コインチェック(Coincheck)は、5年連続アプリダウンロード数No.1の実績を持つ人気の国内取引所です。取引画面や操作方法がシンプルでわかりやすく、初心者から取引経験者まで高い支持を得ています。
ただし、2018年のハッキング事件により「コインチェックは危ない」と不安の声も多く散見されます。当記事では、マネックスグループに経営体制が変わったことによる、セキュリティの安全性について徹底解説しています。
また、コインチェックの評判・口コミ、手数料比較やキャンペーン情報も紹介しています。コインチェックを利用する参考にしてください。
目次
コインチェックの評価とおすすめポイント
総合評価 | ★★★★ 4.0/5 |
デバイス評価 | 4.3 iPhone 3.6 Android |
取扱通貨数 | ・全31種類(国内トップクラス) ・販売所 28種類 ・取引所 20種類 |
取引所手数料 | 無料(BTC) |
BTC最低取引額 | 500円から購入可能 |
口座開設数 | 174万口座(※1) |
ダウンロード数 | 600万突破(※2) |
会社名 | コインチェック株式会社 ▶公式サイト |
運営会社 | マネックスグループ会社 (東証プライム8698) |
暗号資産交換業登録 | 関東財務局長 第00014号 |
(※1)2022年9月末時点の本人確認済み口座数
(※2)国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak
国内取引所アプリダウンロード数がNo.1
コインチェックは、2019年から5年連続で暗号資産取引所のアプリダウンロード数No.1を獲得しており、累計DL数が600万を突破しています。アプリの操作方法が直観的でわかりやすく、仮想通貨取引が未経験の方でも安心して利用できます。
仮想通貨の取引は、仮想通貨の選択→購入ボタン→購入金額→購入の決定の4つの手順で簡単に取引できます。なお、取引完了まで余計な情報が少なく、操作手順がわかりやすいので、初心者の方でも問題なく仮想通貨の売買が可能です。
取扱仮想通貨数が国内トップクラス
取引所 | 仮想通貨全体 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|---|
Coincheck | 31種類 | 28種類 | 20種類 |
DMM Bitcoin | 33種類 | 33種類 | – |
GMOコイン | 26種類 | 21種類 | 23種類 |
bitFlyer | 32種類 | 32種類 | 6種類 |
bitbank | 38種類 | 38種類 | 38種類 |
コインチェックは、国内仮想通貨取引所の取扱仮想通貨数がトップクラスです。販売所と取引所の取扱通貨数を合わせて30種類もの通貨を取引できるほか、SAND(サンド)やFNCT(フィナンシェ)と言った、他の取引所では取扱が限られた仮想通貨も売買できます。
また、仮想通貨取引の取引手数料が無料のため、少しでも取引で発生する手数料を抑えたい方にもおすすめです。他の取引所では、取引手数料が発生するケースや取扱仮想通貨数が違うので、口座開設する前によく確認しましょう。
販売所と取引所の違い
販売所 | ・業者とユーザーで仮想通貨を取引 ・取扱通貨数が28種類 ・取引がすぐ成立するがスプレッドが広い ※スプレッド=見えない手数料 |
---|---|
取引所 | ・ユーザー同士で仮想通貨を取引 ・取扱通貨数が20種類(販売所と比べ少ない) ・スプレッドの発生しない |
販売所と取引所は、業者とユーザーの取引方法かユーザー同士での取引方法の違いです。販売所は、取扱通貨数が多く、取引がすぐに成立するが業者と取引するため、スプレッドと言われる見えない手数料が上乗せされます。
取引所は、取扱通貨数が少ない反面、ユーザー間での取引でスプレッドがなく、販売所より手数料を抑えて売買できるのが利点です。
セキュリティの大幅強化で安全性が向上
安全性 | ・財務情報・業務情報の開示 ・二段階認証 ・オフラインでユーザーの資産を管理 ・インターネット上での通信を暗号化 |
---|
コインチェックは、強固なセキュリティで安全性が高い仮想通貨取引所です。2017年に起きたハッキング事件(コインチェック事件)により、「コインチェックは危ない?」との認知があるものの、マネックスグループに親会社が代わったことで、セキュリティが強化されました。
コインチェックは、金融庁から認可を受けた関東財務局登録済みの暗号資産交換所です。関東財務局登録は、国内でも30社しかなく利用上の信頼性が高いほか、上場企業のマネックスグループは、金融商品取引法で財務状況が開示されており、会社の経営状態を確認できるのも安心材料と言えます。
コインチェックの独自サービスを提供
サービス | 内容 |
---|---|
Coincheckつみたて | ・暗号資産の自動積立の投資サービス ・1日300円から積立可能 ・入金から購入まですべて自動 ・月1回か毎日の積立プランあり |
Coincheckでんき | ・電気料金支払いでビットコイン獲得 ・料金の最大7%分のビットコイン付与 ・決済プランの変更で電気料金がお得 |
Coincheckガス | ・ガス料金支払いでビットコイン獲得 ・料金の3%分のビットコイン付与 ・決済プランの変更でガス料金がお得 |
貸暗号資産サービス | ・暗号資産を貸し出して利益を得る ・最大年率5%で暗号資産が増える ・コインチェックの取扱通貨が対象 |
Coincheck NFT | ・デジタル資産(NFT)を取引 ・NFT購入時に発生する手数料が無料 ・コインチェックの取扱通貨1で取引 |
コインチェックでは、積立や公共料金の電気・ガスの支払い、デジタル資産(NFT)を取引するマーケットなど、独自のサービスを利用できます。なお、積立や貸暗号資産は、銀行の積立や金利を暗号資産に置き換えて受けられるサービスとして活用できます。
コインチェックの良い評判と口コミ
良い口コミ | ・アプリが見やすく初心者にわかりやすい ・取引手数料が無料 ・金融庁公認でセキュリティ面も安心 |
コインチェックの良い評判・口コミでは、取引アプリが初心者でもわかりやす、取引手数料が無料という声が見受けられました。また、仮想通貨チャートの見やすさ、金融庁公認でセキュリティ面も安心して利用できると評価されています。
アプリが見やすく初心者にわかりやすい
取引手数料が無料
金融庁公認でセキュリティ面も安心
コインチェックの悪い評判と口コミ
悪い口コミ | ・販売所のスプレッドが広い ・アプリ版で取引所がない ・サポート体制が悪い |
コインチェックの悪い評判・口コミでは、販売所のスプレッドの広さに対して多くの意見がありました。また、アプリは使いやすいのに取引所が利用できない、サポート体制が悪く問い合わせも間々ならないとの声があがっています。
販売所のスプレッドが広い
アプリ版で取引所がない
サポート体制が悪い
コインチェックのサポート体制の悪い評判・口コミでは、厳しい意見が見られるものの、全て古いツイートによるものです。2024年現在、著者が利用する限りでは、サポート体制に不備なく、AIチャットなどで即対応していることを確認済みです。
コインチェックの5つのメリット
1.取扱銘柄数が30種類と国内最大級
コインチェックは、取扱銘柄数が31種類と国内最大級の仮想通貨の取引を行えるのがメリットです。販売所では28種類、取引所では20種類の仮想通貨を取引手数料無料で売買できます。
また、2023年3月には、FNCT(フィナンシェトークン)が取引所の取扱通貨に追加されました。過去には、NFTゲームで有名なThe Sandboxの仮想通貨SANDが追加されるなど、今後も仮想通貨の取扱数が増えると想定され、利便性がさらに高まるでしょう。
2.スマホアプリの操作性抜群!初心者におすすめ
手順 | 操作内容 |
---|---|
1 | 購入する仮想通貨を選択 |
2 | 購入ボタンをタップ |
3 | 購入金額を入力 |
4 | ボタンをタップして購入 |
コインチェックは、スマホアプリの操作性が非常にわかりやすく、仮想通貨取引が完了するまでの手順が簡単です。取引手順がシンプルかつ、取引画面が直観的で次に操作で迷うことがないので、仮想通貨取引を始めて利用する初心者の方におすすめです。
3.取引手数料無料で気兼ねなく売買
コインチェックは、仮想通貨取引の手数料が無料で気兼ねなく売買できるのが利点です。業者とユーザーで取引を行う販売所はもちろん、他の取引所で手数料が発生するケースが多い、取引所の売買でも手数料が掛からず利用できるのが特徴です。
4.マネックスグループ経営でセキュリティが安心
コインチェックは、上場企業のマネックスグループが経営しており、セキュリティ体制にも信頼を置ける取引所です。過去に起きたハッキング事件を皮切りに、親会社がマネックスグループに変わったことで、セキュリティ体制がより盤石になったと言えます。
公式サイトで偽サイトや不正利用の注意喚起
コインチェックは、公式サイトのニュースより、偽サイトやアカウントの不正利用などの情報をユーザーに注意喚起してくれるのも利用メリットです。仮想通貨関連の情報は、故意に調べないとわからないことが多い中、公式サイトをチェックするだけでリスクを防止できます。
5.仮想通貨取引以外のサービスが充実
コインチェックは、仮想通貨取引以外のサービスが充実していることがポイントです。仮想通貨の積立や金利のサービスのほか、公共料金の支払い設定で、ビットコインを獲得できるほか、ビットコイン決済のプランで支払い料金の割引も受けられます。
コインチェックの2つのデメリット
1.販売所のスプレッドが広い
コインチェックは、他の仮想通貨取引所よりスプレッドが広く、販売所で業者と取引するときに発生するスプレッド(見えない手数料)の高さが懸念です。スプレッドが広いほど、取引手数料が多くなるので、よく取引する仮想通貨次第では他の取引所を利用しましょう。
2.レバレッジ取引のサービスが終了
コインチェックでは、レバレッジ取引のサービスが終了しており、利用自体ができません。レバレッジ取引は、証拠金を担保に保有資産以上の取引を行るので、レバレッジ取引も視野に入れて口座を開設するなら、他の取引所を開設しましょう。
レバレッジ取引とは | ・保有資産以上の取引を行えるシステム ・証拠金を担保に何倍もの金額で取引する方法 ・儲けが多い反面、損失が大きく初心者には向かない |
コインチェックの手数料は高すぎる?他社と比較
取引所名 | 販売所 | 取引所 | 入出金・送金 |
---|---|---|---|
Coincheck | 無料 | 無料 | 【入金】 銀行振込 ・無料 コンビニ入金 クイック入金 ・770円(3万円未満) ・1,018円(3万円以上) 【出金】 407円 【送金】 0.0005BTC ~0.016BTC |
GMOコイン | 無料 | 【Maker】 -0.01 ~0.03% 【Taker】 0.05 ~0.09% | 【入金】 無料 【出金】 基本:無料 大口出金:400円 【送金】 無料 |
bitFlyer | 無料 | 0.01 ~0.15% | 【入金】 銀行振込 ・各銀行所定額 クイック入金 ・住信SBIネット銀行 無料 ・住信SBIネット銀行以外 330円 【出金】 ・三井住友銀行 220円(3万円未満) 440円(3万円以上) ・三井住友銀行以外 550円(3万円未満) 770円(3万円以上) 【送金】 0.0004BTC |
bitbank | 無料 | 【Maker】 -0.02% 【Taker】 0.12% ※一部銘柄を除く | 【入金】 無料 【出金】 銀行振込 ・550円(3万円未満) ・770円(3万円以上) 【送金】 0.0006BTC |
DMM Bitcoin | 無料 | 取引所なし | 【入金】 無料 【出金】 無料 【送金】 無料 |
取引手数料無料で高いわけでない
コインチェックは、取引手数料無料で仮想通貨の売買ができ、他取引所と比べ特別高いわけではありません。業者とユーザーで取引する販売所、ユーザー同士で取引する取引所ともに無料で取引できるので、頻繁に仮想通貨の売買を行う方への利便性が高いです。
販売所のスプレッドが広い
コインチェックの手数料は、悪い口コミで「コインチェックの手数料が高すぎる」と言う声を聞きますが、販売所におけるスプレッドの広さが要因です。ただし、取引所であればスプレッドがなく、取引手数料無料で売買できるので、他取引所と遜色なく利用できます。
入金・出金の手数料が高い
コインチェックは、入金・出金の手数料を他取引所と比べると高いです。入金は、振込手数料のみ発生する銀行振込の利用、出金であれば出金回数を減らし一度で資金を引き出せば、出金手数料が一律のため、他取引所より安く出金が可能です。
コインチェック口座開設のやり方を動画で解説
手順 | 内容 |
---|---|
1 | アプリをダウンロードして会員登録 |
2 | 本人確認書類の提出 |
3 | 仮想通貨の取引開始 |
コインチェックの口座開設は、公式サイトから会員登録を行い、本人確認書類の提出で手続きは完了します。提出した本人確認書類の審査が通ると、仮想通貨取引を始められます。
1.アプリをダウンロードして会員登録
会員登録手順 | ①公式サイトからCoincheckアプリをダウンロード ②アプリ内下部の「会員登録」をタップ ③メールアドレスを入力 ④パスワードを設定 ⑤確認メールを受信して認証 |
コインチェックの口座開設は、公式サイト右上に表示された「会員登録」か「App Store」「Google Play」でアプリをダウンロードすることで進められます。「会員登録」ボタンから、メールアドレスとパスワードを設定することで会員登録が完了します。
2.本人確認書類の提出
本人確認手順 | ①重要事項に同意 ②電話番号宛に届いた6桁のコードを入力 ③名前・性別・住所など基本情報を入力 ④本人確認書類の提出 |
会員登録後は、本人確認書類を提出します。個人情報の入力を行い、運転免許証やパスポートなど本人確認書類を提出して審査が終わると口座開設が完了します。なお、審査時間は人によって異なり、10分ほどで開設が完了する場合や混雑状況で数日かかるケースもあります。
本人確認書類の種類一覧
本人確認書類 | ・運転免許証 ・運転経歴証明書 ・個人番号カード ・住民基本台帳カード ・パスポート ・在留カード ・特別永住者証明書 |
3.仮想通貨の取引開始
取引開始手順 | ①入金画面で入金方法を確認 ※銀行入金・コンビニ入金・クイック入金の3パターン ②取引画面で購入希望の仮想通貨を選ぶ ③数量を入力して注文 |
仮想通貨の取引は、口座に日本円を入金すればすぐに始められます。入金方法は3パターンあり、入金手数料を抑えるなら振込手数料のみの銀行入金がおすすめです。日本円の入金が完了したら、取引画面で仮想通貨の取引を行えます。
コインチェックでよくある質問
口座は誰でも開設できますか?
口座開設は、年齢制限があります。18歳以上75歳未満の方なら本人確認書類を提出して誰でも開設が可能です。
コインチェックアプリの取引所はどこ?
アプリ版は、取引所がありません。販売所の取引のみとなるので、取引所を利用する場合はWebサイトにログインする必要があります。
コインチェックnftって何?
コインチェックnft(Coincheck NFT)は、仮想通貨でNFTゲームのキャラやアイテムを売買する市場です。口座を持っている方は誰でも利用でき、NFTゲームで有名な「Crypto Spells」や「The Sandbox」などのゲームアイテムの売買ができます。
コインチェックIEOって何?
コインチェックIEOは、企業がトークン(仮想通貨)発行で資金調達を行うことをコインチェックが支援することです。IEOは、取引所への上場を前提に先行販売で参加者に購入してもらい、資金を調達する仕組みです。
コインチェックの評判・口コミまとめ
コインチェックは、仮想通貨取引アプリの使いやすさや、操作性の良さが評判や口コミから高評価を得ています。取引の操作方法が初心者でもわかりやすく、多くの方から支持を受けているが故に、国内取引所アプリダウンロード数No.1の実績を誇っているのも頷けます。
なお、販売所のスプレッドの広さから手数料の悪いイメージを持つ方が見受けられます。実際は、取引手数料無料で利用できるので、取引所で頻繁に仮想通貨の売買を行う方にとって、大きなメリットと言えます。
また、上場企業のマネックスグループへと経営体制が変わったことで、セキュリティ体制がより強固になり信頼性が厚く、『コインチェックでんき』など独自サービスも受けられるので、ぜひ利用してみましょう。