こんにちは、メタバース相談室です。

今回は学校教育におけるメタバース活用のメリット・デメリットを解説していきます。

近年、テクノロジーの進歩により、仮想現実と拡張現実の技術を応用して作られた「メタバース」は、完全な仮想世界を作り上げ、現実と同じような社会や経済システムを構築することが可能といった、メタバースを利用した学習環境が注目されています。

メタバース空間内では、学生が自分のペースで学び、自分でコンテンツを作成することができるようになっています。

また、メタバース内での協調学習も可能であり、世界中の人々が仮想空間上でつながることができます。

これにより、地理的な制約を超え、異なる文化や言語を持つ人々との交流も促進されると期待され、メタバースを利用した学習環境は、従来の教育方法に比べてより自由度が高く、創造性や問題解決能力を養うことできる可能性を持っています。

今回はそんな学校教育におけるメタバース活用のメリット・デメリットを見ていきましょう。

|そもそもメタバースとは

メタバースは、インターネット上で構成される仮想空間のことで、ユーザーが完全な仮想世界を体験できるようにする技術です。

その名前の由来は、「meta(超越した)」と「universe(宇宙)」を組み合わせた造語であり、現実を超えた高次元の世界を表します。

メタバースは、仮想空間内での自由な活動や交流を可能にするため、様々な分野で利用されています。

例えば、今回取り上げる教育分野では、学生が自分のペースで学び、自分でコンテンツを作成することができるようになっています。

また、ビジネス分野では、オンラインでの商取引やリアルタイムでのビジネス会議が可能になります。

さらに、エンターテインメント分野では、リアルタイムでの仮想空間内でのイベントやコンサートが開催され、世界中の人々がつながることができます。

これらのように、メタバースは、私たちの日常生活に大きな影響を与える可能性がある新しい技術です。

詳しい内容は以下の記事で解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

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|メタバースと学校教育が注目されている理由

それでは、メタバースと学校教育が注目されている理由について、以下の内容に沿って解説します。

  • メタバースの普及
  • 教育分野との相性
  • 教育現場でのIT推進

メタバースの普及

2021年末にFacebookが「Meta」へと社名変更したことは大きな注目を集めました。

世界的なSNS企業がメタバース進出へと本格的に舵を切ったことで、本格的なメタバース時代へと突入したのです。

翌年の2022年はメタバース元年といわれ、それ以降は急激にメタバース技術に対する注目が高まっています。

Meta社以外にもGoogle、Microsoft、AppleといったIT企業もメタバースへの参入を表明しており、積極的な投資、開発を進めています。

市場が活性化すればするほど、その技術はより身近なものとなっていきます。

教育現場への普及には多くのメタバース機器が必要となりますが、高品質で安価な製品が広く行き渡りやすい環境ができあがりつつあるのです。

教育分野との相性

メタバース技術の根幹であるVRは、本来パイロットに対するフライトシミュレーターが始まりといわれています。

つまり、もともとが教育を想定した技術開発だったということ。

そのため、メタバースの活用は幅広い教育分野に対してポジティブな影響を与えます。

例えば、3D空間を再現することで、テキスト情報では理解しにくい複雑な状況を直感的に教えられます。

ミクロの世界を再現することや、世界各国の名所をメタバースで訪れるなど、リアルな体験を伴った学習が容易に実現するのです。

従来は遠足でしか行けなかった全国各地の様子などはもちろん、場合によっては歴史的な風景、建造物を目の前にして学習を進められます。

古くは書籍情報だけだった学習が音声、ビデオといった情報へと発展してきました。

そうした技術進歩と同じく、メタバースを通じた仮想的な体験が学習へ与える影響は大きく、その相性も優れていると考えられるのです。

教育現場でのIT推進

現在の教育現場は人手不足や教育体制の改善などを目的として、様々な部分においてIT化が推進されています。

欧米諸国などと比較すると、日本国内はまだまだ後れを取っているといえますが、全国の小中学校で1人1代のPC整備を目指すなど、着実にIT化への流れは進んでいます。

この傾向は新型コロナウイルスの感染拡大と共に加速し、リモート授業といった従来とは異なる教育形態が一気に普及することに繋がりました。

本来は学校の教室に集まり教育を受けるという考えから、オンライン上での学習へと切り替わったのです。

教師、生徒共にオンライン上での学習、IT機器を使用した学習に対する抵抗感が薄れてきた現在、メタバースといった新技術も受け入れられやすくなっています。

メタバース空間を主とした学校も現れるなど、今後もこうした流れは強くなっていくことが想定されるでしょう。

|メタバースを学校教育で活用する事例

すでに国内外において、メタバースを活用した教育事例は数多く存在しています。

こちらでは以下の事例を参考に、メタバースと学校教育の活用事例を紹介していきます。

  • スタンフォード大学
  • 角川ドワンゴ学園
  • 長岡工業高等専門学校
  • 東京大学
  • 順天堂大学
  • 関西外国語大学
  • 認定NPOカタリバ
  • 文星芸術大学
  • AOIメタバース校
  • NPO法人ROJE

スタンフォード大学

アメリカカリフォルニア州に本部があるスタンフォード大学は、世界最高峰の大学として世界的に有名です。

2024年の大学世界ランキングではイギリスオックスフォード大学に次いで2位であり、紛れもなく超最難関大学の1つ。

そんなスタンフォード大学では、Meta社が開発した「Virtual People」と呼ばれるVRシステムが教育カリキュラムに導入されています。

2021年にスタートしたこのプログラムにはすでに数百人規模の学生が参加し、年間150日程度の授業がメタバース空間において行われているのです。

学生はMeta社が開発した「Meta Quest」を使用し、授業の大半をメタバース上で進めています。

角川ドワンゴ学園

インターネットの総合エンターテイメント企業として幅広い活動を進めるドワンゴは、通信制高校を運営しています。

角川ドワンゴ学園の普通科では、2021年よりVRを活用した授業が導入されているのです。

生徒にはVR機器を配布するなど、VR内での学習負担を極力削減しています。

すでに、角川ドワンゴ学園で販売する教材の多くは、VRでの学習に対応した内容となっています。

紙ベースでの読み書きが基本であった授業内容が、VRを通じた体験型へと移行しつつあります。

3D教材や歴史上の遺産、遺跡にふれるなど、疑似体験を通じた学習は記憶により残りやすくなるでしょう。

長岡工業高等専門学校

新潟県長岡市に位置する長岡工業高等専門学校では、メタバースを利用したバーチャルキャンパスを実施しています。

メタバース空間にはキャンパスだけではなく、ラウンジやセミナールームといった施設が再現されるなど、現実世界と限りない近い環境となっています。

メタバース内で使用するアバターは自身で自由にカスタマイズできますので、生徒の好みに応じたオリジナルアバターの作成が可能。

自分だけのアバターを通じて自由闊達な交流が気軽に実現するのです。

メタバース内のイベントによっては、全国各地の学生や一般利用者の参加もできます。

そのため、通常の学校環境では難しい外部との交流、自由なディスカッションが気軽に行えるのです。

東京大学

言わずと知れた日本最高峰の大学である東京大学にも、メタバースを活用した事例が存在しています。

2022年の学生サークル新入生歓迎オリエンテーションが、メタバース空間を通じて実施されたのです。

新入生は自身のスマホやPCを通じてメタバース空間に再現された「バーチャル東大」に入場。

そこで各サークルの説明を受けられたのです。

メタバース空間には東京大学の様々なスポットが再現されており、中でも安田講堂前広場では数多くの参加者が集まり交流が行われました。

今後は新入生歓迎オリエンテーションだけではなく、学内外の交流、研究といった幅広い活動での利用が検討されています。

順天堂大学

東京都文京区に本部を置く順天堂大学は、医療サービスである「順天堂バーチャルホスピタル」を展開しています。

こちらは順天堂大学とIBMが共同で取り組む、医療とメタバースの組み合わせです。

こうした事例は国内ではまだまだ例が少なく、各業界からの注目を集めています。

「順天堂バーチャルホスピタル」では、順天堂医院の中をいつでも自由に訪問でき、各フロアや診察室、処置室といった場所へも立ち入りできます。

実際の通院前に院内をゆっくりと回ることで、現実世界での通院に対する心理的なハードルが解消できるでしょう。

また、入院患者と外部の人が交流できる「コミュニティ広場」や、アバターを通じた治療体験など様々な取り組みが検討されています。

関西外国語大学

関西外国語大学は、アメリカテネシー大学ノックスビル校と海外協定校を結んでいます。

2022年2月から3月にはテネシー大学が主催する、オンラインでの文化コミュニケーションプログラム「Friends Across the Sea」が開催。

春休み期間を利用し、関西外国語大学を含めた国内の大学生が参加し、語学力やプレゼンスキルを磨きました。

関西外国語大学ではこれまでもIEP(個別指導計画)などのオンライン国際交流プログラムを推進してきましたが、メタバースを利用した取り組みは今回が初めて。

参加者からは「アバターを通じたリアルな体験」が好評となり、新しい教育体制の可能性を見出しました。

今後は独自空間の構築、イベントなどが検討されるなど、さらなる活用が期待されています。

認定NPOカタリバ

認定NPOカタリバは、どんな環境に育っても「未来は創り出せる」と信じられる社会を目指し、2001年に設立されました。

こちらでは不登校の子どもたちに対して、新たな居場所としてメタバース空間を提示しています。

自身のアバターを通じてメタバース空間にアクセスすると、会議システムが自動的に立ち上がります。

会議システムを通じて、様々な学びが受けられるのです。

教育環境を提示するだけではなく、不登校の子どもたちと学校を繋ぐ役割としてもメタバースは活用されています。

メタバース上にはスタッフが存在しており、様々な取り組みを推進。

メタバースの活用によって支援リソースの不足を補い、さらなる価値を創造するために試行錯誤されているのです。

文星芸術大学

栃木県宇都宮市に本部を置く文星芸術大学では、アバターのデザインを通じたメタバース空間活用が実施されています。

生徒は自身でデザインしたアバターを活用し、メタバース内の教室において講義が受けられます。

メタバースを通じて行われるため、県外といった遠方からでも気軽に参加できるのです。

リモート授業はコロナ禍によって急速に普及しましたが、メタバースの活用は今後もますます広がる可能性は高いといえます。

アバターを通じて講義を受けることで、より積極的に質問できる環境ができあがるといいます。

DX人材育成といった面でもメタバースの活用は効果が高く、今後の可能性に期待されているのです。

AOIメタバース校

卒業後の夢から逆算したカリキュラム設計が特徴である、総合型選抜専門塾AOIはメタバースを活用した教育体制を積極的に構築しています。

そのため、日本全国はもちろん海外からの通学が実現しており、すでに実績は現実世界の教育体制にも劣らないほどです。

メタバース校には地方在住の生徒や、部活で日々時間がとれない生徒が集まり、日々様々な交流が行われています。

対面で会ったことのない生徒同士でも友情が生まれ、実際の学校と遜色ない学生生活が実現されているのです。

遠隔での交流、世界中の友人ができるといったメタバースの強みを活かした取り組みであり、今後もその活用の幅は広がることが想定されています。

NPO法人ROJE

NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)は、ギフテッド傾向などにより通常の学校に馴染み難さを感じている子供へメタバース空間を提供しています。

メタバース空間上には「できる〜む」と名付けられたフロアが存在しており、そちらでは自由なアバターを通じた交流が可能。

雑談やゲームができるブースに枝分かれしており、それぞれの好みに応じた過ごし方が選択できます。

雑談ブースでは歴史、生き物、宇宙といった好みのジャンルについて話したり、専門的な知識を教えてもらったりできます。

ゲームブースではマインクラフトといったメタバースゲームも楽しめるなど、最新技術を遊びながら気軽に身につけられるのです。

|メタバース内の高校も登場する

メタバースに存在する高校を卒業すれば、実際の高校卒業資格が認定される学校も存在しています。

勇志国際高等学校「メタバース生」では、入学生にVR機器を無償提供し、メタバース空間を通じて授業を進行させてきます。

従来のオンラインツールを活用した教育体制とは異なり、3D空間を通じた交流が実現することから、気が合う友人が見つかりやすいという特徴を持っているのです。

全国各地からメタバースを通じて集まるため、生徒の個性も幅広くなります。

近隣の高校に通うよりも人との出会いの幅が広がり、新鮮な体験を味わいやすくなるでしょう。

2024年入学生、転入生も募集されており、今後のさらなる発展が期待されるメタバース生。

同様の事例はこれから増えていくことが考えられます。

|メタバースを教育で活用するメリット

メタバースを教育に活用することで、学生が自由度の高い学習環境で創造性や問題解決能力を養い、異なる文化や言語を持つ人々と交流することが可能になります。

また、リアルタイムでのコラボレーションやアクティブラーニングが可能になり、より効果的な学習が期待できます。

さらに、場所や時間に縛られずに学ぶことができるため、フレキシブルな教育が実現できます。

メタバースを活用することで、より自由で創造的な教育環境が実現され、学生たちの可能性を広げることができます。

地理的・時間的制約からの解消

メタバースの教育分野での最大のメリットは、地理的・時間的制約からの解消です。

これにより、世界中の学生がオンラインでつながることができ、リアルタイムでのコラボレーションが可能になります。

さらに、従来の学校では知り合うことができなかった人と出会い、学校以外の場所でも友人や悩みを相談できる相手ができる可能性もあります。

また、メタバースでの出席が現実世界でも認められる場合、全国の学生とコミュニケーションが取れるだけでなく、フレキシブルな学習スタイルも実現できます。

これにより、学生は自分自身のペースで学び、興味や関心に基づいた学習が可能になります。

教育分野においては、これらのメリットがより一層発揮され、学生たちの学習環境がより自由かつ創造的なものとなることが期待されます。

仮想世界でしか体験できない授業

メタバースは、現実ではできないような体験を仮想的に再現することができるため、新たな教育体験が期待されます。

メタバースならではの学習体験としては、歴史の授業でのタイムスリップ体験が挙げられます。

仮想空間で歴史的な場面を再現することで、当時の文化や歴史的瞬間に立ち会う擬似体験が可能になります。

また、メタバースを利用した実験やシミュレーションでは、危険な実験を安全な環境下で実施することができます。

これにより、実験を行うために必要な設備や材料の費用や手配にかかるコストを削減しつつ、リスクを回避できます。

さらに、仮想空間では重力や磁気などの物理現象を自由自在に再現することができるため、科学の授業でも実験がよりリアルに行えます。

メタバースは、現実ではできない学習体験を可能にし、学生たちにとって興味深く有益な学習を促進することができます。

学習効率の向上

メタバースでは、生徒は地理的な場所や時間の制約を超えて、世界中の他の生徒と交流し、学習を進めることができます。

また、メタバースでしか体験できない授業を通じて、より深い理解を得ることができます。

危険な実験も安全を確保したまま行いつつ、リアルな体験をでき、学習内容をより実践的なものにすることができます。

例えば、メタバースでは、立体的な学習コンテンツを活用し、生体の臓器の構造や機械の操作方法などをより深く理解することができます。

これにより、生徒たちの学習効率が向上し、より実践的なスキルを身につけることができます。

メタバースは、学校教育にとって、新たな可能性を拓くことができる技術と言えるでしょう。

能動的な学習

メタバースを教育に取り入れることで、能動的な学習が可能となります。

仮想空間のゲーム感覚を利用して、学ぶことが楽しくなるため、受講者たちは自発的にアクションを起こし、学習内容を定着率の向上が期待されています。

また、ゲームの要素や仕組みを他の物事に取り入れる「ゲーミフィケーション」を利用すれば、学習のモチベーションが高まる効果もあります。

アバターを通じて、受講者たちは能動的に行動し、他のアバターとコミュニケーションを取ることで、新しい知識を学びながら自己表現能力も高めることができます。

さらに、体験学習を通じてさまざまなアクションを起こすことで、受講者たちは新しく学んだ知識を実践的なものとしてレベルアップできます。

|メタバースを教育で活用するデメリット

メタバースを教育で活用するデメリットとしては、実際に体験することとは異なる仮想体験になるため、現実世界との違いについて十分に理解できないことが挙げられます。

また、コンピューターやネットワークの障害が発生した場合、授業が中断するリスクもあります。

さらに、デジタルデバイド(情報格差)が存在するため、一部の学生がメタバースでの学習にアクセスできない可能性もあります。

固定費・初期費用がかかる

メタバースを教育で活用する際のデメリットの一つは、固定費や初期費用がかかることです。

ヘッドセットや端末の用意に加え、インターネット回線などの費用が毎月数千円かかる場合もあります。

特にVR用のヘッドセットは高価であり、現在売れ筋のMeta Quest2でも約6万円の料金が必要です。

これらの費用がかかるため、教育機関や生徒・学生にとって負担となる可能性があります。

長時間の利用は悪影響を与える可能性も

メタバースを長時間利用することにより、心身に悪影響を与える恐れがあることが指摘されています。

メタバースを利用する際には専用のヘッドセットを使用することが多く、長時間装着することで「VR酔い」と呼ばれるめまいや吐き気が生じることがあります。

また、長時間のデジタルデバイス使用による目の疲れや肩こりなどの問題も報告されています。

そのため、適度な利用時間や運動やストレッチなどの休憩をとることが重要です。

また、メタバース学習に適した場所や姿勢なども考慮する必要があります。

対応している学校や専用教材が少ない

メタバースを教育で活用する際の課題として、対応している学校や専用教材が少ないという点が挙げられます。

教材の開発には高いコストがかかるため、教材の量産は難しい状況にあります。

また、まだまだ普及途中の技術であるため、対応している学校や教育機関も限られています。

しかし、今後の技術革新により、より多くの学校や専用教材が開発されることが期待されます。

導入先のITリテラシー

メタバースを教育や企業研修に導入する場合、教える側や受ける側のITリテラシーが必要です。

特に教える側のITリテラシーが低い場合、提供する教育や研修の質に問題が生じる可能性があります。

また、企業研修においては、導入に向けた準備が必要であり、一部の大企業では導入が進んでいますが、多くの企業はまだ活用できていない状況です。

教育や研修において、ITリテラシーの向上や導入に向けた準備が必要であることが課題となっています。

|まとめ

今回は、メタバースを教育で活用するメリットとして、立体的な学習内容の理解の促進や体験学習を通じた能動的な学習の実現などを見てきました。

しかし、デメリットとしては、導入には固定費・初期費用がかかり、VR酔いや長時間の学習による心身への悪影響があること、また対応している学校や専用教材が少ないことがあります。

さらに、導入先のITリテラシーによっては、教育の質に影響が出る可能性があることや、企業研修への活用についても導入が進む一方、多くの企業はまだ活用できていない課題も残っています。

メタバースを教育で活用する場合は、これらに注意しつつ新しい教育体験に挑戦してみてはいかがでしょうか。

それでは、次回の記事でお会いしましょう!