近年、動画配信サイトなどでもVR動画を目にすることが増えてきました。
VR動画は、時間や場所に制限されることなくリアルに近い体験を得られることから人気が出ています。
本記事ではVR動画が気になっている人のために、VR動画についての疑問を解消し、おすすめのVR動画を8つ厳選してご紹介します。
また、VR動画を見るのにおすすめの初心者向けアプリ・サービスを14種類ピックアップ!
「VR動画を見てみたいけど方法がわからない…。」
という方は必読の情報が満載なので、ぜひ最後までお付き合いください。
<この記事を読むとわかること>
- VR動画とは何か
- VR動画を見るのに必要なもの
- おすすめのVR動画とYouTubeでの視聴方法
- VR動画を見るのにおすすめのアプリやサービス
目次
|VR動画とは
VRとは「Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)」の略であり、日本語では「仮想現実」と訳されます。
最近話題の「メタバース」もVR技術をベースとしたものが主流です。
エンターテイメントや医療、教育などさまざまな分野でもVRが普及しており、自宅にいながら現地を体感できることから、観光業界や不動産業界でも広く活用されています。
「VR動画」とは、簡単にいえばこのVR技術を動画へ応用したものです。
VR技術を使用した立体映像によって、視聴者にあたかも仮想空間にいるような感覚を与えられるのが特徴です。
一般的に、VR動画を視聴するには専用ゴーグルやヘッドマウントディスプレイ(HMD)が必要となりますが、スマホやブラウザからでも簡易的にVR動画を視聴することもできます。
VR市場は、2028年までに年間平均成長率(CAGR)が約28.3%もの驚異的なスピードで成長していくことが予測されています。
そのため、VR動画の数も今後飛躍的に伸びていくことになるでしょう。
360度動画との違い
VR動画と似ているものに「360度動画」があります。
いずれも「全方位の動画を楽しむ」という点では共通しています。
しかし、コンセプトが非常によく似ているため、混同してしまう人も多いでしょう。
わかりやすいように、両者の違いを簡単な表にまとめました。
<VR動画と360度動画の主な違い>
VR動画 | 360度動画 | |
目的 | 完全な没入体験を提供 | 360度全方位の視野を提供 |
専用VRヘッドセット | 必要 | 不要(スマホやPCで視聴可能) |
視点 | ユーザーによって制御可能 | 固定されたカメラの位置からの全方位 |
双方向性 | 高い(物を操作したり、環境内で移動するなど) | 限定的(主に視野の変更のみ) |
撮影方法 | 360度カメラまたはコンピュータ生成 | 360度カメラ |
主な用途 | ゲーム、シミュレーショントレーニング、高度にインタラクティブな体験 | イベントや場所の紹介、教育目的などの広い範囲の用途 |
以上が、VR動画と360度動画の主な違いです。
ただし、現状ではVR動画と360動画を同じものとして扱う場合も多くあります。
理解するのが面倒な人は、VR動画が操作性や没入感が豊富なのに対し、360度動画はそういった点がやや限定的、と覚えておきましょう。
|VR動画を見るのに必要なもの
では、VR動画を実際に見るにはどうすればいいのでしょうか?
視聴するのに必要なものは基本的に以下の3つです。
- 専用のアプリ
- VRゴーグル
- Wi-Fi環境
以下で、それぞれについて詳しくみていきましょう。
①専用のアプリ
VR動画を視聴するには専用のアプリをインストールする必要があります。
アプリには立体的なVR動画タイプ・360度動画タイプ・両方に対応しているタイプがあります。(※おすすめのアプリについては後述)
アプリをインストールすることで、ストリーミングまたはダウンロードによる視聴が可能です。
アプリにはそれぞれ独自の特徴や対応しているVRヘッドセットなどに違いがあるので、自身の環境にあったものを選びましょう。
また、ほとんどのアプリは無料で使用感を試せるので、料金について心配されている方はご安心ください。
②VRゴーグル
VR動画をより楽しみたいのなら、VRゴーグル(またはヘッドセット)も必要です。
スマホやブラウザからでも一応VR動画を見るのは可能ですが、やはり没入感を高めるのならVRゴーグルは購入しておきたいところです。
VRゴーグルは主に「スマホセット型」「スタンドアロン型」「据え置き型」の3種類があります。
この3つの主な特徴や違いは以下の通りです。
<VRゴーグルの種類と特徴>
スマホセット型 | スタンドアロン型 | 据え置き型 | |
簡単な特徴 | スマホを装着して使用 | 外部デバイス不要で独立動作 | 高性能PCに接続して使用 |
価格帯 | 低 | 中 | 高 |
解像度 | スマホ依存 | 中〜高 | 非常に高 |
視野角 | スマホ依存 | 広い | 最も広い |
リフレッシュレート | スマホ依存 | 高 | 最も高い |
接続方法 | スマートフォン | 不要(独立動作) | PC |
センサー機能 | 限定的 | 高度(内蔵センサー) | 最も高度 |
利用可能なコンテンツ | 限定的 | 豊富 | 非常に豊富 |
必要な追加機器 | 不要 | 不要 | PC、外部センサーなど |
利便性 | 高 | 非常に高 | 低 |
バッテリー寿命 | スマホ依存 | 数時間 | 不要(PC給電) |
おすすめのVRゴーグルや詳しい価格が知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。
③Wi-Fi環境(固定回線)
VR動画を楽しむためには、インターネット環境も非常に重要です。
VR動画は一般的な動画にくらべると莫大な通信量が必要になります。
インターネットの環境が悪いと、動画が途切れたり、加入プランによっては通信量によって料金が追加で請求される可能性もあるので注意したいところです。
あくまで目安ですが、VR動画を視聴するために必要な通信量などは下記を参考にしてください。
- 通信量 1時間あたり 5~15GB
- 通信速度 30~50Mbps以上 HQ(高品質)版
スマホで視聴する場合、モバイル通信ではすぐにひと月の通信量上限を超えてしまいます。
コンセントをさすだけのWi-FiルーターでもVR動画の視聴はできますが
- 固定回線とくらべて電波の安定性が劣る
- モバイル回線のため速度制限がかかることがある
などの点からVR動画の視聴に向いているとはいいきれません。
ストレスなくVR動画を楽しむなら、固定回線でWi-Fi環境を整えておくことをおすすめします。
|スマホでVR動画をYouTubeで見る方法
「VRゴーグルは高すぎて買えないからスマホでVR動画を見たい!」
という人も多いかと思います。
確かに、現在最も一般的なVRゴーグルは「Meta Quest2/3」といえますが、最も安いもので約4万円です。
一般消費者にとってはおいそれと購入するには少し難しい価格帯かもしれません。
そんな方はスマホでVR動画を楽しむことをおすすめします。
中でもYouTubeはVR動画に対応している動画も多くあるので、以下にスマホでYouTubeのVR動画を楽しむ方法をご紹介します。
①YouTubeアプリをインストールする
まずはお手持ちのスマホにYouTubeアプリをインストールしましょう。(※既にインストールされている方はスキップして構いません)
なお、容量は約330MBほどなので、もしストレージ容量が足りない方は使用していないアプリなどを削除してください。
②検索画面で「Virtual Reality」と検索して公式チャンネルに移動する
続いて、YouTubeの検索画面で「Virtual Reality」と検索してください。
すると、公式のYouTubeチャンネルが表示されるはずなので、そのリンクをクリックしてください。
なお、以下のマークがYouTubeのVR動画専門チャンネルです。
公式チャンネルに移動すると、動画欄にさまざまなVR動画がアップロードされています。
その中から自分の興味のある動画をクリックして、動画リンクに移動しましょう。
③画面右下にVRゴーグルマークがあるか確認する
YouTubeには様々なVR動画がアップロードされていますが、中にはVRゴーグルに非対応のものもいくつかあります。
VRゴーグルに対応しているものは以下の画像のような「VRゴーグルマーク」が表示されるはずなので、それを目印にしましょう。
VR動画には基本的にこのマークが表示されています。
VRゴーグルを使用しない場合は、スマホをいろんな角度にかざしたり、画面内をスワイプしたりすることで角度や視野を調整可能です。
つまり、VRゴーグルなしでも見ること自体は可能です。
ぜひ、いろんなVR動画をスマホで楽しんでください。
iPhoneでは2画面モード(VRモード)に対応していない
ただし、iPhone(iOS)では2022年10月から、2画面モード(VRモード)に対応しなくなってしまいました。
2024年3月時点では、iPhoneでもVR動画を再度見れるようになる旨は示唆されておりません。
Apple側は自社開発したVRゴーグルの「Apple Vision Pro」を使用して見て欲しい意図があるとの指摘もあります。
そのため、今後もiPhoneでVR動画を見れるようになるのは期待しないほうが良いでしょう。
また、Android端末でも古すぎる場合はスペックが足りず、見ることはできないようです。
iPhoneをご利用の方は、以下にVRゴーグルを使用した視聴方法についてご紹介するので、VRゴーグルを装着して視聴してください。
④スマホ対応VRゴーグルにスマホをセット
また、VRゴーグルを使用してVR動画を楽しむ場合は、上記画像のVRゴーグルマークを押下すると、以下の画面に切り替わります。
上記の画面に切り替わったら、お手持ちのVRゴーグルにスマホをセットしましょう。
「続行」のボタンを押下すると、自動的にVRゴーグルとスマホが接続されます。
あとは、多くのVR動画の中から自分の好みのものを楽しみましょう!
|スマホでも見れる!おすすめVR動画8選!
「まずは人気のVR動画を見てVRを体感してみたい!」
そんな方は、スマホでも見れるおすすめのVR動画を8つピックアップしたので、まずは以下の動画を視聴してVR体験をしてみましょう!
①ホラー映画「IT」の世界観をリアルに体感
2017年に公開された映画「IT/”それ”が見えたら終わり。」の主人公視点で楽しむことができるVR動画です。
全米に恐怖を植え付けた最怖のピエロ「ペニーワイズ」も登場します。
ただし、VRゴーグルを視聴して見るとかなりのリアル感があるため、「ペニーワイズ」がトラウマになっている方はやめておいた方がいいかもしれません。
「とにかくホラーものが大好き!」という方は、なかなか味わえない体験ができるのでぜひご視聴ください。
②神秘的なダイビング体験
こちらはダイビングの様子を収めたVR動画です。
家にいながら神秘的な海の世界をダイバーの気分になって楽しめます。後半ではハンマーヘッドシャークが登場するので大迫力です。
現実であれば大変危険なので、これはVRにしかできない体験といえるかもしれません。
海の生物や情景が大好きでスリルも味わいたい人はぜひご視聴ください。
③家にいながら世界旅行体験ができる
世界の美しい景色をVRで体験できる動画です。
美しいリゾート地や田舎の風景から世界中の大都市まで、約15分の長編VR動画になっています。
日本の風景も紹介されているので、世界と日本の違いも肌で実感できちゃいます。
VR動画はどちらかというとスリルのある体験ができるイメージが強いと思いますが、こちらはリラックスしたいという人におすすめ。
のんびりとした景色で世界の日常をぜひ楽しんでください。
④スリル満点のスカイダイビング気分を楽しもう
こちらは一転して、スリル満点のスカイダイビング体験ができるVR動画です。
テレビや動画などでは頻繁に登場するスカイダイビング。
ですが、実際に経験したことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。
それに「スカイダイビングなんて怖すぎて自分にはできる気がしない!」という人も多いでしょう。
しかし、VR動画ならそんな心配は無用です。
本動画では、実際に飛行機から飛び降りる瞬間から着地する瞬間まで全てを収録しています。
空からの風景も日常では味わえないものなので、スリルを求める方にはおすすめの動画です。
⑤Go Proで撮影した断崖絶壁を滑空する動画
こちらは、ムササビのようなウイングスーツを着て大迫力の断崖絶壁を滑空するVR動画です。
動画自体は話題の360度カメラ「Go Pro」を利用して撮影しています。
Go ProでVR動画を撮影するとどんな感じになるのか確認したい人にも参考になるかもしれません。
ただし、この動画はかなりのスピード感で画面が移り変わるので「VR酔い」になってしまう可能性も捨てきれません。
少し気分が悪くなったらすぐに視聴をやめてください。
⑥スーパーマリオの世界へ入ってみよう
こちらは誰もが知っている大人気ゲーム「スーパーマリオ」の気分を味わえるVR動画です。
視点を調整すると摩訶不思議なダンジョンを縦横無尽に駆け回るマリオの気持ちがどんなものか体感できます。
あの有名な土管に潜るシーンも収録されており、最終ステージには火を吹く「クッパ」との熾烈な戦いも。
今後はこういった主人公視点のVRゲームも増えていくかもしれないので、ひと足さきにVRゲームを体験したい人にはおすすめです。
⑦広大なサバンナで大迫力の動物たちに近づこう
こちらはアフリカの広大なサバンナをドローンで撮影したVR動画です。
動画では大自然に生息するゾウやライオンなど、動物園の人気者たちも多く登場します。
もちろん、捕食シーンなどのショッキングなシーンは収録されていないので、子供でも楽しめる内容になっています。
子供が見たら小一時間は食いついてしまうかもしれませんね。
普通に大人が見ても楽しめる内容になっているので、動物好きのかたはぜひ一度ご視聴ください。
⑧宇宙飛行士の仕事が体験できる
最近では日本の宇宙探査機「SLIM(スリム)」が月面着陸に成功するなど、注目を集めている宇宙開発。
こちらの動画はそんな宇宙空間を体験できるVR動画です。
本動画では、国際宇宙ステーションの宇宙飛行士の仕事をCGで再現。CGといってもかなりのリアル感があります。
この先は宇宙開発が新たなビジネスとしても注目されているので、お子さんに早いうちから宇宙に興味を持たせるのも良いかもしれません。
もしかしたらこのVR動画で宇宙飛行士を目指す人が出てくるかもしれませんね。
もちろん、宇宙から見た美しい地球の姿も圧巻なので、普通に美しい風景を見て癒されたい方にもおすすめの動画です。
|VR動画を見るのににおすすめのアプリ・サービス14選
ここまで、主にYouTube動画を中心としたVR動画を紹介してきました。
しかし、YouTube以外でもVR動画を楽しめるアプリやサービスは多くリリースされています。
アプリやサービスごとに対応しているデバイスや特徴も違うため、以下に紹介するものの中から自分に最適なものを選びましょう。
1.YouTube VR
YouTubeは世界最大の動画配信プラットフォームです。
先ほどのおすすめ動画もYouTubeに投稿されているものを紹介しました。
アプリ版をインストールすることで、手軽にVR動画を視聴することができます。
VR動画のラインナップも、景色やアトラクション、ゲーム、音楽をはじめとして幅広く充実しており、これらをすべて無料で視聴できます。
コンテンツの量だけでいえば現状ではトップクラスの量を誇るといっても差し支えないでしょう。
会員登録をしなくて良いというのも嬉しいところです。
世界中からアップロードされたVR動画を楽しむことができるので、まずはYouTubeから探してみるのもいいでしょう。
なお、2022年10月からiOS版YouTubeアプリにおいて、VRモードへの切り替えができなくなる事象が確認されています。
iOS版をご利用の人は最新の情報をご確認ください。
2.5KPlayer
詳細 | |
正式名称 | 5KPlayer |
対応端末 | Windows, Mac OS(iOSやAndroidは非対応) |
簡単な特徴 | 4K/5K/1080p動画、360°VR動画再生、音楽ファイル再生、AirPlay & DLNAストリーミング、動画ダウンロード |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 特定のモデルの言及なし、360°VR動画再生機能サポート |
インストール料金 | 無料 |
5KPlayerはMP4やFLVをはじめ、多くのファイルフォーマットに対応した多機能メディアプレイヤーです。
ネットラジオの再生やミラーリング機能により、スマホ画面を大画面に表示することも可能です。
360度タイプの動画も再生することができ、動画をダウンロードすることで視聴が可能となります。
4K、8Kといった高解像度のものにも対応しており、よりきれいなVR動画を体験してみたい人は検討してみてください。
3.Google Arts & Culture VR
詳細 | |
正式名称 | Google Arts & Culture |
対応端末 | iOS、Android |
簡単な特徴 | 850以上の博物館や機関を訪れることができる。社会的に価値のある作品にアクセスし、作品に隠された様々なエピソードを含む。 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | Google Cardboard、Daydream View |
インストール料金 | 無料 |
その他料金体系 | 特に記載なし(アプリは無料で提供) |
「Google Arts & Culture VR」は、Googleが提供するスマホアプリで、世界中の美術作品や文化的な名所を360度動画で体験できる無料のサービスです。
850以上の博物館や機関と提携しており、歴史的文書や社会的に価値のある作品をVRで堪能できます。
各作品にまつわる様々なエピソードも説明されているので、美術品に興味のある方はインストールすることをおすすめします。
また、「Google Cardboard」というGoogleがリリースしている専用のスマホ型VRゴーグルを使用すれば、美術館や歴史的遺産を360度で体験することも可能です。
Google Cardboardは全てセットのものでも約3,000円ほどなので、手軽にVR動画を楽しみたい人にもおすすめです。
4.VR Square
詳細 | |
正式名称 | VR Square |
対応端末 | iPhone (iOS 11.0 以降), iPad (iOS 11.0 以降, 2D再生のみ), Android スマホ (Android 6.0以上), Android タブレット (Android 6.0以上, 2D再生のみ) |
簡単な特徴 | 様々なジャンルの番組をVRで楽しめるサービス。マルチアングル機能で、好きな角度からコンテンツを視聴可能。 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 一般的なVRゴーグル(スマホ用)、Meta QuestやMeta Quest2などのVR専用端末 |
インストール料金 | 無料でインストール可能 |
その他料金体系 | 月額3,980円(税込)で全コンテンツ見放題。特定チャンネルは別途月額料金が必要。 |
VR SquareはVR体験ができるライブ配信プラットフォームです。
ソフトバンクの5G事業である「5G LAB」のサービスのひとつとして展開されています。視聴できるのは360度動画タイプです。
VR squareの特徴は、人気アイドルやアーティストのライブ映像、スポーツ中継、舞台などの臨場感あるVR動画を体験できることです。
特に人気アイドルの動画が充実しており、「最前列のさらに前でライブの臨場感を楽しめる」というコンセプトの動画が非常に人気です。
また、ライブ映像やスポーツはマルチアングルにも対応しています。
カメラ位置を切りかえて、好みの角度を探すということもできるので、ライブ映像を楽しみたい方は一見の価値ありです。
5.dTV VR(※2023年6月30日にサービス終了)
詳細 | |
正式名称 | dTV VR |
対応端末 | iOS 8.0以降のiPhone、Android 4.4以降のAndroidスマートフォン (※iPadでもNORMALモードでの視聴可能だが、VR体験には対応していない) |
簡単な特徴 | スマートフォンで360度パノラマ映像が楽しめるVR視聴専用アプリ。 アーティストのオリジナルVRミュージックビデオや360度ライブ映像など、様々なコンテンツを提供。 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 市販のVRゴーグルであれば基本的に対応 |
インストール料金 | アプリ自体は無料でダウンロード可能 |
その他料金体系 | dTV VRの利用は無料。一部のコンテンツは非dTV会員でも視聴可能。 |
(※dTV VRは2023年6月30日にサービスを終了いたしました)
dTV VRはNTTドコモが提供するサービスで、360度動画タイプと立体的なVR動画タイプの両方の視聴ができます。
エンターテイメント系の動画が多いのが特徴で、音楽ライブやミュージックビデオ、海外ドラマ、バラエティ番組などのVR体験を楽しむことができます。
dTV VRアプリは無料でインストールでき、dTV会員でなくても無料動画であれば視聴できます。
また、月額定額制のdTVに会員登録すれば、さらに多くのエンターテイメントVRを体験できるようになります。
気になるアーティストや番組があれば、会員登録してみてはいかがでしょうか。
6.VRX Media Player
詳細 | |
正式名称 | VRX Media Player |
対応端末 | iOS 8.0以降のiPhone、Android 4.4以降のAndroidスマートフォン(※iPadでの動作は保証されていない) |
簡単な特徴 | ・シンプルな操作で360パノラマVR3D動画を含む各種動画の再生が可能 ・オフライン再生、Bluetoothリモコン対応 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 多くの市販のVRゴーグルに対応 |
インストール料金 | アプリ自体は無料でダウンロード可能 |
VRX Media Player では360度動画タイプと立体的なVR動画タイプの両方を視聴することができます。
会員登録やログインが不要で、シンプルに操作することができるマルチメディアプレイヤーです。
動画に合わせて表示形式の変更や視差調節ができるほか、Bluetoothにも対応しています。
Bluetoothリモコンに対応しているため、動画の再生、一時停止、早送り、巻き戻しなどの操作をヘッドマウントディスプレイを装着したままで行うことができ、快適な操作性を実現します。
動画の再生方法としては、パソコン経由でアプリに動画を移行するか、QRコードやURLを入力してアプリにダウンロードすることで、再生が可能です。
対応しているファイル形式はMP4(H264方式)で、iTunes経由のファイル共有機能を使用して自分の所有している動画ファイルをアプリに転送し、視聴することもできます。
7.REALIVE360
詳細 | |
正式名称 | REALIVE360 |
対応端末 | iOSやAndroidのスマホ |
簡単な特徴 | 高画質の4K/8K映像、マルチアングル視聴、立体音響を特徴とする、リアルなライブ体験を提供するVRプラットフォーム |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 公式に詳細は記載していませんが、一般的なスタンドアローン型VRゴーグルや、スマホ型のVRゴーグルは視聴可能 |
インストール料金 | インストール自体は無料 |
「REALIVE360」は、リアルなライブ体験ができる新型のVRプラットフォームです。
4K/8Kの高画質映像で一層の没入感を演出し、マルチアングル機能によって、観客席はもちろんステージ上からのアングルも楽しめる点が特徴です。
また、立体音響によって、アングルや視線に応じたリアルな音の聞こえ方を再現しており、視覚と連動して聞こえ方が変化するので、リアルなライブ感を体験できます。
また、気軽にVR体験をしてみたい方は、スマホからでもVR体験が可能です。
8.DMM VR動画プレイヤー
詳細 | |
正式名称 | DMM VR動画プレイヤー |
対応端末 | iPhone/Android スマホ(※タブレット非対応) |
簡単な特徴 | DMMで購入したVR専用動画を再生するアプリ。視線操作で手を使わずに操作可能。 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | ・一般的なVRゴーグルであれば対応 ・VRゴーグルがなくても視聴可能ですが、VRメガネ使用でより没入感を体験できる |
インストール料金 | アプリ自体は無料でダウンロード可能 |
その他料金体系 | ・アプリ内での動画購入は不可 ・動画はブラウザ上で購入する必要あり |
「DMM VR動画プレイヤー」は、DMMで購入したVR専用動画を再生するためのアプリです。
アプリをスマホにインストールし、VRゴーグルと組み合わせることで、簡単にVR動画の没入感を体感することができます。
視線操作機能にも対応しており、手を使わずにプレイヤーを操作することが可能です。ただし、8K VR画質は非対応で、タブレットには対応していません。
Meta Quest 3/Quest 2/Quest ProでもDMM動画のVR作品を視聴可能になっており、コントローラー操作によるページ送り、10秒スキップ、再生停止などの操作が可能です。
ゴロ寝視聴も可能で、一部2D作品も再生できます。
DMMのサービスをよく利用する方はインストールしておいて間違いありません。
9.360channel(サンロクマルチャンネル)
詳細 | |
正式名称 | 360Channel(サンロクマルチャンネル) |
対応端末 | スマホ(iOS/Android)、PC |
簡単な特徴 | 360度全方位の視点で視聴できるVR動画配信サービス。ドキュメンタリー、音楽、バラエティ、スポーツなど幅広いジャンルのVR動画を提供。 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | ・PlayStation VR、Oculus Rift、GearVRなど ・簡易VRゴーグル |
インストール料金 | 無料でインストール可能 |
「360channel(サンロクマルチャンネル)」は、様々なジャンルの360度VR動画を提供する専用の配信プラットフォームです。
提供元の株式会社360Channelは、スマホゲーム大手の「コロプラ」の100%子会社です。
VRがここまで話題になる前からコロプラはVR事業にも注力しており、その甲斐あって360channelもVR市場で大きなシェアを獲得しています。
本サービスでは映画、バラエティ、音楽、スポーツなど多岐にわたるコンテンツを基本無料で楽しむことが可能です(※一部有料のコンテンツもあり)。
PlayStation VR、Oculus Rift、GearVRなどのVRデバイスや簡易VRゴーグルで視聴することが可能で、スマホアプリやPCからもアクセスできます。
毎週新たな動画が追加されるため、常に新鮮なコンテンツを楽しめます。
「VR動画といえばとりあえずコレ」とも言われているので、何から始めたらわからない初心者の方に特におすすめです。
10.ハコスコ
詳細 | |
正式名称 | ハコスコ |
対応端末 | iOS、Androidなどのスマホ |
簡単な特徴 | ・1万本以上のVR動画を無料で楽しめる ・アーティストや世界遺産、ライブ映像など多様なコンテンツがあり、没入感のある映像が豊富 |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | ダンボール製のVRスコープ「ハコスコ」。他のVRヘッドセットでも視聴可能。 |
インストール料金 | 無料 |
その他料金体系 | アプリ内で追加コンテンツや機能を購入する可能性あり |
「ハコスコ」は、専用のVRゴーグル(ダンボール製)を使用して、没入感のある映像体験を楽しむことができるアプリです。
アーティストや世界遺産、ライブ映像など、1万本以上のVR動画を無料で視聴することが可能です。
専用のVRゴーグルといっても非常に簡易的なもので、価格も850円(税込)と非常にお手頃です。
スマホ接続型になっているので、手軽にVR体験を始めたい人におすすめです。
また、映像を自分で投稿して楽しむSNSのような機能もあり、VR映像制作に興味があるユーザーにも適しています。
11.日経VR
詳細 | |
正式名称 | 日経VR |
対応端末 | iPhone(iOS11以上)、Android(アンドロイド8.0以上) (※タブレットには非対応) |
簡単な特徴 | ・360度の映像や写真でニュース現場の臨場感を体験できる ・仮想空間で芸術作品鑑賞や旅行気分が味わえる |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 特に指定はされていないが、簡易型VRゴーグルを使用することで、より没入感のある映像体験が可能 |
インストール料金 | 無料でインストール可能 |
「日経VR」は、日本経済新聞社がリリースしたスマホ向けのVR動画視聴アプリです。
360度の映像や写真を通じてニュース現場の臨場感を体験できることが特徴で、仮想空間で芸術作品を鑑賞したり、旅行気分を味わうことができます。
アプリは無料で提供されており、簡易型VRゴーグルを使用することで、より没入感のある映像体験が楽しめます。
既に提供されている「日経AR」アプリと合わせて、新聞紙面にとどまらない新しい情報発信や表現が可能になり、VRジャーナリズム、VRを活用した広告やイベント、VRミュージアムなどの新しいコンテンツが続々と提供される予定です。
ニュースを新たな角度から読んでみたい方にはぜひ一度試して欲しいVR動画アプリになります。
12.ストリートミュージアム
詳細 | |
正式名称 | ストリートミュージアム® |
対応端末 | iOS 9以降、Android OS 5.0以降に対応 |
簡単な特徴 | 史跡のVR復元、AR/VRポイントでの体験、音声ガイド、古地図でのまち歩き支援、スタンプラリーや謎解きイベント機能を提供する観光ガイドアプリ |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 特に言及されていませんが、スマホ型VRゴーグルであれば視聴可能 |
インストール料金 | 無料でインストール可能 |
「ストリートミュージアム」は、史跡VRを観光資源に活用し、観光地域を活性化するための情報プラットフォームサービスです。
本アプリでは、失われた史跡を高精細CGVRによって復元し、ありし日の史跡の姿を見ることができます。
また、VRコンテンツを通じてバーチャル観光を体験することができ、音声による解説で理解を深めたり、現在の地図だけでなく当時の古地図を見ながら町歩きを楽しむことが可能です。
歴史的なスポットが大好きな方は、自宅にいながら各地の史跡などの歴史的遺産を肌で感じられるので、ぜひ一度お試しください。
13.TRIPP
詳細 | |
正式名称 | TRIPP |
対応端末 | Oculus Quest、PlayStation VR、iOSデバイスなど |
簡単な特徴 | 瞑想とマインドフルネスをサポートする没入感のあるビジュアルと音響を特徴とするVRアプリ |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | Oculus Quest、Quest 2、Rift、Rift S、HTC VIVE Flow、PlayStation VR、PlayStation VR2 |
インストール料金 | ・PlayStation StoreでのPS VR2用は$39.99 ・Meta Questでの月額は$9.99 |
「TRIPP」は、「VR×瞑想」をコンセプトにした新感覚のVRアプリです。
そのコンセプト通り、瞑想をより快適にする没入感の高い演出が特徴で、日常の喧騒から離れ、心と体をリフレッシュさせるためのVR体験が豊富に用意されています。
息をのむようなビジュアルと心地よいサウンドスケープを組み合わせることで、ユーザーを完全に異なる世界へと誘います。
瞑想が初めての方でも、TRIPPの直感的なガイダンスにより、簡単に深い瞑想状態に入ることが可能です。
忙しい現代社会に疲れたビジネスマン、人間関係に疲れてリフレッシュしたい人まで、ぜひ一度TRIPPを使用して心と体を休めてください。
14.アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトスポット
詳細 | |
正式名称 | アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトスポット |
対応端末 | iOS、Android |
簡単な特徴 | ・アイドルとの3Dコミュニケーションやフォトスタジオでの撮影が楽しめる ・VRモードではアイドルたちをより近くで見ることができる |
対応VRゴーグルまたはヘッドセット | 特定のVRゴーグルは明記されていないが、スマホ型VRゴーグルが必要 |
インストール料金 | 無料でインストール可能(※追加コンテンツや機能には料金が発生) |
「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトスポット」は、スマホ向けのVRアプリで、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」と連動しています。
本アプリでは、アイドルたちの3Dモデルを使って撮影やダンスを楽しむことができ、VRモードではアイドルを好きな角度から眺めることも可能です。
また、AR機能を用いて現実世界にアイドルを登場させることもできます。
「3Dコミュ」モードでは、アイドルたちとのコミュニケーションを体験できます。
このモードには「VR VIEW」と「GYRO VIEW」の2つのビューがあり、「VR VIEW」ではより近い距離でアイドルとのコミュニケーションを楽しめます。
なお、同様のサービスは「デレステ」の「デレコネ」内の「シンデレラシアター」で視聴可能ですが、視点が固定されているため全体を見渡すことはできません。
アイドル育成ゲームなどのゲーム好きの方はぜひ一度お試しください。
|まとめ
本記事では、VR動画を見るのに必要なものから、おすすめのVR動画とアプリ・サービスについてご紹介しました。
VR動画は、通常の動画とは異なり、より臨場感のある非日常的な世界を体験することができるのが最大のメリットです。
「専用の機材がないと体験できない」というわけではなく、本記事で紹介したようにYouTube動画で簡単に体験できるようなものもあります。
今後はこういったVR動画が動画配信サイトなどでも主流になってくることが予想されるので、まだ試したことがない方はぜひ本記事を参考に一度お試しください。
「メタバース相談室」では今後もこういったVRやメタバースに関する最新トピックを随時お届けします。
多くの読者が理解できるように、なるべく専門用語などは使わずにご紹介していきますので、ぜひ今後もご愛読くださいませ。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!