今回は、
・メタバースと仮想通貨はどんな関係があるの?
・メタバースでどうやって仮想通貨を購入するの?
・今後メタバースと仮想通貨はどうなっていくの?
など、「メタバース×仮想通貨」に対する疑問を解説していきます。
メタバース関連のおすすめ仮想通貨3選も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を簡単に3分で解説している動画もございますので、ぜひそちらも見ていってください!
目次
|メタバースとは?

昨年10月にFacebookがMetaに社名を変更したことを筆頭に、
世の中の様々なシーンで耳にすることが多くなった『メタバース』。
「meta(=超越する)」と「universe(=宇宙)」を組み合わせて作られた造語で、インターネット上につくられた仮想空間として使われる言葉多い単語です。
メタバースと定義するうえで重視されるポイントがあります。
「空間性」:インターネット上に3Dの仮想空間が存在する
「自己同一性」:自らがアバターとなって空間に参加できる
「同時接続性」:複数のユーザーが同じ空間を共有できる
「創造性」:自由に空間内にオブジェクトを作成できる
「経済性」:仮想空間内で売買が発生し経済活動ができる
「アクセス性」:PC・スマートフォン・VRデバイスなどで場所問わず空間に参加できる
「没入性」:VRデバイスなどであたかもその世界にいるかのような体験ができる
これらすべてを完全に満たすメタバースはまだありませんが、
空間内にアバターとして参加し、他のユーザーとコミュニケーションをとったりイベントを楽しんだりできる概念がメタバースです。
|メタバースと仮想通貨の関係性とは?

メタバースと仮想通貨との関係を理解するために、まずはNFTについて解説します。
NFT(Non-fungible-token)は日本語で非代替性トークンと訳され、
一般的には「改ざんや不正がしづらい電子証明」とされています。
デジタルデータにNFTを紐づけることで、デジタルデータ一つひとつに異なる価値を付加することができ、
そのデジタルデータがこの世に一つしかないものであることの証明となります。
例えばゲームで考えた際、『鉄の剣』はどれも同じ価値の『銀の剣』です。
しかし、メタバース上では誰々が使っていた『銀の剣』とそれぞれに別の価値が付加されることになります。
メタバース上の多くのアイテムはNFTであり、そのため現実同様に仮想のアイテムや土地などの資産の取引に仮想通貨が使用されます。
よって、メタバースと仮想通貨との関係は、「メタバース」上で作られたデジタルデータに固有の価値を付加するために「NFT」が使われており、
それを取引するために「仮想通貨」が使われている、ということになります。
|メタバース関連の仮想通貨の選び方
メタバースと仮想通貨の関係性をご紹介しましたが、結局どの仮想通貨を利用すればいいのかわかりませんよね。
ここからはメタバース関連で利用したい仮想通貨の選び方について解説していきます。
・利用したいサービスのものかチェック
メタバースプラットフォームではそれぞれ独自の仮想通貨を発行しています。
まず初めに、利用したいメタバースやゲームに対応した仮想通貨なのか確認しましょう。
下調べもせずに仮想通貨を購入して、いざメタバースを始めてみたら対応していなかった…ということがないように、
事前の確認は重要です。利用するプラットフォームサービスは将来性の高いものを選ぶと良いでしょう。
- 始めやすいか
- プラットフォーム独自の魅力があるか
- アクセス数が安定しているか
- 定期的にアップデートが入っているか
以上、4つのポイントを踏まえたプラットフォームに対応している仮想通貨を購入するのがおすすめです。
・将来性や規模感をチェック
仮想通貨を購入したのに、すぐ価値が暴落してしまった…という失敗をしないために、将来性や規模を調べることは必須です。
長期的に仮想通貨を利用する上では外せないポイントになっています。
「信用度・信頼度」「時価総額」「取引量」「値動きの幅」「開発のスポンサー企業数」などを押さえておくと大きな失敗を防げます。
「信用度・信頼度」をチェックするにはホワイトリストから選ぶのがベストです。
「時価総額」は100~300億円以上が最低目安になっています。
「取引量」は短期売買を考えている人は「30億円/日」をひとつの基準に持っていると良いです。
上記の目安を知っていることで、長期的に安定した仮想通貨選びに失敗するリスクは大幅に減らすことができるでしょう。
・注目度が高いかチェック
仮想通貨を選ぶポイントとして、注目度も非常に重要になってきます。
なぜなら、注目度が高い=価値が上がりやすいと言っても過言ではないからです。
ニュースのトピックやCMでよく目に入り、大手企業からの出資などがあった場合、多くの人々がその通貨を利用しようと動きます。
そうなることで、取引量も増え、時価総額も上がり、それを聞きつけた人々がまた利用するという好循環を生み出すことができます。
流行りものに飛びつくようで気が引ける人もいるかもしれませんが、
注目されているものには注目されるだけの理由があります。
その理由を注意深く見分けることができれば、仮想通貨選びもより簡単になるでしょう。
|メタバース関連の仮想通貨 おすすめ4選
仮想通貨の選び方について解説してきましたが、「実際のところ、どの仮想通貨を購入すればいいのか。。。」という方も少なくないはず。
ここからは、具体的にメタバース関連銘柄のおすすめをご紹介します。
・SAND(The Sandbox)

出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/the-sandbox/
価格:約175円
時価総額:約2149.5億円
国内取引所:なし (2022.5.18現在)
最初に紹介するSANDは、「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」というメタバース・NFTゲームに対応している仮想通貨になります。
2021年11月に約106億円もの資金調達を行い、ソフトバンクも投資を行った大注目の銘柄です。
ゲーム内に『LAND』という土地があり、その土地がすべてNFT化され取引されています。
海外のアーティストがThe Sandbox内に家を作ったり、ライブを行ったりして話題になりました。
国内取引所での取扱がないのですが、ゲームの人気度とSANDの価値が連動されることが予想されているので、
少額でも持っておくと将来的に跳ね上がるかもしれません。
・Enjin coin(Enjin Platform)

出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/enjin-coin/
価格:約90円
時価総額:約121.3億円
国内取引所:コインチェック、GMOコイン (2022.5.18現在)
次に紹介するEnjin coinは、オンラインゲームプラットフォーム「Enjin Platform」で使用できる仮想通貨です。
Enjin Platformではマインクラフトも楽しめることから人気が広がっています。
世界で2,000万人を超えるユーザーを抱えており、
実需での利用も広げられる可能性があります。
また、SAMSUNGやMicrosoftとの提携も進んでおり、将来的な拡大も見込めます。
Enjin coinはコインチェック、GMOコインと国内にも取引所があるため、比較的取引しやすい銘柄と言えるでしょう。
・AXS(Axie Infinity)

出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/axie-infinity/
価格:約2703円
時価総額:約2181.7億円
国内取引所:なし (2022.5.18現在)
続いて紹介するAXSは、2018年のリリース後、
世界中で大人気のNFTゲーム「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」で使われている仮想通貨です。
アクシーと呼ばれるNFTキャラクターを育成し、バトルさせ、
上位ランキングに入ることでAXSを獲得できます。
また、アクシーを他のユーザーからレンタルし、収益を分配しながらプレーするスカラーシップというシステムもあります。
このシステムを利用することで、高額な初期投資を押さえて利用開始できるようになっています。
・MANA(Decentraland)

出典:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/decentraland/
価格:約154円
時価総額:約2297.5億円
国内取引所:なし (2022.5.18現在)
最後に紹介するのはMANA。
メタバースプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」内で、コンテンツの取引ができる仮想通貨になります。
DecentralandもThe SandboxのようなNFTゲームが可能で、
より精密なCGを活用しているため非常に没入感のある体験ができます。
2021年10月にはパリス・ヒルトン参加の音楽イベントが開催され、MANAの時価総額は1週間で約300%も上昇しました。
この際に時価総額は一時60億円を突破したとされています。
コカ・コーラなどとの大規模プロジェクトも行われているため、この先も目が離せない銘柄です。
|仮想通貨を購入できるおすすめ取引所
ここまで紹介してきたSANDやMANA、AXSなどメタバース関連の仮想通貨は、ほとんどが海外開発です。
そのため国内取引所で扱っていない仮想通貨を取引したい場合、
海外の仮想通貨取引所で口座開設する必要があります。
ここからはおすすめの取引所と、仮想通貨の購入の仕方を紹介していきます。
・Coincheck(コインチェック)

出典:https://coincheck.com/ja/
・国内最大級のアルトコインの取り扱い
・初心者にも使いやすいスマホアプリ
・取引サービスも豊富
初めに紹介するのはコインチェックです。
皆さんCMなどで一度は目にしたことがあるかと思います。
コインチェックは仮想通貨の国内の取扱数トップレベルとなっています。
また、スマホアプリの使いやすさにおいても国内トップレベルの評判で、誰でも簡単に仮想通貨を買うことができます。
手数料が比較的高いことやレバレッジ取引サービスがない部分が多少ネックですが、取扱通貨の多さからも持っておいて損のない取引所と言えるでしょう。
さらに、NFTアートを取引できるマーケット「Coincheck NFT(β版)」も人気の理由になっています。
口座開設(無料)はこちらから↓
・GMOコイン

出典:https://coin.z.com/jp/
・安心のGMOインターネットグループ
・ビットコンを含め豊富な20銘柄が1000円未満から購入できる
・豊富な取引サービスで初心者から上級者まで使える
次に紹介するのはGMOコインです。
CMで使用されている音楽がかなり耳に残ります。
グループ企業には証券・FX会社がある「GMOインターネットグループ」が、強固なセキュリティと運営体制で安心・安全の取引を提供しており、信頼性抜群です。
仮想通貨取引所の中でも国内最多の仮想通貨の取り扱いがあることや、初心者から上級者まで使うことができる豊富な取引ツールがあります。
特にGMOコインのスマートフォンアプリは初心者でも使いやすいと非常に好評です。
初心者でどこで始めるか迷ったらGMOコインで初めて見るのも良いでしょう。
・DMM Bitcoin(DMM ビットコイン)

出典:https://bitcoin.dmm.com/
・取引手数料、送金手数料が無料!(BitMatch取引手数料を除く)
・徹底されたセキュリティー運用体制
・初心者でも電話&LINEで解決。安心のカスタマーサポート
続いて紹介するのはDMM Bitcoin。
なんといってもDMM Bitcoinの強みはレバレッジ取引ができるアルトコイン数が国内No.1という所でしょう。
現物取引よりもレバレッジ取引を中心に行いたいと考えている人には最適な取引所と言えるでしょう。
また、DMM Bitcoinはサポートが手厚いと言うことでも非常に好評です。
LINEサポートで土日祝日含め365日問い合わせ可能なので、初心者の方にも優しい取引所です。
|メタバースの仮想通貨の購入方法
メタバース関連の仮想通貨の購入には、国内取引所か海外取引所の利用が必要です。
どちらの場合もまずは、国内取引所で仮想通貨を購入する必要があります。
これから、メタバース関連の仮想通貨を購入する手順を紹介します。
・国内取引で購入する方法
現在、国内の仮想通貨取引所で手に入れることができるメタバース銘柄は少ないですが、
先ほど紹介したEnjin coinは、コインチェックとGMOコインで購入することが出来ます。
また、「The Sandbox」のゲーム内の土地「LAND」は、コインチェックのNFTマーケットであるCoincheck NFT(β版)で、販売が行われています。
以下のような手順で行うのが一般的です。
① 国内取引所で口座を開設
② 国内取引所で仮想通貨を購入
③ 購入した仮想通貨をMetamaskへ送金し一括管理
④ 使用したい各種プラットフォームで利用
国内の取引所から簡単に購入できるので、メタバース関連銘柄の購入を考えている方は、思い切って口座開設してみてはいかがでしょうか。
・海外取引所に送金し、購入する方法
メタバース関連の仮想通貨の多くは、海外取引所で購入することが可能になっています。
海外取引所でしか取り扱われていない仮想通貨を取引したい人は、
以下のような手順で行うのが一般的です。
① 国内取引所で口座を開設
② 国内取引所で仮想通貨を購入
③ 購入した仮想通貨を海外取引所へ送金
④ 海外取引所でメタバース仮想通貨を購入
⑤ 購入した仮想通貨をMetamaskへ送金し一括管理
⑥ 使用したい各種プラットフォームで利用
海外取引所は日本円で取引できないため、
事前に国内取引所でビットコインやイーサリアム等を購入してから海外取引所へ送金するようにします。
|メタバース仮想通貨銘柄の今後の将来性
2022年がメタバース元年と評され、ここからメタバースの波が次々と押し寄せてくることは疑いようもない気もしますが、実際のところはどうなのでしょうか?
メタバースと関連銘柄の今後について「投資対象」「企業参入」の2つのキーワードで見ていきましょう。
・投資対象として注目されている
メタバースやNFTなどの最先端技術が投資対象として非常に有用なものであるとされており、数々の大手企業がメタバース関連に出資をしています。
例えば、バトルロイヤルゲームの「フォートナイト」の開発会社に対して、ソニーグループが2億ドルを超える出資を2度行なっています。
他にもソフトバンクがThe Sandboxに出資をしたり、
Microsoftや中国のIT企業テンセントなどもメタバースに出資しており、多くの企業が投資対象としてメタバースに注目を集めています。
また、NFTの広まりによって、企業だけでなく、個人の投資対象としても拡大してきています。
・多くの企業がメタバースに参入している
また、出資だけではなく、メタバース開発に着手した大手企業も数多くいます。
カナダのコンサル会社Emergen Researchによると、
世界のメタバース市場は2020年の約477億ドル(約5兆7000億円)から年平均43%で成長し、
2028年には約8300億ドル(約100兆円)に達すると予想しています。
メタバース関連市場は将来の成長余地が大きいとして、様々な企業がメタバース関連事業の取り組みを強化しています。
・Meta(旧Facebook)
・NIKE
・Disney
・Microsoft
・amazon
・NTT
・任天堂
・SONY
・凸版印刷
・グリー
国内外で数多くの企業がメタバース参入を進めており、
今後爆発的に市場拡大が進むと考えられています。
・今後参入障壁が下がり、多くのユーザーが利用する
まだ、メタバースは娯楽物でしかなく、法整備もしっかりしたものはまだ整っていません。
しかし、今後メタバースは現実世界の代替として必需品として普及していくと考えられます。
先ほども述べた通り、2028年には市場規模が100兆円にまで成長する予想もあります。
そういった背景のもと、より多くの企業でメタバース参入が進み、一般社会にも浸透していくことで多くのユーザーが利用できる基盤が整うでしょう。
それに伴い仮想通貨の流入量も増え、経済が活性化するのではないでしょうか。
|まとめ
ここまで、メタバースと仮想通貨の関係からメタバース関連の仮想通貨の今後まで解説してきました。
これからもメタバース市場の拡大に伴って、メタバース関連銘柄の価値も高まっていくことでしょう。
その波に乗り遅れる前に、皆さんもぜひ仮想通貨の口座開設をしてみたらいかがでしょうか?