VALVE INDEXとは、PC向けのハイエンドVRヘッドセットです。

PCに接続することで、VRゲームやその他のアプリを利用することができます。

本記事では、VRデバイスの2台目購入を検討している方や、高機能VRデバイスについて知りたい方に向けて、VALVE INDEXの概要から活用メリット、デメリットを紹介しますので、是非最後までご覧ください。

|VALVE INDEXとは

出典:https://plaza.komodo.jp/products/valve-index-vr-%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88

VALVE INDEX(バルブインデックス)とは、世界最大級のPC用ゲーム配信プラットフォーム「Steam」を運営するValve社から発売されているPC向けハイエンドVRデバイスです。

VALVE INDEXは、2019年3月末に発表され、海外では6月末に発売、日本国内では、同年11月末に販売を開始しています。

製品の詳細は、以下の通りです。

VRキット価格138,380円
ヘッドセット視野最大約130°瞳孔間距離:58mm~70mmの物理的調整
ディスプレイデュアル1440 x 1600RGB LCDディスプレイ(フルRGB /ピクセル、超低残光グローバルバックライト点灯(144Hzで0.330ms))
カメラ960×960
ピクセル接続有線(5mテザー、1mブレイクアウェイトライデントコネクタ)
トラッキングsteam VR 2.0センサー
コントローラー接続USB typeC/2.4 GHzワイヤレス
バッテリー持続時間約7時間
トラッキングsteam VR 1.0およびsteam VR 2.0

VALVE INDEXは、広い視野角と臨場感あふれる特殊なスピーカーにより、最高の没入感と、ハイクオリティのVRゲーミング体験を実現できるデバイスです。

| VALVE INDEXのメリット

ここからは、VALVE INDEXのメリットを下記4つの観点から紹介します。

・広視野角、高精細の美しい映像体験

・耳に触れないオフイヤースタイルを採用

・独特な形状のコントローラー

・精度と速度に秀でたトラッキング

広視野角、高精細の美しい映像体験

1つ目メリットとして、広視野角、高精細の美しい映像体験ができるという点が挙げられます。

VALVE INDEXは、片眼1440×1600(両目で2880×1600)、フルRGBLCDを採用しており、従来のOLEDよりも50%多いサブピクセルの提供を実現しています。

また、変換効率の最適化により、スクリーンドアを大幅に低減し、より鮮明で美しい映像を視聴することが可能になります。

また、最大約130°の広視野角を実現し、一般的なVRヘッドセット製品よりも、広範囲でVR映像をみることができます。

これらの要素によって、今まで以上の没入感を体験することができます。

耳に触れないオフイヤースタイルを採用

2つ目メリットとして、耳に触れないオフイヤースタイルを採用している点が挙げられるでしょう。

VALVE INDEXは、音をより自然に体験できるよう設計されたスピーカーは、物理的な接触がない構造になっています。

独自開発を行った複合ハニカムパネルスピーカードライバーにより、生活音のように自然なヒアリング環境を整えています。

通常のイヤホンのように耳への直接的な接触がないため、圧迫感や物理的な痛みから開放されます。

独特形状のコントローラー

3つ目メリットとして、独特形状のコントローラーという点が挙げられるでしょう。

通常のVRコントローラーは常に握っている状態で操作を行いましたが、VALVE INDEXのVRコントローラーはストラップによる自然に人間の手のかたちにフィットするよう設計されているため、手を開いた状態での操作も可能です。

精度と速度に秀でたトラッキング

4つ目メリットとして、精度と速度に秀でたトラッキング機能が挙げられるでしょう。

VALVE INDEXは、ヘッドセット、コントローラーにそれぞれ埋め込まれている多数のセンサーでトラッキングを受信し、瞬時に数値化された座標を認識しています。

これによりどのような姿勢でも正確に動きをトラッキングすることが可能になります。

| VALVE INDEXのデメリット

ここからは、VALVE INDEXのデメリットを下記3つの観点から紹介します。

・価格が高い

・サポートに時間がかかる

・トラッキングに慣れるまで時間がかかる

価格が高い

1つめは、コスト面です。

キット価格が138,380円と、他社のVR機器に比べると高額設定になっています。

個人の買い物としては、手が出しにくいと感じてしまう人も多いかもしれません。

ヘッドセット単体でも82,800円、コントローラーは39,800円とコスト面で、参入ハードルが高いと言えるでしょう。

サポートに時間がかかる

2つめは、海外製品のためサポートに時間がかかるという点です。

VALVE INDEXのヘッドセットは、他のVRデバイスよりも耐久度に問題があると評判です。

壊れやすいと言われている箇所は、以下の通り。

・ディスプレイに埃が入ってしまい故障する

・BSケーブルのアダプタ接続部分が変形する

・HMDダイヤル部分が取れやすい

耐久度の問題に加え、販売元が海外の会社のため、修理・交換時のサポートに時間がかかってしまうのはユーザーにとっては大きなデメリットとなってしまうでしょう。

トラッキングに慣れるまで時間がかかる

3つめは、コントローラーのトラッキングに慣れるまで時間が掛かるという点です。

VALVE INDEXのコントローラーは、独自開発された人間の手にフィットする握らないコントローラーです。

より正確なトラッキングを行うために、87個のセンサーが搭載されており、動作が細かく反映されます。

センサーが多すぎるが故に、コントローラーから手を離しているのに誤認してしまうケースもあるほどです。

他VRデバイスに比べると、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

|まとめ

いかがでしたか?

本記事では、VALVE INDEXの概要から活用メリット、デメリットをご紹介しました。

VALVE INDEXは、高解像度ディスプレイ、調整可能な瞳孔間距離、独自開発のヘッドフォン、コントローラーを備えています。

VRヘッドセットのレンタルサービスなどもあるので、是非一度、他にはないハイエンドなVR体験を試してみてくださいね!

では、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!