めている銘柄ということがおわかりいただけたのではないでしょうか。

次は、MANAの特徴についてご紹介していきます。

主にここではメリットについて、2点ご紹介します。

NFTゲームで使うアイテムなどを売ってお金が稼げる

Decentraland内で制作した建物やアイテム、土地はマーケットプレイスで売買することができます。

もちろんこの時には全てMANAでやり取りがされます。

売買するだけでなく、土地は現実世界と同じように賃貸をすることで不動産収入を得ることも可能です。

さらには、自分の土地でイベントを開催して入場料やアイテム販売による収益を得ることや、ゲーム内カジノで稼ぐこともできます。

過去には、土地がなんと1億6000マナで取引された例もあるそうです!

この金額、当時の価格では3000万ドル。日本円にするとおよそ30億円以上になります。

このように、大きな収益を得ることができる可能性も秘めているということですね。

ほかのNFTゲームでもアイテムが利用できる

最初にお話した通り、Decentraland内のNFTはイーサリアムのブロックチェーン上で発行されています。ですので、同じイーサリアムを用いて構築されたゲームなら互換性があり、Decentralandで獲得したアイテムやキャラクターを使うことができます。

現在では、「Etheremon(イーサエモン)」・「AXIE INFINITY(アクシー・インフィニティ)」・「Battle Racers(バトル・レーサーズ)」などと連携しています。

お気に入りのアイテムやキャラクターを他のゲームでも共通して使えるのは、ゲームをプレイ側としては嬉しいですよね。

|最近のMANAの価格動向は?

MANAの概要と特徴が理解できたところで、これまでから今に至るまでの価格動向についてみていきましょう。

最初はほぼ横ばいで、2020年12月まで大きな変化はありませんでした。

しかし、年明けになってから大きく高騰しています。

2020年12月30日で約8.1円でしたが、2021年3月24日に一時104円に。およそ14倍まで跳ね上がりました。

原因としては、この時期にコインチェックやGMOコインに上場したエンジンコイン(ENJ)などのNFT銘柄の高騰や、アメリカの老舗ゲーム会社であるアタリがDecentraland内でカジノを作るという大きなトピックを発表したことなどが考えられています。

その後数か月は大きな変動がなかったものの、2021年11月に爆発的高騰で一時600円を超えました。

この時の背景には、Facebook社の社名変更、メタバース関連企業への巨額出資が相次ぎ大きな注目を集めていたことがあると考えられています。

2022年には仮想通貨市場が全体的に落ち込み価格が下落したことに伴いMANAも価格を大きく落としました。

2023年1月現在での価格は90円前後。また、時価総額ランキングでは40位前後になっていて停滞気味です。

しかしながら日本の取引所では上場していないこと等も踏まえると今後も上昇する可能性は十分にあるでしょう。

ぜひ今後の価格動向にも注目して見てはいかがでしょうか。

|MANAコインが抱える課題

ここまでMANAコインの概要や特徴をご紹介しましたが、一方でデメリットといえる課題もあります。

どのような課題があるのでしょうか。2点ご紹介します。

Decentralandの手数料が高い

一点目として、Decentralandを利用する際の手数料が高いということが挙げられます。

ただ、実はDecentralandだけの課題ではなく、イーサリアムを用いたもの全体の課題としてとらえる必要があります。

これに加え2020年9月のDeFiブームなどによって手数料が安定せず、乱高する可能性もあるという課題もイーサリアムは抱えています。

実際ユーザーからも金額面に関する意見は多く聞かれているようですし、Decentralandの土地であるLANDの価格相場は数万円から数十万円と高額です。

もちろん手数料だけではなく、NFTコンテンツの価値が上がっているということも高額になる要因の1つではあります。

しかしながら、「気軽に始めてみたい」という初心者にとってはまだまだ参入障壁が高いと感じてしまいそうな金額ですね。

まだ浸透しているとは言い難い

二点目として、そもそも普及が進んでいないという現実があることが挙げられます。

価格動向のトピックでもご紹介しましたが、時価総額は40位前後と低めです。

「仮想世界」というコンテンツが以前より拡大しているということは事実ですが、まだまだユーザーベースが限定されているということも課題となっているようです。

|MANAコインの将来性を予測する上で重要なポイント

さて、MANAが抱える課題が明らかになりましたが、将来性はどのようになっているのでしょうか。

ここではMANAの将来性を今後予測していくにあたり、重要となるポイントについて5つご紹介いたします。

これらのポイントを踏まえてMANAへの理解をさらに深めていただければと思います。

新規企業とのパートナー契約を進めている

国内外問わず、MANA(Decentraland)は新規企業とのパートナーシップ締結を積極的に進めています。

既に挙げているコインチェックの「Oasis KYOTO」、アタリのカジノ建設以外にもいくつかご紹介します。

コカ・コーラ

2021年にイベントを開催。NFTも配布。

サザビーズ

2021年にバーチャルギャラリーを開催。NFTアートを展示・販売。

ロッティロンドン

2022年3月にネイルアートのローンチイベントを開催。

エスティローダー

2022年3月に開催されたファッションウィーク内でNFTを配布。

アソビシステム

Decentraland内に土地を購入し、文化都市「メタトーキョー」を建築。所属アーティストに関するイベント等を開催。

今後も様々な企業とのパートナーシップが締結されていけば利用者拡大も見込まれ、知名度がぐんと上がるのではないでしょうか。

Polygonとの連携を進めている

Decentralandの課題として挙げた「手数料が高い」点について、打開する動きが進んでいます。

それは、現在使用しているイーサリアムのブロックチェーンに代わり、Polygon(ポリゴン)のブロックチェーンへと切り替える動きです。

Polygonはイーサリアムと並行し動作している「レイヤー2」のブロックチェーンです。

これまでイーサリアムの課題として挙げられていた手数料を1円以下に抑え、取引処理時間も高速にしているため、よりスピーディーにローコストで取引をすることができます。

Polygonに切り替えることができた場合、金額面での不満を取り除くことで参入障壁を下げることができ、より快適に取引を行うことが可能となります。

今後もNFTの価値は上昇していく可能性もありますので、手数料を最低限に抑えることができるPolygonの導入はマストですね。

VR市場が拡大する可能性がある

今VR市場は盛り上がりを見せています。

この先も拡大していけばDecentralandの利用者拡大にもつながり、将来性が期待できる要素となり得ます。

しかし現在はVR機器の価格は高価で、家庭で気軽にプレイすることはできません。

プレイヤー人口についてもPCやゲーム機器、携帯等と比較すると伸び悩んでいるのが現状です。実際、Decentralandの累計ユーザー数も1万人程度で停滞しています。

今後さらにアップデートされVRを身近により感じることができる環境が整い、プレイヤー数が増加すれば将来性が期待できると考えられます。

国内取引所で新規上場する可能性がある

MANAはまだ日本国内の取引所では上場していません。

ですが、近年日本国内でもメタバースへの注目度が高まっていることや日本発信のプロジェクトも多くスタートしているという背景があり、新規上場の可能性は十分に考えられます。

また、今後MANA自体の認知度を上げるためにDecentralandを国内企業がイベント開催等で利用していけばさらに関心が高まり、上場の可能性を後押しすることも考えられます。

もし国内取引所で上場した場合はMANAの価格も高騰することが予測されていますので、さらに将来性が期待できそうですね。

ICOで多額の資金調達に成功した経歴がある

2017年にICOを実施した際、開始から数十秒で26億円という巨額の資金調達に成功しています。

9日間のICO開催期間中、開始時点では1MANA=2800円ほどでしたが、徐々に価格が上昇し4600円程度の最高値をつけています。

ICOが資金調達上限に達し終了するという時点でもまだ7000件の取引が残っていたということですから、世界中から大きな注目を集めていたことがわかりますね。

|MANAは国内取引所で取り扱いなし!どうやって購入すればいい?

MANAの将来性が把握できたところで、最大の問題がまだ残っています。

それは、国内取引所でMANAを購入することができないという点です。

せっかく将来性を感じたのに購入できない…という点を解決すべく、国内にいながらにして購入する方法を最後に解説していきます。

まずは国内取引で口座開設をする

MANAを購入するためには海外取引所を利用することになります。

ですので、まずは国内の仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。

国内ですとbitFlyerやDMM Bitcoin、Coincheck、GMOコイン、BITPOINTが有名です。

もし迷ったら、以下のURLで自分に合った取引所を見つけてから口座開設をしましょう。

https://is.gd/mkLt1P

MANAを購入するために必要な通貨を購入する

国内取引所で口座開設をしたら、日本円を入金して通貨を購入します。

中でもビットコインは流動性が高く、リップル(XRP)は手数料が安くてスピーディーなのでおすすめです。

国内取引所から海外取引所へ送金する

MANAを扱っているいずれかの海外取引所で口座開設をします。

Binance、Coinbase Exchange、Krakenなどの大手海外取引所が安心でおすすめです。

開設できたら、国内で購入した仮想通貨を海外口座へ送金します。

海外取引所で入金アドレスをコピーし、国内取引所の出金画面に貼り付けます。

送りたい銘柄と金額を入力し、手数料を送れば完了となります。

海外取引所でMANAを購入する

仮想通貨が着金したら、MANAと交換すれば完了です。

先ほど挙げた海外取引所のうちBinanceにはMANAでもいくつか種類がありますが、ステーブルコインであるUSDTやBUSDなどに交換するのがよいでしょう。

|まとめ

今回はMANAについて、その概要や特徴、メリットデメリット含めた魅力や今後の展開などについてご紹介しました。

Decentralandが今後どのような盛り上がりをみせていくのか、私たちでも親しみやすい存在となるのかが楽しみですね!

ぜひ他の仮想通貨とも比較しながら理解を深めていただけたらと思います。