今回は最近注目されているIDOについて徹底的に解説します。

あなたもこの記事を読めばIDOの特徴を理解することができ、ICOやIEOとの違いも説明することができるようになります。

さらにはIDOを自分で選択し、利用できる状態にもなると思います。

また、記事の終わりには今年2023年のおすすめIDO銘柄も紹介しているので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

難しく感じる言葉もたくさんあると思いますが、時代に乗り遅れないよう今のうちに勉強しておきましょう。

|IDOとは

まずIDO(アイディーオー)とは、Initial DEX Offeringの略称です。

そして、DEXというのは分散型取引所のことを指し、このDEXで独自のトークンを発行し資金調達を行うことをIDOと言います。

分散型取引所とは、中央集権的な管理者を持たず、ユーザー同士で仮想通貨などの取引を行うことができる市場になります。

IDOは比較的新しく、2020年に初めて開催され、2021年頃から活発になり、今ではすでに100件以上実施されていることが分かっています。

また、DEXの特徴でもある管理者がいないことが相まって、プロジェクトさえあれば団体や個人を問わずに開催できるようになっています。

さらにIDOはIPO(新規公開株)の性質にとても類似しており、IPOが理解できていれば簡単にIDOも理解できるはずです。

|IDOのメリット

まずIDOのメリットを紹介します。

メリットはたくさん挙げることができますが、主にこの2つに集約されると思います。

ほかのメリットも気になる方、知りたい方は他のサイトからも情報を集めてみましょう。

低コストで購入できる

IDOもIPOと同様に、会社が上場する前のようにトークンを事前に購入することができるため、上場前よりも低コストで手に入れることが可能になります。

そのため、もし購入したトークンが取引所に上場して高騰した場合には、もちろん大きな利益を得ることができます。

ここで1つ例として、販売価格から130倍も高騰した「ATLAS」というトークンを紹介します。「ATLAS」は、宇宙空間を舞台にしたSTAR ATLASというNFTゲーム内の独自トークンであり、発行されてからたったの3日間で130倍にも価格が高騰しました。

STAR ATLASはSF系の戦略ゲームであり、グラフィックがとてもきれいなことで話題となっていました。

このような話題になるプロジェクトを選ぶことができると、大きな利益に繋がります。

無審査で開催できる

DEXは管理者が不在であることが最大のメリットであるため、主催者はIDOを無審査で容易に開催することができます。

そのため、プロジェクトを立ち上げることさえできれば、いつでも誰でも簡単に資金調達を実施することができます。

さらに言えば、上記のSTAR ATLASのような大規模なプロジェクトを立ち上げることができれば、資金調達はあっという間にできることでしょう。

また、投資家側も参加障害となる審査が必要にならないため、主催者側は幅広い参加者を集めることにも最適です。

これらのようなメリットを知ると、IDOなら初心者でも投資を簡単に始めることができると感じますよね。

|IDOのデメリット

次にIDOのデメリットになります。

デメリットを知らずにIDOを始めると必ず後悔することになりますので、必ず読んでください。

デメリットを知ったうえで、IDOとの付き合い方を考えるとうまくいくと思われます。

詐欺案件もある

メリットであった「無審査で開催できる」ということは、言い換えると誰でも簡単に開催することができるため、IDOの内容が詐欺まがいであったり、上場予定のないIDOが含まれている可能性が十分あります。

そのため、個人で投資をする際には注意深くプロジェクトを選定しなくてはなりません。

被害を受けないためにも、きちんと購入前に吟味をする必要があります。

そのプロジェクトが少しでも怪しいと感じたり、無理に勧誘してくるものがあれば、やめておくことをおすすめします。

常に警戒しているようにアンテナを張って、騙されないことを第一に考えて購入しましょう。

まだまだ発展途上

冒頭でも述べたようにIDOは2020年に初めて開催され、発展途上の状態にあります。

そして、DEX自体も2017年に初めて発表され、どちらもできて間もない発展途上の状態です。

そのため、この業界はまだまだ不安定であり、不安要素もたくさんあるため個人での勉強が不可欠かと思われます。

また、システムも完成してるとは言い切れないもので、トークンの購入は先着順であったり、特定の人が買い占めることもできるので不公平であるとも言えます。

もし、その買い占めた人がいきなり全部売り払うとトークンの価格が暴落したりもします。

さらには、利用する際に本人の確認が必要なかったり、反対にIDOに参加するためにはツイートなどによるプロジェクトの拡散など、条件が様々になります。

|ICO・IEOとの違い

ここでIDOを大まかに理解できたうえで、ICO・IEOとどのようなポイントが異なるのか理解していきましょう。

それぞれのメリット・デメリットも記載しているため、分かりやすく解説できていると思います。

ICOとは

ICO(アイシーオー)とは、Initial Coin Offeringの略称になります。

ICOはIDOと異なり、分散型取引所を介さずに独自トークンを発行するプロジェクトと投資家が直接取引をすることになります。

2017年の仮想通貨ブームの頃に登場し、その性質から「トークンセール」や「トークンオークション」と分かりやすいように称されていました。

ICOのメリットは2つあって、1つ目は管理者による審査がなく、低コストでスピーディーに資金調達ができることが挙げられます。

そして2つ目は投資家側として、安価でトークンを購入することができ大きな利益を得られる可能性があることになります。また、過去にトークンの価格が300倍以上になったこともあります。

一方で、プロジェクトの内容は千差万別であり、詐欺被害も続出したことから2018年頃に消失してしまいました。

IEOとは

IEO(アイイーオー)とは、Initial Exchange Offeringの略称です。

IEOは中央集権型の仮想通貨取引所の審査が必要となり、無事通過することで取引所を通じトークンのやり取りができるようになります。

上記の不安要素が多いICOに代わり、IEOは2019年に初めて登場しました。国内では2年遅れて2021年より開始されています。

ICOに比べると審査に通る必要があるので、安心して利用できるのがメリットになりますね。

一方で、IEOは取引所を介すため審査に時間がかかり、迅速な資金調達ができないことがデメリットとして挙げられます。

IEOは中央集権型の仮想通貨取引所であるため、銀行や証券会社などを介する必要があり、プロジェクト側も投資家側も参入障壁が大きくなっています。

|IDOへの参加方法

ここまででIDOへの理解は深まったでしょうか?あとは実際に参加することでより理解が深まり、さらに面白くなることでしょう。

IDOへの参加方法を1から分かりやすく説明しているのでぜひ最後まで読んでください。

まずはプロジェクトを探そう

プロジェクトを探すには、以下の3つをポイントにして探しましょう。

実用性があるかどうか

実際に自分がプレイするゲームであったり、環境保護を目的とする支援であったり、様々な種類のプロジェクトがあります。

パートナーに著名人や有名企業が参加しているか。

著名人や有名企業が宣伝をしていると安心材料になりますね。

プロジェクト内容を説明しているホワイトペーパーに必ず目を通し、納得できる説明が記載されているかどうか。

ホワイトペーパーはそのプロジェクトの全てが書いてあります。

プラットフォームを選ぶ

自分に合ったプロジェクトが見つかったら、次にプラットフォームを選びましょう。

プラットフォームとは、プロジェクトと我々投資家を繋げてくれる仲介業者の役割をしてくれます。

しかし、このプラットフォームからプロジェクトに参加するためにはいくつか条件があります。

この条件もそれぞれのプラットフォームで異なるため、必ず最初に確認することを忘れないでください。

そこで代表的なプラットフォームと条件を併せていくつか紹介します。

  1. 「Polkastarter」独自トークン$POLSを最低250枚(約6万円)保有。
  2. 「Red Kite」独自トークン$PKFを最低500枚(約6万円)保有、SNSのフォロー&拡散。
  3. 「GameFi」独自トークン$GAFIを最低20枚(約20万円)保有。
  4. 「DAO Maker」独自トークン$DAOを最低2000枚(約95万円)保有。

取引所の口座を開設

プラットフォームを決めたら、次に仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。

しかし、適当に取引所を選んで口座を開設すれば良いというわけではありません。

選んだプラットフォームの独自トークンを取り扱わない口座を開設しても意味がないため、必ずその取引所が取り扱っているか確認してから開設するようにしてください。

「bitFlyer」や「Coincheck」などが一般的に知られる有名な取引所になります。

ウォレットを開設

次にウォレットの開設もします。

オフラインでは現金を保管するために財布を持たれると思いますが、オンラインでは仮想通貨を保管するためにウォレットというものを持ちます。

そのために開設が必要となるのです。

IDOが開催されるDEXに対応したウォレットを開設する必要がありますが、「メタマスク」でウォレットを開設すれば問題ないでしょう。

仮想通貨を学んでメタマスクを知らない人は一人もいないと思うくらい有名なウォレットになります。

DEXトークンを購入

DEXトークンを購入するためには、当たり前ですが資金が必要となります。

先ほど開設した仮想通貨取引所の口座にまず入金をしましょう。

入金が反映されれば、そこで自分で決めたDEXトークンをようやく購入することができます。

購入できたDEXトークンは先ほど開設したウォレットに送金することで、プラットフォーム側が保有していることを確認できます。

IDOが発行するトークンを購入

最終目的であるIDOが発行するトークンをようやく購入することができるまでに来ました。

プラットフォームの条件を満たすDEXトークンを保有していれば、IDOが実施された時に独自トークンを安価で購入することができます。

しかし、上記でも記載したようにトークンの購入は先着順である場合も多いため、プロジェクトの詳細は常に把握しておく必要があります。

スケジュール管理を大切にして、絶好のチャンスを逃さないでください。

|2023年おすすめのIDO銘柄

最後に2023年おすすめのIDO銘柄を紹介します。どれも面白いプロジェクトになっているのでぜひご参考になれば幸いです。

FightOut

出典:https://www.fightout.com/en

FightOutは市場規模の大きい健康&フィットネスに注目し、健康を目指して日々運動をすることでトークンを稼ぐことができるプロジェクトです。

独自トークンの$FGHTは現在0.01665002ドル(約2.2円)で販売中で、購入額は下限も上限も定められていません。

META MASTERS GUILD

出典:https://memag.io/en

MMGは、モバイルゲームに参加して勝利者にトークンが付与されるゲームを中心としたプロジェクトです。

独自トークンのMEMAGは現在0.007ドル(約0.9円)で販売しています。

C+Charge

出典:https://whitepaper.c-charge.io/

C+Chargeは、電気自動車を推奨している環境保護のためのプロジェクトです。

独自トークンのCCHGは現在0.013ドル(約1.7円)で販売しています。

|まとめ

IDOについて、よく理解することができたでしょうか。

この記事を読んで、IDOをより詳しく知りたい、実際にIDOに挑戦してみようと思ってくれる人がいたらとても嬉しく思います。

まだまだこの業界は発展途上であり踏み入れていない人が多いため、行動するなら今がチャンスです。

先行者優位を手に入れましょう。

怪しいプロジェクトには騙されず、あなたに合った最適なプロジェクトでの成功を祈っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。